モーダス105が合う人は?振動数とHSで判明する意外な真実

モーダス105 合う人 用品

「モーダス105が気になっているけど、自分に合うのか不安」「硬いって聞くけど、実際どれくらいハードなの?」そんな疑問を抱きながら、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。

実は、モーダス105は単に重量が軽いだけのシャフトではありません。スペック選びを間違えると、途端にボールが上がらなくなったり、タイミングが取りづらくなったりする「意外と手強いシャフト」なんです。

私自身も、過去に安易な気持ちでリシャフトして、痛い目を見た経験があります。だからこそ、あなたには同じ失敗をしてほしくありません。

この記事では、カタログ数値だけでは分からない振動数データや、実際の試打レビューをもとに、モーダス105の正体を丸裸にします。自分にぴったりのスペックを見極めるための判断材料を、余すことなくお伝えしますね。

この記事のポイント

  • 振動数データから読み解くモーダス105の本当の硬さレベル
  • よく比較されるモーダス120や950GHとの決定的な違い
  • ヘッドスピード別に推奨される最適なフレックスの選び方
  • リシャフト前に知っておくべき失敗しないための注意点

振動数と特徴から分析するモーダス105が合う人

モーダス105 合う人

まず結論から言うと、モーダス105は「軽くて硬い(軽硬)」という、現代のアイアンシャフトのトレンドを作った革命児です。しかし、そのキャラクターは非常に尖っています。「NS950GHよりちょっと重いだけでしょ?」なんて軽く考えていると、そのギャップに驚くことになりますよ。ここでは、数値データや構造的な特徴から、その本質を深掘りしていきます。

モーダス105の振動数と硬さ評価

多くのゴルファーが「モーダス105のSは硬い」と口を揃えますが、これは単なる感覚だけの話ではありません。実際に「振動数(CPM)」という数値を計測してみると、その理由がはっきりと分かります。

一般的なSフレックスのアイアンシャフト(例えばN.S.PRO 950GHなど)と比較すると、モーダス105のSフレックスは、振動数がかなり高めに出る傾向があります。振動数が高いということは、それだけシャフトが変形しにくく、シャープに戻るということです。

私の経験上、モーダス105(S)の振動数は、他社のXフレックスに近い数値を示すことも珍しくありません。つまり、実質的には「Sという名のX相当」の硬さを持っていると考えても大げさではないんです。

ここがポイント
メーカー表記の「S」を鵜呑みにせず、ワンランク上の硬さだと認識して選ぶのが失敗しないコツです。

この「硬さ」こそが、スイング中の余計な挙動を抑え、圧倒的な直進性を生む源泉なのですが、ヘッドスピードやパワーが不足していると「ただの硬い棒」になってしまうリスクも孕んでいます。

モーダス105と120の違いと比較

ここ、一番勘違いしやすいポイントです。「120は重いから、少し軽くしたいな」という理由で105を選ぼうとしていませんか?もしそうなら、一度立ち止まってください。

モーダス105とモーダス120は、名前こそ似ていますが、中身は「水と油」ほど違います。

比較項目 MODUS³ TOUR 105 (S) MODUS³ TOUR 120 (S)
重量 106.5g 114.0g
性格 パリッとした弾き系 粘りのあるマイルド系
先端剛性 非常に高い(硬い) 高い(硬い)
中間剛性 高い(硬い) 低い(柔らかい)
振動数 高い(硬い) 低い(柔らかい)

最大の違いは「しなり方」です。モーダス120は、手元から中間にかけて大きくしなり、ゆったりとしたタイミングでヘッドが戻ってくる「粘り系」のシャフトです。一方、モーダス105は全体的に張りが強く、直線的に動く「弾き系」のシャフトです。

120の独特な「しなり感」や「タイミングの取りやすさ」が好きな人が105に移行すると、「板のように硬くてタイミングが取れない」と感じることが非常に多いんです。逆に、120だとシャフトが動きすぎて気持ち悪いという人には、105のシャープさがドンピシャにハマります。

詳細な比較については、以下の記事でも詳しく解説しているので、120ユーザーの方はぜひ参考にしてみてください。

モーダス105と950GHの違い

次に、軽量スチールの王道「N.S.PRO 950GH」との比較です。「950GHを使っていたけど、もう少ししっかりさせたい」という動機で105を検討する方も多いですよね。

