ゴルフ歴20年になっても、新しいギアが発表されるたびにスペック表を眺めては溜息をついているthe19thです。私たちサラリーマンゴルファーにとって、週末のプレー代や古くなった道具の買い替え費用など、いわゆる「ゴルフ予算」のやり繰りは、スイング改造と同じくらい、いやそれ以上に切実な永遠の課題ですよね。毎月のお小遣いとクレジットカードの明細を睨めっこしながら、「あと数千円安くラウンドできれば、帰りに美味しいラーメンが食べられるのに」なんて頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
「ゴルフ 株主優待 おすすめ」と検索してこのページにたどり着いたあなたは、きっと今、こんなことを考えているんじゃないかなと思います。どの銘柄を買えば実際にお得なのか、いくらぐらいの資金があれば始められるのか、そして優待だけに釣られて損をすることはないのか。そのあたり、正直わかりにくいですよね。私も最初はまったく同じところでつまずきました。
そんな私たちが、家計を守りつつゴルフライフを充実させるために絶対に味方につけるべきなのが、ゴルフ関連企業の株主優待制度です。「たかが数千円の割引券でしょ?」と侮るなかれ。これらを戦略的に組み合わせ、賢く活用すれば、実質的なプレー費を抑えたり、憧れの最新ドライバーを市場価格よりかなり安く手に入れたりと、ゴルフライフの質を大きく向上させるパワーを秘めています。
私自身、株主優待を活用し始めてから、年間のラウンド数を減らすことなく、ギアへの投資額を増やすことに成功しました。この記事では、2025年の市場環境や制度変更を踏まえつつ、投資対象としても魅力的で、私たちの週末を確実に豊かにしてくれる銘柄を、私の実体験を交えて解説していきます。あわせて、優待投資にありがちな失敗や、見落としがちな注意点についてもしっかり触れていくので、「結局どう動けばいいのか」がこの記事一本でわかるようにまとめました。
なお、株式投資である以上、元本割れや優待の廃止・改悪といったリスクはゼロではありません。この記事は特定の銘柄の購入を保証したり、将来の値上がりを約束したりするものではない、という点は先にお伝えしておきますね。あくまで判断材料のひとつとして読んでもらえたら嬉しいです。
・プレー代を節約できるおすすめの株主優待銘柄と、それぞれどんな人に向いているか
・最新ドライバーやウェアをお得に購入するための優待の使い方
・2026年に向けて注目されているリソルホールディングスの優待拡充の内容
・優待廃止のリスクや権利落ち日を踏まえた、失敗しにくい投資の考え方
2025年版ゴルフの株主優待でおすすめの銘柄選定
まずは、ゴルファーの支出において最も大きな割合を占める「プレーフィー(施設利用料)」を直接削減できる銘柄から見ていきましょう。ゴルフ場運営会社が発行する株主優待は、私たちの現金支出を直接的に抑える効果が非常に高く、家計防衛の観点からも頼れるツールになります。
初心者におすすめのゴルフ銘柄ランキング
これから初めて株主優待投資に挑戦する方に向けて、私が個人的に「まずはここから押さえておけば間違いない」と思う銘柄を選んでみました。ランキングの選定基準は、単なる割引額の大きさだけではありません。「実際に予約が取りやすいゴルフ場の多さ(利便性)」、「投資額に対する還元の効率(利回り)」、そして「企業の安定性」を総合的に見て判断しています。
ちなみに、株主優待を受け取るには証券口座を開設して該当銘柄の株式を購入する必要があります。まだ証券口座を持っていない方は、まずネット証券などで口座を開設するところからのスタートになるので、その点は覚えておいてくださいね。口座開設には数日かかることもあるので、権利確定日ギリギリではなく余裕を持って準備しておくのがおすすめです。
