こんにちは!「19番ホール研究所」のthe19thです。
沖縄でゴルフ旅行を計画しているけど、「沖縄のおすすめゴルフ場って言われても、数が多すぎてどこを選べばいいか分からない…」なんて悩んでいませんか?青い海が見える絶景コースもあれば、プロが戦う名門コース、初心者でも気軽に楽しめるコースまで、選択肢が本当に豊富ですよね。私も最初の頃は、空港に近い場所がいいのか、それともリゾート感を重視すべきか、料金が安いところはどんな特徴があるのか、情報が多すぎて頭がパンクしそうでした。
それに、沖縄ならではの天気や服装の準備、レンタカーなしでの移動手段、独特のスループレーというスタイル、さらには二人だけで回れる2サム保証のコースがあるのかなど、知りたいことは尽きないかなと思います。せっかくの沖縄ゴルフ、予算や日程、一緒に行くメンバーのレベルも考えながら、絶対に失敗しない最高のプランを立てたいですもんね。
この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決できるよう、たくさんのゴルフ場の中から目的別に厳選して、それぞれの魅力や特徴、さらには沖縄ゴルフを120%楽しむための実践的なコツまで、私の経験を交えながら徹底的に解説していきます。この記事を読み終える頃には、あなたにピッタリのゴルフ場がきっと見つかるはずですよ!
- 目的やレベルに合ったゴルフ場の選び方がわかる
- 沖縄特有の自然環境(風や芝)を攻略するヒント
- レンタカーがなくてもゴルフ場へ行ける方法
- 季節ごとの気候に合わせた服装や準備のポイント
目的別で選ぶ沖縄のおすすめゴルフ場
沖縄のゴルフ場は、それぞれに個性があって魅力的です。だからこそ、「あなたがゴルフに何を求めるか」で選ぶのが一番!プロの気分を味わいたいのか、ただひたすら美しい景色に癒されたいのか、それとも仲間とワイワイ楽しみたいのか。ここでは、プレースタイルや目的に合わせて、おすすめのゴルフ場をカテゴリ別に詳しく紹介していきますね。あなたの理想のゴルフ旅にぴったりのコースがきっと見つかりますよ。
名門トーナメントコースで腕試し
「どうせならプロと同じ舞台でプレーしてみたい!」「自分の実力がどこまで通用するのか試したい!」そんな向上心あふれるアスリート志向のあなたには、数々の熱戦が繰り広げられてきたトーナメントコースがおすすめです。完璧に整備されたグリーン、戦略性を問われるコースレイアウト、そして独特の緊張感。最高のコンディションが、あなたの挑戦を待っています。
沖縄のトーナメントコースと聞いて、多くのゴルフファンが真っ先に思い浮かべるのは、やはり女子プロゴルフツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の舞台、「琉球ゴルフ倶楽部」でしょう。西・東・南の27ホールはそれぞれ表情が異なり、特にテレビ中継で使われる東・西コースは池やバンカーが巧みに配置され、一筋縄ではいきません。宮里藍プロをはじめ、多くのスター選手がドラマを生んだこの場所でプレーすることは、ゴルファーにとって特別な体験になるはずです。
男子のメジャー大会に挑戦したいなら、名護市にある「かねひで喜瀬カントリークラブ」を置いて他にはありません。過去に「日本プロゴルフ選手権」を2度も開催した沖縄屈指のチャンピオンコースです。亜熱帯の深い森に囲まれた「ウッズコース」と、名護湾の海風が吹き抜ける「オーシャンコース」の18ホールは、自然の地形を巧みに活かした戦略的なレイアウト。隣接するザ・リッツ・カールトン沖縄に宿泊すれば、ゴルフと最高級の滞在を組み合わせた、まさに夢のような時間を過ごせます。
