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ゴルフ初心者のスコア平均は?100切り目安も解説

ゴルフ初心者のスコア平均は?100切り目安も解説 Column

こんにちは!「19番ホール研究所」のthe19thです。

ゴルフを始めたばかりのころって、自分のスコアが周りと比べてどうなのか、すごく気になりますよね。これからコースデビューを控えている方は「一体どれくらいのスコアなら迷惑にならないんだろう…」と不安になったり、そもそもスコアの数え方やスコアカードの書き方が曖昧で戸惑ったり…。私自身も、練習場ではそこそこ良いショットが打てるのに、いざコースに出たとたん信じられないようなミスを連発して大叩きし、「自分にはゴルフの才能ないのかな…」なんて本気で落ち込んだ経験があります。

この記事では、そんなゴルフ初心者のスコアに関するあらゆる疑問や不安に、徹底的にお答えしていきます。多くの初心者が叩き出すリアルな平均スコアから、まず目指すべきスコアの目安、そして最初の大きな壁である「120切り」、さらには多くのアマチュアゴルファーが永遠のテーマとして追いかける「100切り」を達成するための具体的な考え方まで、私の経験も交えながら、誰にでも分かるように丁寧に解説していきますね。

この記事を読み終える頃には、スコアに対する漠然とした不安がスッキリ解消され、「次のラウンドが楽しみ!」と思えるようになっているはずです。一緒にスコアの悩みを解決して、もっともっとゴルフを楽しみましょう!

  • ゴルフ初心者のリアルな平均スコアとその内訳がわかる
  • コースデビューで目標にすべきスコアと心構えがわかる
  • 120切りや100切り達成のための具体的な戦略と考え方がわかる
  • スコアアップに直結する必須ルールや効果的な練習のコツがわかる
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  1. ゴルフ 初心者のスコアは?平均と目安を解説
    1. 初心者の平均スコアは130〜150
      1. なぜ初心者はスコアがまとまらないのか?
    2. コースデビューで恥をかかないスコア目安
      1. スコアよりも100倍大切な「プレーファスト」と「マナー」
    3. スコアの数え方と基本用語を覚えよう
      1. メンタルを楽にする「自分だけのパー設定」
    4. スコアカードの書き方と上達への活用法
      1. 1. パット数を必ず記録する
      2. 2. ミスの内容を「記号」でメモする
    5. 最初の目標「120切り」は可能か?
      1. 「120切り」のハードルを分解してみよう
  2. ゴルフ 初心者のスコアを伸ばす戦略と練習方法
    1. スコアを守る必須ルールとペナルティ
      1. OBとペナルティエリア(池など)の決定的な違い
      2. 知らなきゃ大損!バンカーとグリーン上の重要ルール
    2. 夢の100切りを達成するコースマネジメント
      1. 100切りへのロードマップ「ボギーオン」という考え方
      2. ありがちな失敗パターン(スコア110台の人のゴルフ)
      3. 100切りマネジメント(ボギーオン戦略)
    3. スコアアップに直結する効果的な練習方法
      1. レベル別・重点強化練習メニュー
      2. 練習場の活用法とクラブセッティングのヒント
    4. スコアより大切なマナーとプレーファスト
      1. 「プレーが早い」は最高の武器
      2. スコアが悪くても尊敬される「グッドマナー」
    5. 良いゴルフ 初心者のスコアを目指すために
      1. 1. スコアの「基準」を自分の中に再定義しよう
      2. 2. 「ルール」と「マネジメント」を最大の武器にしよう
      3. 3. 継続こそが最大の才能

ゴルフ 初心者のスコアは?平均と目安を解説

まずは、ゴルフ初心者のスコアの「リアル」な部分に迫っていきましょう。自分の現在地を客観的に知ることは、無用なプレッシャーから解放され、ゴルフを楽しむための第一歩です。過大な目標を立てて挫折するのではなく、現実的なステップを一つずつクリアしていくために、まずは平均や目安、そしてスコアの付け方といった基本の「き」をしっかりと押さえていきましょう!

初心者の平均スコアは130〜150

いきなり核心からお伝えしますが、ゴルフ初心者が初めてコースに出たときや、まだ数回しかラウンド経験がない段階での平均スコアは、一般的に130から150くらいが目安とされています。ゴルフ関連のメディアやスクールのデータを見ても、だいたいこの範囲に落ち着くことが多いですね。

この数字を聞いて、「え、そんなに叩くのが普通なの!?」と驚いた方もいるかもしれませんが、これは決して特別なことでも、恥ずかしいことでもありません。むしろ、ほとんどの人が通る道なので、まずは「そんなものか」と安心してほしいなと思います。

なぜ初心者はスコアがまとまらないのか?