| 順位 | 銘柄名(コード) | 優待内容の目安 | 最低投資額の目安 | おすすめ理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 平和 (6412) | 1,000円割引券×2枚〜 | 約41万円 | PGMグループ全国140カ所以上で利用可能。配当利回りも高く、攻守のバランスが良い銘柄。 |
| 2位 | リソルHD (5261) | 商品券20,000円分〜 | 約65万円 | ゴルフ場に加えホテルや貸別荘でも利用可。2026年からの拡充が予定されており注目度大。 |
| 3位 | 東急不HD (3289) | 優待料金での利用 | 約10万円 | 10万円台から投資可能でハードルが低い。平日ゴルファーには特にお得な料金設定。 |
なぜ「平和」が初心者に向いているのか
1位に挙げた株式会社平和は、国内最大級のゴルフ場運営会社であるPGM(パシフィックゴルフマネージメント)を傘下に持っています。初心者の方に平和を推す最大の理由は、「使えるゴルフ場の圧倒的な多さ」にあります。せっかく優待券をもらっても、自宅から通える範囲に対象コースがなければ意味がありませんよね。PGMは北海道から沖縄まで全国にコースを展開しているため、「優待券を使うために無理やり遠出する」という本末転倒な事態が起きにくいんです。
逆に言うと、普段からPGM系列以外のゴルフ場ばかり利用している方にとっては、平和株のメリットをフルに活かしきれない可能性もあります。優待銘柄を選ぶときは、まず自分がよく行くコースがどこの系列なのかを確認するのが先決かなと思います。
少額から始めるなら東急不動産
「いきなり40万円や60万円の投資は怖い」という方には、3位の東急不動産ホールディングスが向いています。10万円強という比較的少額な資金で株主になれるため、投資に回せる資金がまだ少ない方の第一歩としても検討しやすい銘柄です。金券ではなく「優待料金での利用権」という形ですが、平日であればビジター料金から数千円安くなるケースも多く、数回行けば十分に元が取れる計算になります。
ただし、優待料金の適用条件やコースは変更されることがあるので、購入前に必ず公式サイトのIR情報で最新の優待内容を確認しておきましょう。「思っていた優待内容と違った」という失敗を避けるためにも、ここは省略しないほうがいいポイントです。
まずはご自身のホームコースや、よく行くゴルフ場がどの系列(PGM系なのか、リソル系なのか、それとも独立系なのか)を確認してみましょう。自分の行動範囲に合った銘柄を選ぶことが、優待投資で失敗しないための第一歩です。
配当利回りが高いゴルフ銘柄の比較

株主優待は非常に魅力的ですが、投資家としての視点を持つならば、私は「配当金(インカムゲイン)」の充実度も無視できない要素だと考えています。なぜなら、株主優待券には有効期限があり、使わなければただの紙切れになってしまいますが、現金で受け取る配当金には期限がなく、再投資に回したり、ゴルフの交通費や食事代に充当したりと、使い道の自由度が高いからです。
平和 (6412) の配当と優待のバランス
この「配当」と「優待」のバランスという観点で、ゴルフ関連銘柄の中でも良いバランスにあると感じるのが、先ほども触れた株式会社平和 (6412)です。2025年時点での会社予想ベースの配当利回りは、東証プライム市場の平均を上回る水準を維持しています。ただし配当利回りは株価の変動によって日々変わるものなので、あくまで「この記事執筆時点の傾向」として捉えてもらって、実際に検討する際は証券会社のサイトなどで最新の数値を確認してくださいね。
具体的な数字でシミュレーションしてみましょう。仮に200株を保有していた場合の一例です(配当金額や優待内容は今後の企業方針により変わる可能性があります)。
- 年間配当金: 1株80円 × 200株 = 16,000円(税引前、2025年時点の想定)
- 株主優待券: 1,000円券 × 4枚(年2回合計) = 4,000円分
