ヘッドスピード速い人の特徴を解剖!飛距離アップの秘訣

ヘッドスピード速い人の特徴を解剖!飛距離アップの秘訣

こんにちは!ゴルフの探求が趣味の「19番ホール研究所」所長のthe19thです。

練習場で隣の打席の人が、別に力んでいるようには見えないのに、明らかに自分より速いスイングでとんでもない飛距離を出している…そんな光景を見て、「なんであんなに速く振れるんだろう?」「自分とは何が違うんだ?」と、羨ましさと共に大きな疑問を感じたことはありませんか?

「ヘッドスピード速い人 特徴」と検索してここに辿り着いたあなたは、きっと飛距離への渇望と、現状を打破したいという強い想いをお持ちなのだと思います。見た目はリラックスしているのに、なぜかボールは遥か彼方へ。小柄な女子プロが自分より飛ばすのは一体なぜなのか。そして、自分もそんな風に振るためには、どんな身体の使い方をマスターし、どんな練習をすればいいのか…。そんな尽きない悩みを解決するべく、この記事を執筆しました。

この記事では、ヘッドスピードが速い人に共通する見た目の特徴から、下半身の使い方、プロとアマチュアを分ける決定的な「間」の秘密、そして年齢別の平均的な数値まで、皆さんが知りたい情報を徹底的に掘り下げていきます。さらに、あなたのポテンシャルを最大限に引き出すドライバーやシャフトの選び方、明日から自宅でできる具体的な練習ドリルも余すところなく紹介します。この記事を読み終える頃には、あなたの疑問は確信に変わり、飛距離アップへの明確な道筋が見えているはずです。一緒に、ヘッドスピードの謎を解き明かしていきましょう!

  • ヘッドスピードが速い人の効率的な身体の使い方
  • プロとアマチュアを分ける年齢やレベル別の平均的な数値
  • あなたのパワーを最大化するドライバーやシャフトの選び方
  • 明日からすぐに試せる具体的な練習ドリルとトレーニング
目次

解明!ヘッドスピード速い人の特徴と身体のメカニズム

まず最初に、ヘッドスピードが速い人たちのスイングの裏側で、一体何が起きているのかを深く見ていきましょう。彼らの動きは、単なるパワープレイではなく、物理の法則に則った非常に効率的なエネルギー伝達システムそのものなんです。その洗練された特徴を一つずつ、丁寧に紐解いていきますね。

見た目は脱力、でもスイングは速い秘密

ヘッドスピードが速い人の最も顕著で、そして最も真似るのが難しい特徴は、「極限まで脱力しているように見える」ことかなと思います。これはゴルフにおける最大のパラドックスの一つですね。

多くのアマチュアゴルファーは、「速く振ろう!」「飛ばそう!」と意識した瞬間に、無意識のうちに肩や腕、そしてグリップを握る手にギュッと力が入ってしまいます。しかし、これが大きな落とし穴。筋肉が過度に緊張して硬直すると、関節の可動域は狭まり、筋肉自体の収縮スピードも著しく低下します。つまり、飛ばそうと力む行為そのものが、ヘッドスピードにブレーキをかけているわけです。

一方で、速い人たちはクラブをまるで「むち」や「釣り竿」のように扱っています。むちの先端が音速を超えるほどのスピードに達するのは、持ち手が柔らかくしなり、エネルギーが先端に向かって波のように伝わっていくからです。もしむちがただの硬い鉄の棒だったら、先端の速度は手元の速度を超えることはありません。この原理をゴルフスイングで再現しているのです。

脱力の核心は「グリッププレッシャー」

この「むち」の動きを可能にするのが、グリップを握る圧力のコントロールです。速い人たちは、アドレスからフィニッシュまで、驚くほど緩いグリップを維持していると言われています。具体的な数値で言うと、最大筋力の30%〜40%程度とも。イメージとしては、「生卵を潰さない程度」あるいは「小鳥を優しく手で包むような力加減」がよく例えられますね。これにより手首や肘が柔軟な「ヒンジ(蝶番)」として機能し、クラブヘッドが遠心力で自然と加速するための物理的な条件が整うわけです。

まずはアドレスの段階で、一度クラブを地面に置いて、指先が白くなるほど強く握っている自分に気づくことが第一歩かもしれません。そこから意識的に力を抜き、腕が自然に垂れ下がる感覚を大切にすることが、ヘッドスピード向上のための最も重要なスタートラインになります。