では、なぜこれほどまでに打数がかさんでしまうのでしょうか。理由はとてもシンプルで、練習場とコースでは環境が全く違うからです。

  • ミスのオンパレード: 平らなマットの上から打てる練習場と違い、コースは傾斜があったり、芝の長さが違ったりします。そのため、空振りやチョロ(ボールの頭を叩くミス)、トップ(ボールの上を叩くミス)、ダフリ(ボールの手前の地面を叩くミス)が頻繁に起こり、ボールが前に進まないことで打数が増えていきます。
  • ペナルティの加算: コースにはOB(プレー禁止区域)や池、林といったトラップがたくさんあります。ボールが大きく曲がってOBゾーンに入ってしまうと、1打罰が科せられた上で打ち直しとなるため、1ホールで一気にスコアを崩す原因になります。
  • トラブルショットの連続: 深いラフ(伸びた芝)やバンカーに捕まると、そこから脱出するだけで数打を要することも珍しくありません。特にバンカーは、一度入ると抜け出せなくなる「バンカー地獄」に陥りがちです。
  • パッティングの難しさ: テレビで見るプロは簡単に入れているように見えますが、グリーンの傾斜を読むのは非常に難しく、距離感を合わせるのも至難の業。初心者のうちは3パットや4パットが当たり前のように出てしまいます。

スコア「144」の内訳をシミュレーション!

例えばスコア「144」は、全18ホールがパー4だったと仮定すると、1ホールあたりの平均打数は「8打」です。これは規定打数(パー)の2倍なので「ダブルパー」と呼ばれます。では、パー4で8打叩いてしまう典型的なパターンを見てみましょう。

  1. 1打目: ティーショットが右に大きく曲がりOBゾーンへ(1打罰)
  2. 3打目: 打ち直しのティーショットはフェアウェイへ
  3. 4打目: グリーンを狙ったショットが手前のバンカーへ
  4. 5打目: バンカーから1回で出ず…
  5. 6打目: 2回目の挑戦でグリーンオン!
  6. 7打目: ファーストパットが大きくオーバー
  7. 8打目: なんとか返しのパットを入れてカップイン

どうでしょうか? ナイスショットは一つもなくても、ゴルフコースではこういったことが簡単に起こり得ます。これが、初心者の平均スコアが130〜150になる現実的な理由なんです。

大切なのは、こうしたミスも含めてゴルフなのだと受け入れることです。周りの経験者と自分を比べて落ち込む必要は全くありません。まずはコースの雰囲気に慣れ、ボールを前に進める楽しさを感じることが何よりも重要ですね。

コースデビューで恥をかかないスコア目安

「平均スコアは分かった。でも、やっぱりコースデビューで周りに迷惑をかけたくないし、恥ずかしい思いはしたくない…」その気持ち、痛いほどよく分かります。私も初めてのラウンド前日は、緊張でほとんど眠れませんでした。

結論から言うと、初心者が本当に「恥ずかしい」と思われるのは、スコアが悪いことではなく、プレーの進行が遅いこと(スロープレー)や、マナーが悪いことです。スコアは誰でも最初は悪いものですから、誰も気にしません。

その上で、あえてコースデビューでのスコア目標を設定するなら、140〜160くらいを現実的なラインとして意識するのが良いかなと思います。1ホールあたり、トリプルボギー(+3)やダブルパー(+4)ペースですね。まずは空振りをなくし、どんな形でもいいから1打1打、ボールを前に運ぶことを目標にしましょう。

