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ゴルフ練習頻度の最適解は?レベル別の上達ロードマップ

ゴルフ練習頻度の最適解は?レベル別の上達ロードマップ Column

こんにちは!19番ホール研究所のthe19thです。

ゴルフにハマると、「もっと上手くなりたい!」という気持ちから、ゴルフ練習頻度について考え始めますよね。「一体、週に何回練習すればスコアは縮まるんだろう?」とか、「練習してるのに、なかなか上達しない…」なんて悩み、ゴルファーなら誰しもが一度は通る道かなと思います。

特に、100切りを目指す初心者の方から、安定して90台を出したいアベレージゴルファー、さらにはシングルを目指す上級者まで、レベルによって理想的な練習頻度や練習時間は変わってきます。週1回の練習で本当に上達するのか、それとも毎日の素振りの方が効果的なのか。また、練習しすぎによる怪我のリスクも気になるところですよね。

この記事では、そういったゴルフの練習頻度に関するあらゆる疑問や不安を解消していきます。あなたの現在のレベルとライフスタイルに合った、最も効率的な練習の進め方を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。

  • レベル別の最適なゴルフ練習頻度の目安
  • 週1回の練習で上達するための具体的な方法
  • 自宅でできる効果的な練習メニュー
  • 練習のしすぎによる怪我の予防策
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レベル別で見る最適なゴルフ練習頻度

ゴルフの上達スピードは、練習頻度と密接に関係していますが、ただやみくもに回数を増やせば良いというわけではありません。むしろ、自分のレベルに合っていない練習を重ねることは、時間とお金の無駄遣いだけでなく、変な癖を固めてしまう原因にもなりかねません。ここでは、ゴルファーの大きな目標となる「100切り」から「シングル」まで、それぞれのレベルに合わせた最適なゴルフ練習頻度の考え方について、一歩踏み込んで見ていきましょう。

100切り目標なら週1回の練習が基準

多くのゴルファーが最初の大きな壁として意識する「スコア100切り」。この目標を達成した人たちは、一体どれくらいの頻度で練習に励んでいたのでしょうか。意外に思われるかもしれませんが、必ずしも毎日練習場に通っていたわけではないようです。

ある調査データによると、100切りを達成した人のうち最も多かったのが「週1回」の練習頻度で、全体の約43%を占めていたという結果が出ています。次いで「月に2〜3回」が約27%ですから、合わせると7割近くの人が、週1回以下のペースで目標を達成していることになります。この事実は、「忙しくて毎日なんて練習できない…」と悩む多くのゴルファーにとって、大きな希望になるのではないでしょうか。

では、なぜ週1回の練習で十分な効果が得られるのでしょうか。これは、人間の記憶のメカニズムと関係していると考えられます。練習で得た感覚や技術は、何もしなければ時間とともに忘れてしまいますが、完全に忘れる前に次の練習を行うことで、記憶として定着しやすくなります。週1回というペースは、前回の練習で掴んだ良い感覚を忘れずに、次の練習へと繋げられる絶妙な間隔なんですね。これが月1回になると、毎回「初めまして」の状態から感覚を取り戻す作業が必要になり、上達のスピードが鈍化してしまう可能性があります。

100切り達成の黄金サイクル

理想的なのは、「週1回の練習場での技術練習」と「月1回のラウンドでの実践経験」を組み合わせることです。練習場で特定の課題(例:7番アイアンで真っ直ぐ打つ)を徹底的に練習し、その成果をラウンドで試す。そして、ラウンドで見つかった新たな課題(例:傾斜からのショットが苦手)を、次の練習に持ち帰る。このPDCAサイクルを回していくことが、着実なスコアアップへの最短ルートと言えるでしょう。