地面反力を使う下半身主導の動き

現代のゴルフスイング理論で、ヘッドスピードと最も強い相関関係があるとされるのが「地面反力(Ground Reaction Force, GRF)」の活用です。これは、ニュートンの運動第3法則(作用・反作用の法則)に基づき、地面を踏みつける(作用)ことで得られる、地面からの反発力(反作用)のこと。ヘッドスピードが速い人は、この目に見えない力を推進力に変える達人なんです。

彼らは、この力を3つの異なるベクトルとして巧みに利用しています。

1. 水平方向の力(Horizontal Force)

バックスイングから切り返しにかけて、ターゲット方向へ体重を移動させる力です。速い人は、トップが完成する直前からすでに左足への踏み込みを開始し、スイングの始動エネルギーを生み出しています。この動きがスムーズなリズムとパワーの源泉となるわけです。

2. 回転方向の力(Torque / Rotational Force)

足裏で地面をねじるように使うことで生まれる、骨盤を高速で回転させる力です。例えば、左足はカカト側に、右足はツマ先側に力を加えることで、強力な回転トルクが発生します。この力で骨盤が先行して鋭くターンし、上半身、腕、クラブへと回転運動が伝わっていきます。

3. 垂直方向の力(Vertical Force)

これが、現代の飛ばし屋たちを象徴する最も重要な力です。ダウンスイングの中盤からインパクトにかけて、地面を真下に強く踏み込み、その反動で身体が上方向に伸び上がる動きを指します。PGAツアーのトッププロの中には、自分の体重の200%〜300%もの垂直方向の力を発生させている選手もいるというデータがあるほどです。

「ジャンプする動き」はエラーではない

一見すると、身体が浮き上がってしまいミスの原因になりそうですが、これは物理学的に非常に理にかなった加速装置なんです。左膝を曲げて深く踏み込んだ状態から、インパクトに向けて一気に伸ばす(伸展させる)ことで、地面からの反力が骨盤の左サイドを急激に引き上げます。この縦方向の動きが、骨盤の回転スピードを爆発的に高める起爆剤となるのです。腕の力ではなく、下半身と地球の力を使ってヘッドを走らせる感覚ですね。

もちろん、アマチュアがやみくもに真似をすると、ただの伸び上がりになってしまう危険もあります。まずは、その場で軽くジャンプする動きや、アドレスで足踏みをしてリズムを取ることから始め、下半身で地面をしっかり捉える感覚を養うことが大切です。

プロとアマチュアで違うトップの「間」

ヘッドスピードが速いプロのスイングをスローモーションで見ると、トップ・オブ・スイングで一瞬、ピタッと動きが静止するような独特の「間(ま)」があることに気づくはずです。これは単にリズムを取っているだけではなく、爆発的なパワーを生み出すための極めて重要な準備段階なんです。

この「間」が存在する瞬間、実は身体の内部では、上半身と下半身が逆方向に動こうとする激しい綱引き状態が起きています。

具体的には、下半身(特に骨盤)はすでにターゲット方向への回転(ダウンスイング)を開始しているのに対し、上半身とクラブは慣性の法則によってまだバックスイング方向へ動こうとしています。この上半身と下半身のねじれの差(捻転差)、専門的には「X-Factor」と呼ばれるものが最大になる瞬間こそが、この「間」の正体です。

この強烈な捻転差によって、体幹周りの筋肉はゴムのように限界まで引き伸ばされます。そして、引き伸ばされた筋肉が一気に縮もうとする「伸張反射(ストレッチ・ショートニング・サイクル:SSC)」という生理現象を利用することで、意識的な筋力だけでは到底生み出せない、爆発的なパワーを発揮しているのです。(出典:J-STAGE『ストレッチ・ショートニングサイクル(SSC)運動における発揮筋力増強メカニズム』)

「打ち急ぎ」がスピードを奪う最大の原因

対照的に、ヘッドスピードが上がらないアマチュアに最も多く見られるのが、この「間」を作れず、クラブがトップに収まりきる前に腕の力で強引に引き下ろしてしまう「打ち急ぎ」です。これでは捻転差がほとんど生まれず、伸張反射も機能しません。結果として、上半身と下半身が一体となって回転する、いわゆる「ドアスイング」となり、腕力だけの非効率なスイングになってしまうのです。

