こんにちは!ゴルフクラブの歴史を掘り下げては、その奥深さに夜な夜な感動している「19番ホール研究所」のthe19thです。
「ホンマのアイアン」と聞くと、なんだか特別な響きを感じませんか?「いつかはホンマ」という言葉がゴルフ界を席巻した時代もあったくらいで、今なお多くのゴルファーにとって憧れの存在であり続けています。その輝かしい歴史を紐解いてみると、プロを唸らせた伝説的な名器から、最新技術が詰まったtour world、そして工芸品のような美しさを放つberesシリーズまで、実に多種多様なモデルが私たちの心を掴んできました。
しかし、いざ中古市場でその歴代アイアンを探し始めると、「モデルが多すぎて、一体どれが自分に合うんだろう?」と途方に暮れてしまうことも少なくありません。アスリート向けの難しいモデルがある一方で、驚くほど優しいモデルも存在し、それぞれの評価や気になる飛距離性能も千差万別です。さらに、ホンマ独自の「10番」「11番」といった独特の番手表記も、初めての方にとっては少し戸惑うポイントかもしれません。
ご安心ください。この記事では、そんな「ホンマ アイアン 歴代」モデルに関するあらゆる疑問をスッキリと解消できるよう、各シリーズの誕生背景や特徴、そしてあなたのゴルフスタイルにピッタリな一本を見つけ出すための賢い選び方まで、徹底的に、そして分かりやすく解説していきます。この記事を読み終える頃には、膨大な選択肢の中から最高の相棒候補を見つけ出し、次のラウンドが待ちきれなくなっているはずですよ。
- ホンマ歴代アイアンの主要シリーズごとの特徴と歴史的背景
- あなたのプレースタイルやレベルに合わせた具体的なおすすめモデル
- 中古市場で「買ってはいけないモデル」を避け、失敗しないための選び方と注意点
- フリマアプリのメルカリを使い、お得に極上のアイアンを購入するための具体的なコツ
ホンマ アイアン 歴代モデルの系譜を辿る
まずは、ホンマゴルフがこれまでにどんなアイアンを世に送り出してきたのか、その壮大な歴史の旅に一緒に出かけましょう。山形県酒田市の職人たちの魂が込められた伝説の名器から、世界のトップツアーで戦うためのアスリートモデル、そして持つこと自体がステータスとなる究極のラグジュアリーモデルまで。ホンマのアイアン史は、そのまま日本のゴルフ史そのものと言っても過言ではないほど、ドラマチックで奥が深いんです。
歴代の名器PP-737とLBシリーズ
ホンマの栄光の歴史を語る上で、絶対に避けては通れないのが「ヒロホンマ(Hiro Honma)」というブランド名で世界を席巻した時代の名器たちです。その中でも、1980年代にゴルフ界に衝撃を与えた「PP-737」は、今なお多くのオールドファンの間で伝説として語り継がれる、マッスルバックアイアンの金字塔と言えるでしょう。
このPP-737は、まさに「選ばれし者のための道具」でした。現代のアイアンと比べると二回りほど小さい小ぶりなヘッド、そしてアドレス時に上から見下ろすとカミソリのように薄いトップブレード。構えただけで背筋がピンと伸びるような、心地よい緊張感と研ぎ澄まされた機能美を兼ね備えていました。素材は軟鉄鍛造ではなく、当時としては先進的だった精密鋳造プロセスを採用。しかし、その打感は鍛造アイアンに匹敵する、いや、それ以上に密度の濃い、ボールがフェースに吸い付くような柔らかさを実現していました。仕上げのサテンメッキも、光の反射を抑えつつ、道具としての凄みを静かに主張する見事なものでしたね。
このアイアンが伝説となった最大の理由は、“ジャンボ”こと尾崎将司プロをはじめ、当時のトッププロたちがこぞってこのアイアンを武器に勝利を重ねたからです。プロが認める性能と操作性の高さが、多くのアマチュアゴルファーの憧れを掻き立て、爆発的な人気を博しました。その完成度の高さは時代を超え、なんと発売から30年後の2011年には「酒田工場30周年記念モデル」として復刻版が発売されるという異例のロングセラーとなっています。
そして時代は1990年代、バブル経済の絶頂期へ。この時代のゴルフシーンを象徴するのが「LBシリーズ」です。
特に「LB-606」や「LB-708」は、当時のゴルフ場のカートに当たり前のように積まれていました。ヘッドに燦然と輝く「金モグラ」のエンブレムは、単なるブランドロゴを超え、富と社会的地位を示すステータスシンボルとして絶大な影響力を持っていたんです。