もちろん、練習頻度が高ければ、それだけ早く100切りを達成できる可能性は高まります。特に、レッスンプロの指導を受けながら週2回程度の練習をすれば、最短で4ヶ月ほどでの達成も夢ではありません。しかし、自己流で練習する場合は少し注意が必要です。誤ったスイングを繰り返すことで、かえって上達を妨げる「下手固め」に陥るリスクがあるからです。自己流で進める場合は、後述するスイング動画のチェックなどを取り入れ、客観的な視点を持つことが極めて重要になりますね。

週1回の練習でも確実に上達するコツ

「よし、週1回練習するぞ!」と決意しても、ただ練習場に行ってボールを打つだけでは、なかなか上達には結びつきません。「量より質」という言葉がゴルフほど当てはまるスポーツも珍しいかもしれません。週に1回という限られた時間の中で、最大限の学習効果を得るためには、いくつかの重要なコツがあります。ここでは、私が特に効果的だと感じている2つのアプローチを詳しくご紹介します。

1. 目的を持って球数を絞る「50球集中ドリル」

練習場でよく見かけるのが、時間内にできるだけ多くの球を打とうと、次から次へとベルトコンベアのようにボールを打っている光景です。気持ちはとても分かりますが、これでは一球一球に対する集中力が散漫になり、結局何も身につかない「ただの運動」で終わってしまいがちです。

そこでおすすめしたいのが、あえて50球という少ない球数に限定して行う「50球集中ドリル」です。球数が限られていると思うと、自然と一球を大切にする意識が芽生え、練習の密度が劇的に高まります。以下に、初心者向けのモデルプランを組んでみました。

ステップ 使用クラブ 球数 練習の焦点・意識
1. 導入 PW (15y) 5球 体と腕の同調。手先で打たず、体の回転でボールを運ぶ感覚を養う。
2. 基礎 PW (30y) 5球 振り幅と飛距離の関係性を確認。自分の「ものさし」を作る。
3. 確認 AW (50y) 5球 毎回アドレスを解き、スタンスの向きやボール位置を一から確認する。
4. 形成 SW (80y) 10球 ボールへのコンタクトを最重要視。体の回転を止めずに振り抜く。
5. 展開 9I (100y) 5球 アプローチの小さな動きのリズムを、フルショットに繋げていく。
6. 安定 7I (フル) 10球 7割の力感でOK。フィニッシュで3秒静止できるバランスを意識する。
7. 応用 Driver 5球 アイアンと同じリズムで振ることを徹底。力まず、遠心力を活かす。
8. 仕上げ 得意クラブ 5球 その日一番良かった感覚を体に刻み込み、気持ちよく練習を終える。

このドリルのポイントは、一球ごとに明確な目的意識を持つことです。これにより、漫然と打つ200球よりも、はるかに質の高い学びが得られるはずです。

2. スマホでスイングを撮影し客観視する

上達を妨げる最大の敵は、「自分の感覚」と「実際の動き」のズレです。自分では真っ直ぐ引いているつもりが、実はアウトサイドに上がっていた、なんてことは日常茶飯事。このズレを修正するためには、自分のスイングを客観的に見ることが不可欠です。

そこで絶大な効果を発揮するのが、スマートフォンによるスイング動画の撮影です。三脚があればベストですが、キャディバッグに立てかけるだけでも十分。後方(飛球線後方)と正面からの2アングルを撮影するのが基本です。撮影した動画は、その場でプロのスイング動画と比較してみましょう。スロー再生やコマ送りができるアプリを使うと、より詳細な分析が可能です。

スイングチェックのポイント

  • 後方から: アドレス時の前傾角度は維持できているか?テークバックでシャフトはどこを通っているか?
  • 正面から: スイング中に頭が左右に動きすぎていないか(スエー)?体重移動はスムーズか?

