こんにちは!「19番ホール研究所」のthe19thです。
「いつかアメリカの広大なコースでゴルフをしてみたい!」そう思って情報を探し始めたものの、「日本とルールが全然違うらしい…」「英語が不安だし、予約はどうやるの?」「チップの相場っていくら?」なんて、疑問や不安が次から次へと湧いてきていませんか?特に、日本のゴルフではまず経験しないスループレーというプレースタイルや、芝生を守るための厳格なカートの乗り方、そして服装に関する独特のマナーなど、日本との文化的な違いに戸惑う方も多いかもしれません。人気のハワイやロサンゼルスといったエリアでプレーしたいけれど、そもそもどうやって予約すればいいのか、一人予約は可能なのか、といった具体的な手続きも気になるところですよね。
この記事では、そんなあなたの尽きない不安を一つひとつ丁寧に解消するために、私が実際に調べたり、現地でプレーしたりして身につけた「アメリカでゴルフ」を120%楽しむための必須知識と実践的なノウハウを、余すところなくお伝えします。日本との違いを事前にしっかりと理解し、万全の準備をすれば、アメリカでのゴルフは間違いなく一生忘れられない最高の思い出になるはずです。さあ、一緒に未知なるゴルフ体験への扉を開き、最高のラウンドを実現させましょう!
- 日本とアメリカのゴルフ文化の決定的違い
- チップや料金などお金に関する必須知識
- デジタル時代のゴルフ予約と一人プレーのコツ
- エリア別(ハワイ・カリフォルニア)のおすすめと注意点
アメリカでゴルフする前に知るべき日本との違い
さあ、ここからが本題です。アメリカでのゴルフ体験を心から満喫するためには、まず「日本の常識は一旦忘れる」くらいの気持ちが大切かもしれません。日本のゴルフ文化が「おもてなし」や「儀式」を重んじるのに対し、アメリカは「効率性」と「自己責任」がベースにあります。この根本的な違いを理解しておくことが、現地でカルチャーショックを受けずにスムーズにプレーするための第一歩。これを知らないと、意図せずマナー違反をしてしまったり、余計な心配でプレーに集中できなかったりするかも。でも大丈夫、これからお話しするポイントさえ押さえれば、あなたもすぐに現地のゴルファーのように振る舞えますよ!
常識が違う?スループレーの基本ルール
日本人ゴルファーがアメリカで最初に直面する、最も大きなカルチャーショック。それが「スループレー(Through-Play)」です。日本のゴルフ場のように、前半9ホールを終えた後にクラブハウスに戻り、1時間ほどのんびりと昼食休憩を取る…という優雅な文化は、アメリカのゴルフシーンには基本的に存在しません。
▼ スピードが命!アメリカのゴルフ文化
アメリカでは、ゴルフは「リズムとスピードが神聖視されるスポーツ」と捉えられています。前半の9番ホールのグリーンを上がったら、感傷に浸る間もなく、そのまま10番ホールのティーグラウンドへ直行するのが当たり前。このプレースタイルにより、18ホール全体の所要時間は約4時間から4時間半が標準とされています。昼食休憩を含めて6時間以上ゴルフ場に滞在することに慣れている私たちからすると、まるでF1レースのようなスピード感に感じるかもしれませんね。
この背景には、ゴルフ場側の「稼働率を最大化したい」という経営的な理由と、プレーヤー側の「だらだら時間をかけずに、集中してスポーツを楽しみたい」という価値観があります。日本の習慣を持ち込んでしまうと、後続の組に多大な迷惑をかける重大なマナー違反と見なされる可能性があるので、ここはしっかりと頭を切り替えましょう。
▼ ラウンド中のエネルギー補給戦略
「じゃあ、お腹が空いたらどうするの?ハンガーノックになっちゃうよ!」と思いますよね。もちろん、そのための仕組みはちゃんと用意されています。
前半と後半の折り返し地点、いわゆる「The Turn(ザ・ターン)」と呼ばれる9番ホール終了後のエリアには、簡易的なスナックバーが設置されていることがほとんど。ここでホットドッグやサンドイッチ、エナジーバーなどを素早く購入し、カートを運転しながら、あるいは次のホールのティーショットを待つ間に食べるのがアメリカンスタイルです。日本のクラブハウスで提供されるカレーライスやラーメンのような、着席して食べるメニューとは異なり、「携帯性(Portability)」と「機能性」が徹底的に追求されています。
▼ プレーペースを監視する「マーシャル」の存在