このように、優待券での直接割引に加え、現金収入も得られる計算になります。私はこの配当金を「ゴルフ場への高速代とガソリン代」、あるいは「ラウンド後の反省会(飲み代)」の原資として確保しています。優待でプレー代を割り引いて、配当金で交通費を賄う。この組み合わせが、負担感をぐっと減らしてくれる感覚があります。もちろん配当は業績次第で減る可能性もあるので、「絶対にもらえるもの」ではないという前提は忘れないようにしたいところです。
その他の高配当銘柄との比較
一方で、リソルホールディングス (5261) の配当利回りは平和に比べると控えめな水準です。しかし、リソルはその分、優待の商品券(RESOLファミリー商品券)の額面金額が大きく設定されており、「インカムゲイン(配当)」よりも「現物給付(優待)」に重きを置いた還元方針と言えます。どちらが優れているというより、何を優先したいかで選ぶべき銘柄が変わってくる、というイメージを持ってもらうとわかりやすいかなと思います。
投資戦略としては、現金を重視するなら「平和」、旅行やゴルフの体験価値を重視するなら「リソル」という使い分けが有効です。私は両方を保有することで、現金と体験のバランスを取るようにしています。どちらか一方に絞るのが不安な方は、少額ずつ両方持ってみるのもひとつの手かなと思います。
権利確定月はいつ?ゴルフ銘柄の投資時期
お目当ての株主優待を手に入れるためには、企業が決めた「権利確定日」の時点で株主名簿に名前が載っていなければなりません。正確には、権利確定日の2営業日前にあたる「権利付き最終日」までに株を購入しておく必要があります。ここを勘違いして、権利確定日当日に買っても間に合わない、という失敗はよくあるので注意してくださいね。
ゴルフ関連銘柄の多くは、日本の決算期に合わせて3月と9月に権利確定日を迎えます。
主なゴルフ銘柄の権利確定スケジュール
| 権利確定月 | 主な銘柄 |
|---|---|
| 3月末 | 平和、リソルHD、SANKYO、東急不HD、藤倉コンポジット、ゼビオHD |
| 6月末 | アルペン |
| 9月末 | 平和、SANKYO、東急不HD、藤倉コンポジット、ゼビオHD |
| 12月末 | アルペン |
このように、多くの銘柄が3月と9月に集中しています。これは、年2回も楽しみが訪れる一方で、同じ時期にまとまった購入資金が必要になることも意味します。資金効率を考えると、6月と12月に権利があるアルペン (3028)をポートフォリオに組み込むのも賢い戦略のひとつです。3月・9月は平和やゼビオ、6月・12月はアルペンと時期をずらすことで、一年中どこかの企業から優待が届くという、優待生活に近づくことができます。
投資タイミングの考え方:2〜3ヶ月前の仕込み
初心者が陥りがちな失敗が、「権利確定月の直前に慌てて株を買う」ことです。3月や9月に入ると、優待目当ての買い注文が集まりやすく、株価が一時的に上昇する傾向があります。そして、権利落ち日(権利を取った翌営業日)に株価が下落し、優待の価値以上に損をしてしまう、という悲しいパターンが後を絶ちません。
私自身は、株価がまだ注目されていない権利月の2〜3ヶ月前(例えば1月や7月)にひっそりと仕込んでおくことをおすすめしたいと思っています。安値で仕込んでおければ、権利取りに向けて株価が上昇した際に、優待をもらわずに売却して利益(キャピタルゲイン)を得るという選択肢も生まれます。ただしこれはあくまで一般的な傾向であって、株価が必ずこの通りに動くと約束するものではありません。相場状況によっては逆に下落することもあるので、余裕資金の範囲で無理のない投資を心がけてくださいね。
平和の優待券でPGMゴルフ場をお得に予約
ここからは、各銘柄の優待の具体的な活用術を深掘りしていきましょう。まずは私の主力銘柄である平和 (6412) です。平和の優待券は、PGMグループのゴルフ場で1枚につき1,000円(税込)の割引券として機能します。
使い勝手が向上した「1,000円券」の秘密