さらに、近年注目度を増しているのが「PGMゴルフリゾート沖縄」です。2017年から3年間、男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」が開催されました。レジェンド青木功プロが改造監修を手掛けたことで、戦略性と景観美が劇的に向上。ターコイズブルーの海に向かって打ち下ろす絶景ホールは圧巻の一言です。PGMグループ最高峰ブランド「GRAND PGM」を冠するだけあり、クラブハウスの豪華さやレストランの食事、スタッフのホスピタリティも超一流。プレーだけでなく、一日を通してリッチな気分に浸れます。
歴史と伝統を重んじるなら、八重瀬町にある「那覇ゴルフ倶楽部」も忘れてはなりません。沖縄で初めて「日本オープンゴルフ選手権」が開催された由緒あるコースで、高低差は少ないものの、94個ものバンカーと7つの池が鉄壁のディフェンスを誇ります。沖縄特有の「重い海風」の影響を真正面から受けるため、風のジャッジがスコアを大きく左右する、まさに純競技志向のゴルファー向けのコースと言えるでしょう。
海が見える絶景リゾートゴルフを満喫
「スコアを数えるのも忘れるくらい、美しい景色の中でプレーしたい!」そんなあなたには、沖縄の青い海と空を独り占めできるオーシャンビューのコースがぴったりです。ターコイズブルーの海に向かって真っ白なボールを打ち込む爽快感は、沖縄ゴルフでしか味わえない最高の贅沢。ここでは、思わず写真や動画を撮りたくなってしまう、フォトジェニックな絶景コースをご紹介します。
沖縄本島で”絶景”の代名詞ともいえるのが、糸満市にある「ザ・サザンリンクスゴルフクラブ」です。高さ40メートルを超える海岸線の断崖絶壁の上にレイアウトされた本格的なシーサイドリンクスは、まさに圧巻の一言。特に、2つの海越えホール(7番、8番※時期により変動)は、スリルと感動が同時に味わえる名物ホールです。風を読み、勇気を持って海を越えられた時の達成感は、きっと忘れられない思い出になりますよ。全ホールから太平洋を望めるだけでなく、人工物が視界に入らないように設計されているため、自然との一体感を存分に感じられます。
本島北部、本部町まで足を延かせば、宮里藍・聖志・優作の3兄弟がジュニア時代に腕を磨いた場所としても知られる「ベルビーチゴルフクラブ」があります。ここは「全ホールオーシャンビュー」を公言するほど、どこからでも東シナ海の絶景が楽しめるコースです。瀬底島や伊江島のシンボル「タッチュー」を背景にしたショットは、最高の記念写真になること間違いなし。距離は比較的短めでフェアウェイも広いため、スコアを気にせずのびのびとリゾートゴルフを楽しみたい方に特におすすめです。
もし、究極のオーシャンビューとリゾート体験を求めるなら、宮古島まで足を運ぶ価値は十分にあります。「東洋一」とも称される与那覇前浜ビーチに隣接する「エメラルドコーストゴルフリンクス」では、”宮古ブルー”と称される独特の青い海を間近に感じながらプレーできます。16番の海越えや、18番の天然ビーチをバンカーとして使うユニークな設計は、ここでしか味わえません。また、巨大リゾート「シギラセブンマイルズリゾート」内にある「シギラベイカントリークラブ」も、全ホールから海が見える開放的なコース。南国の花々が咲き誇るコースと、美しいクラブハウスがリゾート気分を最高に盛り上げてくれますよ。
コスパ最強!安い料金で楽しめるコース
「ゴルフ合宿みたいに滞在中何度もラウンドしたい!」「ゴルフもしたいけど、観光やグルメにも予算を回したい!」そんな堅実派のあなたには、コストパフォーマンスに優れたゴルフ場がおすすめです。沖縄には、「安かろう悪かろう」ではなく、リーズナブルながらもコースメンテナンスがしっかりしていて、戦略性も楽しめる優良なコースがたくさんあります。賢く選んで、沖縄ゴルフを存分に満喫しましょう。