スループレー文化を支えているのが、「コースマーシャル(Course Marshal)」と呼ばれる巡回係の存在です。彼らの主な仕事は、全プレーヤーのプレーペースを厳しく管理すること。前の組との間隔が1ホール以上空いてしまうなど、プレーが遅延している組を見つけると、容赦なく警告に来ます。
「Please pick up the pace.(ペースを上げてください)」と優しく言われることもあれば、「You’re out of position.(あなたたちは遅れています)」と厳しく指摘されることも。この警告を無視していると、最悪の場合、ホールをスキップして次のホールに進むよう強制的に指示される権限も持っています。日本人ゴルファーは丁寧で慎重なプレーを心がける方が多いですが、アメリカでは「前の組に遅れない」という緊急性を常に意識することが何よりも重要です。自分のルーティンも大切ですが、周りの流れを止めない配慮が求められます。
意外と緩い?現地の服装マナー
服装、いわゆるドレスコードに関しても、日本とはかなり感覚が異なります。「アメリカのゴルフ場はTシャツでもOK」なんて話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは半分正解で半分間違い。実際には、コースの「格」によって服装基準が明確に二極化していると理解するのが正しいです。
▼ 高級リゾート・プライベートコースの基準
ペブルビーチやカパルア、PGAツアーが開催されるTPCスコッツデールのような、いわゆるトップティアのコースでは、ドレスコードは依然として厳格です。ここは日本の名門コースと同様の品位が求められる世界だと考えましょう。
- トップス:襟付きのゴルフシャツ(ポロシャツなど)が必須。モックネックも許容される場合が多いです。
- ボトムス:ゴルフ用のスラックスや、仕立ての良いショートパンツ(tailored shorts)が基本。
- NGな服装:Tシャツ、タンクトップ、ジーンズ、カーゴパンツ、スウェットパンツなどは絶対にNGです。
これらのコースを訪れる際は、ウェブサイトで事前にドレスコードを確認しておくのが賢明です。高額なグリーンフィーを払ったのに、服装が原因でプレーを断られたら悲しすぎますからね。
▼ パブリック・市営コースの緩和された雰囲気
一方で、アメリカのゴルフ人口の大多数がプレーする一般的なパブリックコースや市営コースでは、服装のルールは日本よりもはるかにリラックスしています。日本のゴルフ場のように、クラブハウスへの入場時にジャケット着用が義務付けられている、なんてことはまずあり得ません。
コースによっては、派手なロゴやメッセージ性が強いものでなければ、無地のTシャツでのプレーが黙認されることもあります。短パンもごく一般的なスタイルです。ただし、一つだけ注意しておきたいのが「カーゴショーツ」。サイドに大きなポケットがついた、ミリタリー風のパンツですね。機能的ではありますが、一部の伝統を重んじるゴルファーからは「だらしない」と見なされる風潮がまだ残っています。トラブルを避ける意味でも、安全策を取りたいなら、カーゴタイプではない普通のチノ素材のショートパンツなどを選ぶことを個人的にはおすすめします。
▼ 郷に入っては郷に従え「駐車場での着替え文化」
服装に関連して、もう一つ知っておくと便利なのが、アメリカのゴルファーの一般的な行動様式です。日本では「クラブハウスに到着→フロントでチェックイン→ロッカールームで着替える→レストランで談笑→スタート」という、ある種儀式的なフローが一般的ですよね。
カートの乗り方と必須の90度ルール
日本では名門コースを中心にキャディサービスが根付いていますが、アメリカのゴルフ市場の大部分は、乗用カートを利用したセルフプレー、または自分でバッグを担ぐか手引きカートを使う歩きプレーで構成されています。特に旅行者にとっては、GPSナビゲーションシステムを搭載した乗用カートがプレーの強力な相棒となるでしょう。
▼ GPSカートがキャディの代わり
現代のアメリカのゴルフカートは非常に高性能です。多くのカートには大型のGPSスクリーンが搭載されており、グリーンまでの距離(手前・中央・奥)、ハザードまでの距離、コース全体のレイアウトなどをリアルタイムで表示してくれます。これにより、プレーヤーはキャディがいなくても、自律的にコース戦略を立てることが求められます。初めてのコースでも、このGPS情報があれば安心してプレーに集中できますね。
▼ コースを守るための厳格な走行ルール