以前は3,500円という高額な券でしたが、制度変更により1,000円券に小口化されました。一見すると「改悪?」と思われるかもしれませんが、実は使い勝手は向上しています。以前は「3,500円未満の支払いには使えない(お釣りが出ない)」などの制約で使いにくさがありましたが、1,000円単位になったことで、昼食時の差額支払いや、ちょっとした売店での買い物など、細かい支払いに柔軟に対応できるようになったからです。
送風機付き「Cool Cart」も優待で無料に
私が特に気に入っているのが、この優待券がプレーフィーだけでなく、「Cool Cart(送風機付きカート)」の利用料金にも充当できるという点です。近年の日本の夏は40度に迫る酷暑となり、真夏のゴルフは本当に体力勝負ですよね。PGMが導入しているCool Cartは、座席に送風ファンが内蔵されており、背中から涼しい風を送ってくれる心強いアイテムですが、通常は1人あたり数百円〜1,000円程度の追加料金がかかります。
「たかが数百円」と躊躇してしまいがちですが、優待券を使えばこの快適さを実質無料で手に入れられます。この「身体的な快適さを優待で買う」という使い方は、スコアメイクに直結するだけでなく、熱中症予防という健康面でも価値が高いと実感しています。真夏にラウンドする予定がある方は、ぜひ検討してみてほしいポイントです。
予約から利用までのスムーズな流れ
利用方法は極めてシンプルです。
- PGMの公式Webサイト(またはアプリ)から通常通り予約する。
- 当日、チェックイン時にフロントで「優待券を使います」と伝えて提出する。
- 自動精算機での支払い時に、割引が適用されていることを確認する。
優待券は複数枚の同時利用が可能です(枚数制限はゴルフ場や時期によって異なる場合があるので要確認です)。同伴者の分もまとめて支払う場合、自分の優待券で全員分を割り引いてあげれば、仲間から感謝されること間違いなしですよ。「幹事特権」として密かにポイントを貯めるのもいいですが、優待でさっと還元してあげるのも、大人のゴルファーの余裕かなと思います。
(出典:株式会社平和 株主優待制度)
SANKYOの優待で吉井カントリーをプレー
パチンコメーカー大手、SANKYO (6417) の株主優待は、一般的なゴルフ優待とは一線を画す「プレミアム感」が売りです。対象となるのは、群馬県にある同社の子会社運営コース「吉井カントリークラブ」です。
個性的な空間「吉井カントリークラブ」とは
吉井カントリークラブは、単なるゴルフ場ではありません。コース内に浅間山の溶岩を配し、ハワイの調度品で統一されたクラブハウス、そしてクジラや亀を模したユニークなバンカーなど、独特の世界観を色濃く残す、他にはないゴルフ場です。メンテナンスも行き届いていて、ここでプレーすること自体がちょっとした思い出になるコースだと思います。
500株保有で得られる割引のメリット
SANKYOの優待制度は、保有株数によって内容が異なります。
- 500株以上: プレーフィー割引券(平日10,000円引、土日祝5,000円引)
- 5,000株以上: 全日プレーフィー無料券
正直なところ、5,000株(投資額約1,000万円超)の無料券は、私たち一般サラリーマン投資家には現実的ではありません。しかし、500株保有でもらえる割引券でも十分な威力があります。吉井カントリーのビジター料金は平日でも2万円台、土日なら3万円を超えます。ここから平日1万円引きとなれば、名門コースを一般的なコース並みの料金で体験できることになります。
一方で、投資額が高めなのと、対象コースが吉井カントリークラブ1カ所に限られている点はデメリットとして押さえておきたいところです。群馬県まで足を運ぶのが難しい方にとっては、優待の恩恵を受けにくい銘柄とも言えます。近隣にお住まいの方や、旅行がてらプレーを楽しみたい方に向いている優待、というイメージを持ってもらうといいかなと思います。
「会員権」というもう一つの選択肢