まずはトップで焦らないこと。切り返しで一呼吸おくくらいの余裕を持つ意識が、眠っているパワーを引き出す鍵となります。

なぜ女子プロは小柄でも飛距離が出るのか

テレビで女子プロゴルフを観戦していると、身長150cm台の小柄な選手が、大柄なアマチュア男性を遥かに超える250ヤード以上のビッグドライブを放つのを見て、衝撃を受けることがありますよね。彼女たちの飛距離の源泉は、絶対的な筋力ではありません。それは、身体が生み出したエネルギーを、一滴たりとも無駄にしない「効率性」の極致にあります。

その秘密を分解してみると、いくつかの要素が見えてきます。

1. 完璧な運動連鎖(キネマティック・シークエンス)

彼女たちのスイングは、身体の各パーツが「骨盤→胸郭→腕→クラブ」という正しい順番で、リレーのように加速と減速を繰り返します。前のパーツが急減速することで、そのエネルギーが次のパーツに伝達され、末端であるクラブヘッドで速度が最大化されるのです。このタイミングの正確さが、パワーロスを最小限に抑えています。

2. シャフト性能の最大活用

女子プロは、自分に合ったシャフトの「しなり」と「しなり戻り」を最大限に利用するのが非常に上手いです。ダウンスイングで生まれた「タメ」によってシャフトが大きくしなり、そのしなったシャフトがインパクト直前に素早く元に戻ろうとする力を、ヘッドの加速にプラスしています。これはまさに、クラブという道具の性能を100%引き出す技術と言えるでしょう。

3. 驚異的なミート率(スマッシュファクター)

飛距離は「ヘッドスピード × ミート率」で決まります。ミート率とは、どれだけクラブヘッドの芯でボールを捉えられたかを示す数値で、最大値は1.50とされています。女子プロは、スイングの再現性が非常に高いため、毎回のように芯でボールを捉えることができます。そのためミート率が常に1.45〜1.50という高い数値を維持しており、これがヘッドスピード以上のボール初速を生み出す要因となっています。

私たちアマチュアが学ぶべきは、筋力トレーニングもさることながら、股関節や肩甲骨周りの柔軟性を高めるストレッチを取り入れ、スムーズな捻転を生み出す身体の土台を作ること、そして力まずにクラブの芯でボールを捉える練習を繰り返すことかもしれません。力任せではない、効率的なスイングこそが飛距離アップへの近道であることを、彼女たちが証明してくれています。

あなたの数値は?年齢別の平均ヘッドスピード

「ヘッドスピードが速い」という言葉は相対的なものです。自分がどのレベルにいるのか、そしてどこを目指すべきなのかを知るために、客観的なデータを参考にしてみましょう。ここでは、一般的なアマチュアゴルファーの平均的な数値を、年齢と性別でまとめてみました。

年齢別・性別 平均ヘッドスピード(ドライバー)

年齢層 男性平均 (m/s) 女性平均 (m/s) 特徴・目安
20〜30代 42〜45 33〜36 身体能力のピーク。男性で45m/s超は明確に「速い」部類。
40代 41 32 技術で体力の低下をカバーする年代。40m/s台維持が目標。
50代 40 31 柔軟性の低下が顕著に。ここから低下スピードが加速しやすい。
60代 38 28 飛距離維持のため、軽量シャフトなどギアの見直しも重要に。
70代以上 36以下 26以下 無理のない範囲で、ゴルフを楽しむことが最優先。

※各種調査データを基にした一般的な参考値であり、計測器や個人差によって数値は変動します。

この表から、一般男性であれば45m/s、女性であれば35m/sあたりが、「ヘッドスピードが速い人」と呼ばれる一つのボーダーラインになりそうですね。一方で、プロやトップアマチュアの世界は、さらにその上にあります。

  • 国内男子プロ平均: 48m/s以上
  • PGAツアー(米国男子)平均: 50m/s以上(約113mph)
  • ドラコン選手: 60m/s以上(約135mph以上)

松山英樹選手はコンスタントに51〜52m/sを記録していますが、彼はスイング改造を繰り返しながらも、この驚異的なスピードを維持しています。これは、彼の身体操作能力、特に地面反力の使い方がいかに卓越しているかを物語っていますね。

計測器による数値のブレに注意

ゴルフショップの試打室で使われる高精度な弾道測定器と、練習場に設置されている簡易的な測定器、あるいは個人のスマートフォンアプリでは、計測される数値に数m/sの差が出ることがあります。大切なのは、特定の機器の数値を一喜一憂するのではなく、同じ環境で継続的に計測し、自分の成長の指標として活用することです。

