ジャパネット本間ゴルフセットの評判は本当?口コミを検証

ジャパネット 本間 ゴルフ セット 評判 本間

こんにちは!ゴルフの「あーでもない、こーでもない」を探求する、19番ホール研究所のthe19thです。

テレビの通販番組、特にジャパネットたかたで紹介される本間ゴルフセット、ついつい見入ってしまいませんか?魅力的な価格と、プロが解説する性能の良さに「これは!」と思ってしまうものですよね。その評判、めちゃくちゃ気になりますよね。特にゴルフを長年楽しんできたシニア層や、一度は離れたけどまた始めたくなった初心者の方に絶大な人気を誇ると聞きますが、「本当にそんなに良いの?」「安かろう悪かろうで、後で後悔しないかな?」なんて、正直なところ疑問や不安が頭をよぎることもあるかと思います。主力モデルであるT//WORLD ZEROや、高級感あふれるRoyal Starといったモデルの名前は聞くけれど、具体的な違いも分かりにくいですし、ネット上の口コミを調べてみると「驚くほど飛ぶようになった!」という絶賛の声もあれば、「期待したほど飛ばない…」なんていう少し残念な意見もあって、一体どちらの評判を信じればいいのか迷ってしまいますよね。さらに、非常にお得に見える下取りキャンペーンの詳しい仕組みや、もし万が一自分に合わなくて手放すことになった場合の中古価格の相場まで、購入を決断する前に知っておきたいことは山積みだと思います。

この記事では、そんなあなたの尽きない疑問やモヤモヤをスッキリ解消するために、ジャパネットたかたで販売されている本間ゴルフセットの評判を、性能、価格、口コミといった様々な角度から、どこよりも詳しく、そして正直に徹底的に掘り下げていきます。購入してから「こんなはずじゃなかった…」なんてことにならないよう、この記事をあなたの賢いクラブ選びの羅針盤として、ぜひ最後までじっくりとチェックしてみてくださいね。

  • ジャパネット限定モデルの具体的な性能と本当にターゲットに合っているのか
  • なぜ「飛ぶ」「飛ばない」と口コミ評判が真っ二つに分かれるのか、その明確な理由
  • 市販されている本間ゴルフのクラブとの本質的な違いと、下取り価格の妥当性
  • 膨大な情報の中から、最終的にあなたがこのゴルフセットを買うべきかどうかの見極め方
スポンサーリンク

ジャパネット本間ゴルフセットの評判は本当か?

それでは早速、ジャパネットの本間ゴルフセットの核心に迫っていきましょう。まずは、クラブの性能面にまつわる評判の真相からです。多くの口コミで目にする「シニア・初心者向け」というキーワードは、具体的にどのような設計思想に基づいているのでしょうか。主力モデルである「T//WORLD ZERO」と「Royal Star」の具体的な特徴を、技術的な側面も交えながら分析し、その本当の実力に迫ります。

口コミで人気のシニア・初心者向け設計

ジャパネットの本間ゴルフセットが、特にゴルフ経験の長いシニア層や、ブランクを経てゴルフに復帰したリターンゴルファー、そして競技志向ではなく純粋に楽しむことを目的とするエンジョイ派の初心者に、これほどまでに強く支持されているのには、非常に明確で合理的な理由が存在します。

その最大の理由は、多くのゴルファーが一度は直面する、あの「果てしなきクラブ選びの煩わしさ」という名の迷宮から完全に解放してくれる点に尽きるかなと、私は考えています。

年齢を重ねるにつれて、昔のように体が回らなくなり、ドライバーの飛距離が落ちてきた…。どんなに練習しても、スライスが止まらずOBゾーンに吸い込まれていく…。 「そろそろクラブを買い替えたいけど、世の中には無数のメーカーとモデルがあって、一体どれが今の自分に本当に合うのか、正直なところ全くわからない」。そう感じている方は、実はすごく多いのではないでしょうか。

こんな「ゴルファーあるある」な悩みを丸ごと解決!