カートは便利な反面、コース(特に芝生)にダメージを与える可能性があります。そのため、コース管理への敬意を示す上で、カートの走行ルールを正しく理解し、遵守することはゴルファーの絶対的な義務です。特に以下の2つの用語は、現地の看板やスターターの説明で頻出するため、正確に覚えておきましょう。
料金は変動制?ダイナミックプライシング
アメリカでゴルフを計画する際、予算を組む上で最も理解しておくべきなのが、その独特な料金体系です。日本のゴルフ場のように「平日料金:15,000円」「土日祝料金:25,000円」といった固定料金制は稀。アメリカでは、航空業界やホテル業界と同様に、需要と供給に応じて価格がリアルタイムで変動する「ダイナミックプライシング」が広く採用されています。
▼ 航空券のように変わるゴルフ料金
同じゴルフコースでも、季節、曜日、そしてスタートする時間帯によって料金が驚くほど変わります。この仕組みを理解し、戦略的に活用することが、賢くゴルフを楽しむための鍵となります。主な価格帯は以下の3つに分類できます。
- プライムタイム(Prime Time):主に週末や平日の午前中(〜11時頃)。最も需要が高く、気候も良いため、料金は定価またはプレミアム価格に設定されます。確実に18ホールを快適に回りたい場合や、ビジネス接待などで利用されることが多い時間帯です。
- トワイライト(Twilight):午後1時〜3時頃からスタートする時間帯。需要が落ち着いてくるため、価格が大幅に下落します(プライムタイムの40〜50%オフも珍しくありません)。日没までに18ホールを回りきれないリスクがありますが、コストパフォーマンスは最高です。
- スーパートワイライト(Super Twilight):午後4時以降など、日没が迫った時間帯。料金は最も安くなりますが、数ホール〜ハーフプレーが限界。練習ラウンドや、旅の最終日に少しだけプレーしたい、といった場合に最適です。
▼ 円安時代の賢い攻略法「トワイライトを狙え!」
昨今の円安状況を考えると、日本人旅行者にとって、この「トワイライト」の時間帯を戦略的に活用することは極めて有効な節約術と言えます。例えば、プライムタイムで$180するコースが、トワイライトでは$90になることも。特に、夏場のカリフォルニアやアリゾナ、フロリダといった地域では日没が非常に遅い(夜8時過ぎまで明るいことも)ため、午後2時や3時にスタートしても、十分に18ホールを完走できる可能性が高いのです。暑さが和らぎ始める時間帯でもあり、一石二鳥ですね。
▼ もう一つの注意点「居住者価格」の存在
特定の市場、特に観光客が多いハワイ州や、カリフォルニア州の一部の市営コースでは、地元住民と旅行者の間に極端な二重価格制が存在します。これを理解していないと、現地で料金表を見て「聞いていた値段と全然違う!」と混乱することになります。
避けては通れないチップの相場と渡し方
日本人旅行者にとって、最大の心理的ハードルとも言えるのが「チップ」の文化ではないでしょうか。レストランやホテルならまだしも、ゴルフ場で一体誰に、いつ、いくら渡せばいいのか…想像もつかないかもしれません。アメリカにおけるチップは、単なる「サービスへの感謝」という気持ち以上に、サービス業に従事する人々の「賃金の一部を補填する」という強い経済的な側面があります。したがって、適切なチップを渡すことは、マナーであると同時に、現地の経済エコシステムに参加する上での義務のようなものと考えるのが良いでしょう。
▼ スマートに渡すための事前準備
チップで慌てないための最大のコツは、プレー前に十分な小額紙幣(1ドル、5ドル、10ドル札)を用意しておくことです。ラウンド中に財布をごそごそ探したり、大きなお札しかなくて困ったりするのは避けたいですよね。ポケットに数枚の紙幣を忍ばせておくだけで、非常にスムーズに対応できます。
▼ 各シーンにおけるチップの推奨額とタイミング
ゴルフ場では、様々なスタッフがお世話をしてくれます。以下に、チップを渡す主な場面と、2025年現在の一般的な相場をまとめました。
実践編!アメリカでゴルフを予約して楽しむコツ
さて、アメリカと日本のゴルフ文化の大きな違いを理解したところで、いよいよ実践編に進みましょう。ここからは、実際にどうやってゴルフ場を予約するのか、クラブなどの装備はどうするべきか、そして広大なアメリカのどこでプレーするのがおすすめなのか、具体的なステップと旅のプランニングに役立つ情報をお届けします。知識を実践に移して、最高のゴルフ旅行を実現させましょう!