この「撮影→確認→修正→再撮影」というフィードバックループを練習中に繰り返すことで、週1回の練習効果を何倍にも高めることができます。自分の目で見て課題を認識することが、次の練習へのモチベーションにも繋がりますよ。

アベレージゴルファー向け練習メニュー

コンスタントに90台で回れるようになり、ゴルフが一番楽しい時期。それがアベレージゴルファーの段階かもしれません。しかし、同時に多くの人がスコアの伸び悩み、いわゆる「学習のプラトー現象」に直面するのもこのレベルです。ボールはある程度打てるようになったのに、なぜかスコアが80台に突入しない。その原因の多くは、練習内容のマンネリ化と、スコアメイクに直結する技術の不足にあります。

この停滞期を打破するために必要なのは、練習の「量」から「質」への転換、そして練習内容の「構造改革」です。具体的には、ドライバーやアイアンのフルショットに偏重した練習から、スコアの60%以上を占めると言われる100ヤード以内のショートゲームを重視した練習へと、意識的にシフトさせることが求められます。

ここでは、週1回の練習を想定した「60分完全燃焼メニュー」を提案します。時間を区切って目的を明確にすることで、ダラダラとした練習を防ぎ、集中力を維持するのが狙いです。

時間制「60分完全燃焼メニュー」

  • 0〜10分【ウォーミングアップ】
    まずは怪我予防のために、ストレッチで体をしっかりほぐします。その後、ウェッジを使い、腰から腰までの振り幅でハーフショットを繰り返しましょう。目的は体を温め、芯に当てる感覚を呼び覚ますことです。
  • 10〜30分【基礎・課題練習】
    この20分間は、その日の明確なテーマに集中します。例えば「右肘のたたみ方」「テークバックの始動」など、課題は一つに絞りましょう。使用クラブは7番アイアンなどがおすすめです。ここでは、球の行方(結果)よりも、正しい動きができているか(プロセス)を重視します。スマホでの動画チェックもこの時間に行うと効果的です。
  • 30〜50分【実戦シミュレーション】
    ここからがスコアアップの肝です。実際のコースをイメージし、「1ホール3打以内でグリーンオン」といった具体的な設定で練習します。ドライバーを1球打ったら、次はセカンドショットを想定して7番アイアン、そしてグリーン周りを想定してアプローチウェッジ、というようにクラブを持ち替えて打ちます。重要なのは、ミスショットが出ても打ち直さないこと。林に入ったことを想定して低い球を打つ練習をするなど、リカバリーショットの練習をすることで、本番での対応力が格段に向上します。
  • 50〜60分【クールダウン・パター】
    最後は呼吸を整えながら、練習場のパッティンググリーンで集中してパター練習を行います。1〜2メートルのショートパットを確実に入れる練習で、良いイメージを持って締めくくりましょう。

このメニューを基本に、自分の課題に合わせて内容をアレンジしてみてください。アベレージゴルファーの練習は、いかに「コースで使える技術」を磨けるかが鍵となりますね。

シングルを目指す人の練習時間とその配分

ハンディキャップが一桁台のシングルプレイヤーや、競技に出場するような上級者。彼らのゴルフは、アマチュアゴルファーにとって憧れの的ですよね。「きっと、ものすごい量の練習を毎日こなしているに違いない」と想像しがちですが、実は彼らの凄さは、練習の絶対的な「時間」や「球数」だけにあるわけではありません。真の違いは、練習の「質」と、スコアメイクから逆算された極めて合理的な「時間配分」に対する意識の高さにあります。

多くの平均スコア100前後のゴルファーが、練習時間の半分以上をドライバーやアイアンのフルショットに費やすのに対し、上級者はその時間をアプローチやパターといったショートゲームに重点的に配分します。なぜなら、ゴルフというゲームの本質を理解しているからです。

ゴルフのスコアのうち、約40%はパッティングが占め、グリーン周りからのアプローチを含めると、100ヤード以内のショットがスコア全体の約60%〜70%を占めると言われています。つまり、スコアを最も効率的に縮める方法は、ドライバーの飛距離を10ヤード伸ばすことではなく、3パットをなくし、アプローチで1メートル以内に寄せられる確率を高めることなのです。

上級者の練習時間配分モデル(90分の場合)

