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ゴルフのハンデキャップ目安|スコア別一覧と計算方法を解説

ゴルフのハンデキャップ目安|スコア別一覧と計算方法を解説 Column

こんにちは!ゴルフの「なぜ?」を探求する、19番ホール研究所のthe19thです。

ゴルフコンペに参加したり、自分の実力を客観的に知りたくなったりしたとき、「ゴルフ ハンデキャップ 目安」ってすごく気になりますよね。自分の平均スコアだと、ハンディキャップは一体いくつなんだろう?とか、コンペでよく聞くダブルペリアという計算方法は一体どんな仕組みなの?とか。特にゴルフを始めたばかりの初心者の方や、安定して100切りを目指している方にとっては、具体的な目標設定の指標にもなります。また、女性のハンディキャップの考え方や、JGAの公式ハンディキャップってどうやって取るの?といった疑問も尽きないかなと思います。

この記事では、そんなハンディキャップに関する様々な疑問をスッキリ解決します。スコア別の分布がわかる一覧表から、コンペで使える計算方法まで、あなたの「知りたい!」にしっかり応えていきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

  • スコア別のハンディキャップ目安がわかる
  • 初心者や女性の目標設定が明確になる
  • コンペ用のダブルペリア計算方法がわかる
  • JGA公式ハンデの仕組みが理解できる
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スコア別 ゴルフ ハンデキャップ 目安一覧

まずは皆さんが一番知りたいであろう、「自分のスコアだとハンデはどれくらい?」という疑問にお答えします。ここでは、平均スコアとハンディキャップの目安を一覧表にまとめてみました。ご自身のレベルがどのあたりに位置するのか、そして次の目標はどこなのか、ワクワクしながらチェックしてみてくださいね。

平均スコアでわかるハンディキャップの分布

ゴルフの腕前はスコアで測られますが、そのスコアがどのくらいのレベルなのかを客観的に示してくれるのがハンディキャップです。この関係性を知ることは、自分の現在地を正確に把握し、現実的な目標を立てるための第一歩になります。以下の表は、一般的なアマチュアゴルファーの平均スコアと、それに対応するハンディキャップの目安、そしてそのレベルのゴルファーが持つ技術的な特徴を体系的にまとめたものです。

平均スコア 目安ハンディキャップ プレイヤーカテゴリーと技術的特性
72以下 0 (スクラッチ) スクラッチプレイヤー:プロやトップアマ。どんな状況でも動じない精神力と技術を兼ね備え、コースを完全に支配下に置くレベル。
73 〜 77 1 〜 5 片手シングル:極めて高い安定性を誇り、バーディーを計算に入れてゲームを組み立てられる。ミスをしても次のショットでリカバリーする能力に長けている。
78 〜 81 6 〜 9 シングルプレイヤー:安定して70台を出すことが視野に入る上級者。パーオン率が高く、仮にグリーンを外しても寄せワンでパーを拾う技術がある。大叩きは皆無に等しい。
82 〜 87 10 〜 15 準シングル〜上級者:コンスタントに80台前半で回る実力者。多くのアベレージゴルファーが目標とする、憧れの存在。コースマネジメントの意識が高い。
88 〜 92 16 〜 20 アベレージゴルファー(中級):「90切り」を達成し、ボギーペース(90)前後でプレーするゴルファーの中核層。OBなどの大叩きが減り、ゴルフのゲーム性が理解できてくる。
93 〜 97 21 〜 25 100切り安定層:コンスタントに100を切ることができる。ダボとボギーが混在するが、パニック的な大叩きは減少し、スコアメイクの楽しさが分かってくる段階。
98 〜 102 26 〜 30 100切りの壁:調子の良い日は90台が出るが、一つのミスから崩れて100を超えてしまうことも。特にアプローチやパターなどのショートゲームに課題が残ることが多い。
103 〜 107 31 〜 35 初級者〜中級移行期:基本的なルールやマナーを習得し、ただボールを打つだけでなく、スコアを意識し始める段階。ゴルフの奥深さに気づき、最も上達が楽しい時期。
108以上 36以上 初心者:コースデビューしたて、あるいは練習中の段階。まずは全ホールダブルボギーペース(108)を目指すことが最初のマイルストーンとなる。