  • 全盛期に比べてドライバーの飛距離が20ヤード以上落ちた(200ヤードの壁が厚い)
  • 右に大きく曲がるスライスが持ち球になってしまっている
  • 膨大なゴルフクラブの中から、自分に合う一本を選ぶのが面倒で先延ばしにしている
  • シャフトの硬さや重さ、トルクといった専門的なスペックの話は苦手…

ジャパネットの本間ゴルフセットは、まさにそういった悩みを抱えるゴルファーのために「これさえあれば、もう何も悩まなくて大丈夫ですよ」という、明快な答えを提示してくれます。ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、そしてパターに至るまで、すべてのクラブの振り心地がスムーズに繋がるように、重量フロー(クラブの重さの流れ)やシャフトの特性が緻密に計算され、統一されています。これにより、クラブを持ち替えるたびにスイングのタイミングが変わってしまい混乱する…といったことが劇的に少なくなるんですね。この「全部お任せできるという絶大な安心感」こそが、他の単品クラブにはない、セット販売ならではの最大の魅力であり、人気の源泉と言えるでしょう。

T//WORLD ZEROのやさしいスペック

さて、具体的なモデルを見ていきましょう。「T//WORLD ZERO(ツアーワールド ゼロ)」は、本間ゴルフが誇るアスリート向けトップブランド「TOUR WORLD」の名前を冠しています。この名前に、少し難しいクラブなのでは?と身構えてしまう方もいるかもしれませんが、ご安心ください。その実態は、ブランドイメージの持つ「カッコよさ」はそのままに、機能性をアベレージゴルファー向けに完全に振り切った、非常にやさしいモデルなのです。

ドライバーは「高弾道」と「ボールのつかまり」が最優先

T//WORLD ZEROドライバーの設計思想は極めてシンプルです。それは、とにかく楽にボールを高く上げて、スライスさせずにフェアウェイに運ぶこと。その目的を達成するために、様々な工夫が凝らされています。

  • 安心感抜群のシャローバック形状: ヘッドの後方部分が低く、長く設計された形状です。これにより重心が深くなり、ゴルファーが特別な意識をしなくても自然とボールが上がりやすくなります。また、構えた時にヘッドの投影面積が大きく見えるため、「しっかり当てられそう」という視覚的な安心感を与えてくれます。
  • 物理的に最もやさしい10.5度のロフト角: ヘッドスピードが落ちてきたシニア層が、ボールを高く打ち出してキャリー(空中を飛んでいる距離)を最大化するための、いわば黄金スペックです。近年の低スピン系ドライバーとは一線を画し、適度なスピン量でボールを空中に長く滞在させることを狙っています。
  • オートマチックにしなる軽量シャフト (VIZARD ZERO): シャフト重量は40g台後半から50g台前半と非常に軽く、体力に自信がない方でも最後まで楽に振り抜くことができます。さらに重要なのが「トルク」という数値。このシャフトはトルクが多めに設定されており、ダウンスイングでシャフトが自然にしなり戻り、インパクトでヘッドが返る動きを強力にアシストしてくれます。まさに「シャフトが仕事をしてくれる」感覚で、スライスを劇的に軽減してくれるんですね。

T//WORLD ZERO ドライバー スペック目安

このスペック表からも、振りやすさとボールの上がりやすさを最優先している設計思想が読み取れますね。

スペック項目 SRシャフト Rシャフト 主なメリット
ロフト角 10.5度 10.5度 低スピンになりすぎず、キャリーを確保しやすい
長さ 45.75インチ 45.75インチ やや長尺仕様で、遠心力を利用してヘッドスピード向上を狙う
総重量 約298g (推定) 約295g (推定) 300gを切る軽量設計で、振り遅れを防ぎ、疲れにくい
バランス D1 D1 ヘッドが効きすぎていないため、シャープに振り抜ける