コストパフォーマンスで選ぶなら、まず名前が挙がるのが中城村にある「オーシャンキャッスルカントリークラブ」です。世界遺産「中城城跡」に隣接する高台にあり、太平洋と東シナ海の両方を一望できるロケーションも魅力の一つ。沖縄県内の「安いゴルフ場ランキング」では常に上位にランクインしており、平日なら食事付きで5,000円台から8,000円台でプレーできるプランも珍しくありません。ただし、安いからといって簡単ではありません。アップダウンが激しく、フェアウェイも絞られているホールが多いため、飛距離よりも正確なショットコントロールが求められます。緻密なコースマネジメントが試される、腕自慢のゴルファーも楽しめるコースです。
那覇市内からのアクセスの良さと安さを両立したいなら、西原町にある「沖縄カントリークラブ」も見逃せません。1965年開場の歴史あるコースで、地元ゴルファーから「県民のコース」として長年愛されています。丘陵コースでアップダウンはありますが、距離は短めなので、女性やシニアの方でも楽しめます。楽天GORAなどの予約サイトでは、一人予約や早朝・午後スルーのお得なプランが豊富に出ているので、旅の隙間時間を有効活用したい方にもぴったりです。
「フルラウンドは体力的に厳しいけど、少しだけプレーしたい」「本格的なコースデビューの前に練習したい」という方には、南城市にある「芭蕉布コース」が最適です。全18ホールですがパー58のショートコースで、通常のゴルフ場の約半分の距離。気軽にサクッと回れるのが魅力です。料金も平日なら4,000円前後と非常にお手頃。海を見ながらカジュアルにゴルフを楽しめるので、家族連れやカップルにもおすすめですね。
初心者も安心の広々としたコース
「ゴルフを始めたばかりで、まだボールがどこに飛んでいくか分からない…」「OBを連発して、周りに迷惑をかけないか心配…」ゴルフ初心者の方にとって、コース選びは特に重要ですよね。狭くてトリッキーなコースは、ボールを失くしやすく、スコアもまとまらず、ゴルフの楽しさを感じる前に心が折れてしまうかもしれません。でも大丈夫。沖縄には、初心者の方やエンジョイ派のゴルファーが、ストレスなくのびのびとプレーできるコースがたくさんあります。
初心者の方にまずおすすめしたいのが、那覇空港から車で約30分とアクセスも良い「パームヒルズゴルフリゾートクラブ」です。ここの魅力は、なんといっても全体的にフラットでフェアウェイが広いこと。隣のホールとの間隔も広めに取られているので、「OBかな?」と思った打球がセーフだった、なんてことも多いです。プレッシャーが少ない分、思い切ってドライバーを振る練習にもなりますね。名物の12番ホールは、糸満市街と海を一望できる豪快な打ち下ろし。爽快な気分でプレーできること間違いなしです。アコーディア・ゴルフが運営しているので、ウェブ予約のプランも豊富。クラブハウスが豪華で、総大理石の大浴場やジャグジーも完備しているので、プレー後のリフレッシュも完璧です。
北部エリアで探すなら、「ベルビーチゴルフクラブ」も良い選択肢です。絶景コースとしても紹介しましたが、ここは距離が比較的短く、フェアウェイも広めに設計されているため、初心者の方でもスコアをまとめやすいのが特徴です。難しいハザードが少ないので、ボールを失くす心配も少なく、純粋に沖縄の景色とゴルフを楽しめます。
また、家族旅行などでゴルフにあまり時間を割けない場合や、本格的なラウンドはまだ早いというお子様連れには、「カヌチャゴルフコース」の「ハッピーゴルフ」プランが非常におすすめ。通常の18ホールだけでなく、3ホール、6ホール、9ホールといった短時間でのプレーが可能です。これなら、コースデビューの緊張も少なく、気軽にゴルフの楽しさに触れることができますね。遊び心満載の沖縄本島の形をしたグリーンなどもあり、リゾート気分でワイワイ楽しめますよ。