この表を眺めると、スコアが良くなる(数字が小さくなる)ほど、1打の価値が重くなり、ハンディキャップを1つ縮めるのがどんどん難しくなっていくのがわかりますね。例えば、スコア100から95にするのと、85から80にするのとでは、同じ5打でも難易度が全く異なります。これがゴルフの面白いところであり、奥深いところでもあります。

この表は絶対的なものではありません
繰り返しになりますが、この表はあくまで一般的な目安です。プレーするゴルフ場の難易度、いわゆる「コースレーティング」や「スロープレーティング」によって、同じスコアでもハンディキャップは変動します。例えば、プロのトーナメントが開催されるような難コースで平均スコア90を出せる人は、表の目安であるハンデ18よりも、もっと良い(低い)ハンディキャップ、例えば14や15と評価される可能性があります。逆に、距離が短く平坦なコースばかりでプレーしていると、スコアが良くてもハンディキャップは縮まりにくい傾向があります。

初心者や100切りの目標ハンデは?

ゴルフを始めたばかりの方、そして次の大きな目標として「100切り」を目指している方にとって、ハンディキャップは具体的な道しるべになります。漠然と「上手くなりたい」と思うよりも、「まずはハンデ36を目指そう」「次はハンデ25だ!」と数値目標を立てることで、モチベーションが維持しやすくなりますよね。ここでは、その目標設定についてもう少し詳しく見ていきましょう。

最初の壁:脱・初心者を目指す「ハンデ36」

ゴルフコースデビューを果たした初心者が最初に目指すべき、現実的で大きな目標がハンディキャップ36です。これは、18ホールすべてを「ダブルボギー」で回った場合のスコア108(パー72の場合)に相当します。

なぜこれが重要かというと、「全ホールで大叩き(トリプルボギー以上)をしなかった」という証明になるからです。林に入れても、バンカーに捕まっても、なんとかダブルボギーで収める。この「粘り」こそが、ゴルフ上達の第一歩です。このレベルに到達すると、いくつかのホールではボギーや、まぐれではないパーが取れるようになっているはず。ゴルフが「運のスポーツ」から「技術とマネジメントのスポーツ」に変わっていく瞬間を実感できるでしょう。

最大の分水嶺:「100切り」とハンデ25の壁

ゴルファーにとって、おそらく最も大きな壁であり、最も達成感のある目標が「100切り」ではないでしょうか。この100という数字には、一種の魔力がありますね。

ハンディキャップの目安表を見ると、平均スコア98〜102の層がハンデ26〜30に該当します。このあたりが、まさに100を切れるかどうかの瀬戸際にいるゴルファー層です。「今日は98だった!」と喜んだ次のラウンドで「105叩いた…」なんて経験、身に覚えのある方も多いかもしれません。

では、安定して100を切る「100切り安定層」になるにはどうすればいいか。その目安となるのがハンディキャップ25です。平均スコアで言うと93〜97あたり。このレベルに到達するためには、技術的に何が必要かというと、「トリプルボギーを撲滅すること」に尽きます。OBを1回打っても、そのホールをダボで収めるリカバリー能力。3パットをしないパッティングの安定感。こうした「大崩れしないゴルフ」ができて、初めて100切りの壁を安定して超えられるようになるんですね。

100切り達成のためのコースマネジメント
ハンディキャップ25(目標スコア97)を目指すなら、パーを狙う必要は全くありません。むしろ「パーを狙わない」勇気が大切です。「9ホールをボギー、9ホールをダブルボギーで回ればスコアは99」。この計算式を常に頭に入れておきましょう。難しいホールでは無理せずダボでOKと考え、得意なホールでボギーを狙う。このメリハリが、安定した100切りへの最短ルートかもしれません。

女性のハンディキャップ目安と目標設定

「女性ゴルファーですけど、ハンディキャップの目安って男性と違うんですか?」というご質問は、本当によくいただきます。気持ちはすごく分かりますが、結論からお伝えすると、ハンディキャップの算出方法やスコアに対する目安に、性別による違いは一切ありません。