※数値はあくまで推定値を含みます。製品の製造時期や個体によって若干の誤差がある場合があります。

アイアンは現代的で「賢い」番手構成

セットの価値を大きく左右するアイアンの構成も、非常によく考えられています。一般的なアイアンセットにありがちな5番アイアンを潔く抜き、その代わりにアマチュアの強力な武器となる22度と25度のユーティリティ(UT)が標準装備されている点が最大のポイントです。正直なところ、多くのアマチュアゴルファーにとって、ロフトが立ったロングアイアンで高さのある球を打つのは至難の業です。そこを、重心が深くボールが上がりやすいユーティリティに置き換えることで、これまで2打でグリーンに乗らなかった150~170ヤードといった距離も、楽に狙っていける可能性が飛躍的に高まるのです。これはスコアメイクにおいて、非常に大きなアドバンテージになります。

Royal Starは本当に飛ぶのか?

もう一方の雄、「Royal Star(ロイヤルスター)」は、T//WORLD ZEROよりもさらにプレミアム感を高めたモデルとして位置づけられています。ゴールドを基調とした高級感あふれるデザインは、かつての本間ゴルフの名器を知るゴルファーの琴線に触れるものがありますね。所有する喜び、という点ではこちらに軍配が上がるかもしれません。

では、その性能はどうなのか。「Royal Starは本当に飛ぶのか?」という、最も気になる疑問に答えていきましょう。結論から言えば、「特定のゴルファーにとっては、劇的に飛距離が伸びる可能性を秘めている」というのが私の見解です。

その秘密は、このクラブに搭載された2つのコアテクノロジーにあります。

テクノロジー①:Wスリット効果によるボール初速アップ

Royal Starのヘッドのソール(底面)やクラウン(上面)には、特徴的な2本の溝(スリット)が配置されています。これは本間ゴルフが長年培ってきた技術の応用で、インパクトの瞬間にヘッド全体が大きくたわみ、その復元力を使ってボールをトランポリンのように強く弾き出す効果があります。これによりボール初速が向上し、飛距離アップに直結します。さらに素晴らしいのは、この効果がフェースの芯を少し外して打ってしまったオフセンターヒット時にも発揮される点です。ミスヒットに対する寛容性が高いため、平均飛距離の向上が大いに期待できるんですね。

テクノロジー②:ドローバイアス設計という「スライスの特効薬」

もう一つの核心技術が、「ドローバイアス設計」です。これはヘッド内部の重心を意図的にヒール(シャフト側)寄りに設計することで、スイング中にフェースが自然と閉じる(ターンする)動きを促すものです。年齢と共に体の回転が難しくなり、振り遅れによるスライスに悩む多くのシニアゴルファーにとって、これはまさに「スライスの特効薬」とも言える機能です。ゴルファーが無理にフェースを返そうと意識しなくても、クラブが自動的にボールを捕まえてくれる。結果として、右への大きな曲がりが抑えられ、力強いドローボールで飛距離を大きく伸ばすことが可能になるのです。

つまり、Royal Starは、スライスが原因で飛距離をロスしているゴルファーが使えば、その悩みを解消し、本来のポテンシャルを引き出してくれるクラブだと言えるでしょう。

「飛ばない」という悪い評判の真相

さて、ここまで良い点を中心に解説してきましたが、インターネット上では「期待したほど飛ばない」「むしろ飛距離が落ちた」といったネガティブな評判や口コミを目にすることがあるのも事実です。これは一体なぜなのでしょうか?クラブの性能に何か問題があるのでしょうか?