  • ウォーミングアップ(10分): ストレッチ、ウェッジでの小さなスイング
  • ショット練習(30分): その日の課題修正や、球筋の打ち分け(ドロー・フェード)など、明確な目的を持った練習に絞る。
  • アプローチ練習(25分): 様々な距離(10y〜50y)、様々なライ(平地、つま先上がり下がり)、球の高さの打ち分けなど、状況に応じた引き出しを増やす練習。
  • パッティング練習(25分): 1mのショートパットの反復、ロングパットの距離感合わせ、傾斜ラインの読みなど、時間をかけて丁寧に行う。

このように、「練習頻度」を「練習場に行く回数」という一面的な視点から、「各クラブ(特にスコアメイクに重要なクラブ)にどれだけの頻度と時間を投資するか」という多角的な視点で捉え直すことが、シングルへの道を切り拓く上で不可欠な思考法と言えるでしょう。練習場でも、常にスコアを意識した時間配分を心がけたいですね。

初心者はまず正しいフォーム習得を優先

ゴルフを始めたばかりの時期は、情熱にあふれ、「とにかくたくさんボールを打てば上手くなるはず!」と意気込んで、毎日練習場に通いたくなる気持ち、とてもよく分かります。しかし、この初期段階での練習の進め方こそが、今後のゴルフ人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。ここで最も注意すべきなのが、自己流の間違ったスイングで練習を重ねてしまう「下手固め」のリスクです。

運動学習の理論では、新しい動きを覚える際、脳の神経回路にその動きの「プログラム」が作られるとされています。最初のうちはぎこちない動きでも、繰り返し練習することで、そのプログラムが強化され、無意識にでもスムーズに動けるようになります。これは「自動化」と呼ばれ、スポーツ上達の鍵となるプロセスです。

問題は、この最初のプログラムが間違っていた場合です。例えば、ボールに当てたい一心で腕だけでクラブを振る「手打ち」のスイングを繰り返してしまうと、脳は「ゴルフスイング=手打ち」という誤ったプログラムを強力に記憶してしまいます。一度固着してしまったこの悪い癖を後から修正するのは、ゼロから正しいスイングを覚えるよりも、何倍もの時間と労力が必要になるのです。

初心者が陥りがちな練習の罠

  • 力みすぎ: 遠くに飛ばそうとして、グリップや腕に不要な力が入り、スムーズな体の回転を妨げてしまう。
  • ドライバーばかり練習する: 派手で楽しいドライバーに時間を使いすぎ、ゴルフの土台となるショートアイアンやアプローチの練習がおろそかになる。
  • 結果ばかり気にする: 曲がったりトップしたりという結果に一喜一憂し、スイングの形やリズムといったプロセスへの意識が向かない。

ですから、ゴルフを始めたばかりの初心者の方には、練習の「回数」や「球数」を追い求める前に、まず信頼できるレッスンプロに正しいスイングの基礎(グリップ、アドレス、体の動かし方)を教わることを強くお勧めします。最初の数ヶ月間、正しいレールの上に乗ることができれば、その後の上達スピードは驚くほど変わってきます。遠回りに見えて、実はそれが一番の上達への近道なんですね。

ゴルフ練習頻度の質を高める戦略と注意点

練習場に通うことだけが、ゴルフ上達のすべてではありません。むしろ、スコアアップの本当の鍵は、練習場への移動時間やコストがかからない「自宅での時間」をいかに有効活用できるかにかかっているのかもしれません。ここでは、物理的な練習頻度の限界を突破し、練習の質を飛躍的に高めるための戦略と、長くゴルフを楽しむために不可欠な身体のケアについて、詳しく解説していきます。

毎日の素振りがもたらす驚きの効果

「素振りなんて、地味で退屈…」と感じる方もいるかもしれませんが、実はこの素振りこそが、ボールを打つ練習では得られない、数多くのメリットをもたらしてくれる最強の練習法なのです。練習場に行けない日でも、毎日5分、10分と継続することで、あなたのスイングは劇的に変わる可能性があります。