これは、ハンディキャップ制度が非常に公平に設計されているからです。多くのゴルフ場では、男性は「レギュラーティー(白)」、女性は「レディースティー(赤)」からプレーしますよね。このレディースティーは、レギュラーティーよりもホール全体の距離が短く設定されています。これにより、男女の平均的な飛距離の差という物理的なハンデが、プレーする前にすでに調整されているわけです。その上で出たスコアを元にハンディキャップを算出するので、例えば平均スコアが同じ100であれば、性別に関係なくハンディキャップの目安は28前後、ということになります。

とはいえ、特にゴルフを始めたばかりの女性にとっては、スコア120や130からスタートすることも珍しくありません。そんな時に「目標は100切り!ハンデは20台!」と言われても、少し遠い目標に感じてしまうかもしれませんね。そこで、女性ゴルファーがもっとゴルフを楽しめるような、段階的な目標設定をご提案します。

女性におすすめ!マイペース・ステップアップ目標

  1. ステップ1:HCP 40を目指す(スコア112ペース)
    まずは、大きなミスを減らして、安定してボールを前に運ぶことを目標にしましょう。「OBを打たない」「池に入れない」だけでもスコアは大きく改善します。全ホール「ダブルボギー+1打」のペースが見えてきたら、上達を実感できるはずです。
  2. ステップ2:HCP 36を目指す(スコア108)
    全ホールをダブルボギーで回るペースです。これが達成できれば、もう立派なゴルファー。コンペに参加しても、周りの足を引っ張るなんてことは全くありません。自信を持ってプレーを楽しみましょう。
  3. ステップ3:HCP 30を目指す(スコア102)
    いよいよ100切りが現実的な目標として見えてくるレベルです。この段階では、特にアプローチとパターの練習が効果的。「3打でグリーンに乗せて、2パットで決める」というボギーオンの考え方が身についてくると、スコアは劇的に変わります。

大切なのは、周りと比べずに自分のペースで上達を楽しむこと。一つ一つのステップをクリアする喜びを感じながら、ゴルフライフを豊かなものにしていきましょう。

シングルプレイヤーのハンディキャップ

ゴルフを愛する者なら、誰もが一度はその響きに憧れを抱くであろう「シングルプレイヤー」。これは、ハンディキャップが一桁(9以下)のゴルファーに与えられる、栄誉ある称号です。ハンデが5以下になると「片手シングル」と呼ばれ、さらに尊敬の眼差しを集めることになります。

平均スコアで言うと、81を切ってくるあたりからがシングルの領域。パー72のコースなら、コンスタントに70台でプレーする実力が求められます。これは、18ホールのうち半分以上をパー以上のスコアで回らなければ達成できない数字です。

シングルプレイヤーとアベレージゴルファーを分けるものは何でしょうか。もちろん、ドライバーの飛距離やアイアンの正確性といった技術的な差はありますが、それ以上に大きいのが以下の2つだと私は思います。

圧倒的なリカバリー能力

シングルプレイヤーも、もちろんミスをします。ティーショットを曲げることもあれば、アプローチを寄せきれないこともあります。しかし、彼らが違うのは「ミスを傷口で留める能力」です。林からのトラブルショット、深いバンカーからの寄せ、難しい傾斜からのパット。こうした厳しい状況からでも、粘り強くパーやボギーを拾ってくる。一つのミスでダブルボギーやトリプルボギーを叩いてしまうアベレージゴルファーとの最大の違いは、このリカバリー能力にあると言っても過言ではありません。

卓越したコースマネジメント

彼らは、ただ闇雲にピンを狙ったり、ドライバーを振り回したりはしません。その日の自分の調子、風の向きや強さ、グリーンの硬さや速さ、そしてハザードの位置。あらゆる情報を瞬時に分析し、最もリスクが低く、最もパーが取りやすいルートを常に選択しています。「ここは安全に刻む」「あえてグリーンセンターを狙う」といった判断が的確で、決して無謀な賭けには出ません。ゴルフを、力だけでなく頭脳でプレーしているのです。

シングルへの道は決して平坦ではありませんが、多くのゴルファーにとって、追いかける価値のある素晴らしい目標と言えるでしょう。

年齢別のハンディキャップに違いはある?

「もう歳だから、若い人と同じ基準じゃハンデは良くならないよね…」そんな風に思っているシニアゴルファーの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これも女性の場合と同じく、年齢によってハンディキャップの算出基準や目安が変わることは一切ありません。ゴルフのハンディキャップ制度は、年齢に対しても非常に公平に作られています。

70歳の方でも、20歳の学生でも、同じコースで同じスコア「90」を出せば、ハンディキャップの評価は全く同じです。「でも、飛距離が全然違うじゃないか」という声が聞こえてきそうですね。その通りです。そして、その飛距離の差を埋めるために存在するのが「ティーグラウンドの選択」です。

多くのゴルフ場では、一般的なレギュラーティー(白)やバックティー(青)の他に、シニアゴルファー向けの「ゴールドティー」や「シニアティー」(ゴルフ場によって呼称は様々)が設置されています。これは、レギュラーティーよりも距離が短く設定されており、加齢によって飛距離が落ちてきたプレーヤーでも、若い頃と同じようにパーオンを狙えるチャンスを与えてくれます。

自分に合ったティーグラウンドを選ぶ勇気
プライドが邪魔をして、なかなか前のティーから打てない、という方もいるかもしれません。しかし、自分の現在の飛距離に合わない長いティーからプレーすることは、ゴルフを不必要に難しくし、楽しさを半減させてしまう可能性があります。パー4で2打目がウッドやユーティリティばかりになってしまうなら、それはティーが合っていないサインかもしれません。思い切って前のティーからプレーすることで、アイアンでパーオンを狙うゴルフ本来の楽しさを再発見できるはずです。ゴルフは生涯スポーツ。年齢や体力に合わせて、賢く、そして長く楽しむ工夫が大切ですね。

ゴルフ ハンデキャップ 目安がわかる計算方法

さて、ここからは少しギアを上げて、ハンディキャップの具体的な計算方法について深掘りしていきましょう。特に、日本のコンペではお馴染みの「ダブルペリア方式」。この謎めいた計算の仕組みを理解すれば、コンペの楽しみ方がガラッと変わるかもしれません。また、自分の真の実力を示す「公式ハンデ」の仕組みについても解説しますので、さらなる高みを目指す方は必見です。

ダブルペリアの計算方法を解説

会社のコンペや友人とのラウンドで、最も一般的に使われているハンディキャップ算出方法が「ダブルペリア方式」です。正式名称は「新ペリア方式」と言います。公式ハンデを持っていない参加者がほとんどのプライベートコンペでは、この方式が事実上のスタンダードとなっています。

ダブルペリアの基本ロジック

ダブルペリアの面白いところは、当日のプレーが終わるまで、誰のハンディキャップも確定しない点にあります。その計算ロジックは以下のステップで進められます。

  1. 隠しホールの設定
    まず、ゴルフ場側が、アウト・インの18ホールのうち、合計12ホールを「隠しホール」としてランダムに(あるいは特定のルールに基づいて)設定します。プレーヤーは、どのホールが隠しホールなのか全く知らされずにラウンドします。
  2. 隠しホールのスコア集計
    プレー終了後、各自のスコアカードから、この隠しホール12ホール分の合計スコアを抜き出します。
  3. ハンディキャップの算出
    集計した12ホールの合計スコアを、以下の計算式に当てはめてハンディキャップを算出します。

【ダブルペリア計算式】
ハンディキャップ = (隠しホール12ホールの合計打数 × 1.5 – パー72) × 0.8

計算式の意味を紐解く

この計算式、一見すると呪文のようですが、それぞれの数字には明確な意味があります。

  • 「× 1.5」の意味:これは、12ホール分のスコアを18ホール全体のスコアに推定し直すための係数です。全18ホールのうち3分の2(12ホール)を抽出しているので、1.5倍(3/2倍)することで、その日のプレーヤーの18ホールでの実力を推測しているわけですね。
  • 「- 72」の意味:多くのゴルフ場がパー72で設定されているため、18ホール換算の推定スコアから基準となる72を引いています。これにより、「そのプレーヤーがパープレーに対して、どれくらいオーバーしたか」という「想定オーバー数」を算出します。
  • 「× 0.8」の意味:これがダブルペリアのキモです。算出された想定オーバー数の80%だけをハンディキャップとして採用し、残りの20%は実力差として残す、という調整が行われます。これにより、完全に実力差をなくすのではなく、上手い人が少しだけ有利になるような絶妙なゲームバランスが保たれているのです。

この仕組みを理解すると、ダブルペリアのコンペで上位に入るための”セオリー”が見えてきます。それは、「隠しホールで叩き、隠しホール以外で耐える」というもの。隠しホールで大叩きをすれば、計算式の分子が大きくなるためハンディキャップがたくさん貰えます。一方で、隠しホール以外で叩いても、ハンデは増えずにただグロススコアが悪化するだけ。これが「ダブルペリアは運の要素が強い」と言われる所以ですが、12ホールも対象があるので、完全に運任せというわけでもないのが面白いところです。

Excelで使えるハンディキャップ計算式

コンペの幹事を引き受けたけれど、集計作業が大変…という経験はありませんか?そんな時に役立つのがExcelです。あらかじめ計算式を組んでおけば、参加者の隠しホールの合計スコアを入力するだけで、瞬時にハンディキャップとネットスコアを算出できます。ここでは、ダブルペリアだけでなく、他の方式も含めた便利な計算式をご紹介します。

幹事さん必見!ハンディキャップ算出方式とExcel計算式

方式名称 隠しホール数 Excel計算式(A1セルに隠しホール合計スコア) 特徴・おすすめシーン
ダブルペリア(新ペリア) 12ホール =((A1*1.5)-72)*0.8 現在最も主流。実力と運のバランスが良く、多くの参加者が納得しやすい。一般的なコンペならまずこれを選んでおけば間違いありません。
ペリア(旧ペリア) 6ホール =((A1*3)-72)*0.8 運の要素が非常に大きい。隠しホールが6つしかないため、たまたまそのホールで大叩きした人が驚くほどのハンデをもらい優勝、という番狂わせが起きやすい。初心者が多い親睦コンペやお祭り系のコンペにおすすめです。
新新ペリア 9ホール =((A1*2)-72)*0.8 ダブルペリアとペリアの中間。隠しホールは9つ。ダブルペリアよりは波乱が起きやすく、ペリアほど理不尽ではないバランス型。少し刺激が欲しい時に。

Excelシートの簡単な作成例

実際にExcelで集計表を作る際の簡単な例をご紹介します。

  1. A列に参加者名、B列に隠しホール合計スコア、C列にグロススコアを入力する欄を作ります。
  2. D列のセル(例えばD2)に、上記の計算式(例:=((B2*1.5)-72)*0.8)を入力します。
  3. E列のセル(例えばE2)に、ネットスコアを計算する式(=C2-D2)を入力します。
  4. D2とE2のセルを下にオートフィルすれば、参加者全員分の計算が一瞬で完了します。

さらに、ハンディキャップの上限(例えば36)を設けたい場合は、D2の計算式を「=MIN(36, ((B2*1.5)-72)*0.8)」のように変更すればOKです。これで、計算結果が36を超えた場合は自動的に36になります。こうした工夫で、幹事さんの負担を大幅に減らすことができますよ。

JGA公式ハンディキャップの取得と仕組み

プライベートコンペのハンディキャップとは一線を画す、自分の真の実力を証明する指標が「JGA/USGAハンディキャップインデックス」、通称「公式ハンデ」です。これは、日本のゴルフを統括するJGA(日本ゴルフ協会)が、世界基準のルールに則って発行するもので、その信頼性は非常に高いです。

世界共通の物差し「ワールドハンディキャップシステム(WHS)」

現在、日本の公式ハンデは、USGA(全米ゴルフ協会)やR&A(英国ゴルフ協会)が主導する「ワールドハンディキャップシステム(WHS)」に準拠しています。これにより、世界中のどの国の、どのゴルフ場でプレーしても、自分の実力を公平な土俵で評価してもらえるようになりました。海外のコースでプレーする際にも、このハンディキャップが自分の実力の証明書になります。(出典:公益財団法人日本ゴルフ協会『JGA/USGAハンディキャップ』

「平均」ではなく「ポテンシャル」を示す算出ロジック

公式ハンデの最大の特徴は、その算出ロジックにあります。コンペハンデがその日1日のスコアで決まるのに対し、公式ハンデは継続的に提出したスコアに基づいて算出されます。具体的には、直近に提出したスコアカード20枚のうち、最も良いスコア(スコアディファレンシャル)だった8枚分の平均値が採用されます。

これは何を意味するかというと、公式ハンデは「あなたの平均的な実力」ではなく、「あなた本来の実力、つまり調子が良い時に発揮できる潜在能力(ポテンシャル)」を示しているということです。20ラウンドの中には、雨の日もあれば、風の強い日、体調が優れない日もあるでしょう。そうした悪いスコアは計算から除外され、そのゴルファーが持つベストなパフォーマンスが評価される仕組みなのです。ですから、ハンデ15の人がコンペで「95」を叩いても、それは決して不思議なことではなく、統計的に十分に起こりうることなんですね。

コースの難易度を補正する「コースレーティング」

さらに公式ハンデの公平性を担保しているのが、「コースレーティング」と「スロープレーティング」という2つの指標です。

  • コースレーティング:スクラッチプレーヤー(ハンデ0)がそのコースをプレーした際の想定スコア。数値が高いほど、上級者にとって難しいコースであることを示します。
  • スロープレーティング:アベレージゴルファー(ボギープレーヤー)にとっての難易度。標準を113とし、数値が高いほど、初心者・中級者にとってトリッキーで難しいコースであることを示します。

ハンディキャップを算出する際には、自分のスコアからこのコースレーティングを引いて補正します。そのため、難しいコースで良いスコアを出せばハンディキャップは良くなりやすく、逆に易しいコースでは好スコアを出してもハンディキャップは縮まりにくい、という非常に公平な評価が行われます。

ハンディキャップ計算アプリの活用法

「公式ハンデを取得するのは少しハードルが高いな…」と感じる方でも、もっと手軽に自分のハンディキャップを把握できる便利なツールがあります。それが、スマートフォンのゴルフアプリです。

現在、楽天GORA、GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)、ALBAなどの大手ゴルフメディアが提供するアプリには、スコア管理機能が標準で搭載されています。ラウンド後にスコアを入力するだけで、自動的にあなたのハンディキャップを計算し、その推移をグラフなどで可視化してくれるのです。

アプリでハンデを管理するメリット

アプリを活用することには、たくさんのメリットがあります。

  • 手軽さ:スマホさえあれば、いつでもどこでもスコアを入力し、自分のハンデを確認できます。紙のスコアカードを保管しておく必要もありません。
  • 上達の可視化:ハンディキャップの推移がグラフで表示されるため、自分の成長が一目瞭然です。ハンデが少しずつ良くなっていくのを見るのは、練習の大きなモチベーションになります。
  • データ分析:アプリによっては、フェアウェイキープ率、パーオン率、平均パット数など、詳細なデータを自動で集計・分析してくれます。自分の弱点がどこにあるのかを客観的なデータで把握できるため、効率的な練習に繋がります。
  • 仲間との共有:友人やゴルフ仲間とアプリ上で繋がることで、お互いのスコアやハンデを共有し、競い合うことができます。これもまた、ゴルフの楽しみ方の一つですね。

アプリのハンデは「プライベートハンデ」
注意点として、これらのアプリで算出されるハンディキャップは、あくまでそのアプリ内での「プライベートハンディキャップ」であり、JGAが認定する「公式ハンデ」とは異なります。ただし、多くのアプリはJGAの算出ロジックに近い方法を採用しているため、自分の実力を測る目安としては非常に有用です。中にはアプリを通じてJGAの公式ハンデ(JGAグリーンクラブ)に申し込めるサービスもあるので、本格的に実力を追求したくなった時のステップアップとしても活用できます。

よくある質問とハンディキャップの仕組み

ここでは、ハンディキャップに関してゴルファーの皆さんが抱きがちな、素朴な疑問や「これってどうなってるの?」という点について、Q&A形式で詳しくお答えしていきます。

Q. ハンディキャップに上限はあるの?

A. はい、あります。まず、世界共通基準であるJGA/USGAの公式ハンディキャップ(ハンディキャップインデックス)の上限は「54.0」と明確に定められています。これは、ゴルフを始めたばかりの方でも、競技に参加し楽しめるようにという配慮からです。

一方、プライベートコンペで採用されるダブルペリア方式などでは、主催者側が独自のローカルルールとして上限を設けることが一般的です。よく見られるのは「上限36」や「上限40」といった設定ですね。これは、運の要素が強いダブルペリアにおいて、ハンディキャップが際限なく付いてしまうと、あまりにも実力とかけ離れたプレーヤーが有利になりすぎるのを防ぐための調整です。コンペの参加案内にはこの上限が記載されていることが多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。

Q. コンペでハンデがありえないくらい良い人がいるのはなぜ?

A. これがいわゆる「ハンデがハマる」という現象で、ダブルペリア方式のコンペでは時々起こります。理由は、その人が「隠しホールでだけ都合よく大叩きした」可能性が高いからです。例えば、隠しホールに設定されたパー3で池に入れて「7」を叩き、他の隠しホールでもいくつかミスをしたとします。すると、計算式の元となる「隠しホールの合計スコア」が大きくなり、たくさんのハンディキャップが貰えます。その一方で、隠しホール以外のホールを素晴らしいスコアで回っていた場合、「グロススコアはそこそこ良いのに、ハンデがたくさん付く」という状況が生まれ、ネットスコアが非常に良くなるのです。これを不正と見る向きもありますが、ある意味ではダブルペリアというゲームのルールを最大限に活用した結果とも言え、コンペの醍醐味の一つでもあります。

Q. ハンディキャップは一度取ったら変わらないの?

A. いいえ、ハンディキャップは常に変動します。JGAの公式ハンデは、新しいスコアを提出するたびに再計算されます。具体的には、常に「直近20ラウンド」のスコアが計算対象となるため、古いスコアは押し出され、新しいスコアが反映されていきます。ゴルフの腕前が上達すればハンデは良くなりますし、逆にしばらくプレーから離れていたり、調子を落としたりすると、ハンデは悪くなることもあります。常に現在の実力を反映してくれる、生き物のような指標だと考えてください。

あなたのゴルフ ハンデキャップ 目安のまとめ

今回は、ゴルフのハンディキャップという、奥深くも非常に面白いテーマについて、スコア別の目安から具体的な計算方法、そして公式な仕組みまで、かなり詳しく掘り下げてみました。長い時間お付き合いいただき、ありがとうございます。

最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

この記事のポイントまとめ

  • スコア別の目安を理解する:自分の平均スコアがどのくらいのハンディキャップに相当するのかを知ることで、客観的な現在地と次の目標が明確になります。
  • 具体的な目標を設定する:特に「100切り安定」の目安となるハンデ25は、多くのアベレージゴルファーにとって大きなマイルストーンです。初心者や女性の方も、段階的な目標を設定することで、上達の喜びを感じやすくなります。
  • コンペの仕組みを知る:日本のコンペで主流の「ダブルペリア」は、運と実力のバランスが絶妙な計算方式。仕組みを理解すれば、コンペの楽しみ方が一層深まります。
  • 公式ハンデで実力を測る:自分の真の「ポテンシャル」を示すJGA公式ハンデは、ゴルフを競技として楽しむための世界共通のパスポートです。

ハンディキャップは、単に優劣をつけたり、コンペの順位を決めたりするためだけの数字ではありません。それは、あなたのゴルフの旅路を記録し、成長を可視化し、そしてレベルの違う仲間たちとゴルフという素晴らしいスポーツを共有するための「共通言語」です。

この記事でご紹介したゴルフ ハンデキャップ 目安が、あなたのゴルフライフをより豊かで、より楽しいものにするための一助となれば、私としてもうれしい限りです。次のラウンドでは、ぜひご自身のハンディキャップを意識して、新たな目標に挑戦してみてくださいね。

the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

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