これは断言できますが、クラブの性能が低いわけでは決してありません。このネガティブな評判が生まれる原因の99%は、使用者とクラブのスペックが致命的に合っていない、典型的な「ミスマッチ」から生じています。

ゴルフのクラブ選びで最も重要なのは、自分のスイングタイプ、特に「ヘッドスピード(HS)」に合ったスペックを選ぶことです。ジャパネットの本間ゴルフセットは、ヘッドスピードが比較的ゆっくりなゴルファー(ドライバーでおおよそ40m/s以下)が、シャフトのしなりを最大限に利用して、楽に最大飛距離を出せるように設計されています。

ここに、体力に自信があり、ヘッドスピードが速いゴルファー(例えば42m/s以上)がこのクラブを振るとどうなるでしょうか?

HSが速い人が軽量クラブを使うと起こること

  • シャフトが必要以上にしなりすぎてしまい、インパクトのタイミングが合わない。
  • ヘッドの挙動が不安定になり、ボールにエネルギーが効率的に伝わらない(=飛ばない)。
  • シャフトがしなり戻りすぎることで、フェースが被ってしまい、左への強い引っ掛け(チーピン)が出る。
  • ボールが吹け上がってしまい、前に進む力が弱くなる。

つまり、「飛ばない」という口コミは、製品の欠陥を指摘しているのではなく、自分に合わないクラブを選んでしまった結果の感想であるケースがほとんどなのです。逆に、HS40m/s以下の人が、プロが使うような重くて硬いクラブを振っても、シャフトをしならせることができず、ボールが上がらず飛ばせないのと同じことです。ゴルフの世界では「クラブに絶対的な良い悪いはなく、自分に合うか合わないかがあるだけ」とよく言われますが、まさにその典型例と言えるでしょう。

軽量シャフトが合わない人の特徴とは

「飛ばない」評判の真相がミスマッチにあることはご理解いただけたかと思います。では、もう少し具体的に、ジャパネットのセットに採用されているような、軽くて柔らかい「軽量シャフト」が合わない可能性が高いのは、どのような特徴を持つゴルファーなのでしょうか。ご自身が当てはまるかどうか、セルフチェックしてみてください。

チェックリスト:あなたは大丈夫?

  • 学生時代に野球やテニス、ラグビーなどの部活動に打ち込んでいた:
    これらのスポーツ経験者は、体を効率的に使ってパワーを生み出す術を無意識に体得していることが多く、一般的な人よりもスイングスピードが速い傾向にあります。
  • 周りのゴルフ仲間から「スイングが速いね」「振れてるね」とよく言われる:
    自分で客観的な数値を測ったことがなくても、他者からの評価は一つの目安になります。
  • 持ち球がストレートからフック系で、時々左に突き抜けるような強い球(チーピン)でOBを打ってしまう:
    これは、既に自分のパワーで十分にボールを捕まえられている証拠です。これ以上捕まりやすいクラブを使うと、左へのミスが多発する危険性があります。
  • 体力には自信があり、ゴルフのラウンド後半でも疲れをあまり感じない:
    体力のある方が軽すぎるクラブを使うと、体全体を使ったダイナミックなスイングではなく、腕の力だけで振ってしまう「手打ち」を助長する可能性があります。

もし、これらの項目の一つでも強く当てはまるなら、ジャパネットの本間ゴルフセットは、あなたにとっては少し「軽すぎる」「柔らかすぎる」と感じる可能性が高いかもしれません。クラブが軽すぎると、体の回転と同調させることが難しくなり、かえってスイングの再現性が損なわれてしまうことがあるのです。

自分のヘッドスピードが分からないという方は、購入を決める前に、ぜひ一度お近くのゴルフショップなどで開催されている試打会に参加し、専門の計測器でご自身の数値を把握しておくことを強く、強くおすすめします。それが、クラブ選びで失敗しないための最も確実な第一歩となります。

購入前に知るべきジャパネット本間ゴルフセットの評判

クラブの性能面に関する理解が深まったところで、次は購入する上で絶対に知っておきたい経済的な側面や、市販されている他のモデルとの関係性について、さらに詳しく解説していきます。どんなに性能が良くても、その価格や価値が見合っていなければ、賢い買い物とは言えませんよね。後悔しないために、価格の裏側や中古市場での価値まで、しっかりと見ていきましょう。