スコアよりも100倍大切な「プレーファスト」と「マナー」

ゴルフは同伴者と一日を共にするスポーツです。自分も周りも気持ちよくプレーするために、以下のことをスコア以上に意識してください。

【最重要】コースデビューで心がけたい行動リスト

  • クラブを2〜3本持って走る: カートから自分のボール地点へ向かう際は、使いそうなクラブ(例えば、アプローチウェッジとパターなど)を常に数本持って、小走りで移動しましょう。行って戻る手間が省け、大幅な時間短縮になります。
  • 素振りは1回まで: 何度も素振りをすると、それだけで時間がかかり、後ろの組を待たせる原因になります。練習は練習場で。コースでは素振りは1回、多くても2回までと決めましょう。
  • 打つ準備を早めにする: 他の人が打っている間に、自分のボールの状況を確認し、風向きを見たり、どのクラブで打つか考えたりしておきましょう。自分の番が来てから準備を始めると、プレーが遅れてしまいます。
  • ボールの行方を全員で見る: 同伴者が打ったボールがどこへ飛んだか、全員でしっかり見てあげましょう。「右の林!」「ナイスショット!」といった声かけは、ボールを探す時間を短縮するだけでなく、場の雰囲気も良くします。
  • 安全の確認: 前の組が、ボールが届く範囲の外に出るまで絶対に打たないこと。安全確認はゴルファーの絶対的な義務です。
  • マナーを率先して行う: バンカーをならす、グリーン上のボールマーク(ボールが落下した跡)を直す、ディボット(ショットで削れた芝)に目土を入れる。これらを積極的に行う初心者は、スコアに関係なく尊敬されます。

これらの行動ができる人は、たとえスコアが160だったとしても、周りから「ぜひまた一緒にゴルフに行こう!」と誘われるはずです。逆に、スコアは良くても自分のことしか考えないプレーヤーは、敬遠されてしまうかもしれません。コースデビューでは、スコアの数字よりも、「感じの良いゴルファー」を目指すことが、成功への一番の近道ですね。

スコアの数え方と基本用語を覚えよう

ゴルフのスコアは、各ホールに設定された「パー(Par)」という規定打数を基準に数えます。この基準に対して、自分の打数がいくつ多かったか(オーバー)、あるいは少なかったか(アンダー)で表現するのが一般的です。この呼び方を覚えておくと、ゴルフ仲間との会話がぐっとスムーズになりますし、自分のプレーレベルを客観的に把握するのにも役立ちます。

まずは、最も基本的なスコアの呼び方を一覧で確認してみましょう。

ゴルフスコアの基本用語一覧

パーとの差 呼び方 語源・由来など 初心者の捉え方
-3 アルバトロス アホウドリ(滅多に見られない鳥) プロでも一生に一度レベルの奇跡
-2 イーグル ワシ(鳥の王様) 憧れのスコア。出る可能性はゼロではない
-1 バーディー 小鳥(Birdie) まぐれでも出たら最高に嬉しいボーナス
±0 パー (Par) ラテン語で「等しい」 プロや上級者の基準点。目標にしなくてOK!
+1 ボギー (Bogey) 悪霊(なかなか捕まえられない) 初心者がこれを出せたらナイスプレー!
+2 ダブルボギー ボギーの2倍 初心者の実質的な「パー」と考える
+3 トリプルボギー ボギーの3倍 これ以上叩かないことが目標

メンタルを楽にする「自分だけのパー設定」

この表を見て、私が初心者の方に一番伝えたいのは、「自分の中でのパーを『ダブルボギー』に設定し直しましょう」ということです。

ゴルフコースが設定している「パー」は、あくまでスクラッチプレーヤー(ハンディキャップが0の上級者)がそのホールをプレーするための基準打数です。初心者がいきなりこの基準を目指すのは、あまりにもハードルが高すぎます。高い目標はモチベーションになることもありますが、現実離れした目標は、かえってプレッシャーとなり、ゴルフをつまらなくさせる原因にもなりかねません。

そこで、パー4のホールなら「6打」、パー5なら「7打」、パー3なら「5打」で上がれたら「ナイスプレー!」と自分を褒めてあげるルールを作るんです。この「自分だけのパー設定」を持つだけで、精神的にものすごく楽になります。「パーを取らなきゃ」という焦りがなくなり、力みが抜けて、結果的に良いショットが出やすくなるという好循環も生まれます。まずはこの「ダブルボギーペース」で安定して回れることを目指すのが、上達への現実的なステップだと思います。

スコアカードの書き方と上達への活用法

ラウンド中に渡されるスコアカード。最初はただ数字を書き込むだけの紙に見えるかもしれませんが、実はこれ、あなたの上達を加速させてくれる「宝の地図」のようなものなんです。正しく記録し、ラウンド後に見返すことで、自分のゴルフの強みや弱点が明確になり、次の練習で何をすべきかが見えてきます。