ゴルフ予約の方法と一人予約の裏ワザ
アメリカのゴルフ予約は、電話が主流だった時代は遠い昔。今やそのほとんどがデジタル化されており、オンラインで完結するのが一般的です。主な予約方法は、大きく分けて2つあります。
▼ デジタル予約プラットフォームを使いこなす
まずは、ゴルフ場予約に特化したアグリゲーターサイト(予約エンジン)を活用する方法です。
- 代表的な予約サイト: GolfNow や TeeOff といったサイトが全米を網羅しており、希望のエリアと日時を入力するだけで、多くのコースの空き時間を一覧で比較・検討できて非常に便利です。
- お得な「Hot Deals」: これらのサイトには「Hot Deals」と呼ばれる、事前決済・返金不可の特別割引枠が用意されていることがあります。直前の予約などで大幅な割引が適用されることがあるので、費用を抑えたい方はこまめにチェックすると良いでしょう。
- 注意点「VPNの壁」: 一部のゴルフ場の公式サイトや予約サイトは、セキュリティ上の理由から米国外(つまり日本のIPアドレス)からのアクセスをブロックしている場合があります。もしサイトが表示されない場合は、VPN(Virtual Private Network)サービスを利用して米国経由でアクセスするか、現地に到着してから予約を行う必要があります。
▼ 難易度の高い「一人予約」を突破する裏ワザ
ここで多くの日本人ゴルファーが直面するのが「一人予約」の壁です。日本の「一人予約ランド」のような便利なマッチングシステムはアメリカでは一般的ではなく、予約エンジンの多くは4人一組(Foursome)の枠を効率的に埋めるようプログラムされているため、システム上、1名での予約をブロックする仕様になっていることが多いのです(3人の空き枠ができてしまうのを防ぐため)。
しかし、一人旅でもゴルフを諦める必要はありません。実践的な回避策(Workarounds)がいくつか存在します。
レンタルクラブは借りるべき?料金比較
アメリカへのゴルフ旅行を計画する上で、多くの人が頭を悩ませるのがゴルフクラブの問題。「愛用のクラブを持参するか、それとも手軽に現地でレンタルするか」は、経済性、利便性、そしてプレーの質を左右する重要な決断です。
▼ 現地レンタル市場の現状
まず、アメリカのレンタルクラブ市場は非常に成熟しており、質は高いと言えます。多くのコースでは、TaylorMade、Callaway、Titleistといった人気ブランドの最新モデルや、それに準ずる比較的新しいモデルをレンタル用に用意しています。
- 料金相場: プレミアムセット(最新モデルなど)で1ラウンドあたり $65~$85、スタンダードなセットで $45~$55 程度が一般的な価格帯です。
- 外部レンタル業者: ゴルフ場によっては、コース外のゴルフ用品店や専門のレンタル業者(例:ハワイのHonolulu Club Rentalsなど)を利用する方が安くなる場合があります。特に複数日レンタルすると割引率が高くなるので、長期滞在の場合は検討の価値ありです。
▼ 持参する場合の選択肢「国際配送サービス」
自分のクラブでなければスコアが出ない、というこだわり派の方や、長期でプレーする方にとっては、やはりクラブ持参が魅力的です。しかし、空港での持ち運びや、航空会社の超過手荷物料金、破損・紛失のリスクを考えると躊躇しますよね。
そこでおすすめしたいのが、「ShipSticks」のようなゴルフバッグ専門の国際配送サービスです。自宅から渡航先のホテルやゴルフ場へ直接クラブを送ることができ、往復の手配も可能です。
▼ 損益分岐点はどこ?
