ゴルフ歴20年になっても、新しいギアが発表されるたびにスペック表を眺めては溜息をついているthe19thです。私たちサラリーマンゴルファーにとって、週末のプレー代や古くなった道具の買い替え費用などの「ゴルフ予算」のやり繰りは、スイング改造と同じくらい、いやそれ以上に切実な永遠の課題ですよね。毎月のお小遣いとクレジットカードの明細を睨めっこしながら、「あと数千円安くラウンドできれば、帰りに美味しいラーメンが食べられるのに……」なんて頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そんな私たちが、家計を守りつつゴルフライフを充実させるために絶対に味方につけるべきなのが、ゴルフ関連企業の株主優待制度です。「たかが数千円の割引券でしょ?」と侮るなかれ。これらを戦略的に組み合わせ、賢く活用すれば、実質的なプレー費を半額以下に抑えたり、憧れの最新ドライバーを市場価格より遥かに安く手に入れたりと、ゴルフライフの質を劇的に向上させる凄まじいパワーを秘めています。
私自身、株主優待を活用し始めてから、年間のラウンド数を減らすことなく、ギアへの投資額を増やすことに成功しました。この記事では、2025年の最新市場環境や制度変更を踏まえ、投資対象としても魅力的で、かつ私たちの週末を確実に豊かにしてくれる「鉄板銘柄」を、私の実体験を交えて徹底的に解説します。
2025年版ゴルフの株主優待でおすすめの銘柄選定
まずは、ゴルファーの支出において最も大きな割合を占める「プレーフィー(施設利用料)」を直接削減できる銘柄から見ていきましょう。ゴルフ場運営会社が発行する株主優待は、私たちの現金支出(キャッシュアウト)を直接的に抑える効果が非常に高く、家計防衛の観点からも最強のツールとなります。
初心者におすすめのゴルフ銘柄ランキング
これから初めて株主優待投資に挑戦する方に向けて、私が個人的に「まずはここから押さえておけば間違いない」と断言できる銘柄を厳選しました。ランキングの選定基準は、単なる割引額の大きさだけではありません。「実際に予約が取りやすいゴルフ場の多さ(利便性)」、「投資額に対する還元の効率(利回り)」、そして「企業の安定性」を総合的に判断しています。
| 順位 | 銘柄名(コード) | 優待内容の目安 | 最低投資額 | おすすめ理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 平和 (6412) | 1,000円割引券×2枚〜 | 約41万円 | PGMグループ全国140カ所以上で利用可能。配当利回りも高く、攻守最強の銘柄。 |
| 2位 | リソルHD (5261) | 商品券20,000円分〜 | 約65万円 | ゴルフ場に加えホテルや貸別荘でも利用可。2026年からの大幅拡充が確定しており注目度大。 |
| 3位 | 東急不HD (3289) | 優待料金での利用 | 約10万円 | 10万円台から投資可能でハードルが低い。平日ゴルファーには特にお得な料金設定。 |
なぜ「平和」が初心者最強なのか
1位に挙げた株式会社平和は、国内最大級のゴルフ場運営会社であるPGM(パシフィックゴルフマネージメント)を傘下に持っています。初心者の方に平和を推す最大の理由は、「使えるゴルフ場の圧倒的な多さ」にあります。せっかく優待券をもらっても、自宅から通える範囲に対象コースがなければ意味がありませんよね。PGMは北海道から沖縄まで全国にコースを展開しているため、「優待券を使うために無理やり遠出する」という本末転倒な事態が起きにくいのです。
少額から始めるなら東急不動産
「いきなり40万円や60万円の投資は怖い」という方には、3位の東急不動産ホールディングスが最適です。10万円強という比較的少額な資金で株主になれるため、NISA枠の余りを使って購入するのにも適しています。金券ではなく「優待料金での利用権」という形ですが、平日であればビジター料金から数千円安くなるケースも多く、数回行けば元が取れる計算です。
配当利回りが高いゴルフ銘柄の比較

株主優待は非常に魅力的ですが、投資家としての視点を持つならば、私は「配当金(インカムゲイン)」の充実度も絶対に無視できない要素だと考えています。なぜなら、株主優待券には有効期限があり、使わなければただの紙切れになってしまいますが、現金で受け取る配当金には期限がなく、再投資に回したり、ゴルフの交通費や食事代に充当したりと、使い道の自由度が無限大だからです。