基本的な書き方は、各ホールの自分のスコアを、自分の名前が書かれた欄に記入していくだけ。前半9ホールが終わったら「OUT」または「FRONT」の合計(TOTAL)を、後半9ホールが終わったら「IN」または「BACK」の合計を計算し、最後にその2つを足して18ホールの合計スコア(GROSS)を出します。

しかし、本当に重要なのはここからです。スコアカードを「データログ」として活用するための2つのコツをご紹介します。

1. パット数を必ず記録する

多くのスコアカードには、打数を記入するメインの欄の横や下に、パット数を書くための小さなスペースが用意されています。例えば、あるホールでスコアが「6」で、そのうちグリーン上でパターを使って打った回数が3回だった場合、「6」の横に小さく「3」と書き添えておきます。

これを18ホール続けると、ラウンドの最後に合計スコアだけでなく、合計パット数も分かります。ゴルフのスコアのうち、パット数が占める割合は約40%とも言われています。例えば、合計スコアが120で、合計パット数が45だったとします。1ホールあたりの平均パット数は2.5回。もしこれを平均2.0回(合計36パット)にできれば、それだけでスコアは「111」に縮まります。このように、パット数を記録することで、「スコアが悪い原因はショットなのか、パットなのか」を客観的に分析できるようになるんです。

2. ミスの内容を「記号」でメモする

数字だけでは分からない「ミスの質」を記録するのも非常に有効です。スコアの数字の横に、自分だけの分かりやすい記号でミスの内容をメモしておきましょう。

ミスの記録メモ(例)

  • ティーショットがOB → O
  • バンカーに入れた → B または
  • 池(ペナルティエリア)に入れた → W または
  • 3パット以上してしまった → 3P
  • 空振りした →

例えば、あるホールのスコア欄に「8 (O, B, 3P)」と書いてあれば、ラウンド後でも「ああ、このホールはティーショットでOBを打って、セカンドがバンカーに入って、グリーンでも3パットしたから大叩きしたんだな」と、ミスの連鎖が一目瞭然になります。

ラウンドが終わった後、このスコアカードを見ながら仲間と「反省会」をするのもゴルフの楽しみの一つです。「今日はドライバーのOBが多かったから、次の練習では方向性を重視しよう」「3パットが5回もあったから、パターマットで距離感を養おう」といったように、具体的で効果的な練習計画を立てるための、最高の教材になってくれますよ。

最初の目標「120切り」は可能か?

ゴルフコースに少しずつ慣れ、スコアが130台や140台で安定してきたゴルファーが、次に目指すことになる最初の大きなマイルストーン。それが「120切り」です。スコア119以下でラウンドを終えること。これは、初心者から初級者へとステップアップするための、一つの大きな関門と言えるかもしれません。

「スコア120なんて、自分にはまだまだ遠い世界…」と感じるかもしれませんが、実はこの目標、少し考え方を変えるだけで、決して不可能な数字ではないんです。

「120切り」のハードルを分解してみよう

難しく考えずに、まずは単純な計算をしてみましょう。ゴルフは全18ホールです。もし、すべてのホールを「トリプルボギー(パーに対して+3打)」でプレーしたとします。

18ホール × (+3打) = +54打
これに基準となるパー72を足すと…
72 + 54 = 126

どうでしょうか? すべてのホールでトリプルボギーを叩いても、スコアは「126」なんです。つまり、120を切るためには、18ホールのうち、たった7ホールでトリプルボギーをダブルボギー(+2)にできればいい、ということになります。(7ホールで-7打となり、126-7=119)

こう考えると、「全ホールでナイスショットをしないと!」というプレッシャーから解放されませんか? 120切りにスーパーショットは必要ありません。必要なのは、1ホールで+5、+6といった「大事故」を起こさない堅実なプレーなんです。

大叩きを防ぐための3つの鉄則

  1. ドライバーを封印する勇気を持つ: 初心者にとってドライバーは最も飛距離が出るクラブですが、同時に最も曲がりやすく、OBのリスクが高い諸刃の剣です。狭いホールや、左右にハザードがあるホールでは、迷わずユーティリティやアイアンでティーショットを打ちましょう。飛距離を200ヤード稼いでOBになるより、150ヤードでもフェアウェイにボールがある方が、圧倒的にスコアは良くなります。
  2. 「刻む」という選択肢を覚える: グリーン前に池や深いバンカーがある場合、初心者は無謀にグリーンを狙いがちです。しかし、成功率の低いギャンブルショットは「大事故」の元。あえてハザードの手前にボールを運び、次のショットで安全にグリーンを狙う「刻み」のマネジメントが、結果的にスコアを縮めます。
  3. トラブルからは欲張らず「脱出」を最優先: 深いラフや林の中にボールが入ってしまったら、色気を出してグリーンを狙ってはいけません。まずは1打を使って、安全なフェアウェイに戻すことだけを考えましょう。プロでさえ難しい状況から、初心者がリカバリーできる可能性は極めて低いです。1打の損切りが、それ以上の大怪我を防ぎます。