もし、あなたが吉井カントリーのような特定の素晴らしいコースに惚れ込み、「優待の年1〜2回だけでなく、もっと頻繁に通いたい」「競技に出て腕を磨きたい」と考えるようになったなら、株主優待の枠を超えて「ゴルフ会員権」の購入を検討するステージに来ているかもしれません。
会員権は決して安い買い物ではありませんが、オフィシャルハンディキャップの取得や、メンバー同士の交流など、優待投資だけでは得られない深いゴルフライフが待っています。会員権購入で失敗しないためのポイントについては、以下の記事で私の経験談を交えて詳しく解説しているので、興味のある方はあわせて読んでみてください。
ゴルフの株主優待を活用して用品や練習代を節約

ここまではゴルフ場のプレー代に焦点を当ててきましたが、ゴルフの出費はそれだけではありません。1本10万円近くするドライバー、消耗品のボール、ウェア、そして日々の練習代。これら「ゴルフライフ全体」のコストを削減するための優待活用術をご紹介します。
ゴルフ用品が安くなるショップ系の優待券
新しいクラブが欲しい。でも高い。そんな葛藤を抱えるギア好きの私にとって、頼れる味方が小売店系の株主優待です。その中でも、ゼビオホールディングス (8281)の優待券は、使い方次第で大きな節約につながるポテンシャルを持っています。
ゼビオ「20%割引券」の破壊力
ゼビオの優待には「10%割引券」と「20%割引券」の2種類がありますが、真価を発揮するのは間違いなく「20%割引券」です。この券のすごいところは、「1回の会計につき上限30万円(税抜)まで適用可能」という点です。
例えば、話題の最新ドライバー(定価88,000円)と、アイアンセット(定価132,000円)、さらにキャディバッグ(33,000円)をまとめて購入したとしましょう。合計金額は253,000円です。ここで20%割引券を使えば、50,600円も値引きされます。かなり大きな金額ですよね。これだけの割引を配当金だけで得ようと思うと相当な投資元本が必要になりますが、ゼビオならわずかな投資で手に入る優待券1枚で実現できてしまうんです。
ただし、この割引券は基本的にまとめ買いをする機会がないと効果を実感しにくい面もあります。単価の安い消耗品を少しずつ買うだけの方にとっては、割引額もそこまで大きくならないので、「まとめ買いをするタイミングに合わせて使う」のがコツかなと思います。
中古クラブ市場での資産回転術
さらに見逃せないのが、ゼビオグループである「ゴルフパートナー」の中古クラブにも割引が適用される点です(一部対象外店舗あり)。私はよく、この優待を使って状態の良い中古ドライバーを20%オフで購入します。
- 市場価格より2割安く購入する。
- 半年ほど使用して楽しむ。
- 人気モデルなら相場があまり下がらないため、フリマアプリ等で売却する。
このサイクルを回すと、購入時の20%割引が効いているため、実質的な使用料(差額)は数千円、場合によってはプラス収支で次のクラブに乗り換えることすら可能です。私のように、自分に合うクラブを常に探し求めているゴルファーにとって、この手法はかなり有効な選択肢だと感じています。ただし中古品なので、状態のチェックは自分の目でしっかり行うことをおすすめします。フリマアプリでの売却も、必ず希望価格で売れるとは限らない点は理解しておいてくださいね。
リソルの優待拡充で楽しむゴルフ旅行
今、私の周りの優待族ゴルファーたちが色めき立っている話題があります。それが、リソルホールディングス (5261) の優待制度拡充です。2026年3月期から適用される新制度では、300株以上保有の株主に対する還元が強化される予定になっています。
年間6万円あれば何ができるか
これまでは300株保有で年間30,000円分の商品券でしたが、新制度では倍増し、年間60,000円相当になる見込みです。6万円あれば、何ができるでしょうか。
- 夫婦でのゴルフ旅行: プレー代とリソル系列のホテル宿泊費を合わせて、2人分をほぼ全額カバーできる可能性があります。