この時代のホンマは、性能はもちろんのこと、「所有する喜び」という感性的な価値を最大限に高めたブランド戦略で、唯一無二の地位を築き上げていました。
tour worldの評価と進化の歴史
2010年代に入ると、ホンマはブランドイメージの大きな変革に乗り出します。長年定着していた「シニア向けの高級クラブ」というパブリックイメージを刷新し、競技志向でゴルフに情熱を注ぐアスリートゴルファー、いわゆる「熱意系ゴルファー」のためのブランドとして、満を持して立ち上げたのが「TOUR WORLD(ツアーワールド)」、通称「TW」です。
このTWシリーズの成功を市場に決定づけたのは、契約プロであったイ・ボミ選手の圧倒的なパフォーマンスでした。彼女が2015年、2016年と2年連続で日本の女子ツアー賞金女王に輝いたことで、「ホンマのアイアンはツアーで勝てる、信頼できる武器である」という強烈なメッセージが、多くのゴルファーに届いたのです。彼女が使うモデルは、アマチュア男性にとっても参考になるスペックであり、一気に人気が加速しました。
TOUR WORLDは、プロの細分化された厳しい要求に応えるため、数々の名器を生み出しています。
| シリーズ | 発売年 | 主な特徴と技術革新 |
|---|---|---|
| TW717 / TW727 | 2013-2015 | TWブランドの礎。アスリートが好むシャープな形状と打感を追求。TW727では業界初の「W-FORGED(ダブルフォージド)」製法を採用し、鍛造の密度を高めて打感を向上させた。 |
| TW737 | 2016 | 歴代TWの中でも屈指の名器と名高いシリーズ。操作性重視の「Vn」「V」、バランス型の「Vs」、やさしさ重視の「P」と、ヘッド形状を4種類に細分化し、あらゆるゴルファーのニーズに対応。 |
| TW747 / TW757 | 2018-2022 | タングステンウェイトやカーボン素材を複合するマルチマテリアル化が加速。「Vx」モデルは「飛び系鍛造」という新しいジャンルを確立。TW757ではキャビティ部にカーボンを一体成型し、慣性モーメントを飛躍的に向上させた。 |
| TRシリーズ | 2020- | グローバル戦略モデルとして開発。「Tour Release」の略。より直線的なデザインと海外の芝質(洋芝)への適応を意識したソール形状が特徴。 |
TOUR WORLDブランドの誕生により、ホンマは「伝統と格式」に加え、「革新と勝利」という新たな評価軸を確立。再び、本気でゴルフと向き合う全てのゴルファーにとって、選択肢の筆頭に挙がるメーカーへと返り咲いたのです。
beresシリーズのターゲットと資産価値
一方で、ホンマが創業以来、長年培ってきた「ラグジュアリー」というDNAを究極の形で体現し続けているのが、「BERES(ベレス)」シリーズです。このシリーズは、単なるゴルフクラブの枠を超えた、特別な存在と言えるでしょう。
このシリーズがターゲットとするのは、明確に「生涯ゴルフを心から楽しみたいシニア層や、経済的に余裕のある富裕層」です。彼らがクラブに求めるのは、単なる飛距離性能だけではありません。構えた時の美しさ、打った時の心地よさ、そして何よりも「所有する満足感」です。BERESは、そのすべてを最高レベルで満たすために設計されています。
その価値の中核を担うのが、ヘッド性能もさることながら、酒田工場で一貫生産される自社開発の「ARMRQ(アーマック)」シャフトです。
ARMRQシャフトとスターランク制度
このARMRQシャフトには、ホンマ独自の「スターランク」という厳格なグレード分けが存在します。標準的な2S(ツースター)から、最高級の5S(ファイブスター)まであり、星の数が増えるごとに、使用されるカーボン繊維のグレードが劇的に向上します。
3S以上の上位グレードには、世界最高レベルの引張強度と弾性率を誇る東レ株式会社の炭素繊維「TORAYCA® T1100G」や「M40X」といった、航空宇宙分野でも採用されるような超高級素材が惜しみなく使用されています。(出典:東レ株式会社 TORAYCA®公式サイト)
これにより、シャフトを薄く軽量に仕上げながらも、スイング中のブレや潰れを極限まで抑制し、インパクトで爆発的なしなり戻りを生み出すことができるのです。
BERESは、ヘッドスピードに自信がないゴルファーでも、最先端のシャフトテクノロジーによって効率的に飛距離を伸ばし、かつ至高の満足感を提供してくれる、まさに究極のゴルフクラブなのです。
優しいモデルBeZEALとXP-1