結論から言うと、この2つもかなり性格が異なります。

  • N.S.PRO 950GH: 中調子で、中間から先端が大きくしなり、ボールを高く上げてくれる「オートマチックなやさしさ」があります。
  • MODUS³ TOUR 105: 元調子表記(実際は全体的に硬い)で、余計なスピンを抑え、強い弾道で前へ飛ばす「アスリート向けの強さ」があります。

950GHからの移行だと、105のSはかなりハードに感じるはずです。球の高さも、105の方が低くなりやすく、スピン量も減ります。「球が吹け上がって飛ばない」という悩みがあるなら105は救世主になりますが、「今の高さとつかまりを維持したい」なら、無理に105にする必要はないかもしれません。

最近では、950GHの進化版である「950GH neo」という選択肢もあります。こちらは105に近い剛性を持ちつつ、球の上がりやすさを確保しているので、105がハードすぎると感じた場合の有力な候補になりますよ。

モーダス105の重さとトルク特性

モーダス105のカタログスペックを見てみましょう。ここに「軽硬」の秘密が隠されています。

フレックス 重量 (g) トルク (度)
R 103.0 1.9
S 106.5 1.7
X 112.0 1.6

(出典:日本シャフト公式ニュースリリース

注目すべきは、Sフレックスのトルク1.7度という数値です。これは120g〜130g級の重量級スチールシャフト(ダイナミックゴールドなど)に匹敵する少なさです。

通常、スチールシャフトは軽くすればするほど肉厚が薄くなり、強度が落ちてねじれ(トルク)が大きくなりがちです。しかし、日本シャフトは独自の熱処理技術によって、軽量でありながらこの驚異的な低トルクを実現しました。

この「軽さ(106.5g)」と「ねじれなさ(1.7度)」の組み合わせこそが、スイングスピードを上げつつ、当たり負けしない強弾道を生み出す要因なんです。軽いから速く振れる、でも硬いからヘッドが暴れない。これがモーダス105の真骨頂ですね。

モーダス105の試打評価とレビュー

実際に私がフィールドで打ってみた感触と、周囲のゴルファーからの声をまとめてみます。

まず、私自身が打った第一印象は「とにかくレスポンスが良い」でした。切り返しからインパクトにかけて、シャフトが余計な動きをせず、自分の手の動きにリニアに反応してくれます。アイアンで「ラインを出したい」「距離感を揃えたい」という時には最高の武器になります。

ユーザーの声(30代・HS45m/s)
「ドライバーのHSが上がってきて950GHだと左に行くようになったので105Sに変更。左へのミスが激減して、縦距離も合うようになりました。もう手放せません。」

ユーザーの声(50代・HS40m/s)
「プロも使っているし評判が良いのでSを入れたが、硬すぎてボールが上がらず、右に抜けるミスばかり。結局Rに買い替えました。」

評価は真っ二つに分かれます。ハマる人には「魔法の杖」、合わない人には「ただの鉄の棒」。この極端な評価こそが、モーダス105の尖った性能を物語っていますね。

ヘッドスピード別に見るモーダス105が合う人

モーダス105 合う人

では、具体的にどのようなゴルファーがモーダス105の恩恵を受けられるのでしょうか。ここではヘッドスピード(HS)やスイングタイプを基準に、「合う人・合わない人」を明確に線引きしていきます。

モーダス105のドライバー推奨HS

シャフト選びの最も基本的な指標である、ドライバーのヘッドスピード(HS)から適正を見ていきましょう。あくまで目安ですが、ここを外すと苦労します。

Sフレックス推奨:HS 43m/s 〜 46m/s

これくらいのスピードがないと、モーダス105のSフレックス本来の「しなり戻り」を使えません。しっかりと叩けるパワーヒッター、あるいはスイングテンポが速めのアスリートゴルファー向けです。

Rフレックス推奨:HS 40m/s 〜 42m/s

一般的なアマチュアゴルファーのボリュームゾーンはここです。「男ならSだろ」という見栄は捨ててください。モーダス105に関しては、Rフレックスでも十分なしっかり感があります。むしろ、この帯域の人がRを使うと、絶妙なしなりを感じられて最高の結果になることが多いですよ。

Xフレックス推奨:HS 47m/s 以上

完全にハードヒッター向けです。プロやトップアマレベルのHSがないと、ボールがドロップしてキャリーが出ない可能性があります。

モーダス105が合わない人の特徴

逆に、以下のようなタイプの人には、モーダス105をおすすめしません。

  1. 手元の粘り(グニャッとした感覚)が好きな人
    ダイナミックゴールドやモーダス120のような、手元が潰れるような感覚を求めていると、105は「板」のように感じてタイミングが取れなくなります。
  2. リストターンを積極的に使う人
    手首を返してボールを捕まえるタイプの場合、105の高速な戻りと動きが合わず、ヘッドが返りすぎてチーピン(左への急激なミス)が出るリスクがあります。105はどちらかと言えば、フェースの開閉を抑えたボディターンタイプと相性が良いです。
  3. HS40m/s以下で球を上げたい人
    ボールを上げる助けはあまりしてくれないシャフトなので、HSが遅めの人が使うと、低弾道のライナーばかりになってグリーンで止まらなくなります。

モーダス105のRとSの選び方

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ここが一番の悩みどころですよね。私のアドバイスとしては、「迷ったらR」です。

先ほども触れましたが、モーダス105のSは本当に硬いです。もしあなたが普段、ドライバーでHS42m/s前後で回っているなら、間違いなくRフレックスの方が良い結果が出ます。

Rといっても、トルク1.9度のしっかりしたシャフトです。決して「ふにゃふにゃ」ではありません。Rを選ぶことで、シャフトのしなりを適度に感じられ、タイミングが取りやすくなり、結果として飛距離も方向性も安定します。

「Sを使っている」という自己満足よりも、「Rを使ってベストスコアを出す」という実利を取りましょう。

モーダス105へのリシャフト注意点

現在使っているアイアンのシャフトをモーダス105に交換(リシャフト)する場合、注意すべき点がいくつかあります。

まず、「バランス」の変化です。例えば、ダイナミックゴールド(約130g)からモーダス105(約106g)に軽くする場合、ヘッドの重量を感じにくくなり、スイングバランス(D2とかD1とかいう数値)が軽くなってしまうことがあります。

そのまま組むと「軽すぎてトップする」なんてことも。鉛を貼って調整するか、長さを少し長くしてバランスを出すなどの工夫が必要になる場合があります。

また、「長さ」も重要です。軽量化することで振り抜きは良くなりますが、クラブ全体の慣性モーメントが変わるため、今まで通りのタイミングで振れないこともあります。信頼できる工房で相談しながら組むことを強くおすすめします。

モーダス105の番手ずらしの効果

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「Sだと硬すぎるけど、Rだと精神的にちょっと…」あるいは「Rだと少し物足りない」というニッチな悩みを持つ方には、「番手ずらし(ソフトステッピング)」という裏技があります。

これは、例えば「5番アイアンに、本来4番アイアン用として設計されたシャフトを入れる」という手法です。長い番手用のシャフトは、短い番手用よりも柔らかく作られているため、これを1番手ずらして装着することで、Sフレックスの硬さを少しマイルドにすることができます。

実質的に「SR」のようなフレックスを作り出すことができるんですね。工房でのリシャフト前提にはなりますが、モーダス105の性能を維持しつつ、フィーリングを微調整したい上級者には非常に有効な手段です。

結論:モーダス105が合う人は?

最後にまとめましょう。モーダス105が合う人は、ズバリこんな人です。

  • ドライバーHSが43m/s以上(Sの場合)あるパワーヒッター
  • 体の回転(ボディターン)でシンプルに打ちたい人
  • シャフトの過度なしなりよりも、ダイレクトな操作感を好む人
  • アイアンの弾道を抑えて、ライン出しをしたい人

もしあなたがこの条件に当てはまるなら、モーダス105は間違いなくあなたのゴルフを次のレベルへ引き上げてくれる「最強の相棒」になるはずです。

逆に、少しでも不安があるなら、まずは試打で「Rフレックス」から試してみてください。その意外な打ちやすさに、きっと目から鱗が落ちると思いますよ。

あなたのアイアンショットが、ビシッとピンに絡む快感を味わえることを願っています!

the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

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