これらの鉄則を守り、各ホールで「トリプルボギー以内」を目標にプレーするだけで、「120切り」は驚くほど現実的な目標になります。技術的な上達ももちろん大切ですが、まずはこうした「考え方」のアップデートから始めてみるのがおすすめです。

ゴルフ 初心者のスコアを伸ばす戦略と練習方法

自分の現在地を把握し、現実的な目標設定ができたら、いよいよスコアアップのための具体的なアクションプランに移りましょう。ゴルフは、ただ闇雲にボールを打つだけではなかなか上達しません。実は、スイング技術そのものを変えなくても、「考え方(コースマネジメント)」や「ルールの知識」を少しアップデートするだけで、5打、10打とスコアが縮まることは珍しくないんです。ここでは、スコアの壁を突破するための戦略論と、それを支える効果的な練習方法について、詳しく掘り下げていきます。

スコアを守る必須ルールとペナルティ

ゴルフは「審判のいないスポーツ」と言われ、プレーヤー自身がルールを理解し、適用しなければなりません。初心者のうちは、このルールを知らないがために、本来払う必要のないペナルティを受けてしまったり、逆に受けられるはずの救済措置を知らずに損をしてしまったりすることがよくあります。ルールはプレーヤーを縛るためだけのものではありません。むしろ、トラブル時にプレーヤーを救済し、スコアを守るための「武器」になるんです。ここでは、スコアに直結する最低限知っておきたいルールをいくつかご紹介します。

OBとペナルティエリア(池など)の決定的な違い

コースで遭遇する二大トラブル、「OB」と「ペナルティエリア」。どちらも1打罰ですが、その後の処置が大きく異なります。この違いを理解しているかどうかで、スコアが大きく変わることもあります。

  • OB(アウトオブバウンズ): 白い杭で示されたプレー禁止区域です。ボールがOBゾーンに入った場合、原則として【1打罰を加えて、直前に打った場所から打ち直す】ことになります。これを「ストロークと距離の罰」と呼びます。ティーショットがOBなら、1打罰を加えて3打目として、もう一度ティーイングエリアから打ち直すわけです。
  • ペナルティエリア: 赤い杭(ラテラル・ペナルティエリア)や黄色い杭(ペナルティエリア)で示された池、川、崖などのエリアです。ボールがここに入った場合も1打罰ですが、打ち直しの他に、いくつかの救済オプションから選択できます。代表的なのは【1打罰を加えて、ボールが最後にエリアの境界を横切ったと推定される地点を基点に、ホールに近づかない範囲でドロップしてプレーを続行する】という処置です。

初心者の強い味方!「前進4打」を賢く活用しよう

ティーショットがOBになった場合、原則通り打ち直すと、時間がかかる上に、メンタル的にもプレッシャーがかかり、再び同じミスをしてしまう可能性が高くなります。そこで、日本の多くのゴルフ場では、プレーの進行をスムーズにするためのローカルルールとして「前進4打(プレーイング4)」が採用されています。これは、打ち直しをせず、コースの前方に設置された特設ティーから「4打目」としてプレーを再開できるというもの。プライドが邪魔して利用をためらう人もいますが、これはスコアの大崩れを防ぎ、同伴者や後続組に迷惑をかけないための賢明な戦略です。初心者のうちは積極的に活用しましょう。