結局どちらが良いのか、損益分岐点を考えてみましょう。仮にレンタル代が1ラウンド$75、配送サービスが往復$250だとします。
- 1〜2ラウンドの場合: レンタルの方が安上がりです($75〜$150)。
- 3ラウンドの場合: 費用はほぼ同等になります(レンタル$225 vs 配送$250)。
- 4ラウンド以上の場合: 自分のクラブを配送する方が経済的合理性が高くなります。
最終的には、プレー回数、予算、そして「使い慣れたクラブでプレーしたい」という気持ちの強さのバランスで決めるのが良いかなと思います。
おすすめエリア①:日本語が通じるハワイ
初めての海外ゴルフ、特に言葉の壁が心配な方にとって、これ以上ないほど最適なデスティネーションがハワイです。常夏の楽園という最高のロケーションはもちろんのこと、日本人観光客への対応が非常に充実しており、安心してゴルフに没頭できる環境が整っています。
▼ 日本人ゴルファーにとってのハワイの魅力
ハワイのゴルフ場が持つ最大の魅力は、その「安心感」にあります。多くのコースでは、プロショップやレストランに日本語を話せるスタッフが常駐していたり、日本語のウェブサイトや案内板が用意されていたりします。予約からチェックイン、プレー中のトラブルまで、言葉のストレスをほとんど感じることなく過ごせるのは大きなメリットです。
また、レンタルクラブも日本人ゴルファーの体格やパワーを考慮して、少し軽めのシャフトや、日本で人気のブランドモデルを用意してくれている場合があるなど、細やかな配慮が嬉しいポイントです。
▼ コースの階層構造と代表的なゴルフ場
ハワイのゴルフ市場は、予算や目的に応じて選べる、明確な3層構造になっています。
| コースカテゴリー | 代表例(島) | 2025年ビジター料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 超高級リゾート | カパルア・プランテーション(マウイ) | $475 + 税 | PGAツアー「ザ・セントリー」開催コース。息をのむような絶景と最高のコースコンディション。一生に一度はプレーしたい憧れの場所。 |
| 高級・中級リゾート | ロイヤルハワイアン(オアフ) エワビーチ・ゴルフクラブ(オアフ) |
$180 – $200 | 観光客に人気が高く、メンテナンス状態も良好。美しい景観と戦略的なレイアウトを楽しめる。日本語対応も期待できる。 |
| 市営・パブリック | アラワイ・ゴルフコース(オアフ) | $43 – $80 | コストを抑えたいローカルや長期滞在者に人気。メンテナンスは最低限だが、ワイキキからのアクセスは抜群。予約難易度は非常に高い。 |
▼ 忘れてはいけない「カマアイナ・レート」
ハワイでゴルフをする際に、絶対に忘れてはならないのが、前述した「カマアイナ(Kama’aina)」と呼ばれる居住者割引制度です。これはハワイ州の運転免許証など、公式な居住証明を持つ人だけに適用される特別料金で、旅行者(ビジター)料金とは驚くほどの価格差があります。例えば、ビジター料金が$180のコースで、カマアイナは$80でプレーできる、といったケースも珍しくありません。料金表を見る際は、必ず自分が適用される「Visitor」や「Non-Resident」の料金を確認しましょう。不正利用を防ぐため、チェックイン時のIDチェックは非常に厳格に行われています。
おすすめエリア②:名門揃いのカリフォルニア
ゴルフ愛好家にとって、「聖地」と呼べる場所が世界にいくつかありますが、カリフォルニアはその筆頭格と言えるでしょう。世界中のゴルファーが憧れる超高級コースから、信じられないほどの低価格でプレーできる質の高い市営コースまで、その多様性と奥深さは他のエリアの追随を許しません。
▼ パブリックゴルフの最高峰が集う場所
カリフォルニアのゴルフシーンは、まさにパブリックコースの天国です。エリアごとに様々な顔を持っています。
- サンディエゴ: 全米オープンなどのメジャー大会の舞台となる「トリーパインズ(Torrey Pines)」が有名。断崖絶壁から太平洋を見下ろす絶景コースですが、市民料金が約$60なのに対し、ビジターは$200〜$270以上と大きな価格差があります。
- モントレー半島: ゴルフの真の聖地「ペブルビーチ(Pebble Beach)」が鎮座するエリア。プレーフィーだけで$600を超え、提携ホテルへの宿泊が予約の条件となるなど、まさに一生に一度の体験。予算と相談して、ぜひ挑戦してみたい場所です。
- ロサンゼルス: 全米でも最大級のパブリックゴルフシステムが魅力。かつてPGAツアーを開催した歴史ある「ランチョパーク(Rancho Park)」が、週末でも$53という驚異的な価格でプレーできます。日本の週末料金(15,000円〜)と比較すると、そのコストパフォーマンスの高さが際立ちます。ただし、これらの人気市営コースは予約開始と同時に枠が埋まるほどの激戦区です。
▼ 【最重要警告】深刻化する車上荒らしのリスク
素晴らしいコースが揃うカリフォルニアですが、近年、特に旅行者が注意しなければならない深刻な問題があります。それが「車上荒らし(Smash and Grab)」です。
よくある質問:英語は必要?保険は?