実践!ヘッドスピード速い人の特徴を盗む方法

さて、ここからは理論編で学んだことを、実際のスイングに落とし込むための実践編です。私たちがヘッドスピードを上げるために具体的に何ができるのか、道具選びの視点から日々のトレーニングまで、明日からすぐに試せる具体的なヒントを集めてみました。理論を体感に変えていきましょう。

ドライバーのシャフト選びと最適なスペック

ヘッドスピードを上げる努力をしても、そのパワーを受け止めるクラブが合っていなければ、エネルギーはボールに効率よく伝わりません。特に、エンジンの役割を果たす「シャフト」の選び方は、パフォーマンスを左右する極めて重要な要素です。

多くの人がシャフトの硬さを「S(スティッフ)」や「X(エキストラスティッフ)」といったフレックス表記で判断しますが、これはあくまでメーカーが独自に設定した目安に過ぎません。A社の「S」とB社の「S」では、実際の硬さが全く違うということも日常茶飯事です。

そこで、より客観的で信頼性の高い指標となるのが「振動数(CPM: Cycles Per Minute)」です。これは、シャフトのグリップ側を固定し、ヘッド側を振動させたときに1分間に何回揺れるかを示した数値。数値が大きいほど、物理的に硬いシャフトということになります。

ヘッドスピードと適正振動数(CPM)の相関目安

ヘッドスピード (m/s) 適正振動数 (cpm) 一般的なフレックス目安
38m/s 以下 230〜240 cpm R / SR
38m/s 〜 41m/s 240〜250 cpm SR / S
42m/s 〜 44m/s 250〜260 cpm S
45m/s 〜 47m/s 260〜270 cpm S / X
48m/s 以上 270 cpm 以上 X / TX

※スイングの切り返しの速さやタメの深さによって適正値は大きく変わるため、あくまで参考です。

ヘッドスピードが45m/sを超えるようなパワーヒッターが、もし振動数240cpm台の柔らかいシャフトを使うとどうなるか。切り返しでシャフトがしなり過ぎてヘッドが戻りきらない「振り遅れ」が起きたり、インパクトの衝撃にシャフトが負けてエネルギーロスが発生したりします。自分のパワーをダイレクトにボールに伝えるためには、適度に硬く、頼りになるシャフトが必要不可欠なのです。

振動数以外にも、シャフトのしなる場所を示す「キックポイント」や、ねじれの強さを示す「トルク」など、様々な要素が絡み合って振り心地は決まります。ドライバーの選び方についてさらに詳しく知りたい方は、【初心者必見】ドライバーの選び方を完全解説!後悔しないための全知識の記事も参考にしてみてください。最適な一本を見つけるためには、専門知識の豊富なフィッターがいる工房などで、一度自分のスイングを計測してもらうことを強くお勧めします。

シャフトの重さは軽い?重い?論争の結論

シャフト選びにおけるもう一つの大きなテーマが「重量」です。「ヘッドスピードを最大化するなら、物理の法則通り軽い方がいいのでは?」「いやいや、安定性を求めるなら重い方がいい」…この論争は、ゴルファーの間で永遠に続いているかもしれませんね。

この問題に対する現代的な答えは、「ゴルファーのスイングタイプによって最適解が異なる」というものです。それぞれのメリットとデメリットを理解することが重要です。

重いシャフト(60g台〜)のメリット・デメリット

  • メリット:クラブ全体の慣性モーメントが大きくなるため、スイング軌道が安定しやすい。手先の余計な動き(手打ち)が抑制され、体幹を使ったゆったりとしたリズムで振りやすくなる。トップでの「間」も作りやすい。
  • デメリット:体力がないと振り切れず、逆にヘッドスピードが落ちる。スイング終盤で身体が流れたり、振り遅れの原因になることもある。

軽いシャフト(40g台〜50g台)のメリット・デメリット

  • メリット:物理的に速く振りやすい。非力なゴルファーでもヘッドスピードを上げやすく、高弾道のボールが打ちやすい。
  • デメリット:軌道が不安定になりやすく、ミート率が下がる可能性がある。軽すぎるために手打ちを助長し、切り返しで打ち急ぎやすい。

トレンドは「軽硬(かるかた)」

近年、世界のトッププロの間でもトレンドになっているのが、「軽量(50g台など)でありながら硬い(フレックスXなど)」スペック、通称「軽硬」シャフトです。これは、軽さによるスピードアップと、硬さによるコントロール性能(方向安定性)の両立を狙ったものです。元世界ランク1位のダスティン・ジョンソン選手がこのタイプを愛用したことで一気に注目されました。