知らなきゃ大損!バンカーとグリーン上の重要ルール

トラブルエリアの中でも、特にルール違反が起こりやすいのがバンカーとグリーンです。

  • バンカーでの禁止行為(2打罰): バンカー内で、ボールを打つ前にクラブで砂に触れる(ソールする)行為や、砂質をテストする行為は禁止されています。「バンカーではクラブを浮かせて構える」と徹底しましょう。これだけで2打罰はあまりにも痛すぎます。
  • アンプレアブルの活用: バンカーのアゴ(土手)の近くにボールが止まってしまい、どうしても出せそうにない…。そんな時は「アンプレアブル(プレー不能)」を宣言することができます。1打罰を払えば、バンカー内の別の場所にドロップしたり、バンカーの外からプレーを再開したりする選択肢もあります。バンカー内で5回も6回も叩くより、1打罰で脱出する方がはるかに賢明です。
  • ピン(旗竿)の扱い: かつてはグリーン上でパットをする際、ピンを抜かずにカップインさせるとペナルティがありましたが、2019年のルール改正により、現在ではピンを立てたままプレーしても無罰となりました(出典:JGA 日本ゴルフ協会)。特にロングパットの際は、ピンを目標にすることで距離感が合わせやすくなるメリットもあるので、初心者は抜かずにプレーするのがおすすめです。

これらのルールを正しく理解し、自分の有利になるように活用していくことが、スコアアップへの大きな一歩となります。

夢の100切りを達成するコースマネジメント

多くのアマチュアゴルファーが一度は夢見る「スコア100切り」。これを達成したゴルファーは、全体の約半数とも言われ、初級者から中級者へと認められる一つの証となります。100切りに必要なのは、プロのような飛距離やスーパーテクニックではありません。むしろ、自分の実力を客観的に把握し、ミスを最小限に抑えるための「コースマネジメント」という戦略的な思考こそが、最大の武器となります。

その戦略の核となるのが、「パーオンを狙わない勇気」と、それを具体化した「ボギーオン戦略」です。

100切りへのロードマップ「ボギーオン」という考え方

「パーオン」とは、パー4なら2打、パー5なら3打でグリーンに乗せること。上級者は常にこれを狙いますが、ショットの精度が安定しない初心者がパーオンを狙うと、グリーン周りに配置されたバンカーや池などのハザードに捕まるリスクが非常に高くなります。

そこで発想を転換し、「パー4なら3打で、パー5なら4打でグリーンに乗せ(=ボギーオン)、そこから2パットで確実にホールアウトする」というゲームプランを立てるのです。

【実践シミュレーション】380ヤード / パー4での100切りマネジメント

ありがちな失敗パターン(スコア110台の人のゴルフ)

  1. 1打目: ドライバーで一発を狙い、右にスライスしてOB。前進4打へ。(ここまでで実質4打)
  2. 4打目: 残り150ヤード。グリーンを狙ったショットが力んでトップし、グリーン手前のバンカーへ。
  3. 5打目: バンカーから一発で出ず…。
  4. 6打目: バンカーからホームランしてグリーン奥のラフへ。
  5. 7打目: アプローチが寄り切らず。
  6. 8,9打目: 2パットでなんとかカップイン。結果:9打(+5)

100切りマネジメント(ボギーオン戦略)

  1. 1打目: OBのリスクを避け、得意なユーティリティでフェアウェイ中央へ。飛距離は160ヤード。
  2. 2打目: 残り220ヤード。無理せず7番アイアンでフェアウェイの安全な場所へ刻む。飛距離は140ヤード。
  3. 3打目: 残り80ヤード。得意な距離。アプローチウェッジでグリーン中央へ確実に乗せる。(ボギーオン成功!
  4. 4,5打目: 2パットで確実に沈める。結果:5打(ボギー)

どうでしょうか。後者のプランでは、一度も難しいショットやリスクの高いショットを打っていません。この堅実なプレーを18ホール続けるだけで、スコアは「5打 × 18ホール = 90」となり、余裕で100切りが達成できてしまうのです。

「乗らなくてもいい」「飛ばなくてもいい」と思うことで、心に余裕が生まれ、力みが取れ、結果的にショットの精度が上がるという副次的な効果も期待できます。自分の飛距離を過信せず、常にハザードを避け、安全なルートを選択する。この地味で、一見すると消極的な戦略こそが、100切りへの最も攻撃的で、最も効率的な道筋なんですね。

スコアアップに直結する効果的な練習方法

どんなに優れたコースマネジメントを計画しても、それを実行するための最低限の技術がなければ絵に描いた餅になってしまいます。しかし、初心者のうちは、練習場で何をどのくらい練習すればいいのか分からず、ただ漠然とドライバーを振り回して終わってしまう…なんてことも多いかもしれません。ここでは、スコアの壁を乗り越えるために、特に効果的な練習方法をレベル別にご紹介します。

ちなみに、ある調査によると100切りを達成したゴルファーの練習頻度は「週に1回」が最も多いそうです。毎日練習する必要はありませんが、クラブを握る感覚を忘れないよう、コンスタントに練習を続けることが上達の鍵と言えそうですね。