- 年に数回の贅沢ゴルフ: 普段は行かないような名門コース(中京ゴルフ倶楽部 石野コースなど)のプレーフィーに充当できます。
リソルの優待券「RESOLファミリー商品券」は、ゴルフ場だけでなく、同社が運営する「ホテルリソル」シリーズや、貸別荘「スイートヴィラ」でも利用可能です。ゴルフをしない家族へのサービスとして旅行に使い、家族の満足度を上げつつ次のゴルフにも行きやすくする、という使い方もできますよ。なお、この新制度はあくまで2026年3月期からの予定であり、今後の会社発表によって内容が変更される可能性もあるため、最新情報は必ずリソルホールディングスの公式サイトで確認してください。
リソルの優待券を利用する際は、必ず株主本人に発行される「株主会員カード」の提示が必要です。これは転売対策の一環であり、金券ショップで優待券だけを入手しても、会員カードがなければ原則利用できません。リソルの恩恵を受けるには、自分自身で株主になる必要があります。
チョコザップ等のゴルフ練習場で使える優待
「100切り」や「シングル入り」を目指すなら、週に一度のラウンドよりも毎日の素振りと練習が大事ですよね。しかし、練習場のボール代も積み重なれば大きな出費になります。そこで活用したいのが、RIZAPグループ (2928) の株主優待です。
chocoZAPで練習代を抑える
RIZAPグループの優待ポイントは、同社が展開するコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」の会費支払いに充当できます。現在、多くのchocoZAP店舗には「ゴルフ練習ブース」が併設されており、会員であれば追加料金なしで利用可能です。
もちろん、高性能なシミュレーターがあるわけではなく、ネットに向かって打つだけのシンプルなスタイルが基本です。とはいえ、スイング作りやインパクトの確認といった基礎練習には十分な環境だと感じます。月額の会費が優待によって実質無料、または大幅割引になれば、年間で数万円単位の節約につながる可能性があります。この浮いたお金でコースにもう数回多く行けると考えると、かなり価値のある使い方かなと思います。
一方で、店舗によっては練習ブースが混み合う時間帯もあるので、「必ず好きな時間にすぐ打てる」とは限らない点は理解しておいたほうがいいでしょう。本格的にスイングを固めたい方は、後述するルネサンスのようなレッスン付きの施設と使い分けるのもおすすめです。
本格派にはルネサンス
より本格的なレッスンを受けたい方には、スポーツクラブ「ルネサンス (2378)」の優待もおすすめです。ルネサンスの優待券を使えば施設利用が無料になるほか、併設されているゴルフスクールの入会金無料やショップ割引などの特典が受けられます。冷暖房完備の快適なインドア環境で、プロの指導を受けながら腕を磨くのも良い投資だと思います。自己流の練習に限界を感じている方や、フォームからしっかり見てもらいたい方には特に向いている優待です。
廃止リスクに注意すべきゴルフ銘柄の特徴

ここまで優待のメリットを中心に語ってきましたが、投資には必ずリスクが伴います。特に近年、個人投資家を悩ませているのが「株主優待の廃止・改悪」のリスクです。記憶に新しいのが、2024年に発表された「ゴルフダイジェスト・オンライン (GDO)」の優待廃止です。
なぜGDOは優待を廃止したのか
GDOは長年、ゴルフ場予約に使えるクーポンを配布し、私たちゴルファーにとって定番の銘柄でした。しかし、企業統治(コーポレートガバナンス)の観点から、「株主優待は一部の利用者(ゴルファー)だけが恩恵を受ける不公平なもの」と見なされ、「配当金による全株主への公平な利益還元」へとシフトする企業が増えています。これはGDOに限った話ではなく、プライム市場上場企業全体に広がる大きな潮流です。
つまり、今優待を出している企業も、将来的に同じ判断をする可能性は十分にあります。「この優待は一生続く」という前提で投資するのは危険だと考えておいたほうがいいでしょう。