結論として、ヘッドスピードが速い人の間でも、伝統的な「重硬」派と、革新的な「軽硬」派に分かれつつあります。絶対的な正解はありません。大切なのは、試打を通じて、自分が最もタイミングを取りやすく、かつ最後までしっかりと振り切れる重量帯を見つけること。スペックの数字だけで判断せず、ご自身の感覚を信じることが、ベストな一本に巡り合うための最短ルートかなと思います。

自宅でできるヘッドスピード向上トレーニング

ヘッドスピードは、ジムでのハードな筋力トレーニングだけで向上するものではありません。むしろ、脳と身体の連携をスムーズにする「神経系」のトレーニングが非常に効果的です。私たちの脳には、怪我を防ぐために無意識に動きの速さを制限する「リミッター」が備わっています。このリミッターを少しずつ解除し、「もっと速く動いても安全だ」と脳に再学習させることが目的です。嬉しいことに、これらのトレーニングの多くは自宅で簡単に行えます。

オーバースピード・トレーニング(重い⇔軽いの交互素振り)

これは神経系トレーニングの王道とも言える方法です。

  1. ウォームアップ:まずはストレッチなどで身体をしっかりほぐします。
  2. 重い器具で素振り:野球のトレーニングバットや、市販の重い素振り用練習器具を、全力で10回ほど振ります。体幹を使い、身体全体で振る意識を植え付けます。
  3. 軽い器具で素振り:次に、ドライバーを逆さに持ってグリップ側を振ったり、アライメントスティックのような極端に軽いものを、これも全力で10回振ります。この時、インパクトゾーンで「ビュッ!」と鋭い風切り音が鳴るように意識してください。これが、通常では体験できない「オーバースピード(過速度)」となり、神経系を刺激します。
  4. 自分のドライバーで素振り:最後に自分のドライバーを振ると、驚くほど軽く感じ、ヘッドがビュンと走る感覚が得られるはずです。

この1セットを、毎日5分でもいいので継続することが重要です。徐々に脳のリミッター設定が書き換えられ、実際のショットでもヘッドスピードが向上していきます。

竹箒(たけぼうき)素振り

石川遼選手がジュニア時代から実践していたことで有名な伝統的トレーニングです。空気抵抗の大きい竹箒を振ることで、手先だけでは到底振れなくなり、自然と体幹や下半身を使ったスイングが身につきます。また、フィジカル強化とスイングプレーンの安定にも繋がり、一石三鳥の効果が期待できます。

トレーニングの注意点
全力での素振りは、身体への負担も大きくなります。必ず十分なウォームアップを行い、腰や背中に痛みを感じた場合はすぐに中止してください。無理のない範囲で、継続することが最も大切です。

おすすめの練習ドリルで速さを体感しよう

理論を学び、自宅でトレーニングを積んだら、次は練習場でボールを打ちながら、その感覚を身体に染み込ませていきましょう。ここで紹介するドリルは、力みを取り除き、クラブヘッドが自然と走る感覚を養うことを目的としています。いきなりフルスイングではなく、小さな振り幅から丁寧に試してみてください。

小指外しドリル

これは、グリップの力みを強制的に取り除くための非常に効果的なドリルです。やり方は簡単で、利き手(右打ちなら右手)の小指、あるいは慣れてきたら薬指もグリップから浮かせて握り、スイングするだけです。

  • 目的:物理的に強く握れなくなるため、手首や腕がリラックスします。これにより、ダウンスイングでの「タメ」が自然に生まれ、インパクトでヘッドがスムーズにリリースされる感覚を掴むことができます。
  • 手順:まずはアプローチのような小さな振り幅から始め、徐々にスイングを大きくしていきます。最初はボールに当たらなくても気にせず、手首が柔らかく使えているか、ヘッドが走っているかに集中してください。

インパクトで右手を離すドリル(右手解放ドリル)

アマチュアゴルファーの多くは、インパクトで利き腕である右手でボールを強く押し込もうとしてしまいます。これはヘッドの自然なターンを妨げ、スピードを減速させる原因になります。このドリルは、その悪癖を矯正するための究極のドリルと言えるかもしれません。

  • 目的:インパクトの瞬間に右手をグリップから離すことで、右手の悪影響を排除します。遠心力によってクラブがターゲット方向に引っ張られ、ヘッドが勝手に走っていく「プル(引く)動作」の感覚を体感するのが狙いです。
  • 手順:これも最初はハーフスイング程度から。インパクトの瞬間に右手を「パッ」と離すイメージ、あるいは実際に離してしまいます。最初は怖いかもしれませんが、左腕主導でクラブが振り抜かれていく感覚が分かれば、飛距離も方向性も劇的に改善する可能性があります。

これらのドリルは、即効性があるというよりは、継続することでスイングの質そのものを変えていくものです。普段の練習の最初の10球だけでも取り入れてみることをお勧めします。

よくある質問:力んでも速くならないのはなぜ?

記事の締めくくりとして、ゴルファーなら誰もが一度はぶつかるこの素朴な疑問について、改めて詳しく解説しますね。このメカニズムを深く理解することが、力みからの脱却の第一歩になります。

Q
飛ばしたいと思って腕に力を込めれば込めるほど、なぜかヘッドスピードが落ちてしまいます。一体どうしてですか?
A

それは、飛ばしたいという意識が引き起こす「力み」が、スイングにとって致命的な「3つの負のメカニズム」を連鎖的に発生させてしまうからです。

  1. 【第1段階】筋肉の硬直によるスピード低下
    まず、腕や肩に力が入ると、筋肉は収縮し硬直します。陸上の短距離選手がスタート前に身体をリラックスさせているように、筋肉はしなやかな状態の時こそ、最も速く動くことができます。ガチガチに固まった筋肉では、素早い動きは不可能なのです。
  2. 【第2段階】スイングアーク(回転半径)の縮小
    次に、腕に力が入ると、無意識にクラブを身体の方へ引きつけてしまいます。これにより、クラブヘッドが描く円弧(スイングアーク)が小さくなってしまいます。物理の法則で、回転運動の末端速度は「回転の角速度 × 半径」で決まります。つまり、スイングの半径が小さくなればなるほど、ヘッドスピードは必然的に落ちてしまうのです。遠心力を最大限に活かすには、できるだけ大きなアークで振ることが重要です。
  3. 【第3段階】捻転差(パワーの源)の消失
    そして最も致命的なのが、力みによって上半身と下半身の分離運動ができなくなることです。身体全体がひとつの塊のように同時に回転してしまい、プロのような「捻転差」が全く生まれません。これにより、伸張反射による爆発的なパワーが使えず、ただの腕力に頼った非効率な「ドアスイング」になってしまうのです。

この「力む → 飛ばない → もっと力む」という悪循環から抜け出すには、意識を180度変える必要があります。「ボールを叩きにいく」のではなく、「インパクトは単なる通過点であり、フォロースルーで最も速く振る」という意識を持つことが、力みの呪縛を解くカギとなります。

まとめ:ヘッドスピード速い人の特徴を明日から実践

今回は、多くのゴルファーの憧れである「ヘッドスピード速い人」をテーマに、その特徴やメカニズム、そして私たちが実践できる具体的な方法について、徹底的に掘り下げてきました。非常に長い内容になりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

この記事で解説してきたことは、決して一部の才能ある人だけができる特別な技術ではありません。正しい知識を学び、適切なステップを踏めば、誰でも今よりヘッドスピードを向上させることは可能です。最後に、明日からのあなたの練習に役立つよう、最も重要なポイントを改めてまとめておきます。

  • 意識改革から始める:「力を込めて叩く」という長年の思い込みを捨て、「脱力してヘッドを走らせる」という新しい概念を受け入れること。まずはグリッププレッシャーを半分にする意識からスタートしましょう。
  • 身体の使い方を学ぶ:腕の力に頼るのではなく、地面からの反発力と、上半身と下半身の捻転差という、身体に眠る二大パワーソースを最大限に活用するスイングを目指す。
  • 道具を味方につける:自分のスイングとパワーに合った「振動数」と「重量」のシャフトを選ぶことが、努力を結果に繋げるための絶対条件。時には専門家の力を借りることも重要です。
  • 脳をアップデートする:重い器具と軽い器具の交互素振りなどの神経系トレーニングを継続し、脳が勝手にかけているスピードリミッターを少しずつ解除していく。

ヘッドスピードの向上は、一朝一夕に成し遂げられるものではありません。しかし、今回ご紹介したヘッドスピード速い人の特徴を一つずつ自分のスイングに取り入れていくことで、あなたのゴルフは確実に次のステージへと進むはずです。それは単なる飛距離アップだけでなく、ゴルフというスポーツの物理的な奥深さを理解する、エキサイティングな探求の旅になることでしょう。焦らず、楽しみながら、理想の弾道を描く自分を想像して、練習に取り組んでみてください!

 

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