市販品との違いは?ベースモデルを推測

「このジャパネットのセットって、ゴルフショップで売ってる本間のクラブと一体何が違うの?」これは、誰もが抱く最も素朴で、そして最も重要な疑問だと思います。

結論から言うと、ジャパネットで販売されているモデルは、本間ゴルフのカタログに通常掲載されている市販品とは異なる、「ジャパネット専用モデル(SMU: Special Make Up)」と呼ばれるものです。これは自動車で言うところの「ディーラーの特別仕様車」のようなものと考えると分かりやすいかもしれません。基本的な骨格やエンジンは既存の車種をベースにしながら、装備や内装を特定の顧客層に合わせて変更したモデル、といったイメージです。

では、そのベースとなっているモデルは何か?これはメーカーから公式に発表されているわけではありませんが、公開されているスペックや技術的な特徴から、ある程度推測することが可能です。私の分析では、過去に本間ゴルフがアベレージゴルファー向けに展開し、大ヒットした名器「Be ZEAL(ビジール)」シリーズや、やさしさを追求したアスリートモデル「XP-1」の優れた設計思想や技術を色濃く受け継いでいる可能性が極めて高いと考えています。

ジャパネットモデルと市販モデルの関係性(推定)

過去の成功モデルの「美味しいところ」を抽出し、ジャパネットの顧客層に合わせて再編集したのがジャパネットモデル、と捉えることができます。

モデル名 開発ベースの推定 主要ターゲット層 販売形態
T//WORLD ZERO (ジャパネット) Be ZEAL / XP-1 の融合 シニア、再開層、セット購入層 ジャパネット限定
Be ZEAL 535 (市販過去モデル) オリジナル設計 100切りを目指すアベレージ 一般市販
XP-1 (市販過去モデル) オリジナル設計 HS43m/s以下で飛ばしたい層 一般市販

※上記は公開されている情報や技術的特徴に基づいた筆者の個人的な推測であり、メーカーの公式見解ではありません。

例えば、Royal Starに搭載されている「Wスリット」技術は、まさにBe ZEALシリーズで培われた技術の応用です。(出典:本間ゴルフ公式サイト『テクノロジー』) つまり、ジャパネットモデルは「型落ちの安物」や「性能の劣る廉価版」というわけでは決してなく、実績のある優れた技術資産を有効活用し、ターゲットユーザーのニーズに合わせて完璧に最適化した「戦略的リパッケージモデル」と捉えるのが、最も正確な理解かなと思います。

下取りキャンペーンのお得度と注意点

ジャパネットの販売戦略の大きな魅力となっているのが、「今お使いのどんなに古くても、壊れていてもOK!クラブを〇万円で下取りします!」という、あの有名なキャンペーンですよね。これが本当にお得なのか、その仕組みを冷静に分析してみましょう。

結論:下取りは「超」がつくほどお得な値引きサービス!

正直なところ、ご自宅の押し入れに眠っている20年以上前のアイアンセットや、ヘッドカバーも無くなってしまったような古いドライバーを中古ゴルフショップに持ち込んでも、査定額はどうなるでしょうか?答えは、ほぼ100%、値段がつかない「0円」か、よくても「数百円」というのが現実です。シャフトが錆びていたり、グリップがツルツルに硬化していれば、引き取りすら断られるケースも珍しくありません。

それをジャパネットは「3万円」や「5万円」といった、市場価値とはかけ離れた高額な価値があるものとして扱ってくれます。これは、厳密には「下取り」というよりも、「下取り」という分かりやすいフレーム(枠組み)を利用した、非常に巧妙な「大幅値引き販売」なんですね。使い道がなく処分に困っていた古いクラブが、新しいクラブの購入資金に化けるわけですから、利用者にとってはこれ以上ないほどお得なシステムと言えるでしょう。

ただし、この素晴らしいシステムを利用するにあたって、一点だけ見落としがちな注意点があります。

「下取り手数料(回収料金)」の存在を忘れずに!