空港に近いから到着日・最終日もOK
せっかくの沖縄旅行、限られた時間を最大限に有効活用したいですよね。「沖縄に着いたその足で、午後からゴルフを楽しみたい!」「帰りの飛行機の時間ギリギリまで、最後のラウンドを満喫したい!」そんなアクティブなゴルファーの願いを叶えてくれるのが、那覇空港からのアクセスが良い南部のゴルフ場です。移動時間を節約することで、1ラウンド分の時間を捻出できるかもしれません。
那覇空港から車で30分~40分圏内には、素晴らしいコースが集中しています。このエリアを拠点にすれば、非常に効率的なゴルフ旅のスケジュールを組むことが可能です。
| ゴルフ場名 | 空港からの時間(目安) | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| パームヒルズゴルフリゾートクラブ | 約30分 | 広々としたフェアウェイ、豪華な施設 | 到着後すぐにリゾート気分でプレーしたい人 |
| ザ・サザンリンクスゴルフクラブ | 約40分 | 断崖絶壁の絶景リンクスコース | 旅の最初か最後に感動的な景色を味わいたい人 |
| 琉球ゴルフ倶楽部 | 約35分 | 女子ツアー開催の名門コース | 最終日に本格的なコースで腕試しをしたい人 |
| 那覇ゴルフ倶楽部 | 約30分 | 歴史あるチャンピオンコース、高い戦略性 | 空港近くで手ごたえのあるコースを求める上級者 |
モデルプラン①:到着日ゴルフ
例えば、午前11時頃に那覇空港に到着する便なら、こんなプランが可能です。
11:00 那覇空港着 → 11:30 レンタカー手続き → 12:30 ゴルフ場到着、チェックイン・着替え → 13:00 午後スループレースタート → 17:30 プレー終了、シャワー → 18:30 ホテルにチェックイン
初日からたっぷり18ホールをプレーでき、充実したスタートを切れますね。
モデルプラン②:最終日ゴルフ
夕方以降のフライトで帰る日なら、こうです。
7:30 ホテルをチェックアウト → 8:00 ゴルフ場到着、午前スループレースタート → 12:30 プレー終了、ランチ・シャワー → 14:00 ゴルフ場出発 → 14:30 レンタカー返却 → 15:00 那覇空港到着、お土産探し → 16:30 搭乗
最終日もゴルフを満喫し、汗を流してさっぱりした状態で飛行機に乗れるので、気持ちよく旅を締めくくれます。特にフライト前の利用を考えるなら、シャワー施設やお風呂の充実度もコース選びの重要なポイントになりますね。その点、パームヒルズの豪華な大浴場は魅力的です。
沖縄のおすすめゴルフ場を賢く楽しむコツ
さて、行きたいゴルフ場のイメージは固まってきましたか?ここからは、ゴルフ場選びの次の一歩として、沖縄ゴルフを120%楽しむための、より実践的な情報をお伝えします。沖縄特有のプレースタイルや自然環境への対策、便利なアクセス方法などを事前に知っておくだけで、あなたのゴルフ旅は格段に快適で、思い出深いものになるはずです。ちょっとした知識が、当日のプレーやスケジュールを大きく左右することもありますよ。
気軽に回れるスループレーの魅力
沖縄のゴルフカルチャーを語る上で欠かせないのが、昼食休憩を挟まずに18ホールを一気にラウンドする「スループレー」というスタイルです。本州のゴルフ場のように、ハーフを終えてクラブハウスで1時間ほどのランチ休憩、というのが当たり前だと思っていると、少し驚くかもしれません。沖縄では、このスループレーが基本。その背景には、日差しが強い時間帯を避けて効率よくプレーしたいという気候的な理由や、米軍基地の影響でアメリカンスタイルが根付いたという歴史的な理由があるようです。
最初は「休憩なしで18ホールはきついかも…」と感じるかもしれませんが、慣れると多くのメリットがあります。
スループレーを快適に乗り切るコツは、事前の準備にあります。スタート前に売店でスポーツドリンクを多めに購入し、カートの保冷ボックスに入れておくのは必須。塩分補給のためのタブレットや梅干し、体を冷やすための氷嚢(ひょうのう)なども持参すると、熱中症対策として非常に有効ですよ。
二人で楽しむ2サム保証のゴルフ場
「夫婦やカップル水入らずで、のんびりプレーしたい」「気の置けない友人と二人だけで、周りを気にせずゴルフを楽しみたい」そんなニーズは、特にリゾート地である沖縄では非常に多いかなと思います。知らない人と組み合わせ(ジョイント)になるのは少し気まずい、と感じる方も少なくないでしょう。そんな時に心強いのが「2サム保証」のプランです。
「2サム保証」とは、その名の通り、2人でのプレーを確約してくれる制度のこと。これには、追加料金なしで保証してくれる場合と、「2サム割増料金」として1人あたり1,000円~3,000円程度の追加料金が必要になる場合があります。予約する際には、この点をしっかり確認することが重要です。
沖縄で2サムプレーに特に寛容で、カップルや夫婦に人気が高いのは、大人のための隠れ家的リゾート「ジ・アッタテラス ゴルフリゾート」です。ここは元々、ゆったりとした時間を過ごしてもらうことをコンセプトにしているため、2サムプレーを基本とした運営を行っています。静寂の中で、鳥のさえずりを聞きながら二人だけの時間を満喫できますよ。
また、カジュアルな雰囲気で人気の「宜野座カントリークラブ」も、GPSナビ付きカートで気軽に2サムプレーを楽しめると評判です。その他、PGMやアコーディア系列のコースをはじめ、多くのゴルフ場で平日限定や特定の時間帯で2サム保証プランが設定されています。
二人だけのプライベートなゴルフは、スコアを競うだけでなく、会話や景色を楽しみながら回れるのが最大の魅力。沖縄の美しい自然の中で、大切な人との絆を深める素敵な時間になることでしょう。
レンタカーなしでも楽しめるアクセス術
「運転免許を持っていない」「普段運転しないから、沖縄の道はちょっと不安…」「プレー後にお酒を楽しみたい!」様々な理由で、レンタカーを利用しない(できない)方もいらっしゃると思います。でも、ご安心ください。沖縄ではレンタカーがなくても、ゴルフ場へアクセスする方法がしっかりと用意されています。事前に計画を立てておけば、ストレスフリーなゴルフ旅は十分に可能です。
主な移動手段は以下の3つです。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 移動手段 | メリット | デメリット | 料金目安(片道/人) |
|---|---|---|---|
| 空港リムジンバス | ・料金が安い ・予約が簡単 ・大きな荷物も預けられる |
・運行ルートと時間が限られる ・目的のホテルまでしか行けない |
1,500円~2,500円 |
| 定額観光タクシー | ・ドアツードアで楽ちん ・時間を自由に設定できる ・プレー後の飲酒が可能 |
・料金が割高になる ・事前の予約がほぼ必須 |
(貸切)10,000円~20,000円/台 |
| ホテル送迎サービス | ・無料または比較的安価 ・ホテルから直接行けて便利 |
・サービスを提供しているホテルが限られる ・対象ゴルフ場が限定される |
無料~数千円 |
具体的な活用シーン
かねひで喜瀬CCやカヌチャゴルフコース、PGMゴルフリゾート沖縄など、北部のリゾートエリアにあるホテル併設のゴルフ場へ行くなら、那覇空港から運行している空港リムジンバスが最も便利で経済的です。バス停がホテルの目の前にあるので、移動の負担がほとんどありません。
一方、南部や中部のゴルフ場へ行く場合や、バスのルートから外れた場所へ行く場合は、定額観光タクシーの利用を検討しましょう。特に3~4人のグループで利用すれば、一人当たりの料金はかなり抑えられます。何より、プレー後にオリオンビールで乾杯できる解放感は、タクシーならではの特権ですね。
また、ザ・テラスホテルズの系列ホテル(ザ・ブセナテラス、ジ・アッタテラス クラブタワーズなど)に宿泊する場合、系列のゴルフ場(ジ・アッタテラス ゴルフリゾート)へのシャトルバスサービスがあったりします。高級リゾートではこのような宿泊者専用サービスが用意されていることが多いので、予約時にホテルに直接問い合わせてみることをおすすめします。
ゴルフバッグの扱いに困る場合は、空港からホテルやゴルフ場へ直接送ってくれる宅配便サービスを事前に利用しておくと、移動がさらに身軽になりますよ。
沖縄特有の風と芝を攻略するコツ
沖縄のゴルフコースでプレーして、多くのゴルファーが直面するのが「いつも通りのゴルフができない」という壁です。その最大の要因が、本州とは全く異なる性質を持つ「風」と「芝」。これらを理解し、対策を立てられるかどうかで、スコアは大きく変わってきます。ここでは、沖縄の自然を味方につけるための具体的な攻略法を解説します。
風(カジマヤー)との戦い方
沖縄のコース、特に海沿いのコースで常に意識しなければならないのが「風」です。沖縄の言葉で「カジマヤー」とも呼ばれるこの海風は、ただ強いだけでなく、湿気を含んで「重い」のが特徴。そのため、ボールが風の影響を非常に受けやすく、アゲンスト(向かい風)では想像以上に飛距離が落ち、フォロー(追い風)ではボールがどこまでも飛んで行ってしまうことがあります。
- アゲンストの対策:基本は「番手を1~2クラブ上げて、低く抑えた球を打つ」ことです。ボールを通常より少し右足寄りに置き、グリップを短く持ってコンパクトに振り抜く「パンチショット」が有効です。無理に飛ばそうと力むと、ボールが吹き上がって余計に距離をロスするので注意しましょう。
- フォローの対策:飛距離を稼げるチャンスですが、グリーンをオーバーしやすいので注意が必要です。キャリーでどこに落とすかをしっかりイメージし、ランも計算に入れてクラブ選択を。
- 横風の対策:風に流される分を計算して、狙う方向を予めずらします。例えば、左からの風なら、目標の少し左を向いて構える、といった具合です。スライス回転のボールは風に乗りやすく、フック回転のボールは風に強いという特性も覚えておくと役立ちます。
芝(高麗芝・バミューダ芝)の罠を回避する
グリーンやフェアウェイで使われている芝の種類も、本州のゴルフ場とは異なります。沖縄で主流なのは、暑さに強い「高麗芝」や「バミューダ芝」です。
-
- 高麗芝のグリーン:最大の特徴は「芝目」が非常に強いこと。芝が寝ている方向(順目)に打つと驚くほど速く、芝が逆立っている方向(逆目)に打つとボールが急ブレーキをかけたように失速します。カップの縁の芝がどちらを向いているか、太陽の方向(芝は太陽に向かって伸びる傾向がある)や水の流れ(芝は水が流れる低い方へ向かって寝る)などをヒントに芝目を読み切ることが、パット数を減らす最大の鍵です。
– バミューダ芝・ティフトン芝のラフ:これらの西洋芝は非常に粘り気が強く、クラブヘッドに絡みついてきます。ラフに入ったボールを無理に長いクラブで打とうとすると、クラブが振り抜けず大ダフリの原因に。こういう時は欲張らず、サンドウェッジやアプローチウェッジで、まずはフェアウェイに戻すという堅実な判断がスコアをまとめます。
沖縄の自然は手ごわいですが、それを読み切り、攻略できた時の喜びは格別です。スコアが出なくても「これが沖縄ゴルフだ」と割り切って、自然との対話を楽しんでみてください。
季節ごとの天気と最適な服装ガイド
「常夏の島」というイメージが強い沖縄ですが、実ははっきりとした四季があり、季節によって気候も最適な服装も大きく変わります。特に冬場は、本土からの旅行者が「こんなに寒いとは思わなかった…」と驚くこともしばしば。快適にプレーするためにも、訪れる時期の気候をしっかりと把握し、適切な準備をしていくことが非常に重要です。
まずは、沖縄の年間の気候データを見てみましょう。
| 月 | 平均気温(℃) | 降水量(mm) | 日照時間(h) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 17.3 | 101.6 | 85.4 |
| 2月 | 17.5 | 114.5 | 84.6 |
| 5月 | 24.3 | 242.8 | 139.7 |
| 8月 | 29.1 | 247.3 | 212.0 |
| 11月 | 22.7 | 119.1 | 119.4 |
季節別・服装完全ガイド
- 冬(12月~2月):平均気温は17℃前後と数字だけ見ると暖かく感じますが、これは罠です。この時期は北風が強く吹く日が多く、体感温度は5℃~10℃近く低く感じられます。半袖ポロシャツ一枚ではまずプレーできません。必須アイテムは、風を通さないウインドブレーカーやシャカシャカ系の薄手のアウターです。インナーに長袖の機能性アンダーウェアを着て、その上にポロシャツ、そしてアウターを重ねるレイヤードスタイルがおすすめです。
- 春・秋(3月、4月、11月):一年で最もゴルフに適したベストシーズンです。日中は半袖ポロシャツで快適にプレーできますが、朝夕や曇りの日は少し肌寒く感じることも。カーディガンや薄手のセーターなど、簡単に着脱できる羽織るものを一枚持っていくと体温調節がしやすく便利です。
- 梅雨(5月~6月):降水量が一気に増える時期です。スコールのような突然の強い雨に見舞われることも多いため、防水・透湿性に優れたレインウェアは必須です。傘や防水キャップ、濡れたグリップを拭くためのタオルを多めに用意しておくと安心。湿度も高いので、通気性の良いウェアを選びましょう。
- 夏(7月~10月):言うまでもなく、紫外線対策と熱中症対策が最優先事項です。ウェアは、UVカット機能と吸湿速乾性の高いものを選びましょう。サングラス、つばの広い帽子、アームカバー、日焼け止めは絶対に忘れないでください。スループレーで長丁場になるため、十分な水分(スポーツドリンク推奨)と塩分タブレットを常に携帯し、こまめに補給することが何よりも大切です。
どの季節でも、ゴルフ場のドレスコードとして襟付きのシャツは基本マナーです。リゾートコースでは比較的カジュアルな服装でも許容されることが多いですが、名門コースでは厳しい場合もあるので、事前に公式サイトで確認しておくと安心ですね。
あなたに合う沖縄のおすすめゴルフ場選び
ここまで、目的別のゴルフ場選びから、沖縄ゴルフを賢く楽しむための様々なコツまで、かなり詳しくお話ししてきました。情報量が多かったかもしれませんが、これであなたの頭の中にある「沖縄ゴルフの地図」は、かなり鮮明になったのではないでしょうか。
結局のところ、最高のゴルフ場とは、他の誰かが決めるものではなく、「あなた自身が何をゴルフに求めているか」によって決まるものだと私は思います。
この記事で紹介した情報をヒントに、あなたの目的、レベル、予算、そして旅のスタイルに完璧にマッチする、最高の沖縄のおすすめゴルフ場を見つけていただけたなら、これほどうれしいことはありません。
沖縄の雄大な自然、抜けるような青い空、そしてどこまでも続くエメラルドグリーンの海。そんな最高のロケーションでプレーするゴルフは、きっとあなたの記憶に深く刻まれる、忘れられない体験になるはずです。さあ、最高のゴルフ旅の計画を立てて、夢の島へ出かけましょう!