ボールを目の前にすると、私たちの脳は無意識に「ボールにうまく当てなければ」と反応し、インパクトの瞬間に力んだり、動きを調整しようとしたりしてしまいます。これが、スムーズなスイングの妨げとなる最大の原因です。一方、素振りはボールという「結果」への執着から解放してくれるため、純粋な身体の動き(モーターコントロール)そのものに意識を集中させることができます。これにより、力みのない、スムーズな重心移動と体幹を使った回転運動が、脳と体にプログラムされていくのです。この「スイングの自動化」こそが、コースのプレッシャー下でも安定したショットを打つための土台となります。

目的別・効果的な素振りドリル

ただ漠然とクラブを振るだけでなく、目的意識を持つことで素振りの効果はさらに高まります。

  • タオル素振り: 長めのタオルの先端を結んで重りを作り、それを振ります。タオルがしなる感覚を掴むことで、力の入れるタイミングや「タメ」の感覚を自然に体得できます。ビュン!と音が鳴るポイントが体の正面に来るように振るのがコツです。
  • 左右対称素振り: いつも通り右で10回振ったら、逆(左打ち)でも10回振ります。これにより、スイングで偏りがちな体の筋肉バランスを整え、体幹を強化する効果が期待できます。
  • 目を閉じて素振り: 視覚からの情報を遮断することで、自分の体のどこがどう動いているか、という固有受容感覚が研ぎ澄まされます。バランスを崩さずにフィニッシュまで振り切れるか、試してみましょう。

素振りを行う際の注意点

自宅で素振りを行う際は、周囲の安全を十分に確認してください。天井の高さや、家具・照明器具などにクラブが当たらないか、始める前に必ずチェックしましょう。短いアイアンや、市販されている素振り用の練習器具を使うのが安全でおすすめです。

毎日の素振りの積み重ねは、確実にあなたのスイングの再現性を高めてくれます。地道な練習ですが、その効果は絶大ですよ。

自宅パター練習がスコアを変える理由

「Putt is Money(パット・イズ・マネー)」という有名な格言がある通り、ゴルフスコアを縮める上で、パッティングの重要性はどれだけ強調してもしすぎることはありません。しかし現実には、ドライバーの練習には熱心でも、パターの練習はラウンド前の練習グリーンだけ、という方が非常に多いのではないでしょうか。これは、スコアアップの最大のチャンスを自ら手放しているようなもので、非常にもったいないことだと私は思います。

スコアの約4割を占めるパッティングこそ、練習環境に左右されにくく、自宅で手軽に、かつ最もスコアに直結する効果的な練習だと言えます。高価な機材は必要ありません。市販のパターマットが1枚あれば、今日からでも始められます。テレビのCM中や寝る前の5分間だけでも、毎日パターを握る習慣をつけることで、あなたのスコアは劇的に改善する可能性を秘めています。

自宅でのパター練習で意識したいのは、ただ漠然とカップインさせることではありません。「方向性」「距離感」「再現性」という3つの要素を向上させるための、具体的なドリルに取り組むことが重要です。

自宅でできる効果的なパタードリル

  • 【方向性を磨く】割り箸ドリル: パターマットの上に割り箸を2本、パターヘッドの幅よりわずかに広く、平行に置きます。その間をパターヘッドが触れないようにストロークする練習です。これにより、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す、理想的なストローク軌道が身につきます。
  • 【距離感を養う】目標変更ドリル: カップを狙うだけでなく、マット上の様々な点(例えば、ティッシュの箱など)を目標にし、その手前でピタッと止める練習をします。振り幅の大きさで距離をコントロールする感覚を養うことができます。
  • 【再現性を高める】メトロノームドリル: スマートフォンのメトロノームアプリを使い、一定のリズムに合わせてストロークする練習です。「カッ(テークバック)…チッ(インパクト)」というように、自分に合ったテンポを見つけることで、緊張した場面でもリズムが崩れにくくなり、ストロークの再現性が格段に向上します。

週に1回練習場でドライバーを100球打つよりも、毎日15分間の自宅パター練習の方が、次のラウンドのスコアを5打縮めてくれる、なんてことは十分にあり得ます。騙されたと思って、ぜひ今日から始めてみてください。

練習しすぎは怪我のもと?予防策とは

ゴルフ上達への情熱が高まるあまり、ついつい練習に熱中してしまう。その気持ちは素晴らしいことですが、一歩間違えると身体を痛め、ゴルフどころではなくなってしまう危険性もはらんでいます。ゴルフは一方向への回旋運動を繰り返し行う非対称なスポーツであるため、特定の部位にストレスが集中しやすく、「練習のしすぎ(オーバーユース)」は様々なゴルフ障害を引き起こす大きな原因となります。

特にアマチュアゴルファーに多いのが、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)や手首の腱鞘炎、そして腰痛です。これらは、無理な力任せのスイングや、不適切なフォームのまま大量のボールを打ち込むことで、肘や手首、腰の関節や筋肉に許容範囲を超える負荷がかかり続けることで発症します。

痛みは身体からのSOSサインです

練習中や練習後に、特定の部位に痛みや熱っぽさ、違和感を感じたら、それは身体が発している危険信号です。「これくらい大丈夫だろう」と無理して練習を続けると、症状が悪化し、慢性化してしまう恐れがあります。慢性化すると治療にも時間がかかり、最悪の場合、長期的にゴルフから離れなければならなくなることも。勇気を持って練習を休み、身体をケアすることが、結果的に長くゴルフを楽しむための最善策です。

怪我を未然に防ぎ、持続可能なゴルフライフを送るためには、「休むこと」や「ケアすること」も練習の一環と捉えるコンディショニング戦略が不可欠です。

怪我を防ぐためのセルフケア戦略

  • 練習前の動的ストレッチ: 体が温まっていない状態でいきなりフルスイングするのは非常に危険です。練習前には、肩甲骨回しや股関節回し、体幹を捻る運動など、関節の可動域を広げる「動的ストレッチ」を中心に行いましょう。
  • 練習後の静的ストレッチ: 練習で酷使した筋肉をクールダウンさせるために、練習後にはゆっくりと筋肉を伸ばす「静的ストレッチ」が効果的です。特に、前腕や脇腹、お尻や太ももの裏側(ハムストリングス)などを重点的に、各種目30秒ほどかけて伸ばしましょう。
  • アイシング: 練習後に肘や手首に少しでも熱っぽさや違和感がある場合は、氷嚢などで15分〜20分程度冷やす(アイシング)ことで、炎症の拡大を防ぐことができます。
  • 専門家への相談: 慢性的な痛みが続く場合は、スイングフォームそのものに無理がある可能性が高いです。レッスンプロにフォームを見てもらったり、整形外科などの医療機関を受診したりすることを強くお勧めします。(参考:公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ損傷の予防」)

※この記事で紹介している情報は、あくまで一般的な予防策です。身体に強い痛みや異常を感じた場合は、自己判断せず、必ず専門の医療機関を受診してください。

目的別で考える理想的な練習時間

「練習時間」と一言で言っても、ただ長ければ長いほど良い、というわけではありません。むしろ、その日の「目的」が明確でないままダラダラと長時間練習することは、集中力の低下を招き、時間とお金を浪費するだけでなく、悪い癖を固めたり、怪我のリスクを高めたりする原因にもなり得ます。限られた時間の中で最大限の効果を得るためには、練習を始める前に「今日は何のために練習するのか」という目的を明確に設定することが何よりも重要です。ここでは、目的別に最適な練習時間の目安と、その時間内で何をすべきかのモデルプランを提案します。

目的別・練習時間モデルプラン

  • 【30分〜60分】フォーム固め・課題修正
    この時間設定は、特定の技術的な課題を一つだけ克服したい場合に最適です。「テークバックで右膝が流れないようにする」など、テーマを一つに絞り、短い時間で集中して反復練習を行います。球数は少なくても構いません。一球ごとに動きを確認し、スマホで動画を撮影しながら、質の高い練習を心がけましょう。
  • 【90分】総合的なスキルアップ
    ウォーミングアップから始まり、ショットの課題練習、アプローチやバンカーなどのショートゲーム、そしてパッティングまで、一通りの練習をバランス良く行いたい場合におすすめの時間です。前述した「アベレージゴルファー向け練習メニュー」のように、時間を区切って様々な練習を組み合わせることで、コースマネジメント能力の向上にも繋がります。
  • 【120分 or 打ち放題】打ち込み・ラウンド前の調整
    とにかく多くの球数を打ち込みたい時や、翌日のラウンドに向けて全体の調子を整えたい時に適しています。ただし、長時間になると思考停止状態でただボールを打つだけになりがちなので注意が必要です。100球を超えたあたりで一度休憩を挟んだり、後半はクラブをとっかえひっかえして実戦形式の練習を取り入れるなど、集中力を維持する工夫をしましょう。

練習の質を構成する4つの要素

  1. 明確な課題: その日、何を習得したいのかがハッキリしていること。
  2. 高い集中力: 一球一球、目的意識を持って丁寧に取り組むこと。
  3. 客観的フィードバック: スマホ動画などで自分の動きを客観的に評価すること。
  4. PDCAサイクル: 計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)のサイクルを回す意識を持つこと。

練習の価値は、時間や球数といった「量」で決まるのではなく、この4つの要素がどれだけ満たされているかという「質」で決まります。たとえ30分の練習でも、目的が明確であれば、2時間の漫然とした練習を凌駕するほどの効果が得られるのです。

結論:自分に合うゴルフ練習頻度の見つけ方

ここまで、レベル別、目的別、そして練習場所別といった様々な角度から、ゴルフの練習頻度について掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか。たくさんの情報をお伝えしてきましたが、最も重要なメッセージは非常にシンプルです。

それは、ゴルフの練習頻度に、すべての人に当てはまる唯一無二の「正解」というものは存在しない、ということです。あなたのゴルフのレベル、目標、そして仕事や家庭といったライフスタイル。それらすべてを考慮した上で、あなた自身にとって無理なく、かつ楽しく継続できる「最適解」を見つけることが何よりも大切なのです。

その最適解を見つけるための、一つの黄金律として私が提案したいのが、「週1回の質の高い集中練習」と「毎日の5分間の自宅ケア(素振り・パター)」を組み合わせるというスタイルです。このサイクルは、多くの社会人ゴルファーにとって現実的でありながら、上達に必要な要素をバランス良く満たしてくれます。練習場で技術的な課題に取り組み、自宅での地道な反復練習でその動きを体に染み込ませる。この両輪がうまく噛み合った時、あなたのゴルフは着実に次のステージへと進んでいくはずです。

あなたの最適練習頻度を見つけるための3つの質問

  1. あなたの今の目標は何ですか?(例: まずは100切り、安定して90台、シングル入り)
  2. 週にゴルフのために確保できる時間はどれくらいですか?(例: 平日夜に30分、週末に2時間)
  3. ゴルフをすることで何を得たいですか?(例: 良いスコア、仲間との楽しい時間、健康維持)

この質問に答えてみることで、自分に必要な練習の「量」と「質」が、自ずと見えてくるかもしれません。

練習頻度という数字に一喜一憂するのではなく、一回一回の練習、一球一球のスイングを大切にすること。そして何より、怪我なく、長くゴルフという素晴らしいスポーツを楽しむこと。この記事が、そのためのささやかなヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。まずは今週末、たった一つでいいので明確な目的を持って、練習場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

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