下取りを利用する際には、多くの場合、商品代金とは別に「下取り手数料」や「回収料金」といった名目の費用が必要となります。金額はキャンペーン内容によって異なりますが、一般的には900円~数千円程度かかることが多いです。これは、古いクラブを自宅から回収するための送料や、手続きにかかる費用と考えると分かりやすいですね。最終的な支払総額を計算する際には、この手数料も忘れずに考慮するようにしてください。詳しくは、購入時にジャパネットの公式サイトで必ず詳細を確認しましょう。

中古で売る時の価格は期待できるか

購入後の話にはなりますが、ゴルファーなら誰しも「もし自分に合わなかったらどうしよう…」「数年後に新しいモデルが欲しくなったら…」と考えるものですよね。その際に重要になるのが、リセールバリュー、つまり中古市場での売却価格です。

この点については、少し厳しい現実をお伝えしなければなりません。ジャパネットの本間ゴルフセットのリセールバリューは、正直なところあまり期待できません。

その理由はいくつか考えられます。

  1. 流通量の多さ: テレビ通販という強力な販売チャネルを通じて、非常に多くのセットが市場に供給されています。中古市場において、供給量が多ければ価格が下がるのは自然な原理です。
  2. 「セット品」という認識: 中古市場では、ドライバー単品、アイアンセット単品といった形での需要が主流です。フルセットは「入門者向け」と見なされることが多く、単品で取引される市販のカタログモデル(例えば本間のTW757シリーズなど)に比べると、どうしても買取価格は低くなる傾向があります。
  3. 購入層の特性: このセットを購入する層は、頻繁にクラブを買い替えるタイプではなく、一つのクラブを長く大切に使う方が多いと想定されます。そのため、中古市場への供給が特定の時期に集中しやすく、値崩れが起きやすいという側面もあります。

「買って、少し使って、高く売って次のモデルへ」というような、短期的な買い替えを想定しているゴルファーには、このセットはあまり向いていないかもしれません。「このクラブと長く付き合っていく」という覚悟を持って購入を検討するのが、最も精神衛生上も良い選択と言えるでしょう。その分、初期投資は圧倒的に抑えられますからね。

T//WORLD ZEROとロイヤルスターの違い

さて、いよいよ最終選択です。もしあなたがジャパネットの本間ゴルフセットの購入を前向きに検討しているとして、2つの主力モデル「T//WORLD ZERO」と「Royal Star」のどちらを選ぶべきなのでしょうか。ここまでの情報を整理し、両者の違いを明確にして、あなたがどちらのタイプに合うのかを判断するお手伝いをします。

この2つのモデルは、どちらも「やさしく飛ばせる」という共通のゴールを目指していますが、そのアプローチ方法や、ゴルファーに提供する価値が少し異なります。

モデル別比較:あなたはどっち派?

比較項目 T//WORLD ZERO Royal Star
コンセプト アスリートブランドの見た目と、アベレージ向けのやさしさの両立 伝統的な高級感と、最新技術による圧倒的な「楽飛び」性能
デザイン スポーティーでシャープな印象 ゴールドを基調とした、高級感・所有欲を満たすデザイン
ターゲットゴルファー像 ゴルフを本格的に再開したい、見た目にもこだわりたいアベレージゴルファー とにかくスライスを直し、楽に飛距離を伸ばしたいシニアゴルファー
テクノロジーの方向性 バランスの取れた、オーソドックスなやさしさの追求 スライス矯正(ドローバイアス)など、悩みに特化した機能が強力
価格帯 比較的リーズナブル T//WORLD ZEROより高価なプレミアム設定