レベル別・重点強化練習メニュー

自分の現在のスコアレベルに合わせて、課題を絞って練習することが効率的な上達に繋がります。

  • 【スコア140以上】まずはボールに当てる!ハーフスイング徹底練習
    このレベルの方は、まだ空振りがあったり、まともにボールが前に飛ばなかったりすることが多いはずです。まずはフルスイングは封印し、7番アイアンを使って、時計の9時から3時までの振り幅(ハーフスイング)で、クラブの芯(スイートスポット)にボールを当てる感覚を徹底的に養いましょう。目標は「前に飛ばす」ことではなく、「確実にミートする」こと。この地味な練習が、すべてのショットの土台となります。
  • 【スコア120〜140】OB撲滅!方向性重視のドライバー練習
    スコアを崩す最大の原因であるティーショットのOBをなくすための練習です。練習場では、ドライバーを満振りせず、常に7割程度の力感でスイングすることを心がけましょう。そして、ただ打つのではなく、練習場のネットの柱や看板などを目標に定め、「あの柱とあの柱の間に打ち出す」というように、常に方向性を意識します。飛距離よりも、狙ったフェアウェイ幅にボールを置く技術を磨くことが、120切りには不可欠です。
  • 【スコア100〜120】スコアの4割を決める!100ヤード以内とパターの集中練習
    100切りが目前に迫ってくると、勝負を分けるのはグリーン周りのショートゲームです。練習では、アプローチウェッジやピッチングウェッジを使い、30ヤード、50ヤード、70ヤードといった目標距離を正確に打ち分ける練習に多くの時間を割きましょう。また、スコアメイクの生命線であるパッティングは、自宅での練習が最も効果的です。2m程度の距離のパターマットを用意し、毎日10分でもいいので、まっすぐ打ち出す練習を続けてください。この積み重ねが、ラウンドでの「お先に!」を増やし、3パットを撲滅してくれます。

練習場の活用法とクラブセッティングのヒント

練習場では、ただボールを打つだけでなく、コースを想定した練習をすると効果が倍増します。例えば、「1打目はドライバー、2打目は7番アイアン、3打目はアプローチウェッジ」というように、ホールをシミュレーションしながら打つと、より実践的な練習になります。

また、初心者のうちは、見栄を張ってプロが使うような難しいクラブ(マッスルバックアイアンなど)を使うのは禁物です。ミスに寛容な(スイートスポットが広い)「ポケットキャビティ」タイプのアイアンを選ぶのがおすすめです。クラブに助けてもらうことも、スコアを良くするための立派な戦略の一つですよ。

スコアより大切なマナーとプレーファスト

この記事で何度か触れてきましたが、ゴルフというスポーツの根幹に関わる非常に重要なことなので、最後にもう一度、詳しくお話しさせてください。ゴルフは技術やスコアを競うスポーツであると同時に、同伴者と約半日という長い時間を共有する「ソーシャル(社交的)」なスポーツでもあります。そして、ゴルフの世界では、スコアが良い人よりも、周りへの気配りができる「グッドマナー」なゴルファーが何よりも尊敬されます。

特に初心者のうちは、スコアが悪いのは当たり前。それを気にして萎縮するよりも、「プレーを早く進めること(プレーファスト)」「基本的なマナーを守ること」を徹底するほうが、何倍も大切です。

「プレーが早い」は最高の武器

プレーが早い初心者は、誰からも愛され、また次も誘ってもらえます。なぜなら、ゴルフは通常、前の組、自分たちの組、後ろの組と、たくさんの組が連なってプレーしているからです。自分たちのプレーが遅れると、コース全体に迷惑がかかってしまいます。プレーファストは、自分のスコアメイクのリズムを良くするためにも非常に重要です。

プレーファストを徹底するための行動規範

  • 移動は常に小走り: カートに乗っている時間以外は、基本的に小走りで移動するくらいの意識を持ちましょう。
  • クラブを常に2〜3本持つ: 自分のボールのところへ行く際は、使う可能性のあるクラブを複数本持っていきます。クラブを取りにカートへ戻る時間は最大の無駄です。
  • 自分の打順を把握しておく: 次に打つのが自分だと分かっていれば、早めに準備(グローブをする、素振りをするなど)を済ませておきます。
  • グリーン上ではテキパキと: 他の人がパットしている間に、自分のライン(ボールが転がる筋)を読んでおきましょう。自分の番が来てから時間をかけてラインを読むのはスロープレーの元です。

スコアが悪くても尊敬される「グッドマナー」

ゴルフには、コースを保護し、誰もが気持ちよくプレーするための不文律とも言えるマナーが存在します。

  • 挨拶をしっかりする: 朝クラブハウスに到着した時、スタート前の同伴者やキャディさんへの挨拶は基本中の基本です。
  • 適切な服装(ドレスコード): ゴルフ場にはドレスコードがあります。襟付きのシャツを着用し、ジーンズやサンダルは避けるなど、ゴルフ場にふさわしい服装を心がけましょう。
  • コースを綺麗に保つ: ショットで削れてしまった芝(ディボット跡)には砂を入れる、バンカーショットの後はレーキで綺麗にならす、グリーン上のボールマークを修復する。これらはゴルファーの義務です。
  • ポジティブな声かけ: 同伴者が良いショットを打ったら「ナイスショット!」、ミスをしても「ドンマイ!」と声をかける。こうしたコミュニケーションが、一日を楽しくする秘訣です。
  • ネガティブな言動は慎む: ミスをして腹が立つ気持ちは分かりますが、クラブを叩きつけたり、大声で悪態をついたりする行為は、周りの雰囲気を最悪にします。自分の感情をコントロールすることも、ゴルフの重要なスキルの一つです。

これらのマナーを自然にこなせるようになれば、あなたはスコアに関係なく「ナイスゴルファー」として、多くのゴルフ仲間に恵まれるはずです。

良いゴルフ 初心者のスコアを目指すために

さて、ここまでゴルフ初心者のスコアに関する様々な情報や考え方について、詳しく解説してきました。最後に、この記事の総括として、あなたがこれからスコアの壁を乗り越え、ゴルフという素晴らしいスポーツを心から楽しむための、最も重要な提言をさせてください。

それは、「スコアの呪縛から解放され、自分だけのゴルフの楽しみ方を見つけること」です。

1. スコアの「基準」を自分の中に再定義しよう

何度もお伝えしてきましたが、ゴルフ場が設定している「パー72」は、あなたにとっての基準ではありません。それはトッププロや上級者のための目標値です。初心者がそれを目指すから、ゴルフは苦しく、つまらないものになってしまいます。

まずは、全ホールダブルボギーで回ったスコア「108」を、自分の中での「パー(基準)」に設定し直してみてください。もし、あなたが110でラウンドできたら、それは「2オーバー」の素晴らしい成績です。105で回れたら、それは「3アンダー」の快挙です。このように、基準点を変えるだけで、ゴルフの景色は全く違って見えてきます。他人や既存の基準に振り回されるのではなく、自分の成長を実感できるモノサシを持つことが、上達への一番の近道です。

2. 「ルール」と「マネジメント」を最大の武器にしよう

初心者のうちは、技術が未熟なのは当たり前です。その技術不足を補ってくれるのが、「知識」という名の武器です。前進4打やアンプレアブルといったルールを正しく理解し、不利な状況から賢く脱出する。ドライバーを握らず、グリーンを直接狙わない「守りのゴルフ」に徹して、大叩きのリスクを徹底的に排除する。一見すると消極的に見えるこれらの選択こそが、スコアを劇的に改善させる最も攻撃的で、最も効率的な戦略なのです。

3. 継続こそが最大の才能

ゴルフの上達に、特別な才能は必要ありません。最も重要な才能は、「楽しんで、続けること」です。週に一度の練習、月に一度のラウンド。このサイクルを無理なく、楽しみながら維持していく。そして、「次は130を切るぞ」「今日はダブルボギーを8個取るぞ」というように、具体的で達成可能な小さな目標を立て、一つひとつクリアしていく喜びを味わう。その積み重ねが、いつしかあなたを「100切りゴルファー」へと導いてくれるはずです。

スコアは、あなたのゴルフの楽しさを測る、たった一つの指標に過ぎません。美しい景色、気の合う仲間との会話、会心のショットを打った時の爽快感。ゴルフにはスコア以外にもたくさんの魅力が溢れています。どうかスコアに一喜一憂しすぎず、あなただけのゴルフの楽しみ方を見つけてください。

この記事が、あなたのゴルフライフをより豊かで楽しいものにするための一助となれば、私にとってこれ以上嬉しいことはありません。最後までお読みいただき、ありがとうございました!



the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

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