ここまでアメリカでのゴルフについて詳しく解説してきましたが、最後に、多くの人が抱くであろう細かな疑問について、Q&A形式でお答えしていきたいと思います。
▼ Q1. 英語がほとんど話せませんが、プレーは可能ですか?
A1. 結論から言うと、基本的な単語とジェスチャーがあれば、プレー自体は十分に可能です。プロショップでのチェックインやスターターとの簡単なやり取り、カートガールへの注文など、使う場面とフレーズはある程度限られています。完璧な文章を話す必要はなく、単語を並べるだけでも意図は伝わります。以下の「魔法のフレーズ」をいくつか覚えておくだけで、安心感が格段に増しますよ。
▼ Q2. 日本のホールインワン保険は適用されますか?また、入るべき保険は?
A2. まず、アメリカのゴルフ文化には、日本のように「ホールインワンを達成した人が、同伴者やキャディにご祝儀を渡し、記念品を贈り、盛大な祝賀会を開く」という社会的・経済的な義務を伴う慣習がありません。そのため、それらの費用をカバーするための「ホールインワン保険」という金融商品自体が一般的ではないのです。ご加入中の日本の保険が海外での達成に適用されるかどうかは、保険会社や契約内容によって異なりますので、渡航前にご自身の保険証券を確認することをおすすめします。
それよりも、アメリカでのゴルフにおいて絶対不可欠なのが「海外旅行保険」です。ご存知の通り、アメリカの医療費は日本とは比較にならないほど高額です。プレー中に転倒して骨折したり、他のプレーヤーにボールを当ててしまったりした場合、保険がなければ数百万円、場合によっては数千万円の請求が来る可能性もゼロではありません。必ず以下の補償内容が含まれているかを確認し、十分な補償額の保険に加入してください。
- 傷害・疾病治療費用: 最低でも3,000万円以上、できれば無制限のものが望ましいです。
- 賠償責任: 他人に怪我をさせたり、他人の物を壊したりした場合の補償。1億円以上が目安です。
- 携行品損害: ゴルフクラブの破損や盗難をカバーします。
楽しい旅行を万が一の事態で台無しにしないためにも、保険は最大の「お守り」だと考えてください。
まとめ:準備万端でアメリカでゴルフを楽しもう
今回は、アメリカでゴルフをするために絶対に知っておきたい、日本との文化的な違いから、予約や費用の実践的な知識、そしてエリア別の楽しみ方まで、幅広く掘り下げてきました。
ハーフ終了後の慌ただしい「ザ・ターン」、需要で価格が変動するグリーンフィー、そして少し緊張するチップの受け渡し。これらはすべて、日本の「おもてなし」文化とは異なる、アメリカの「効率性」「自由」「自己責任」といった価値観が生み出したゴルフスタイルです。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、そのシステムを理解し、乗りこなすことができれば、日本のゴルフとはまた違った、ダイナミックで開放的なゴルフ体験があなたを待っています。
この記事でご紹介した数々のポイント、特にプレーペースの重要性、90度ルール、そしてカリフォルニアでの車上荒らし対策といった安全に関わる情報をしっかりと頭に入れておけば、あなたはもはや単なる「海外からの観光客」ではありません。現地の文化とルールを尊重し、スマートに振る舞える「国際的なプレーヤー」として、心からラウンドを満喫できるはずです。
最高の準備こそが、最高の体験への近道です。さあ、あなたも青い空とどこまでも続く広大なフェアウェイが待つ、最高の舞台で、忘れられない一打を放ちにいきましょう!