平和 (6412) の圧倒的な総合利回り
この「配当」と「優待」のバランスという観点で、ゴルフ関連銘柄の中で頭一つ抜けているのが、先ほども触れた株式会社平和 (6412)です。2025年時点での会社予想ベースの配当利回りは約3.9%前後と、東証プライム市場の平均を大きく上回る高水準を維持しています。
具体的な数字でシミュレーションしてみましょう。仮に200株を保有していた場合:
- 年間配当金: 1株80円 × 200株 = 16,000円(税引前)
- 株主優待券: 1,000円券 × 4枚(年2回合計) = 4,000円分
このように、優待券での直接割引に加え、年間16,000円もの現金収入が得られる計算になります。私はこの配当金を「ゴルフ場への高速代とガソリン代」、あるいは「ラウンド後の反省会(飲み代)」の原資として確保しています。「優待でプレー代を割り引き、配当金で交通費を賄う」。これこそが、平和株を持つことで実現できる「実質負担ゼロ」に近づくための方程式なのです。
その他の高配当銘柄との比較
一方で、リソルホールディングス (5261) の配当利回りは1.5%〜1.6%程度と、平和に比べると控えめです。しかし、リソルはその分、優待の商品券(RESOLファミリー商品券)の額面金額が非常に大きく設定されており、「インカムゲイン(配当)」よりも「現物給付(優待)」に重きを置いた還元方針と言えます。
権利確定月はいつ?ゴルフ銘柄の投資時期
お目当ての株主優待を手に入れるためには、企業が決めた「権利確定日」の時点で株主名簿に名前が載っていなければなりません。ゴルフ関連銘柄の多くは、日本の決算期に合わせて3月と9月に権利確定日を迎えます。
主なゴルフ銘柄の権利確定スケジュール
| 権利確定月 | 主な銘柄 |
|---|---|
| 3月末 | 平和、リソルHD、SANKYO、東急不HD、藤倉コンポジット、ゼビオHD |
| 6月末 | アルペン |
| 9月末 | 平和、SANKYO、東急不HD、藤倉コンポジット、ゼビオHD |
| 12月末 | アルペン |
このように、多くの銘柄が3月と9月に集中しています。これは、年2回も楽しみが訪れる一方で、同じ時期にまとまった購入資金が必要になることも意味します。資金効率を考えると、6月と12月に権利があるアルペン (3028)をポートフォリオに組み込むのは非常に賢い戦略です。3月・9月は平和やゼビオ、6月・12月はアルペンと時期をずらすことで、一年中どこかの企業から優待が届くという、夢のような「毎月優待生活」に近づくことができるのです。
投資タイミングの鉄則:2〜3ヶ月前の仕込み
初心者が陥りがちな失敗が、「権利確定月の直前に慌てて株を買う」ことです。3月や9月に入ると、優待目当ての買い注文が殺到し、株価が一時的に高騰する傾向があります。そして、権利落ち日(権利を取った翌営業日)に株価が急落し、優待の価値以上に損をしてしまう……という悲劇が後を絶ちません。
ベテラン投資家である私は、株価がまだ注目されていない権利月の2〜3ヶ月前(例えば1月や7月)にひっそりと仕込んでおくことを強くおすすめします。安値で仕込んでおけば、権利取りに向けて株価が上昇した際に、優待をもらわずに売却して利益(キャピタルゲイン)を得るという選択肢も生まれます。
平和の優待券でPGMゴルフ場をお得に予約
ここからは、各銘柄の優待の具体的な活用術を深掘りしていきましょう。まずは私の主力銘柄である平和 (6412) です。平和の優待券は、PGMグループのゴルフ場で1枚につき1,000円(税込)の割引券として機能します。
使い勝手が向上した「1,000円券」の秘密
以前は3,500円という高額な券でしたが、制度変更により1,000円券に小口化されました。一見すると「改悪?」と思われるかもしれませんが、実は使い勝手は向上しています。以前は「3,500円未満の支払いには使えない(お釣りが出ない)」などの制約で使いにくさがありましたが、1,000円単位になったことで、昼食時の差額支払いや、ちょっとした売店での買い物など、細かい支払いに柔軟に対応できるようになったからです。
送風機付き「Cool Cart」も優待で無料に!
私が特に気に入っているのが、この優待券がプレーフィーだけでなく、「Cool Cart(送風機付きカート)」の利用料金にも充当できるという点です。近年の日本の夏は40度に迫る酷暑となり、真夏のゴルフは命がけです。PGMが導入しているCool Cartは、座席に強力な送風ファンが内蔵されており、背中から涼しい風を送ってくれる神アイテムですが、通常は1人あたり数百円〜1,000円程度の追加料金がかかります。
「たかが数百円」と躊躇してしまいがちですが、優待券を使えばこの快適さを実質無料で手に入れられます。この「身体的な快適さを優待で買う」という使い方は、スコアメイクに直結するだけでなく、熱中症予防という健康面でも非常に価値が高いと実感しています。
予約から利用までのスムーズな流れ
利用方法は極めてシンプルです。
- PGMの公式Webサイト(またはアプリ)から通常通り予約する。
- 当日、チェックイン時にフロントで「優待券を使います」と伝えて提出する。
- 自動精算機での支払い時に、割引が適用されていることを確認する。
優待券は複数枚の同時利用が可能です(※枚数制限はゴルフ場や時期によって異なる場合があるので要確認)。同伴者の分もまとめて支払う場合、自分の優待券で全員分を割り引いてあげれば、仲間から感謝されること間違いなしです。「幹事特権」として密かにポイントを貯めるのも良いですが、優待で還元してあげるのが大人のゴルファーの余裕というものでしょう。
(出典:株式会社平和 株主優待制度)
SANKYOの優待で吉井カントリーをプレー
パチンコメーカー大手、SANKYO (6417) の株主優待は、一般的なゴルフ優待とは一線を画す「プレミアム感」が売りです。対象となるのは、群馬県にある同社の子会社運営コース「吉井カントリークラブ」です。
異次元の空間「吉井カントリークラブ」とは
吉井カントリークラブは、単なるゴルフ場ではありません。コース内に浅間山の溶岩を配し、ハワイの調度品で統一されたクラブハウス、そしてクジラや亀を模したユニークかつ美しいバンカーなど、バブル時代の煌びやかさを色濃く残す、まさに「大人のテーマパーク」です。メンテナンスも超一流で、ここでプレーすること自体がゴルファーのステータスとも言えます。
500株保有で得られる割引のメリット
SANKYOの優待制度は、保有株数によって内容が異なります。
- 500株以上: プレーフィー割引券(平日10,000円引、土日祝5,000円引)
- 5,000株以上: 全日プレーフィー無料券
正直なところ、5,000株(投資額約1,000万円超)の無料券は、私たち一般サラリーマン投資家には現実的ではありません。しかし、500株保有でもらえる割引券でも十分な威力があります。吉井カントリーのビジター料金は平日でも2万円台、土日なら3万円を超えます。ここから平日1万円引きとなれば、名門コースを一般的なコース並みの料金で体験できることになります。
「会員権」というもう一つの選択肢
もし、あなたが吉井カントリーのような特定の素晴らしいコースに惚れ込み、「優待の年1〜2回だけでなく、もっと頻繁に通いたい」「競技に出て腕を磨きたい」と考えるようになったなら、株主優待の枠を超えて「ゴルフ会員権」の購入を検討するステージに来ているかもしれません。
会員権は決して安い買い物ではありませんが、オフィシャルハンディキャップの取得や、メンバー同士の交流など、優待投資だけでは得られない深いゴルフライフが待っています。会員権購入で失敗しないためのポイントについては、以下の記事で私の経験談を交えて詳しく解説しています。
ゴルフの株主優待を活用して用品や練習代を節約

ここまではゴルフ場のプレー代に焦点を当ててきましたが、ゴルフの出費はそれだけではありません。1本10万円近くするドライバー、消耗品のボール、ウェア、そして日々の練習代。これら「ゴルフライフ全体」のコストを削減するための優待活用術をご紹介します。
ゴルフ用品が安くなるショップ系の優待券
新しいクラブが欲しい。でも高い。そんな葛藤を抱えるギア好きの私にとって、最強の味方が小売店系の株主優待です。その中でも、ゼビオホールディングス (8281)の優待券は、使い方次第で数十万円の利益を生むポテンシャルを持っています。
ゼビオ「20%割引券」の破壊力
ゼビオの優待には「10%割引券」と「20%割引券」の2種類がありますが、真価を発揮するのは間違いなく「20%割引券」です。この券の凄いところは、「1回の会計につき上限30万円(税抜)まで適用可能」という点です。
例えば、話題の最新ドライバー(定価88,000円)と、アイアンセット(定価132,000円)、さらにキャディバッグ(33,000円)をまとめて購入したとしましょう。合計金額は253,000円です。ここで20%割引券を使えば、なんと50,600円も値引きされます。これだけの金額を配当金で受け取ろうと思えば、数千万円の投資元本が必要になりますが、ゼビオならわずか十数万円の投資で手に入る優待券1枚で実現できるのです。
中古クラブ市場での資産回転術
さらに見逃せないのが、ゼビオグループである「ゴルフパートナー」の中古クラブにも割引が適用される点です(※一部対象外店舗あり)。私はよく、この優待を使って状態の良い中古ドライバーを20%オフで購入します。
- 市場価格より2割安く購入する。
- 半年ほど使用して楽しむ。
- 人気モデルなら相場があまり下がらないため、フリマアプリ等で売却する。
このサイクルを回すと、購入時の20%割引が効いているため、実質的な使用料(差額)は数千円、場合によってはプラス収支で次のクラブに乗り換えることすら可能です。私のような「ヘッドスピード40m/s前後」で、自分に合うクラブを常に探し求めているゴルファーにとって、この手法は最強のソリューションです。
リソルの優待拡充で楽しむゴルフ旅行
今、私の周りの優待族ゴルファーたちが色めき立っている話題があります。それが、リソルホールディングス (5261) の優待制度拡充です。2026年3月期から適用される新制度では、特に300株以上保有の株主に対する還元が劇的に強化されます。
年間6万円あれば何ができるか
これまでは300株保有で年間30,000円分の商品券でしたが、新制度では一気に倍増し、年間60,000円相当になります。6万円あれば、何ができるでしょうか?
- 夫婦でのゴルフ旅行: プレー代とリソル系列のホテル宿泊費を合わせて、2人分をほぼ全額カバー可能。
- 年に数回の贅沢ゴルフ: 普段は行かないような名門コース(中京ゴルフ倶楽部 石野コースなど)のプレーフィーに充当。
リソルの優待券「RESOLファミリー商品券」は、ゴルフ場だけでなく、同社が運営する「ホテルリソル」シリーズや、貸別荘「スイートヴィラ」でも利用可能です。ゴルフをしない家族サービスとして旅行に使い、そのポイント稼ぎで次のゴルフに行きやすくする……なんていう高等テクニックも使えます。
チョコザップ等のゴルフ練習場で使える優待
「100切り」や「シングル入り」を目指すなら、週に一度のラウンドよりも毎日の素振りと練習が不可欠です。しかし、練習場のボール代も積み重なれば大きな出費。そこで活用したいのが、RIZAPグループ (2928) の株主優待です。
chocoZAPで練習代を「タダ」にする
RIZAPグループの優待ポイントは、同社が展開するコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」の会費支払いに充当できます。現在、多くのchocoZAP店舗には「ゴルフ練習ブース」が併設されており、会員であれば追加料金なしで利用可能です。
もちろん、スカイトラックのような高性能シミュレーターがあるわけではなく、ネットに向かって打つだけの「鳥カゴ」スタイルが基本です。しかし、スイング作りやインパクトの確認といった基礎練習には十分すぎる環境です。本来なら月額3,000円〜4,000円かかるジム&練習代が、優待によって実質無料(または大幅割引)になれば、年間で約4万円〜5万円の節約になります。この浮いたお金で、コースにあと3回多く行けると考えれば、その価値は計り知れません。
本格派にはルネサンス
より本格的なレッスンを受けたい方には、スポーツクラブ「ルネサンス (2378)」の優待もおすすめです。ルネサンスの優待券を使えば施設利用が無料になるほか、併設されているゴルフスクールの入会金無料やショップ割引などの特典が受けられます。冷暖房完備の快適なインドア環境で、プロの指導を受けながら腕を磨くのも素晴らしい投資です。
廃止リスクに注意すべきゴルフ銘柄の特徴

ここまで優待のメリットばかりを語ってきましたが、投資には必ずリスクが伴います。特に近年、個人投資家を震え上がらせているのが「株主優待の廃止・改悪」のリスクです。記憶に新しいのが、2024年に発表された「ゴルフダイジェスト・オンライン (GDO)」の優待廃止です。
なぜGDOは優待を廃止したのか
GDOは長年、ゴルフ場予約に使えるクーポンを配布し、私たちゴルファーにとって定番の銘柄でした。しかし、企業統治(コーポレートガバナンス)の観点から、「株主優待は一部の利用者(ゴルファー)だけが恩恵を受ける不公平なもの」と見なされ、「配当金による全株主への公平な利益還元」へとシフトする企業が増えています。これはGDOに限った話ではなく、プライム市場上場企業全体に広がる大きな潮流です。
「一本足打法」は危険!分散投資のススメ
もしあなたが、「GDOの優待だけでゴルフをしていた」としたら、廃止の発表とともに優待はなくなり、失望売りで株価も下がり、ダブルパンチを食らったことでしょう。こうしたリスクを避ける唯一の方法は「分散投資」です。
平和、リソル、ゼビオ、東急不動産……と、複数の銘柄に資金を分散させておくことで、仮にそのうちの1社が優待を廃止しても、資産全体へのダメージを最小限に抑えることができます。「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言は、ゴルフ優待においても真理なのです。
不要な優待券の買取価格と換金相場
「仕事が忙しくて期限内に使いきれない」「怪我をしてゴルフに行けなくなった」。そんな不測の事態に備えて、優待券の「換金性(リセールバリュー)」を知っておくことも重要です。使わない優待券は、金券ショップやWebの買取サービスで現金化することができます。
主な銘柄の換金相場(2024年末時点の目安)
- 平和 (PGM): 1,000円券が約800円〜900円前後。換金率は80%〜90%と非常に高く、ほぼ現金に近い感覚で扱えます。
- SANKYO (吉井CC): 全日無料券などは希少性が高く、1枚2万円前後で取引されることも。割引券でも数千円の値がつきます。
- ゼビオ 20%割引券: 1枚あたり2,000円〜3,000円程度。高額商品を買う予定の人からの需要が絶えません。
逆に言えば、自分が株を保有していなくても、ヤフオク!や金券ショップを利用すれば、これらの優待券を定価より安く入手できるということです。「今週末、PGMのコースに行くことになった」という時は、まず金券ショップを覗いて平和の優待券を探す。これだけで、数千円のランチ代が浮くかもしれません。投資家としてだけでなく、賢い消費者としても、この「二次流通市場」を活用しない手はありません。
ゴルフの株主優待で賢くライフスタイル充実

ゴルフ関連の株主優待投資は、単なる「節約術」ではありません。それは、私たちが愛するゴルフというスポーツを、より長く、より深く、そして家族や友人と共に楽しむための「ライフスタイル充実ツール」です。
配当金で財布を温め、優待券を握りしめて普段は行けないようなリゾートコースへ旅に出る。浮いたお金で最新のドライバーを手に入れ、練習場で汗を流す。そして、その企業を株主として応援する。このポジティブな循環こそが、大人のゴルファーが目指すべき「エンジョイ投資」の形ではないでしょうか。
株価変動のリスクはゼロではありませんが、長期的な視点で付き合えば、これほど趣味と実益を兼ね備えた投資対象は他にありません。ぜひ2025年は、あなたのキャディバッグの中に、クラブだけでなく「株主優待」という新たな武器を加えてみてください。きっと、スコア以上に満足度の高いゴルフライフが待っているはずです。