「ホンマって、やっぱりプロやお金持ちが使う特別なクラブでしょ?」…そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それはもったいない誤解です。実は、ホンマは日本のゴルフ人口で最もボリュームの大きいアベレージゴルファーにこそ使ってほしい、非常に高性能で優しいモデルもしっかりと開発しているんです。
その代表格と言えるのが、2015年に登場した「BeZEAL(ビジール)」シリーズです。
このシリーズのネーミングは、ゴルフに「熱意(ZEAL)」を持つすべてのアベレージゴルファーを応援したい、という想いから来ています。開発にあたっては、国内市場で絶大な人気を誇るダンロップのゼクシオシリーズが、強く意識されていたことは間違いないでしょう。つまり、難しい理屈は抜きにして、「誰が打っても、やさしく、まっすぐ、遠くへ飛ぶ」ことを追求したモデルなのです。
BeZEALのやさしさの秘密
BeZEALシリーズのやさしさには、明確な技術的裏付けがあります。
- 大型ヘッドと広いスイートエリア: 構えた時に安心感のある大きめのヘッドサイズを採用。重心を低く、深く設計することで、ミスヒットに強く、ボールが上がりやすい性能を実現しています。
- ソールスリット構造: ソールのフェース寄りに配置されたスリット(溝)が、インパクト時にたわんで復元することで、フェースの反発力を高めます。特に、アマチュアに多いフェース下部でのヒットでも飛距離ロスを最小限に抑えてくれる効果は絶大です。
- 捕まりの良い重心設計: 多くのゴルファーが悩むスライスを軽減するため、重心距離を短く、重心角を大きく設計。自然なヘッドターンを促し、ボールをしっかり捕まえてくれます。
また、グローバルモデルとして2019年に展開された「XP-1」も、この「やさしいホンマ」の系譜に連なるモデルです。やさしさと圧倒的な飛距離性能を追求しつつ、BeZEALよりも少しシャープで構えやすい、スッキリとした見た目を両立させているのが特徴。幅広い層のアベレージゴルファーに受け入れられるポテンシャルを持っています。
これらのモデルは、ホンマが持つ「匠の技」や高品質なイメージはそのままに、スコアメイクに悩む多くのゴルファーに寄り添ってくれる、非常に頼もしい存在だと言えますね。
難しい上級者向けマッスルバック
ホンマのアイアンには、華やかさや優しさとは対極にある、ストイックなまでに性能を突き詰めた「上級者向けの難しいモデル」も、脈々と受け継がれてきました。その象徴が、伝統的なマッスルバックアイアンです。
あの伝説的な「PP-737」のDNAを受け継ぐこれらのモデルは、何と言ってもその洗練されたシャープな形状と、芯でボールを捉えた時の、余分な振動が一切ないソリッドな打感が最大の魅力です。ヘッドの背面に凹みがないマッスルバック構造は、重心位置が高く、重心深度も浅くなるため、スイートエリアはキャビティバックに比べて格段に狭くなります。そのため、少しでも打点がズレると、飛距離も方向性も大きくロスしてしまいます。
ではなぜ、これほど難しいクラブが上級者に好まれるのでしょうか?それは、デメリットを補って余りある、圧倒的な操作性の高さにあります。
- 弾道コントロール性能: 重心が高いため、ボールを低く抑えたり、スピン量をコントロールしたりといった操作が容易になります。また、重心がフェース面に近いため、意図的にボールを曲げる(ドロー、フェード)ショットが非常に打ちやすいのです。
- 打感のフィードバック: ミスヒットがシビアに出るということは、裏を返せば、今どこに当たったのか、どんなインパクトだったのかという情報が、手にダイレクトに伝わってくるということ。このフィードバックが、スイングを磨き上げる上で何よりの教科書になります。
- 抜けの良さ: ソール幅が狭く、シンプルな形状のため、ラフや傾斜地など、様々なライでヘッドがスムーズに抜け、芝の抵抗を受けにくいというメリットもあります。
具体的には、近年のモデルでは「TW737 Vn」や、よりクラシカルなマッスルバック形状を持つ「TR20 B」といったモデルがこの系譜にあたります。これらは、ただスコアを出すための道具ではなく、ゴルフというスポーツの奥深さを探求し、自らの技術を高めていくための「相棒」と言える存在。キャディバッグに入っているだけでゴルフが上手くなったような気分にさせてくれる、そんな特別な魔力を持ったアイアンなのです。
ホンマ アイアン 歴代モデルの賢い選び方