簡単に言えば、

  • T//WORLD ZEROがおすすめな人
    「やっぱりゴルフギアは見た目も大事!アスリートモデルのようなカッコいいクラブを使いたい。でも、中身は自分でも扱えるやさしいものがいい」という、少し欲張りなあなたにピッタリです。ゴルフを本格的に再開するにあたり、モチベーションの上がるクラブを探している方に最適と言えるでしょう。
  • Royal Starがおすすめな人
    「難しいことはもういい。とにかく楽にボールを上げて、長年の悩みであるスライスから解放されたい。そして、持つことが喜びになるような、本間ならではの高級感を味わいたい」という、実利と所有欲を重視するあなたにこそ、このモデルは最高のパートナーになる可能性があります。

最終的には、デザインの好みやご予算も大きな判断材料になります。ご自身がどちらのクラブを手にコースに出たいか、ワクワクする気持ちを大切に選ぶのが良いと思います。

最終的なジャパネット本間ゴルフセットの評判

ここまで、性能、価格、口コミ、市販品との違いなど、様々な角度からジャパネットの本間ゴルフセットを徹底的に分析してきました。最後に、この記事の総括として、最終的な私の見解を述べたいと思います。

ジャパネットで販売されている本間ゴルフセットの評判を一言でまとめるなら、それは「ターゲットゴルファーの悩みを解決するために、過去の実績ある技術を駆使して徹底的に最適化された、非常に高品質なソリューションパッケージ」である、ということです。巷で囁かれがちな「通販専用モデル=低品質な安物」という先入観は、少なくともこの本間ゴルフのセットに関しては、全く当てはまりません。

ただし、繰り返しになりますが、これは誰にでも合う「魔法のクラブ」ではありません。その性能を100%引き出すためには、使う人とクラブの相性が何よりも重要です。最後の最後に、あなたが本当にこのセットを買うべきか、見送るべきかを判断するための最終チェックリストを提示します。

【最終結論】このセットを買うべき人

  • ドライバーのヘッドスピードがおおむね35m/s~40m/s前後の方
  • 膨大なクラブの中から自分に合うものを選ぶのが面倒、あるいは何を選べばいいか分からない方
  • 加齢による飛距離の低下や、どうしても治らないスライスに真剣に悩んでいるシニア・リターンゴルファー
  • 信頼できる有名ブランドのフルセットを、単品で揃えるよりも圧倒的にコストを抑えて手に入れたい方

【最終結論】このセットを見送るべき人

  • ドライバーのヘッドスピードがコンスタントに43m/s以上出る、体力に自信のある方
  • クラブを頻繁に買い替える可能性があり、中古市場でのリセールバリューを重視する方
  • 自分のスイングに合わせて、シャフトの硬さや種類などを細かくカスタマイズしたい方
  • グリップの太さやヘッドカバーのデザインなど、クラブ本体以外の付属品の質感にも強いこだわりがある方

もしあなたが「買うべき人」の条件に多く当てはまるのであれば、このセットはあなたのゴルフライフをこれまで以上に豊かで楽しいものに変えてくれる、非常にコストパフォーマンスの高い、賢い投資になる可能性が極めて高いです。クラブセッティングの悩みという名の重荷から解放され、ゴルフそのものを心の底から楽しむことに集中できるようになるかもしれませんね。

この記事が、あなたの後悔のないクラブ選びの、そして最高のゴルフライフの、一助となることを心から願っています!

免責事項: 本記事に記載された情報は、2024年時点での公開情報や筆者の調査・分析に基づくものであり、その完全性や正確性を保証するものではありません。製品の仕様や価格、キャンペーン内容等は予告なく変更される場合がありますので、最終的なご購入の際には必ずジャパネットたかたの公式サイトで最新の情報をご確認ください。また、ゴルフクラブの選択に関する最終的な判断は、ご自身の責任において、必要であればゴルフ専門店のフィッターなど専門家のアドバイスも参考に行っていただくようお願いいたします。

the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

本間
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました