PR

7番アイアン飛距離の目安|平均と伸ばすコツを解説

7番アイアン飛距離の目安|平均と伸ばすコツを解説 練習

こんにちは!ゴルフの探求がライフワーク、「19番ホール研究所」のthe19thです。

ゴルフ練習場の貸しクラブでもおなじみの7番アイアン。スイングの基本とも言えるこのクラブですが、「自分の7番アイアン飛距離って、他の人と比べてどうなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?ゴルファー仲間と話していると、「7番で150ヤードは欲しいよね」なんて会話がよく出てきますが、実際のところアマチュアの平均飛距離や、女性、シニアの目安って気になりますよね。ヘッドスピードとの関係性はもちろんですが、理想の弾道やトラックマンで計測されるような数値も、上達のためには知っておきたいポイントです。もしかしたら、あなたが飛ばない原因は、打ち方や練習ドリルの問題だけでなく、クラブのロフト角やミート率、あるいは初心者の頃に選んだシャフトにあるのかもしれません。この記事では、女子プロのスイングの秘訣にも触れながら、あなたの悩みを解決するヒントを分かりやすくまとめてみました。

  • レベル別のリアルな平均飛距離がわかる
  • あなたが飛ばない本当の原因が見えてくる
  • 明日から試せる具体的な練習ドリルが見つかる
  • 自分に合ったクラブ選びのヒントが得られる
スポンサーリンク

あなたの7番アイアン飛距離は?平均と現実

飛距離アップを目指す前に、まずは自分の現在地を正確に知ることが大切ですね。巷でよく聞く「理想」や「目標」だけでなく、統計データに基づいた客観的な「現実」の飛距離を把握することから始めましょう。さらに、なぜその飛距離になるのか、弾道を決定づける物理的な側面からも少し深く掘り下げてみることで、あなたの課題がきっと明確になるはずです。

アマチュアの平均飛距離は何ヤード?

多くのアマチュア男性ゴルファーが、まるで合言葉のように口にする「7番で150ヤード」。私もゴルフを始めた頃は、この数字を達成することが一つのステータスのように感じていました。ですが、この目標は果たして現実的なのでしょうか。まずは、様々なリサーチから見えてくる一般的なアマチュアゴルファーの平均飛距離データを見てみましょう。

【プレーヤー別】7番アイアン飛距離の目安

プレーヤー キャリー平均 (Yards) トータル平均 (Yards) 特記事項
一般男性 110〜140 115〜145 ヘッドスピードとミート率による差が大きい
一般女性 60〜90 65〜100 弾道が低めでランの比率が高くなる傾向
男子プロ 170〜190 175〜195 高スピン・高弾道でランがほとんど出ない
女子プロ 140〜160 145〜165 アマチュア上位層に匹敵するが安定性が高い

※上記はあくまで一般的な目安であり、使用クラブのロフト角や個人のスキル、ヘッドスピードによって数値は大きく変動します。

この表から明らかになるのは、一般男性のキャリー(ボールが空中を飛んで地面に落下するまでの距離)は、110ヤードから140ヤードが最も多いボリュームゾーンだということです。つまり、「150ヤード」という数字は、平均的なアマチュアゴルファーにとっては、かなり高めの目標設定であることがわかりますね。

プロとアマチュアの決定的な違いは、キャリーとトータル飛距離の差、つまり「ラン」の長さです。プロは高いスピン性能と理想的な落下角度でグリーンにボールを「止める」ため、ランがほとんど出ません。一方で、多くのアマチュアはスピン量が不足しがちで、着弾してからコロコロと転がって距離を稼ぐケースが多いかなと思います。7番アイアンはグリーンを狙うクラブですから、ランが出過ぎるのは縦距離のコントロールを難しくする要因になります。

「150ヤード神話」がもたらす心理的なワナ

この「150ヤード」という数字に固執しすぎることには、いくつかの弊害が考えられます。

  • 過剰な力み:目標を達成しようと力いっぱい振り、スイングの再現性が失われる。
  • ミート率の低下:力みによって芯を外し、かえって飛距離をロスする悪循環に陥る。
  • コースマネジメントの破綻:自分の本当のキャリーを無視してクラブ選択を誤り、池やバンカーなどのハザードに捕まる。

大切なのは、見栄を張ることではなく、自分の「正確なキャリー」を把握し、それを基準にコース戦略を立てることです。これが、スコアを安定させるための、そしてゴルフをより楽しむための最も重要な第一歩だと私は考えています。

女性とシニアの飛距離の目安

次に、女性ゴルファーとシニアゴルファーの飛距離について、もう少し詳しく見ていきましょう。ひと括りにされがちですが、それぞれに特有の傾向と対策があります。

女性ゴルファーの場合

女性ゴルファーの場合、平均的なキャリーは60ヤードから90ヤードあたりが一般的な目安となります。これは、やはり男性に比べて平均的な筋力や体格が異なるため、ヘッドスピードを上げにくいことが主な理由ですね。その結果、弾道が全体的に低めになり、地面に落ちてからのラン(転がり)の割合が大きくなる傾向があります。これは決して悪いことではなく、ランを計算に入れたコースマネジメントができれば、十分にスコアメイクは可能です。例えば、グリーン手前の花道から転がして乗せるアプローチ戦略などは、女性ゴルファーにとって強力な武器になるかもしれません。

また、クラブ選びも非常に重要です。軽くてしなりを感じやすい女性専用設計(レディースモデル)のクラブを使うことで、非力な方でもヘッドを加速させやすくなり、飛距離アップに繋がることが多いです。

シニアゴルファーの場合

シニアゴルファーの場合は、長年のゴルフ経験で培った技術がある一方で、加齢による身体的な変化、特に筋力や柔軟性の低下によってヘッドスピードが落ち、若い頃と比べて飛距離が減衰してくるという悩みに直面することが多いかと思います。データ的にも、一般男性の平均レンジの下限である110ヤード前後に近づく、あるいはそれを下回るケースが増えてきます。7番アイアンでキャリー100ヤードを切るようになると、ミドルホールのセカンドショットでグリーンを狙うのが物理的に難しくなり、ゴルフの楽しみが半減してしまう…なんて声も耳にします。

しかし、ここで諦める必要は全くありません。重要なのは、失われた筋力を補うような「効率的な身体の使い方」を身につけること、そして最新の「クラブテクノロジー」を積極的に活用することです。後ほど詳しく解説しますが、スイングの意識を少し変えたり、自分に合った「飛び系アイアン」に替えたりするだけで、全盛期に近い飛距離を取り戻せる可能性は十分にあります。ゴルフを長く楽しむためにも、年齢に合わせた戦略を取り入れていくことが大切ですね。

ヘッドスピードと飛距離の関係性

「飛距離を伸ばすには、とにかくヘッドスピードを上げなきゃ!」と考えるのは、ゴルファーなら誰もが通る道かもしれません。もちろん、ヘッドスピードが飛距離の重要な要素であることは間違いありません。しかし、それ以上に、いや、それと同じくらい大切な要素があります。それが「ミート率」です。

ミート率は、専門用語で「スマッシュファクター(Smash Factor)」とも呼ばれ、自分のヘッドスピードのパワーを、どれだけ効率よくボールに伝達できたかを示す指標です。計算式は非常にシンプルです。

ミート率の計算式

ミート率(スマッシュファクター) = ボール初速 ÷ ヘッドスピード

ドライバーの物理的な上限値は1.50と言われていますが、ロフト角のあるアイアンの場合、理想的な数値は1.40前後とされています。もし、練習場で計測した際に自分のミート率が1.3前半や1.2台だったとしたら、それはヘッドスピード不足を嘆く前に、まず改善すべき点があるという明確なサインです。つまり、スイングのエネルギーの多くが、ボールに伝わる前にどこかへ逃げてしまっている状態なんですね。

具体的な数字で比較してみると、その重要性がよくわかります。

  • Aさん:ヘッドスピード 40m/s × ミート率 1.25 = ボール初速 50m/s
  • Bさん:ヘッドスピード 35m/s × ミート率 1.40 = ボール初速 49m/s

このように、AさんはBさんより5m/sも速く振っているにもかかわらず、ボール初速はほとんど変わりません。これでは、体力を使っているだけで、効率が非常に悪いと言えます。飛距離アップを目指すなら、まずは「マン振り」してヘッドスピードを上げようとする意識から、「いかにクラブの芯でボールを捉えるか」という意識にシフトすることが、結果的に一番の近道になるはずです。

理想の弾道とトラックマンの数値

最近のゴルフ中継では、プロのショットの後に様々なデータが表示されるのが当たり前になりましたね。その代表格が「トラックマン」に代表される弾道測定器のデータです。これらの数値は、感覚的だったゴルフを科学的に分析するための強力なツールであり、私たちアマチュアもその意味を知っておくことで、目指すべき弾道のイメージが格段に具体的になります。

7番アイアンにおいて、プロが意識するような「飛んで、かつグリーンで止まる」理想的な球を打つための、主要なパラメーターの目安は以下の通りです。

7番アイアンの最適弾道パラメーター(目安)

  • 打ち出し角 (Launch Angle)15〜17度ボールが飛び出していく角度。低すぎるとキャリーが出ず、高すぎると吹き上がって飛距離をロスします。
  • スピン量 (Spin Rate)6,000〜7,000 rpmボールの回転数。揚力を生み出し、球を浮かせる役割と、グリーンで止める役割を担います。一般的に「番手 × 1000回転」が理想と言われます。
  • 落下角度 (Landing Angle)45度以上ボールが地面に落下してくる角度。この角度が鋭角であるほど、ボールは着弾後にランが出にくくなります。

特にアマチュアゴルファーが注目したいのは、「打ち出し角」と「スピン量」のバランスです。この二つはトレードオフの関係にあり、両立させるのが難しいんですね。

  • 【ありがちなミス①】低打ち出し・低スピン:いわゆるドロップボール。ライナー性の弾道で一見強く飛んでいるように見えますが、揚力が足りず途中で失速し、キャリーが稼げません。ランは出ますがコントロールは困難です。
  • 【ありがちなミス②】高打ち出し・高スピン:いわゆる吹き上がり。高く上がるだけで前への推進力がなく、特にアゲンストの風にめっぽう弱い弾道です。これも飛距離を大きくロスします。

自分の弾道がどちらの傾向にあるかを知るだけでも、練習の方向性は大きく変わります。例えば、スピンが多すぎて吹き上がっている(原因:打ち込みすぎ)のであれば、入射角を緩やかにする練習が必要ですし、スピンが足りずドロップしている(原因:ヘッドスピード不足やハンドレート)のであれば、ヘッドを走らせる練習が必要になります。自分の課題を特定するためにも、一度インドアゴルフなどでデータを計測してみることを強くおすすめします。

飛ばない原因はロフト角とミート率

これまでスイングや弾道といった技術的な側面から飛距離を分析してきましたが、もしあなたが「色々試しているのに、一向に飛距離が伸びない…」と感じているなら、その原因は技術ではなく、使っているクラブそのものにある可能性を疑ってみるべきかもしれません。特に、現代のアイアンにおいて飛距離を左右する最大の要素が「ロフト角」の設定です。

「7番アイアン」という名称は共通でも、その物理的なスペック、特にロフト角は、製造された年代やモデルのコンセプトによって驚くほど異なります。ゴルフの歴史を振り返ると、クラブの進化とともにロフト角はどんどん立ってくる傾向にあります。これを「ストロングロフト化」と呼びます。

【参考】現代アイアンの7番ロフト角比較

カテゴリー 代表モデル例 7番ロフト角(目安) ターゲット層
ツアーモデル タイトリスト T100 34度 操作性と打感を重視する上級者・プロ
セミアスリート スリクソン ZX5 Mk II 31度 飛距離と操作性の両立を求める中級者
飛び系(ディスタンス) PING G440 29度 飛距離不足を補いたいアベレージ層

※上記は一例です。ロフト角はメーカーやモデルによって異なります。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。(例:出典: PING公式サイト G440アイアン スペック

この表を見てください。ツアーモデルの34度と、飛び系の29度では、なんと5度もの差があります。一般的に、ロフト角が1度立つと飛距離は約2.5〜3ヤード伸びると言われていますから、単純計算でクラブの性能だけで12〜15ヤードもの飛距離差が生まれることになります。これはもはや別の番手と言っても過言ではありませんね。昔ながらのアイアン(34〜36度)を使っている方が、最新の飛び系アイアンに持ち替えるだけで、スイングを変えずに昔の飛距離を取り戻せる、というのは決して大げさな話ではないのです。

もしあなたが10年以上同じアイアンセットを愛用しているなら、一度ご自身のクラブの7番アイアンのロフト角を調べてみることを強くお勧めします。メーカーのウェブサイトでモデル名を検索すれば、スペック表が見つかるはずです。その数値が、あなたの飛距離の悩みを解決する最大のヒントになるかもしれません。

7番アイアン飛距離を伸ばす実践テクニック

自分の飛距離の現在地を把握し、飛ばない原因についての仮説が見えてきたら、次はいよいよ具体的なアクションを起こす番です。ここでは、スイングの質を根本から改善するための練習ドリルから、賢い道具選びの考え方まで、あなたの7番アイアンの飛距離を最大化するための実践的なテクニックをいくつかご紹介します。

打ち方の基本とおすすめ練習ドリル

飛距離アップと聞いて、すぐにフルスイングの練習を始めるのは少し待ってください。どんなにパワフルなスイングも、土台となるインパクトが安定していなければ、そのエネルギーはボールに伝わりません。飛距離アップの最も確実な道は、インパクトの質、すなわちミート率を高めることです。そのために最も効果的で、すべてのゴルファーに取り組んでほしいのが「ビジネスゾーン」の反復練習です。

最重要基本ドリル:ビジネスゾーンを固める「30ヤードドリル」

「ビジネスゾーン」とは、ゴルフスイングにおいてクラブが腰の高さから反対の腰の高さまでを動く範囲(時計の針で言うと9時から3時)を指します。この区間でのクラブの動きが正しければ、ショットの8割は成功したも同然と言われるほど重要な部分です。フルスイングは、このビジネスゾーンの動きをただ大きくした延長線上に過ぎません。

この小さな振り幅で、毎回正確にボールをクリーンに捉える練習を徹底的に繰り返しましょう。

「30ヤードドリル」のやり方
  1. セットアップ:ボールの近くに立ち、スタンスは肩幅よりも狭くします。通常のショットよりもコンパクトに構えるのがポイントです。
  2. スイング:振り幅は右腰の高さから左腰の高さまで。手先でクラブをひょいと上げるのではなく、おへそを回す意識で、体幹の回転を使ってクラブを動かします。腕はあくまで体についてくるだけ、という感覚です。
  3. インパクト:インパクトでスイングを止めたり、緩めたりしないこと。「パン!」とボールだけをクリーンに拾うイメージで、低いフォローを意識します。
  4. フィニッシュ:打ち終わった後も前傾姿勢をキープし、クラブが左腰の高さでピタッと止まるようにします。ふらつかずに静止できれば、バランスの良いスイングができている証拠です。

一見すると非常に地味な練習ですが、プロゴルファーほどこの練習を大切にしています。このドリルを繰り返すことで、正しいインパクトの形が体に染みつき、フルスイングをした際のミート率が劇的に向上します。結果として、飛距離が伸びるだけでなく、方向性も安定するという、まさに一石二鳥の効果が期待できる最高の基本ドリルですね。

飛び系アイアンで飛距離を補う

「仕事が忙しくて、なかなか練習する時間が確保できない…」「スイング改造は時間がかかりそうだけど、手っ取り早く飛距離を取り戻したい!」そんな悩みを持つゴルファーにとって、思い切ってクラブを最新の「飛び系アイアン」に買い替えるのは、非常に合理的で有効な選択肢の一つです。

前述の通り、現代の飛び系アイアンはロフト角が非常に立っている(ストロングロフト)ため、同じ「7番」という番手でも、古いモデルに比べて圧倒的な飛距離性能を持っています。しかし、多くの方が懸念するのが「ロフトが立っている分、ボールが上がりにくくて、グリーンで止まらないんじゃないの?」という点だと思います。確かに一昔前のモデルにはそういった傾向もありましたが、最新のクラブテクノロジーはその弱点をみごとに克服しています。

最新テクノロジーが「高さ」と「やさしさ」を両立する仕組み

  • 超低重心設計:ヘッドのソール(底)部分に重りを集中させることで、クラブの重心を極端に低くしています。これにより、フェースの下目でヒットしてもボールを高く打ち出す効果(ギア効果)が生まれ、高弾道を実現します。
  • 高MOI(慣性モーメント)設計:ヘッドの左右(トゥとヒール)に重量を配分することで、ミスヒット時のヘッドのブレを抑制します。これにより、芯を多少外しても飛距離や方向性のロスが少なくなり、ショットの安定性が向上します。
  • 高反発フェース:フェースの素材や構造を工夫し、インパクト時のたわみを最大化することで、ボール初速を向上させています。

これらの技術の組み合わせにより、「飛距離は出るけど、球もしっかり上がってグリーンで止まる」という、アマチュアゴルファーにとって夢のような性能が実現されているのです。スイングを変えるには多くの時間と努力が必要ですが、クラブを替えるという投資だけで、長年の飛距離の悩みが解決する可能性も十分にあります。もしあなたが飛距離不足に悩んでいるなら、一度最新の飛び系アイアンを試打してみる価値は非常にあると思いますよ。

初心者のためのシャフト選びのコツ

アイアンセットを選ぶ際、多くの人はヘッドの形状やブランド、デザインに注目しがちですが、実はスイングの振りやすさ、飛距離、方向性のすべてに大きな影響を与えるのが「シャフト」です。特にゴルフを始めたばかりの初心者の方は、このシャフト選びを間違えてしまうと、上達の妨げになってしまうことさえあります。

シャフト選びでまず考慮すべき基本要素は「素材」「重さ」「硬さ(フレックス)」の3つです。

素材:スチール vs カーボン

アイアンシャフトの素材は、大きく分けて「スチール」と「カーボン」の2種類があります。

  • スチールシャフト:重くて硬く、しなりが少ないのが特徴。そのぶん操作性に優れ、方向性が安定しやすいメリットがあります。パワーのある男性や、しっかりとした振り感を求めるゴルファーに向いています。
  • カーボンシャフト:軽くてしなりが大きいのが特徴。シャフトのしなりを使ってヘッドを加速させやすいため、飛距離が出やすいメリットがあります。パワーに自信のない女性やシニアゴルファー、楽にボールを飛ばしたい方に適しています。

初心者の男性で、ある程度体力に自信があるなら、まずは90g台前後の軽量スチールシャフトから試してみるのが一般的におすすめです。軽すぎるカーボンシャフトは、手打ちを助長してしまう可能性もあるからです。

重さと硬さ(フレックス)

シャフトの硬さは、R(レギュラー)、SR(スティッフレギュラー)、S(スティフ)といった記号で表されます。これはあくまでメーカー基準の目安であり、統一規格はないので注意が必要です。一般的には、自分のヘッドスピードに合わせて選びます。

オーバースペックは禁物!

見栄を張って自分には硬すぎるシャフト(オーバースペック)を選ぶと、シャフトがしならずに球が上がらなかったり、右に飛びやすくなったりします。逆に柔らかすぎると、タイミングが取りづらく、弾道が安定しません。無理なく振り切れる範囲で、少しだけしっかり感のあるものを選ぶのがコツです。

シャフト選びは非常に奥が深く、最終的には個人の感覚との相性が重要になります。一番確実なのは、ゴルフショップで専門のフィッターに相談し、様々なシャフトを試打させてもらうことです。客観的なデータに基づいて、あなたに最適な一本を提案してくれるはずですよ。

女子プロに学ぶ効率的なスイング

私たちアマチュア男性ゴルファーよりも筋力や体格で劣るはずの女子プロたちが、なぜいとも簡単に150ヤード以上を7番アイアンで打てるのでしょうか。その最大の秘密は、腕力に頼らない「スイングの効率性」にあります。

彼女たちのスイングをじっくり観察すると、いくつかの共通点が見えてきます。それは、体幹を軸とした大きな捻転下半身リードによるスムーズな切り返し、そして体と腕が常に一体となって動く同調性です。アマチュアにありがちな、腕の力だけでクラブを振り回す「手打ち」とは対極にある、全身を使ったエネルギーの連鎖(キネティックチェーン)が非常にスムーズなのです。これにより、持っているパワーをロスなく100%ボールに伝えることができています。

このプロのような効率的なスイングを、私たちアマチュアが体感し、身につけるためにおすすめなのが、非常にシンプルながら効果絶大な「タオルドリル」です。

体と腕の同調性を養う「タオルドリル」

  1. 準備:通常のタオルを一本用意し、両脇に挟みます。
  2. スイング:そのタオルがスイング中に地面に落ちないように意識しながら、ハーフスイング(9時-3時)の素振りを繰り返します。
  3. 意識するポイント:タオルを落とさないためには、腕と胸が常に同じ方向を向いて、一緒に回転する必要があります。これにより、腕が体から離れてしまう「手打ち」の動きが強制的に矯正され、体幹を使ってクラブを上げる、下ろすという感覚が養われます。

最初は窮屈に感じるかもしれませんが、このドリルを続けることで、腕の無駄な動きが消え、スイングの再現性が格段に高まります。また、女子プロのスイングは、力みなくスムーズな「リズム」と「テンポ」も特徴です。ゆったりとしたリズムで、フィニッシュまで一気に振り抜く意識を持つことも、飛距離アップの重要なヒントになるはずです。

シニア向け飛距離アップ術

「若い頃は7番で楽に150ヤード飛んでいたのに、最近は120ヤードも飛ばなくなってしまった…」そんな悩みを抱えるシニアゴルファーの方は少なくないと思います。加齢による筋力や柔軟性の低下は避けられないものですが、スイングの意識を少し変えるだけで、失われた飛距離を取り戻すことは十分に可能です。そのためのキーワードが、ボールを「叩く」意識から「引く」意識への転換です。

年齢を重ねると、飛ばそうという意識が強くなるあまり、インパクトでボールを力任せに「叩き」にいってしまう傾向があります。しかし、この動きは上半身がターゲット方向に突っ込む原因となり、クラブが早くほどけてしまう「アーリーリリース(キャスティング)」というエラーを引き起こします。これでは、インパクトでロフトが寝てしまい、高く上がるだけで前に飛ばない、いわゆる「テンプラ」のような弱い球しか出ません。

そこで試していただきたいのが、ダウンスイングでグリップエンドをターゲット方向、かつ地面方向へ「引き下ろし続ける」イメージです。

効率的にヘッドを走らせる「グリップエンド引きドリル」

ダウンスイングの始動で、ボールに向かってクラブヘッドを当てにいくのではなく、グリップエンドを左足の太ももの前に向かって、力強く引き下ろすことを意識してみてください。すると、テコの原理が働き、自然と「タメ」が生まれます。そして、インパクトゾーンでそのタメが解放されることで、ヘッドがビュンッと加速するのです。この動きができると、自然と手がヘッドよりも先行する「ハンドファースト」の形でインパクトを迎えられるようになります。

ハンドファーストで当たると、クラブ本来のロフト角よりも立った状態でボールを捉えられるため、エネルギー効率が最大化し、力強い弾道で飛距離が伸びます。この「引く」動きは、腕力に頼らないため、筋力が落ちてきたシニアゴルファーにとって、非常に効率的な飛距離アップ術と言えるでしょう。ぜひ、練習場でこの感覚を試してみてください。

正しい知識で伸ばす7番アイアン飛距離

さて、ここまで7番アイアンの飛距離をテーマに、平均データという「現実」から、スイング理論、そしてクラブテクノロジーといった「解決策」まで、様々な角度から掘り下げてきました。最後に、この記事でお伝えしたかった最も重要なポイントをまとめて、締めくくりたいと思います。

7番アイアン飛距離を伸ばすための本質は、決して闇雲に筋力をつけたり、力いっぱいクラブを振り回したりすることではありません。それは、3つの重要な要素をバランス良く理解し、実践することに集約されると私は考えています。

  1. 「現実」を正しく知ること:まずは、一般的な平均飛距離データと自分の数値を比較し、現在地を客観的に把握しましょう。また、自分が使っているクラブのロフト角が何度なのかを知ることは、全てのスタートラインです。
  2. 「効率」を極めること:飛距離は「パワー」ではなく「効率」で生まれます。ヘッドスピードを上げる以上に、ミート率(スマッシュファクター)を高めることを最優先に考えましょう。そのためには、ビジネスゾーンの練習で、正しいインパクトの形を体に染み込ませることが不可欠です。
  3. 「道具」を賢く使うこと:スイングの悩みを、最新のクラブテクノロジーが解決してくれることもあります。特に「飛び系アイアン」は、飛距離不足に悩む多くのアマチュアゴルファーにとって、強力な味方になってくれます。自分の体力やゴルフのスタイルに合った道具を選ぶことも、立派な上達戦略の一つです。

今回ご紹介した情報や練習ドリルが、あなたのゴルフライフをより楽しく、より豊かなものにするための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。正しい知識を武器に、自分史上最高の7番アイアンの飛距離を目指して、これからもゴルフを楽しんでいきましょう!

the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

the19thをフォローする
練習
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました