「東北でゴルフをしたい。でも、コースが多すぎて結局どこを選べばいいのかわからない」。もし今、あなたがそんな状態で手が止まっているなら、この記事はきっと役に立つはずですよ。
東北は、とにかく振れ幅が大きいエリアです。プロが戦ったトーナメントコースもあれば、思わず息をのむ絶景リゾート、そして「この値段で本当にいいの?」と驚くような格安コースまで、性格の違うゴルフ場がずらりと揃っています。選択肢が豊富なのは幸せなことなんですが、その分だけ迷子になりやすいんですよね。
しかも東北の場合、「近い順に並べて上から選ぶ」というやり方が通用しません。県をまたぐと移動時間が一気に伸びますし、雪の影響でシーズンそのものが短いエリアもある。ここを知らずに予約すると、「行けたけど疲れただけ」という残念な遠征になりかねないんです。
私は日本各地のゴルフ場を巡るのがライフワークのようになっていて、なかでも東北のコースが持つスケールの大きさや、自然との一体感には毎回やられています。この記事では、あなたの「こんなゴルフがしたい」という気持ちにピタッと合う一軒が見つかるように、選び方の軸から目的別・体験別のおすすめ、さらに失敗しやすいポイントまで、順番に整理していきますね。
- 迷ったときに最初に決めるべき「選び方の軸」と、東北6県の性格の違い
- あなたの目的やレベルに合わせた最適なコースの選び方
- 一度は訪れるべき東北地方の名門コースや絶景ゴルフ場
- コスパ最強で安いのにしっかり楽しめる穴場コース
- 積雪シーズンでもゴルフができる温暖エリアのゴルフ場
- 接待・コンペ・一人予約・宿泊温泉など、シーン別のコースの選び分け方
- 東北ならではの「やりがちな失敗」と、その回避策
東北のゴルフ場選びで最初に決めるべき3つのこと
いきなりコース名を並べる前に、遠回りに見えて実はいちばんの近道になる話をさせてください。東北でゴルフ場選びに失敗する人って、コース選びを間違えているというより、「何を優先するか」を決めないまま探し始めていることがほとんどなんです。
ここでは、予約サイトを開く前に決めておきたい3つのことを整理しておきますね。ここさえ固まれば、このあと出てくるコース紹介が「自分ごと」として読めるようになりますよ。
①「優先するもの」をひとつだけ決める
格式、絶景、価格、食事、宿泊、やさしさ。ゴルフ場を選ぶ軸はいくつもありますが、全部を満たす一軒はまず存在しません。というより、全部そこそこのコースを選ぶと、記憶にも残らないんですよね。
だから私は、遠征のたびに「今日はこれを取りに行く」というテーマを1つだけ決めるようにしています。今日は絶景、今日は格安でラウンド数を稼ぐ、今日は温泉込みでゆっくり。優先順位が1位まで決まっていれば、2位以下は多少妥協しても満足度は落ちません。逆に、全部を平均点で選ぶと、どこか物足りない一日になりがちかなと思います。

迷ったら「同伴者の顔ぶれ」から逆算するのがいちばん簡単ですよ。上司や取引先なら格式、初心者の友人ならやさしさ、家族連れなら宿泊と温泉。人が決まればテーマは自動的に決まります。
②エリアと移動時間から逆算する
東北は、地図で見る以上に広いです。県をまたいだ瞬間に移動時間が跳ね上がることも珍しくありません。「せっかくだから遠くの名コースへ」という気持ちはよくわかるんですが、早朝スタートに間に合わせるために深夜出発、帰りは疲労困憊、というのは正直もったいない。
おすすめは、拠点(自宅・宿・空港・新幹線駅)から車で1時間圏内を第一候補にして、それでもテーマに合う一軒が見つからないときだけ範囲を広げるやり方。移動が短いほど、ラウンド後の温泉やご当地グルメに使える時間が増えますし、遠征の満足度はむしろ上がります。
県ごとの性格をざっくりつかんでおくと、候補の絞り込みが一気に速くなりますよ。以下は私なりの整理です。実際の所要時間は道路状況で変わるので、あくまで目安として見てくださいね。
| 県 | このエリアの持ち味 | 主な拠点 | こんな人に向いています |
|---|---|---|---|
| 宮城県 | コース数が多く価格競争も活発。トーナメント級から格安まで層が厚い | 仙台駅/仙台空港 | 接待・コンペ・コスパ重視。とりあえず外したくない人 |
| 福島県 | 高原リゾートと温暖な沿岸部の二刀流。冬でも回れる希少エリアあり | 郡山駅/いわき駅 | 絶景・宿泊温泉・冬ゴルフを狙う人 |
| 山形県 | 歴史あるクラシックコースと、ご当地グルメの充実 | 山形駅 | コースの成り立ちや食を味わいたい人 |
| 岩手県 | 雄大なレイアウトとコスパ、そして名物ランチ | 盛岡駅 | のびのび振りたい人、食で選びたい人 |
| 青森県 | 海沿いのリンクス系など、他では味わえない個性派 | 青森駅/青森空港 | 非日常体験そのものを目的にできる人 |
| 秋田県 | 落ち着いた雰囲気で、混雑を避けてゆったり回れる | 秋田駅 | 静かに自分のゴルフに集中したい人 |
③シーズンを外さない(ここが東北最大の落とし穴)
東北のゴルフで一番もったいない失敗が、これ。関東の感覚で「11月に行こう」と計画したら、山側のコースはすでにクローズ間近だった、というパターンです。
東北はシーズンが短いぶん、ベストな時期の気持ちよさが本当に格別なんですよね。夏でも高原コースなら涼しく、真夏の関東のような消耗戦になりにくいのは大きな魅力かなと思います。
| 時期 | コンディションの傾向 | 狙い目のポイント |
|---|---|---|
| 3月〜4月 | 平地からオープン。山側はまだクローズのことが多い | 料金が下がりやすい時期。防寒は必須 |
| 5月〜6月 | 新緑が美しく、気候も安定しやすい | 初めての東北遠征に最も無難 |
| 7月〜8月 | 高原コースは避暑になる。平地は暑さ対策を | 標高の高いコースが狙い目 |
| 9月〜10月 | 気温が落ち着き、ベストシーズンのひとつ | 予約が集中しやすいので早めに |
| 10月中旬〜11月上旬 | 紅葉のピークを迎えるコースが出てくる | 絶景狙いなら最有力。ただし争奪戦 |
| 12月〜3月 | 大部分が冬季クローズ。沿岸の温暖エリアのみ稼働 | 福島県浜通りなどへ集中する時期 |
ちなみに、当日の天気読みはスコアにも装備にも直結します。山沿いのコースは平地の予報と体感がかなりズレることがあるので、私はいくつかの天気サービスを併用しています。この考え方はゴルフ場の天気予報が当たる確率は?精度とアプリを徹底比較で詳しくまとめているので、遠征前にのぞいてみてください。
目的別で探す東北のおすすめゴルフ場
東北のゴルフ場選びは、まず「どんなゴルフ体験をしたいか」という目的をはっきりさせることがスタート地点です。歴史と格調を重んじるのか、プレー代を賢く節約するのか、あるいはゴルフを軸にした極上のリゾート体験を求めるのか。ここでは、ゴルファーの代表的な5つの目的に沿って、それぞれに最適なコースを厳選してご紹介します。あなたの理想のゴルフスタイルに合った一軒が、きっとこの中にありますよ。
一度は回りたい名門やトーナメントコース
ゴルフというスポーツの奥深さに魅了されたなら、誰もが一度は夢見るのが、トッププロたちが激闘を繰り広げた「聖地」でのラウンドや、歴史と伝統に彩られた名門コースへの挑戦ではないでしょうか。東北には、そんな探求心を満たしてくれる、戦略性に富んだチャンピオンコースが数多く存在します。
その象徴ともいえるのが、宮城県に位置する「利府ゴルフ倶楽部」です。ここは長年にわたり、女子プロゴルフツアーの舞台としてゴルフファンに親しまれてきたコース。テレビ中継で何度も見たあの緊張感あふれるホールを、実際に自分の足で歩き、自分のクラブで攻略する。その高揚感は、何物にも代えがたい経験になります。
PGMが誇るハイグレードブランド「GRAND PGM」に属するだけあって、フェアウェイからグリーンに至るまで、隅々まで整備されたコースコンディションは圧巻の一言。クラブハウスも高級ホテルのような気品に満ちていて、プレー前から特別な一日が始まることを予感させてくれます。まさに、自分の腕を試し、ゴルフの真髄に触れるための舞台と言えるでしょう。
ただし、トーナメント仕様のコースは「整備が行き届いている=やさしい」という意味ではありません。グリーンが速い日は、アプローチとパットで一気にスコアを落とすこともあります。スコアをまとめることより、コースそのものを味わうことを目的に行くのが正解かなと思いますよ。なお、ツアーの開催コースは年によって変わることがあるので、開催情報を目当てに行くなら公式サイトで最新の告知を確認してから予約してくださいね。
また、コースの価値を語るうえで「設計者」は欠かせない要素です。福島県の「グランディ那須白河ゴルフクラブ」は、近代ゴルフコース設計の巨匠、ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアが手がけた一軒として知られています。彼の設計思想は「難しいパー、やさしいボギー」。つまり、安易なプレーは許さないけれど、リスクを管理して的確なショットを続ければ、しっかりスコアをまとめられるという、挑戦しがいのあるレイアウトが特徴です。
特にここはフェアウェイに洋芝(ベントグラス)を採用しており、ボールが沈みにくくアイアンの抜けが良い反面、少しでもダフると大きなミスに繋がるという、ごまかしの効かないシビアさがあります。そして名物である「ポテトチップのように複雑にうねる」巨大なグリーン。パッティングの名手でさえ頭を悩ませるはずです。併設の会員制リゾートホテル「エクシブ」の存在も、このコースの価値をさらに高めています。
歴史の重みを感じたいなら、山形県の「蔵王カントリークラブ」も外せません。昭和36年開場という、東北で最も歴史のある18ホールのコースとして知られています。
現代のように重機を多用せず、自然の地形を最大限に活かして造成された「手作り」の味わいが色濃く残っているのが魅力。各ホールが雑木林で完全にセパレートされたレイアウトは、どこか懐かしく、そして戦略的です。ゴルフコース設計の原点に触れられる、貴重な体験が待っていますよ。
逆に、フラットで距離の出るモダンなコースが好きな人には、少し窮屈に感じられるかもしれません。ここは「攻略する」より「読み解く」つもりで回ると、面白さが跳ね上がるタイプのコースかなと思います。
名門・トーナメントコースは、ゴルフ歴がある程度あって、スコア以外の価値を楽しめる人におすすめ。逆に、コースデビュー直後で「まずボールを前に運ぶこと」が課題という段階なら、後半で紹介するやさしいコースから入ったほうが、間違いなくゴルフが好きになりますよ。
接待やコンペで使えるランキング上位のコース
ビジネスシーンにおける接待ゴルフや、気の置けない仲間たちと腕を競い合うコンペでは、コース選びがその日の成否を左右すると言っても過言ではありません。単にコースが面白いだけでなく、アクセスの良さ、施設の充実度、食事の質、そして何よりスタッフのホスピタリティが求められます。ここでは、大切なゲストをもてなす場として、あるいはイベントを成功させる舞台として、自信を持っておすすめできる評価の高いコースを紹介しますね。
接待ゴルフで「絶対に失敗したくない」という場面では、やはり「利府ゴルフ倶楽部」が最有力候補になるでしょう。トーナメント開催コースという知名度は、それ自体がゲストへの敬意の表明になります。仙台市内からのアクセスも良好で、クラブハウスに一歩足を踏み入れた瞬間から感じられる格調高い雰囲気は、ビジネスの場にふさわしい緊張感と期待感を演出してくれます。キャディの質も高く、スムーズな進行と的確なアドバイスで一日を支えてくれる点も、主催者としては心強いポイントです。
もう少しリラックスした雰囲気で、幅広いレベルの参加者が楽しめるコンペを企画するなら、同じく宮城県の「仙台クラシックゴルフ倶楽部」が合うかもしれません。ここは大手予約サイトのランキングでも上位に名を連ねる人気コースです。理由は、絶妙なコース設計にあります。適度なアップダウンを持つ丘陵コースで戦略性は高いものの、OBゾーンが比較的少なくフェアウェイも広めに取られているため、上級者からアベレージゴルファーまで、それぞれのレベルに応じて楽しめるんですよね。「難しすぎて心が折れる」ということが少なく、コンペが盛り上がりやすいのが大きな魅力です。
| ゴルフ場名 | 格付け・特徴 | アクセス(仙台駅から) | おすすめのシーン | 注意しておきたい点 |
|---|---|---|---|---|
| 利府ゴルフ倶楽部 | トーナメント開催。高級感とステータスは随一 | 車で約40分 | 役員クラスなど、最重要ゲストをもてなす接待 | 料金帯は高め。ドレスコードは事前共有を |
| 仙台クラシックゴルフ倶楽部 | ランキング上位常連。幅広いレベルで楽しめる | 車で約45分 | 参加者のレベルが様々な部署対抗コンペなど | 人気ゆえに土日の枠が埋まりやすい |
| 表蔵王国際ゴルフクラブ | 歴史ある名門。戦略性が高く歯ごたえがある | 車で約50分 | ゴルフ好きなゲストとの腕試しや、競技志向のコンペ | 初心者中心の会には難易度が高め |
また、ゴルフ好きのゲストを唸らせたいなら、「表蔵王国際ゴルフクラブ」という選択肢も面白いと思います。「フェアウェイが狭く、ブラインドホールも多い難コース」として知られており、一筋縄ではいかないレイアウトが挑戦意欲を掻き立ててくれます。安易な攻めを許さない設計はプレーヤーのマネジメント能力を試すので、ホールアウト後にはゴルフ談義に花が咲くはず。歴史ある名門でありながら、平日なら比較的リーズナブルにプレーできる日もあるようなので、コストを抑えつつ質の高いゴルフを提供したい場合にも重宝します。
- キャディ付きの可否と料金:接待では「セルフのみ」だと格好がつかない場面もあります。予約時にプランを要確認。
- コンペルームの有無と定員:表彰式をやるなら必須です。人数が増えてから慌てないように早めに押さえておきたいところ。
- ドレスコード:格式のあるコースほど基準が明確です。ジャケット着用の要否は、参加者に事前共有しておくと安心ですよ。
- スタート方式:アウト・インの同時スタートか、順次スタートかで進行が変わります。コンペの組み分けにも影響します。
- キャンセル規定:人数変動が起きやすいコンペこそ、締切日と料金の扱いを最初に確認しておくのが鉄則です。
キャンセル規定についてはゴルフのキャンセル料はいくら?相場と払わないリスクを徹底解説で整理しています。幹事を任されたら、ここは先に押さえておくと精神的にラクですよ。
そもそもコンペの進め方や賞の決め方に不安がある方は、ゴルフコンペとは?意味から種類、マナーまで完全ガイドにひと通りまとめてあります。初めて幹事を引き受けたときほど、当日の段取りより「事前に何を決めておくか」で結果が変わりますからね。
安いのに満足!コスパ重視の格安コース
「ゴルフをもっと気軽に、もっと頻繁に楽しみたい」。これは多くのゴルファーが抱く共通の願いではないでしょうか。幸いなことに、東北エリアには「安かろう悪かろう」のイメージを覆す、驚くほど手頃な料金で、しっかり満足できるコースが数多く存在します。ここでは、賢くゴルフを楽しむためのとっておきを紹介しますね。
コストパフォーマンスを語るうえで、宮城県のゴルフ場は外せません。県内に数多くのコースがひしめき合っているため価格競争が活発で、私たちゴルファーにとっては嬉しい状況が生まれています。その中でも安さで存在感を放っているのが「仙台グリーンゴルフクラブ」。シーズンや曜日、時間帯によっては驚くような低価格のプランが出ることもあります(料金は時期や予約状況で大きく変動するので、最新の条件は必ず予約サイトで確認してくださいね)。
もちろん、トーナメントコースのような完璧なメンテナンスとはいきません。でも、蔵王連峰を望む景色の中で仲間とワイワイ楽しむには十分すぎるクオリティです。ゴルフを始めたばかりの若い人や、とにかくラウンド数をこなして経験値を積みたい人にとっては、救世主のような存在と言えるでしょう。
「コスパ」は、単にプレー代の安さだけで決まるものではありません。料金に含まれる付加価値も重要な判断基準になります。その点で評価が高いのが、岩手県の「みちのく古都カントリークラブ」。このコースの最大の魅力は、なんといっても食事です。プランによっては追加料金なしで立派な「鰻(うなぎ)」がランチに付いてくることがあり、その満足度は相当なもの。コース自体も「グランドキャニオン」の異名を持つスリリングな谷越えホールがあったりと、戦略的で飽きさせないレイアウトです。「プレーも食事も大満足でこの値段はありえない」という声が集まるのも納得の一軒かなと思います。
ただし、こうした食事付きプランは期間限定・数量限定で入れ替わるのが普通です。「あの鰻を目当てに行ったのに、その日は対象プランがなかった」となると悲しいので、予約画面のプラン内容欄まで必ず読み込んでから確定してください。ここ、意外とやりがちな失敗です。
- 予約サイトの特集を狙う:大手予約サイトでは「直前割」や「3組9名以上のコンペ割引」といった特集が頻繁に組まれています。こまめにチェックするのが基本ですね。
- オフシーズンを活用する:東北では、本格的なシーズン前の早春や、クローズ間際の晩秋は料金が下がりやすい傾向があります。防寒対策さえしっかりすれば、かなりお得にプレーできます。
- 系列コースのキャンペーンを見逃さない:アコーディア・ゴルフやPGMが運営するコースでは、グループ共通の割引やポイント施策が行われることがあります。会員登録しておくと情報が届きますよ。
- 薄暮・午後スタートを使う:ハーフだけ、あるいは昼過ぎスタートのプランは、同じコースでも料金がぐっと下がることがあります。日照時間が長い季節限定の裏ワザ。
- 直前の空き枠を拾う:天候不順の予報が出た週などは、直前でキャンセルが出やすくなります。狙い方はゴルフ当日予約は可能!探し方と1人予約のコツにまとめました。
ちなみに、同じコース・同じ日でも、予約サイトによって出ているプランと価格が違うことは普通にあります。2〜3サイトを開いて、日付だけ入れて見比べる。この30秒の手間で数千円変わることもあるので、まずは空き枠だけでものぞいてみてください。
一人予約やスループレー歓迎のゴルフ場
「ゴルフに行きたい。でも、仲間とのスケジュールがなかなか合わない」。そんな経験、ゴルファーなら誰にでもあるのではないでしょうか。働き方やライフスタイルが多様化した今、「思い立った時に一人でふらっとゴルフに行く」というスタイルは、もはや特別なことではありません。こうしたニーズに応えて、東北でも一人予約を積極的に受け入れるゴルフ場が増えています。
一人予約のメッカとして広く知られているのが、宮城県の「松島チサンカントリークラブ(大郷コース)」。ここは大手予約サイトの一人予約ランキングでも上位に位置することが多く、予約枠が豊富で組み合わせが成立しやすいのが最大のメリットです。「予約したのに、人数が集まらずキャンセルになった」という一人予約にありがちなガッカリ感を味わいにくいのは、本当にありがたいですよね。
また、18ホールスループレーが基本スタイルなので、昼食休憩を挟まずに自分のリズムでサクサク進めたい人にも最適。ラウンド後に時間が余れば観光や用事を済ませることもでき、一日を有効に使いたい方には特におすすめです。逆に、「ハーフ後のランチが何よりの楽しみ」というタイプの方には、少し物足りなく感じるかもしれません。ここは好みが分かれるポイントかなと思います。
全国に多くのコースを展開するアコーディア・ゴルフ系列も、一人予約の強い味方です。福島県の「小名浜カントリー倶楽部」や「安達太良カントリークラブ」などは、システム化された予約プラットフォームを通じてスムーズに一人予約ができます。特に、後述する温暖な小名浜エリアのコースは、他の地域が雪でクローズする冬の間もプレーできることがあるため、年間を通してゴルフを楽しみたいソロゴルファーにとっては貴重な存在です。
一人予約では、その日初めて会う方々と一緒にプレーすることになります。ちょっとした気配りが、お互いにとって楽しい一日に繋がりますよ。
- スタート前の挨拶は忘れずに:マスター室前などで同伴者と顔を合わせたら、「今日はよろしくお願いします」と笑顔で。これだけで場の空気がやわらぎます。
- プレーファストを意識する:自分の準備は早めに済ませ、前の組との間隔が空きすぎないよう心がけるのがマナー。
- 同伴者のプレーにも気を配る:打球の行方を一緒に見てあげたり、「ナイスショット!」と声をかけたり。それだけで一体感が生まれます。
- スコアの申告と精算はきっちり:小さなことですが、ここが雑だと印象が一気に崩れます。淡々と、正確に。
もちろん、過度に気を遣う必要はありません。最低限のマナーを守りつつ、自分のゴルフに集中して楽しむことが一番大切ですね。
「知らない人と回るのは、正直ちょっと怖い」と感じる方も多いと思います。その不安の正体と対処法はゴルフ一人予約で嫌な思いは本当?回避の全知識で掘り下げているので、初めての一人予約の前に読んでおくと気持ちがだいぶ軽くなるはずですよ。
宿泊と温泉で選ぶリゾートゴルフ場
せっかく時間をとって東北まで足を運ぶのなら、プレーだけで終わらせるのはもったいないかもしれません。「ゴルフツーリズム」という言葉があるように、ゴルフを旅のメインイベントに据えて、その土地ならではの宿泊体験や温泉、グルメまで丸ごと楽しむ。そんな贅沢な休日を過ごせるのが、リゾートゴルフ場の醍醐味です。
「ゴルフ×ラグジュアリー」というテーマで東北の代表格といえるのが、福島県の「グランディ那須白河ゴルフクラブ」。このコースは会員制リゾートホテル「グランドエクシブ那須白河」に隣接しており、プレー後はゴルフウェアのまま、そのままリゾートステイへスムーズに移行できます。ホテル内には本格フレンチや日本料理、鉄板焼など多彩なレストランが揃い、ディナーの選択肢に困ることはありません。さらにスパやエステティックサロンも完備されていて、ゴルフで疲れた身体を最高の空間で癒やせます。
ゴルフをしないパートナーや家族と一緒に旅行する場合でも、それぞれが満足できる時間を過ごせるのが、このタイプの施設の強みです。カップルや夫婦での記念日旅行など、特別なシーンでの利用にはこれ以上ない選択肢と言えるでしょう。なお、会員制施設は利用条件や予約方法が一般のホテルと異なる場合があるため、宿泊を組み合わせるなら事前に公式サイトで条件を確認しておくと安心ですよ。
温泉の「質」で選びたいという本物志向の方には、同じく福島県の「白河高原カントリークラブ」を挙げたいところ。このコースの魅力は、敷地内に宿泊ロッジと源泉掛け流しの温泉があること。案内されている泉質はアルカリ性単純泉で、pH値が高いことから、いわゆる「美肌の湯」として知られています。ゴルフで浴びた紫外線のダメージをケアし、疲れた筋肉をほぐしてくれる湯は、一度体験すると病みつきになるかも。営業日や日帰り入浴の可否は変わることがあるので、こちらも訪問前に公式サイトでの確認をおすすめします。
海を眺めながらの非日常的なリゾート体験を求めるなら、福島県いわき市の「小名浜オーシャンホテル&ゴルフクラブ」が素晴らしい選択肢です。その名の通り太平洋を見下ろす絶好のロケーションにあり、ホテルの客室からは海が望めます。朝、カーテンを開ければ、朝日が反射してきらめく雄大な海が目に飛び込んでくる。そして何よりの自慢は、海に面した露天風呂です。潮騒をBGMに、どこまでも続く水平線を眺めながら湯船に浸かる時間は、日々の喧騒を忘れさせてくれる至福のひととき。
| コース | 宿泊の性格 | 温泉・スパ | こんな人に |
|---|---|---|---|
| グランディ那須白河GC | 会員制リゾートホテル隣接。食事の選択肢が豊富 | スパ・エステあり | 記念日旅行や、ゴルフをしない同行者がいる人 |
| 白河高原CC | 敷地内のロッジ。気取らず泊まれる | 源泉掛け流し | 温泉の質そのものを最優先したい人 |
| 小名浜オーシャンホテル&GC | 海沿いのホテル一体型 | 海を望む露天風呂 | 景色と開放感を求める人、冬も回りたい人 |
ゴルフと宿泊をセットで押さえると、別々に取るより手間も費用も抑えられることがあります。行きたい日の「1泊2ラウンド」プランがあるかどうかだけでも見ておくと、旅の組み立てがぐっとラクになりますよ。
体験で選ぶ東北のおすすめゴルフ場
ゴルフの魅力は、スコアや勝敗だけではありません。コースを包み込む自然の美しさ、仲間との楽しい食事、あるいは自己ベストを更新した時の達成感。心に残る「体験」そのものに価値があります。ここでは、スコアカードには記されない、記憶に深く刻まれる特別な体験ができる東北のおすすめコースを、様々な角度から紹介していきますね。
紅葉や海が見える絶景のゴルフ場
東北のゴルフ場が持つ最大の武器は、その雄大で変化に富んだ自然環境です。プレーの合間にふと顔を上げた時、目の前に広がる息をのむような景色は、スコア以上の感動を与えてくれます。ここでは、思わずカメラを構えたくなる、東北を代表する絶景コースを厳選しました。
「日本一の景観美」という最大級の賛辞を贈られることもあるのが、福島県の「ボナリ高原ゴルフクラブ」です。磐梯朝日国立公園内の標高850mという天空の地に広がるこのコースは、まさに絶景の連続。眼下には猪苗代湖が輝き、遠くには会津磐梯山や安達太良連峰といった日本百名山が雄大な姿を見せてくれます。
特に、このコースの代名詞となっているのが断崖絶壁越えの3番パー5。ティーイングエリアに立った瞬間に感じる高度感と、目の前に広がる大パノラマは、スリルと爽快感が同居した忘れられない体験になります。そしてこのコースが最も輝くのが、10月中旬から11月初旬にかけての紅葉シーズン。カエデやカラマツが織りなす赤、黄、橙のグラデーションは、まるで一枚の絵画のようです。この時期は予約が殺到するため早めの計画が必須ですが、その価値は十分にあります。
ひとつだけ心の準備を。標高が高いコースは、平地と気温が数度違うことがあります。同じ日でも朝と昼で体感がまるで別物になるので、脱ぎ着できるウェアを一枚多めに持っていくと快適に回れますよ。紅葉の時期は特にそう。
まるで海外にいるかのような、異国情緒あふれるゴルフ体験をしたいなら、青森県の「夏泊ゴルフリンクス」をおいて他にありません。本州最北端の夏泊半島の先端に位置し、三方を陸奥湾の海に囲まれたロケーションは、ゴルフ発祥の地スコットランドの原風景を彷彿とさせます。
そもそも「リンクス」とは?
「リンクス(Links)」とは、スコットランド語で「海岸沿いの砂丘地」を意味する言葉です。そこから転じて、海沿いにあり、樹木が少なく、自然の地形や窪みをそのまま活かして造られたコースのことを指します。
人工的な池やバンカーが少なく、代わりに海から吹き付ける強風や、ポットバンカーと呼ばれる小さく深いバンカー、そしてフェスキューという長く粘り気の強い芝がプレーヤーの前に立ちはだかります。ボールを高く上げるのではなく、風を計算して低いボールで攻める。普段のゴルフとはまったく異なる戦略性が求められるのが特徴です。
夏泊ゴルフリンクスは、まさにこのリンクスの思想を忠実に再現したコース。ここでは、風が主役です。穏やかな日にプレーできることは稀で、常に海からの風を読み、弾道をコントロールする技術と判断力が試されます。無機質な造成を排し、自然のあるがままの姿を尊重した景観は、ゴルフというスポーツが本来持っていた自然との対話の重要性を、改めて教えてくれるかのようです。

ただ、正直に言うと、リンクスは「スコアを出しに行く場所」ではありません。風でボールが戻されてくる日もあります。それも含めて面白がれる人には最高、スコアが崩れるとストレスが溜まるタイプの人には、ちょっとつらいかも。ここは相性がはっきり分かれますね。
初心者や女性も安心のやさしいコース
「ゴルフを始めたばかりで、まだコースに出るのが不安」「難しいコースは苦手。ベストスコアを狙って気持ちよくプレーしたい」。そんな初心者やエンジョイ志向のゴルファーにとって、コース選びは本当に重要です。
フェアウェイが狭かったり、アップダウンが激しかったりするコースは、ボールを失くしやすく、進行も遅れがち。ゴルフの楽しさを感じる前に心が折れてしまうかもしれません。ここでは、安心してプレーに集中でき、ゴルフの楽しさを存分に味わえる東北の「やさしい」コースを紹介しますね。
初心者・女性向けのコース選び4つのチェックポイント
- フェアウェイの広さ:やはり一番気になるのがOBですよね。フェアウェイが広いコースなら、多少ショットが曲がってもセーフになる確率が高く、精神的に楽にプレーできます。
- コースの距離:全長が短いコースの方が、パーオンのチャンスが増え、スコアをまとめやすくなります。特に、レギュラーティーだけでなくレディースティーがしっかり前に設置されているかは、女性にとって重要なポイント。
- 高低差(アップダウン):極端な打ち上げや打ち下ろしのホールが少ないフラットな地形なら、距離感がつかみやすく、体力的な負担も少なくて済みます。
- カートの設備:最近はGPSナビ付きの乗用カートが増えています。グリーンまでの残り距離や前の組との間隔を表示してくれるので、初心者には心強い味方になりますよ。
ここに5つ目を足すなら、「混雑しすぎない曜日・時間帯を選ぶ」ことかなと思います。後ろの組にプレッシャーを感じながら打つのは、初心者にとって想像以上のストレスです。平日や、少し遅めのスタート時間を選ぶだけで、当日の心の余裕がまるで変わりますよ。
これらのポイントを踏まえて特におすすめしたいのが、青森県の「津軽高原ゴルフ場」。広々としたフェアウェイとフラットな設計が特徴で、「OBの心配をせずに、思い切りドライバーを振れる」と評判です。GPSナビ付きカートも備わっており、セルフプレーでも安心してラウンドできる環境が整っています。
宮城県でコースデビューを考えているなら、「たいわゴルフクラブ」が定番の選択肢。全体的に距離が短めに設定されており、料金も比較的リーズナブルです。初めてのラウンドの緊張をやわらげてくれる、アットホームな雰囲気が魅力かなと思います。
また、岩手県の「盛岡南ゴルフ倶楽部」は「ベストスコアが出やすいコース」として口コミで人気が広がっています。難しすぎないレイアウトは良いスコアが出たという成功体験に繋がりやすく、「ゴルフって楽しい」という気持ちを育ててくれるはず。盛岡市内からのアクセスが良いのも、気軽に足を運べる嬉しいポイントですね。
誰かのコースデビューに付き添うなら、コース選び以上に大事なのが「その日のゴール設定」です。スコアではなく、「9ホール終えられたらOK」くらいに置いておくと、本人も同伴者もラクになります。
球を探す時間を決めておく、詰まってきたら素直に前に進める、打てないライでは無理をしない。この3つを最初に共有しておくだけで、一日の空気がまったく変わりますよ。
これから始める方はゴルフ初心者、何から始める?3ステップでコースデビュー!を、「どのくらい打てればコースに出ていいの?」が気になる方はゴルフ迷惑かけないスコアは?初心者向け目安とマナー徹底解説!を参考にしてみてください。デビュー前の不安は、たいてい「基準を知らないこと」から来ていますからね。
道具がまだ揃っていない段階なら、いきなり買い揃えずレンタルで一度回ってみるのも十分アリです。「続けられそう」と確信してから買うほうが、結果的に無駄がありませんよ。
冬でも楽しめる暖かいゴルフ場
「冬将軍」が到来する12月から3月にかけて、東北地方の大部分は雪に覆われ、ゴルフ場も長い冬休みに入ります。冬の間、クラブを握れずにもどかしい思いをしているゴルファーは少なくないでしょう。しかし、そんな東北にも雪の影響が少なく、真冬でもゴルフが楽しめる温暖なエリアが存在するんです。ここでは、熱心なゴルファーたちの「冬の逃げ場」となっているエリアとコースを紹介しますね。
その中心地となるのが、福島県の太平洋側、いわき市を中心とした「浜通り」エリアです。この地域は沖合を流れる暖流の影響で冬でも気温が下がりにくく、降雪量も少ないことから「東北の湘南」という愛称で呼ばれることもあります。この温暖な気候のおかげで、「小名浜カントリー倶楽部」、「小名浜オーシャンホテル&ゴルフクラブ」、「JGMサラブレッドゴルフクラブ」といったコースは、冬季も営業を続けているケースが多いエリアです(実際の営業状況は年によって変わるため、必ず各ゴルフ場の公式発表をご確認ください。気候の傾向は気象庁 過去の気象データでも確認できます)。
他のゴルフ場がクローズしている間、このエリアには福島県内はもちろん、宮城、山形、さらには首都圏からも「ゴルフ難民」たちが集結するため、冬場でも大変な賑わいを見せます。予約も埋まりやすくなるので、週末にプレーしたいなら早めに計画を立てて枠を確保しておくことが重要です。
冬ゴルフならではの注意点もあります。地面が凍結しているとティーが刺さりにくかったり、朝いちのグリーンが硬くてボールが止まらなかったりする。ボールも飛びません。でも、キンと冷えた空気の中、青空の下でプレーできる喜びは格別なんですよね。スコアは度外視、と割り切れる人にはたまらない季節です。
| 県 | ゴルフ場名 | クローズ期間(目安) | オープン時期(目安) |
|---|---|---|---|
| 山形県 | 蔵王カントリークラブ | 12月下旬 | 3月下旬〜4月上旬 |
| 岩手県 | 安比高原ゴルフクラブ | 11月中旬 | 4月中旬 |
| 福島県(会津) | ボナリ高原ゴルフクラブ | 11月下旬 | 4月下旬 |
| 秋田県 | 秋田カントリー倶楽部 | 12月上旬 | 3月中旬 |
| 青森県 | 青森スプリング・ゴルフクラブ | 11月中旬 | 4月中旬 |
また、福島県いわき市ほどではありませんが、宮城県の最南端、沿岸部に位置する「宮城野ゴルフクラブ」も比較的雪が積もりにくく、冬場の貴重なプレー場所として知られています。仙台近郊のゴルファーにとっては、いわき市まで遠征せずに済む可能性があるため、冬の練習ラウンドの場として重宝されているコースです。
ちなみに、冬ゴルフの成否は服装でほぼ決まると言ってもいいくらいです。着すぎてスイングできないのも困りますし、寒くて身体が動かないのも困る。防寒とスイングのしやすさをどう両立させるかは、ゴルフウェアはレディース冬こそユニクロで賢く!マナーもクリアやゴルフ クラブハウス 服装 メンズ:マナーと基本スタイルを徹底解説が参考になりますよ。
広い練習場が併設されているコース
ゴルフの上達を目指すうえで、ラウンド前のウォーミングアップや、ラウンド後の課題修正のための練習は欠かせません。特に、自分のドライバーショットの弾道をしっかり確認できる、広くて距離の長いドライビングレンジが併設されているかどうかは、熱心なゴルファーにとってコース選びの重要なファクターになります。
なぜ「300ヤード級」の練習場が重要なのか?
一般的なアマチュア男性ゴルファーのドライバー飛距離は200〜250ヤード前後ですが、調子が良い時やヘッドスピードの速い人は、ランも含めると250ヤードを超えてきます。そのため、ネットまで200ヤード程度の練習場だと、自分の本当の球筋や飛距離が確認しづらいことがあるんですよね。
その点、300ヤード近い距離があれば、ほとんどの人がネットを気にせず、本番さながらのフルショットで弾道を確認できます。これは、その日の調子を把握し、ラウンドの戦略を立てるうえで大きなメリットになります。「今日は右に出やすいから、ティーショットは左サイドを狙う」といった判断ができるだけで、スコアは変わりますからね。
東北エリアには、そんな期待に応える充実した練習施設を誇るコースがいくつか存在します。
- グランディ那須白河GC(福島県):300ヤード・20打席の広大なレンジは、スタート前の調整に最適。アメリカンスタイルの壮大なコースを前に、気分を盛り上げてくれます。
- 花の杜ゴルフクラブ(宮城県):ここも300ヤード・20打席を完備。帝王ジャック・ニクラウス設計の戦略的なコースに挑む前に、入念な準備ができます。
- 東蔵王ゴルフ倶楽部(宮城県):300ヤード・15打席に加え、広々としたバンカー・アプローチ練習場も併設されており、総合的なスキルアップが図れます。
- 夏泊ゴルフリンクス(青森県):距離は275ヤードと少し短めですが、なんと海に向かってボールを打ち込むという、他では味わえない圧倒的な開放感が魅力です。
一方で、注意点もあります。たとえば、先ほど紹介した絶景コースの「ボナリ高原ゴルフクラブ」にはドライビングレンジがありません(鳥かごのような練習施設もなし)。練習はパッティンググリーンのみとなります。
このように、コースの魅力と練習施設の充実は必ずしも比例しません。「今日はプレー前にしっかり打ち込みたい」という日は、事前にゴルフ場の公式サイトで練習場の距離・打席数・営業時間を確認しておくことを強くおすすめします。ついでに言うと、朝の練習場は開場時間より早くは打てません。始発組を狙うなら、そもそも打つ時間が取れるのかも合わせて見ておくといいですよ。
ランチの食事が美味しいと評判のコース
前半9ホールを終えた後のランチタイムは、ゴルファーにとって至福のひととき。スコアが良くても悪くても、美味しい食事は午後のプレーへの活力を与えてくれます。「ゴルフ場メシ」という言葉があるほど、ランチのクオリティはゴルフ場の評価を左右する要素のひとつ。東北には、その土地ならではの食材を活かした絶品グルメが楽しめるゴルフ場がたくさんあります。
食にこだわるゴルファーから支持を集めているのが、山形県の「大石田ゴルフクラブ」です。ここのレストランはゴルフをしない一般のお客さんにも開放されており、その味は専門店にも引けを取りません。名物は、山形名物の「板そば」。香り高いそばを大きな木の板に盛り付けて提供するスタイルで、コシの強さと喉ごしの良さは格別です。また、地元で愛される「冷たいラーメン」や、スパイスの効いた「大石田カレー」も人気で、何度訪れても違う味を楽しめます。最上川の美しい流れを眺めながらいただくランチは、最高の思い出になるでしょう。
岩手県を訪れたなら、やはり名物の「盛岡冷麺」は外せません。「盛岡南ゴルフ倶楽部」では、ハーフターンで本格的な盛岡冷麺を味わえます。ツルツルでコシの強い麺と、牛骨ベースのさっぱりしたスープ、そして季節のフルーツが乗った本場の味は、ゴルフの疲れを爽やかに吹き飛ばしてくれますよ。
そして、コストパフォーマンスのセクションでも触れましたが、岩手県の「みちのく古都カントリークラブ」の「鰻」付きプランは、もはや語り草です。プレー代に含まれるランチで肉厚な鰻が食べられるというインパクトは絶大。「あの鰻を食べるために、また行きたい」と思わせるほどの引力を持っています。
その他にも、青森県「夏泊ゴルフリンクス」の新鮮な「ホタテ丼」など、シーサイドコースならではの海の幸が楽しめる場所もあります。ご当地グルメをランチの軸に据えてゴルフ場を選んでみるのも、東北ゴルフの面白い楽しみ方のひとつかもしれませんね。
- メニューは季節で入れ替わります:名物が通年提供とは限りません。目当てがあるなら事前に電話で聞くのが確実。
- スループレーの日はランチ休憩がありません:食事を楽しみに行くなら、プランの形式を必ず確認してくださいね。
- 食事付きプランかどうか:同じコースでも「食事なし」で安いプランが並んでいることがあります。予約画面の但し書きは要チェック。
- レストランの営業体制:曜日や時期によって縮小営業になることもあります。冬季は特に注意が必要です。
東北ゴルフで失敗しやすい7つのポイント
ここまで前向きな話を続けてきましたが、遠征の満足度を下げるのは、たいてい「知っていれば防げたこと」です。私が東北を回るなかで、特に気をつけているポイントをまとめておきますね。
①移動時間を甘く見積もる
いちばん多い失敗がこれ。地図アプリの所要時間は、朝の道路状況や山道のカーブ、途中の休憩を織り込んでいないことがあります。特に早朝スタートの日は、アプリの表示に30分足して計画するくらいがちょうどいいです。受付・着替え・練習の時間も忘れずに。
②山岳・高原コースの距離感を読み違える
標高が高いコースでは空気が薄く、平地よりボールが飛ぶことがあります。逆に打ち上げホールでは番手が2つ足りない、なんてことも。ヤーデージだけで番手を決めず、高低差を必ず加味する。カートのGPSナビに高低差表示があるなら、積極的に頼るのが賢いですよ。
③朝霧と山の天気を計算に入れない
高原コースでは、朝いちに霧が出てスタートが遅れることがあります。また、山沿いは天候が急変しやすい。レインウェアは「降る予報の日だけ持つもの」ではなく、東北遠征では常備品と考えておいたほうが安心かなと思います。
④冬季クローズと凍結を確認しない
予約サイトに枠が出ていても、当日の積雪や凍結でクローズになることがあります。冬季に予約するなら、前日の公式サイト・SNSでの発表チェックをルーティンにしておくといいですよ。冬タイヤの準備も忘れずに。
⑤キャディ・レンタルの有無を確認しない
「セルフのみ」「乗用カートは指定ルートのみ」「レンタルクラブは要事前予約」など、条件はコースによってまちまち。特に接待や、初心者を連れて行く場合は、ここを外すと当日の進行に響きます。予約完了メールの但し書きまで読む習慣をつけたいところ。
⑥人気コースの予約タイミングを逃す
紅葉シーズンの絶景コースや、冬の浜通りエリアは争奪戦になります。逆に言えば、行きたい時期が決まっているなら、コースより先に日程を押さえるのが正解。どうしても取れないときは、直前のキャンセル拾いに切り替えるのが現実的です。
⑦同伴者のレベルを考えずにコースを決める
これは技術的な話ではなく、いちばん後を引く失敗かもしれません。自分が回りたいコースと、同伴者が楽しめるコースは別物です。難コースに初心者を連れて行くと、ボール探しで疲弊して、ゴルフそのものが嫌いになってしまうことも。その日いちばんゴルフ歴が浅い人に合わせる。これが、また一緒に行きたいと言ってもらえる唯一のコツかなと思います。
東北のおすすめゴルフ場に関するよくある質問
最後に、遠征前によく聞かれる疑問をまとめておきますね。
あなたに合う東北のおすすめゴルフ場探し
ここまで、本当にたくさんのゴルフ場を、目的や体験といった様々な角度から紹介してきましたが、あなたの心に響くコースは見つかったでしょうか?
東北エリアのゴルフ場の魅力は、その多様性にあります。プロの領域に触れられる荘厳なトーナメントコース、日常を忘れさせてくれる大自然に抱かれた絶景リゾート、そして毎週でも通いたくなるほど財布に優しいコース。これほど多彩な選択肢の中から、その日の気分や同伴者、目的に合わせて自由に選べるのは、東北でゴルフをする大きな喜びだと思います。
最後に、記事の要点をもう一度だけ。優先するテーマをひとつ決める。拠点から移動時間で絞る。シーズンを外さない。この3ステップさえ踏めば、候補は驚くほど自然に絞れます。あとは、気になったコースの公式サイトを開いて、料金と営業状況を確認するだけ。
- 行きたい時期を先に決める(東北はシーズンが短いので日程が最優先)
- この記事から気になったコースを2〜3つメモする
- 予約サイトで空き枠と料金を見比べる
- 公式サイトで営業状況・プラン内容・練習場の有無を最終確認する
行きたいコースが決まったら、あとは枠を押さえるだけ。人気コースは日程から埋まっていきますので、迷っている時間がいちばんもったいないかもしれませんよ。
東北以外のエリアも検討中なら、同じ「目的別」の切り口でまとめた栃木のおすすめゴルフ場、東海のおすすめゴルフ場12選、関西のおすすめゴルフ場11選も合わせてどうぞ。比較すると、東北の個性がよりくっきり見えてくるはずです。
この記事が、あなたのゴルフ場選びの一助になれば、私にとってこれほど嬉しいことはありません。ここで紹介した情報を参考に、あなたにぴったりの東北のゴルフ場を見つけ出して、最高の一日を過ごしてくださいね。
この記事で紹介したプレー料金の傾向やプラン内容、施設の営業状況(特に冬季クローズ期間)は、あくまで一般的な情報です。料金やプランは季節や予約状況によって常に変動します。
実際に予約される際には、必ず各ゴルフ場の公式サイトや、大手ゴルフ場予約サイトで最新の正確な情報をご確認ください。特に、食事付きプランの内容・練習場の営業・キャディの有無・冬季の当日営業判断は、直前に変わることがあります。