「一本足打法」は危険!分散投資のススメ
もしあなたが、「GDOの優待だけでゴルフをしていた」としたら、廃止の発表とともに優待はなくなり、失望売りで株価も下がり、ダブルパンチを食らったことでしょう。こうしたリスクを避ける方法のひとつが「分散投資」です。
平和、リソル、ゼビオ、東急不動産と、複数の銘柄に資金を分散させておくことで、仮にそのうちの1社が優待を廃止しても、資産全体へのダメージを抑えることができます。「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言は、ゴルフ優待においても当てはまるかなと思います。
また、優待や配当の内容は今後変更される可能性があるので、保有している銘柄については定期的に企業のIR情報をチェックする習慣をつけておくと安心です。
不要な優待券の買取価格と換金相場
「仕事が忙しくて期限内に使いきれない」「怪我をしてゴルフに行けなくなった」。そんな不測の事態に備えて、優待券の「換金性(リセールバリュー)」を知っておくことも重要です。使わない優待券は、金券ショップやWebの買取サービスで現金化することができます。
主な銘柄の換金相場(2024年末時点の目安)
- 平和 (PGM): 1,000円券が約800円〜900円前後。換金率は80%〜90%と非常に高く、ほぼ現金に近い感覚で扱えます。
- SANKYO (吉井CC): 全日無料券などは希少性が高く、1枚2万円前後で取引されることもあります。割引券でも数千円の値がつくことがあります。
- ゼビオ 20%割引券: 1枚あたり2,000円〜3,000円程度。高額商品を買う予定の人からの需要が絶えません。
この相場は取引時期や店舗、需要と供給のバランスによって変動するため、あくまで目安として捉えてください。実際に売買する際は、複数の金券ショップやサービスの価格を比較してから判断することをおすすめします。
逆に言えば、自分が株を保有していなくても、フリマサイトや金券ショップを利用すれば、これらの優待券を定価より安く入手できるということです。「今週末、PGMのコースに行くことになった」という時は、まず金券ショップを覗いて平和の優待券を探してみる。これだけで、数千円のランチ代が浮くかもしれません。投資家としてだけでなく、賢い消費者としても、この「二次流通市場」を活用しない手はないと思います。
よくある質問
ゴルフの株主優待で賢くライフスタイル充実

ゴルフ関連の株主優待投資は、単なる「節約術」ではありません。それは、私たちが愛するゴルフというスポーツを、より長く、より深く、そして家族や友人と共に楽しむための「ライフスタイル充実ツール」だと私は思っています。
配当金で財布を温め、優待券を握りしめて普段は行けないようなリゾートコースへ旅に出る。浮いたお金で最新のドライバーを手に入れ、練習場で汗を流す。そして、その企業を株主として応援する。このポジティブな循環こそが、大人のゴルファーが目指したい「エンジョイ投資」の形かなと思います。
ただ、ここまで読んでいただいた通り、株価変動のリスクや優待廃止のリスクはゼロではありません。「絶対に得をする」といった話ではなく、あくまで長期的な視点で、余裕資金の範囲で付き合うことが大切です。それでも、趣味と実益を兼ね備えられる投資対象としては、なかなか他にない魅力を持っていると感じます。
まずは今回紹介した銘柄の中から、自分のホームコースや行動範囲に合うものをひとつピックアップして、証券会社の公式サイトで最新の株価や優待内容を確認してみてください。そこから少額でも一歩踏み出してみると、次のラウンドがちょっと違った気持ちで迎えられるはずです。ぜひ、あなたのキャディバッグの中に、クラブだけでなく「株主優待」という新しい武器を加えてみてください。きっと、スコア以上に満足度の高いゴルフライフが待っているはずですよ。