さて、ホンマのアイアンが持つ多彩な歴史と、それぞれのシリーズが持つ個性的なキャラクターについて、深くご理解いただけたかと思います。ここからはいよいよ実践編です。星の数ほどある歴代モデルの中から、あなたのゴルフをネクストレベルへと導いてくれる運命の一本を見つけ出すための、具体的で賢い選び方と、お得に手に入れるための秘訣を余すところなく解説していきます。
飛距離性能で選ぶおすすめモデル
「ドライバーはそこそこ飛ぶのに、アイアンの飛距離が伸び悩んでる…」「同伴者より一番手大きいクラブを持たされるのは、やっぱり悔しい!」そんな風に感じている方は多いですよね。ご安心ください。ホンマの歴代モデルの中には、あなたの飛距離の悩みを解決してくれる強力な武器がたくさんあります。
飛距離性能を最優先に考えるなら、以下のシリーズやモデルに注目するのがおすすめです。
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TOUR WORLDの「P」がつくモデル (例: TW737P, TW747P)
まず注目したいのが、TOUR WORLDシリーズの中でモデル名の末尾に「P」がつくアイアンです。この「P」はPocket Cavity(ポケットキャビティ)の頭文字。ヘッドの内部をえぐり、フェースの裏側に深いポケット(空間)を作る構造です。これにより、フェース全体がトランポリンのようにたわみやすくなり、ボール初速が劇的に向上します。また、えぐった分の重量をヘッドの周辺に再配置できるため、慣性モーメントが大きくなり、芯を外した時の飛距離ロスや方向性のブレが少なくなります。アスリートブランドらしいシャープな顔つきを保ちながら、楽に高弾道で飛ばせるのが最大の魅力ですね。
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BeZEAL(ビジール)シリーズ
次におすすめなのが、アベレージゴルファーのために飛距離性能を徹底的に追求して設計されたBeZEALシリーズです。このシリーズは、いわゆる「飛び系アイアン」の王道をいく設計思想で作られています。7番アイアンのロフト角が28.5度(BeZEAL 535)など、現代の基準で見てもかなり立ったストロングロフト設計を採用。これにより、同じ番手でもボールが前へ飛ぶ力が強くなります。さらに、ただロフトを立てるだけでなく、超低深重心設計によって、ストロングロフトでもボールがしっかり上がるように工夫されています。まさに、楽にキャリーを稼ぎたいゴルファーにとって、最高のパートナーと言えるでしょう。
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BERES(ベレス)シリーズ
そして、究極の飛びを求めるならBERESシリーズは外せません。特に、グレードの高いARMRQシャフトとの組み合わせは、他の追随を許さない飛距離性能を発揮します。ヘッドスピードがそれほど速くないゴルファーでも、シャフト全体が滑らかにしなり、インパクトで爆発的に加速しながら復元する。このシャフトの性能を最大限に活かすことで、自分の持っているパワー以上の飛距離を生み出すことが可能です。「もう歳だから…」と飛距離を諦めていた方にこそ、ぜひ一度体感してほしいアイアンですね。
これらのモデルは、数年前のモデルであっても、その飛距離性能は決して色褪せません。中古市場でお得に見つけて、ライバルに差をつけましょう。
独自の10番、11番アイアンという番手
ホンマのアイアンセットを中古で探していると、ほぼ間違いなく出くわすのが、この独特な番手表記です。一般的なアイアンセットでは「#9」の下は「PW(ピッチングウェッジ)」、その次が「AW(アプローチウェッジ)」や「SW(サンドウェッジ)」と続くのが普通ですよね。しかし、ホンマのセットは「#8, #9, #10, #11, SW」といった構成になっていることが非常に多いのです。
初めてこれを見た方は、「え、このセット、ピッチングウェッジが入ってない欠品じゃないの?」と不安に思うかもしれません。でも、心配はご無用です。
ホンマの番手表記の読み替え方
これは欠品ではなく、ホンマ独自の哲学に基づいた番手設定です。基本的には、以下のように読み替えてください。
- #10 = PW(ピッチングウェッジ)に相当
- #11 = AW(アプローチウェッジ)に相当
では、なぜホンマはわざわざこんな分かりにくい(?)表記を採用しているのでしょうか。それは、「ウェッジを独立したクラブとしてではなく、あくまでアイアンセットの流れを汲む一本として設計する」という、強いこだわりがあるからです。
一般的なウェッジは、アイアンとは別のモデルとして、形状や重心設計が大きく異なります。しかしホンマの#10、#11は、あくまで#9アイアンからの流れを重視して設計されています。そのため、ヘッドの形状、ネックのつながり(顔)、そして重量フローや振り心地に至るまで、セット全体で完璧な統一感が生まれるのです。
この設計には、ゴルファーにとって大きなメリットがあります。それは、特に100ヤード前後のフルショットやコントロールショットを打つ際に、9番アイアンまでと同じ感覚で構え、同じタイミングでスイングできるという点です。ウェッジになると急に打ち方が分からなくなる、という方にこそ、この統一感は強力な武器になりますよ。中古市場で探す際は、この番手表記をしっかり覚えておきましょう。
中古で狙うべきはTW737とTW747
「最新モデルは高くて手が出ないけど、性能には妥協したくない…」。そんな賢いゴルファーに、私が自信を持って「これぞ狙い目!」と断言できるのが、TOUR WORLDの「TW737」と「TW747」です。この2モデルは、いわゆる「型落ち」という言葉では片付けられない、完成された性能を持っています。
完成された名器の体系「TW737」 (2016年モデル)
発売から数年が経過していますが、その完成度の高さから今でも熱心なファンが多く、中古市場でも非常に人気が高いシリーズです。このモデルが「名器」と言われる最大の理由は、ゴルファーのタイプに合わせて4種類のヘッドから選べるという、当時としては画期的なラインナップにありました。
| モデル名 | ヘッド形状 | ターゲットゴルファー | 中古選びのポイント |
|---|---|---|---|
| TW737 Vn | ハーフキャビティ | マッスルバックに近い打感と操作性を求める上級者 | 打点の安定しているハードヒッター向け。 |
| TW737 V | ハーフキャビティ | 操作性と許容性のバランスを求める中〜上級者 | 最も人気が高く、万人受けするモデル。迷ったらコレ。 |
| TW737 Vs | ストロングロフト | 飛距離性能と寛容性を求める中級者 | 少し楽に飛ばしたい、向上心のあるゴルファーに最適。 |
| TW737 P | ポケットキャビティ | やさしく高弾道で飛ばしたいアベレージゴルファー | ミスに強く、オートマチックに打ちたい方向け。 |
これだけ選択肢があれば、必ず自分に合ったモデルが見つかりますよね。中古市場での価格もかなりこなれてきており、状態の良い6本セットが3万円台で見つかることも珍しくありません。まさにコストパフォーマンスの王様です。
「飛び系鍛造」の代表格「TW747」 (2018年モデル)
TW737の正統進化版として登場したのがTW747シリーズです。特に注目すべきは「Vx」モデル。これは、鍛造アイアンならではの心地よい打感を持ちながら、反発性能の高い素材と構造によって、現代的な飛距離性能を高い次元で両立させた「飛び系鍛造アイアン」として、一躍人気モデルとなりました。
性能的には現行モデルと比べても全く遜色なく、それでいて価格は中古ならではのお手頃感が出てきています。「少し前のモデルだけど、性能は最新レベルじゃなきゃ嫌だ」という欲張りな方には、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
メルカリで安く購入するコツと注意点
さて、この記事の結論として、これら珠玉の中古アイアンを探すなら、私はフリマアプリの「メルカリ」を最大限活用することをおすすめします。
もちろん、ゴルフ専門の中古ショップは品質管理がしっかりしていて安心感がありますが、メルカリは個人間での直接取引。そのため、店舗の運営コストや中間マージンが価格に上乗せされない分、全体的に相場が安く設定されていることが多いのです。また、出品されている絶対数が膨大なので、こまめにチェックしていれば、思わぬ掘り出し物やレアなカスタムスペックのクラブに出会える可能性も格段に高まります。
これらのポイントを押さえれば、メルカリは最高のゴルフクラブ探しの場になります。ただし、あくまで個人間取引であり、購入後の保証などはありませんので、最終的な判断はご自身の責任でお願いしますね。
よくある質問:シャフトの選び方は?
ホンマのアイアンを選ぶ上で、ヘッドの性能と同じくらい、いや、それ以上に重要になってくるのがシャフト選びです。特にホンマはシャフトも自社開発・自社生産にこだわっているため、他社製品とは少し違う特徴があります。ここでは代表的な純正シャフトについて、少し詳しく解説しますね。
VIZARD(ヴィザード) for T//WORLD
主にTOUR WORLDシリーズに標準装着されているアスリート向けのカーボンシャフトです。単に軽いだけのカーボンシャフトとは一線を画し、スチールシャフトのようなしっかりとした振り心地と、カーボンの走り感・弾き感を両立させているのが特徴です。
- VIZARD IB-WF: 「IB」はIron-Carbon、「WF」はWeight Flowの略。ロングアイアンは軽めに、ショートアイアンは重めに設計されており、全番手で同じタイミングで振りやすいのがメリット。スチールからの移行でも違和感が少なく、それでいてカーボンならではの飛距離と高弾道が得られます。
「スチールは少し重く感じてきたけど、ペラペラの軽いカーボンは頼りなくて嫌だ」という方に、まさにうってつけのシャフトです。
ARMRQ(アーマック)
BERESシリーズ専用に開発された、ホンマの技術の粋を集めたプレミアムシャフトです。前述の通り、2S〜5Sのスターランクがあり、グレードが上がるほど、スイング中のシャフトの復元力(形状が元に戻ろうとする力)が高まり、インパクトエネルギーが最大化されるように設計されています。
もしシャフト選びに迷ったら、多くのゴルファーに合うように設計されている純正スチールシャフト(N.S.PRO MODUS3 for T//WORLDなど)が装着されたモデルを選ぶのが、最も失敗の少ない選択と言えるかもしれません。
まとめ:ホンマ アイアン 歴代モデルの選び方
さて、ここまで本当に長い道のりでしたが、ホンマのアイアンが持つ深い歴史と魅力、そしてあなたに合った一本を見つけ出すための具体的な方法について、徹底的に解説してきました。
本当にたくさんのモデルが存在しますが、難しく考える必要はありません。まずは、あなたがゴルフに何を求めているのか、どんなゴルファーになりたいのかを基準に、ざっくりと自分のタイプに合わせて候補を絞り込むのが一番の近道かなと思います。
| あなたのタイプは? | おすすめのシリーズ | 具体的な狙い目モデル |
|---|---|---|
| スコアを追求し、腕を磨きたいアスリートゴルファー | TOUR WORLDシリーズ | TW737 (V, Vs)、TW747 (Vx) |
| ミスに強く、楽にゴルフを楽しみたいアベレージゴルファー | BeZEALシリーズ / XP-1 | BeZEAL 525 / 535、XP-1 |
| 究極の所有感と、年齢を重ねても落ちない飛距離を求める方 | BERESシリーズ | BERES (2019)、S-06など |
| 伝統的な打感と操作性を愛するクラシック派 | PP / マッスルバック系 | PP-737 (復刻版)、TR20 B |
特に、この記事で何度も触れてきたTW737やTW747といった少し前の名器は、現在の市場で非常にコストパフォーマンスが高くなっています。メルカリなどのフリマアプリを上手に活用すれば、かつては何十万円もした高性能アイアンが、驚くほどリーズナブルな価格であなたのものになるかもしれません。
この記事が、あなたが最高の相棒となる「ホンマ アイアン」と出会うための一助となれば、私にとってこれ以上の喜びはありません。ぜひ、あなただけの一本を見つけ出して、これからのゴルフライフをさらに豊かなものにしてくださいね!
まずは「試打感覚」で探してみませんか?
メルカリなら、買ったクラブが合わなくてもすぐに再出品が可能。実質「試打」をする感覚で、気になるあのギアを試せます。



