たまのラウンドや急なコンペのお誘いが入ると、年間契約までは必要ないけれど1日だけのリスクには備えておきたいと考える場面がありますよね。特に最近はセルフプレーが主流になり、自分自身の怪我や高額な賠償責任への不安から、ゴルファー保険の1日タイプを探している方が非常に増えています。出発当日の朝でも加入できるおすすめのプランや、セブンイレブンなどのコンビニで手軽に入れる保険、さらにはPayPayやドコモといったスマホ決済で完結するサービスなど、選択肢は多岐にわたります。一方で、ファミマには取り扱いがない点や、雨で中止になった場合のキャンセル規定、ホールインワン補償の厳しい条件など、加入前に知っておくべき落とし穴も少なくありません。私が実際に調べて感じたメリットやデメリットを交えながら、あなたに最適なプラン選びのお手伝いをさせていただきます。
- 1日100円から加入できるコスパ最強の保険プラン
- コンビニやスマホアプリを使った当日加入の具体的な手順
- クラブ破損時の時価額補償やホールインワン認定の厳しい現実
- 雨天中止時のキャンセル方法と返金ルールの違い
失敗しないゴルファー保険の1日タイプの選び方
いざゴルフ保険に入ろうと思っても、携帯キャリア系からコンビニ、さらには普段使っている決済アプリまで選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。ここでは、私が実際にリサーチして分かった「コストパフォーマンス」と「利便性」の観点から、それぞれの特徴を整理してみます。
おすすめの1日100円からの安い保険
「とにかく安く、最低限の安心だけ手に入れたい」という方には、NTTドコモが提供している「ワンタイム保険」が最強の選択肢になるかと思います。
驚くべきことに、この保険は1日あたり100円からという圧倒的な低価格で加入できるんです。私自身、最初にこの価格を見たときは「本当に大丈夫かな?」と疑ってしまいましたが、中身を見てみると「賠償責任補償」がしっかりと1億円確保されています。
ゴルフで一番怖いのは、他人に怪我をさせてしまった時の高額賠償リスクですよね。この100円プランは、自分のクラブが折れた時の補償(用品補償)やホールインワン補償をバッサリと削ぎ落とし、その分「相手への賠償」に特化しているため、この価格が実現できているようです。
当日加入も可能なPayPayやドコモ
「あ、保険入るの忘れてた!」と気づくのが、ゴルフ場へ向かう車の中や、クラブハウスに着いてから…なんてこと、よくありますよね。そんな時に頼りになるのが、スマホ一つで完結するPayPayやドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリア系保険です。
これらは基本的に自宅を出発する前(またはプレー開始前)であれば、当日の朝でも加入が可能です。住所などの面倒な入力も、スマホの登録情報を連携させることでスキップできるので、数タップで完了するのが現代的で便利だなと感じます。
セブンイレブン等のコンビニ保険の比較
スマホ操作が苦手な方や、仲間と一緒にまとめて入りたい時に重宝するのがコンビニのマルチコピー機で加入できる保険です。特に注目したいのがセブン-イレブンの「1DAYレジャー保険」です。
通常は1名あたり500円または700円という設定ですが、ここには「ご家族・グループ向けプラン」という強力な割引制度があります。なんと、2名以上で加入すると1名あたり300円にまで安くなるんです。
もしあなたがコンペの幹事なら、参加者全員分をまとめてこのプランで加入手続きをしてあげると、一人当たりの負担を抑えつつ全員のリスクケアができるので、非常にスマートな運営ができると思います。
ファミマにゴルフ保険がない際の代替案
「ファミマの入店音を聞くと安心する」という方も多いと思いますが、残念ながら現時点ではファミリーマートでは1日型のゴルフ保険(レジャー保険)を取り扱っていません。
ファミマにある「ちょいのり保険」は自動車保険ですので、ゴルフプレー中の事故は対象外です。「コンビニならどこでも入れるだろう」と思ってファミマに行くと、何もできずに焦ることになってしまいます。
楽天利用者は予約時付帯のみの注意点
楽天経済圏で生活している私のようなユーザーにとって、以前は「楽天の1日保険」が定番でしたが、ここにも大きな変化がありました。2024年6月をもって、楽天損保による1日保険の単体販売が終了してしまったのです。
現在、楽天で1日単位の保険に入れるのは、「楽天GORAでゴルフ場を予約する際に、オプションとして付帯させる」というパターンのみです。
つまり、友人が予約してくれたゴルフに参加する場合は、自分だけ後から楽天で保険に入ることはできません。この場合は素直に他社のサービスを利用しましょう。
ゴルファー保険の1日契約で知るべき注意点
数百円で数千万円、時には億単位のリスクをカバーしてくれるゴルファー保険ですが、「入っていれば何でもOK」というわけではありません。実は約款をよく読むと、私たちが想像している補償内容と少しズレがあることも…。ここでは、特にトラブルになりやすいポイントを深掘りします。
ホールインワン補償の条件と証明
「もしホールインワンしちゃったら、記念品代や祝賀会費が出る!」というのは夢がありますが、1日型保険、特にセルフプレーにおいては、この補償を受けるのは至難の業だと思っておいた方が良いです。
保険金を受け取るためには「目撃者の証明」が必須なのですが、多くの約款で「同伴競技者以外の第三者の目撃」が条件になっています。
キャディさんがいれば問題ないのですが、友人4人だけのセルフプレーで達成した場合、いくら友人たちが「本当に入った!」と証言しても、保険会社は認めてくれません。前の組のプレーヤーや茶店のスタッフ、コース管理の方がたまたま見ていない限り、補償は下りないという現実は知っておくべきですね。
クラブ破損時の時価額と補償の範囲
「ダフってシャフトが折れた!」という時も保険が役立ちますが、ここで注意したいのが「時価額」という考え方です。
例えば、5年前に20万円で買ったアイアンセットが破損しても、支払われるのは「現在の価値(時価)」までです。中古市場での価値や経年劣化が考慮されるため、修理代や再購入費用が全額出るわけではありません。
また、修理が可能な場合は「修理費」と「時価額」の低い方が上限となります。「保険に入っているから新品に買い替えられる」と期待しすぎると、査定額を見た時にガッカリすることになりかねないので注意が必要です。
雨天中止などのキャンセル方法と規定
ゴルフは天候との戦いでもあります。予約していた日が雨予報で中止になることもありますよね。そんな時、加入していた保険はどうなるのでしょうか?
基本的に、スマホ保険の多くは「補償開始日の前日」までであれば、マイページから無料でキャンセルが可能です。しかし、日付が変わって当日になってしまうと、たとえ一歩も家を出ていなくても保険料が発生してしまうケースがほとんどです。
事故発生時の連絡先と対応の手順
万が一、ゴルフ場で事故が起きてしまった場合、何よりも先にやるべきことは「ゴルフ場(マスター室)への報告」です。
保険請求には、ゴルフ場が発行する「事故証明書」が絶対に必要になります。怪我人の救護が最優先ですが、気が動転してそのまま帰宅してしまったりすると、後から証明書をもらうのに手間取ったり、最悪の場合は発行してもらえない可能性もあります。
「クラブが折れた」「人にぶつけた」という時は、その場で写真を撮り、すぐにゴルフ場のスタッフに状況を説明して証明書を作成してもらう。この初動だけは忘れないようにしましょう。
自分に合ったゴルファー保険1日プラン
ここまで様々な1日型保険を見てきましたが、最後にユーザーのタイプ別におすすめをまとめておきます。
| タイプ | おすすめの保険 | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく安く済ませたい | ドコモ「ワンタイム保険」 (100円プラン) |
賠償1億円を確保しつつ、缶コーヒー1本分の価格は最強です。 |
| コンペ幹事でまとめて加入 | セブン-イレブン 「1DAYレジャー保険」 |
2名以上で1人300円になる割引を活用しない手はありません。 |
| 自分の怪我も手厚くしたい | au損保 「ゴルフの保険」 |
入院日額5,000円など、自身の怪我に対する補償が他社より手厚いです。 |
| スマホで手軽に済ませたい | PayPayほけん 「基本プラン」(250円) |
180円プランには用品補償がないため、250円プランがバランス良しです。 |
たった数百円の出費を惜しんだばかりに、楽しいゴルフライフが台無しになってしまうのはあまりにも悲しいですよね。自分のプレースタイルや同行者に合わせて、最適な「ゴルファー保険 1日」プランを選んでみてください。それでは、安全で楽しいラウンドを!



