こんにちは!「19番ホール研究所」のthe19thです。
広大な大地で爽快なショットを打つ、北海道でのゴルフって最高に気持ちいいですよね。ただ、いざゴルフ場を探し始めると、「数が多すぎて、どこを選べばいいんだろう…」と頭を悩ませてしまうことはありませんか?接待で使えるランキング上位の名門コースはどこか、ゴルフ初心者でもOBを気にせず楽しめる広いコースはあるのか、夫婦やカップルで気兼ねなく回れる2サム保証のコースがいいな、など考え始めるとキリがないかもしれません。あるいは、とにかく安い・格安で回数をこなしたい、新千歳空港近くで送迎ありの便利な場所がいい、せっかくならプレー後の食事でジンギスカンや美味しい海鮮丼を味わいたい、といった具体的な希望もあるかと思います。さらに、宿泊とセットでお得なゴルフパックの情報や、本州とは少し違う北海道ゴルフの服装やマナーについても気になるところですよね。
この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問や要望に応えるため、様々な目的や条件から厳選した北海道のおすすめゴルフ場を徹底的にリサーチし、分かりやすくまとめました。あなたの理想のゴルフ旅を計画する、最高のパートナーになるはずです。
- 目的別(名門・初心者・グルメ)のおすすめゴルフ場がわかる
- 条件別(空港近く・送迎・格安)のおすすめゴルフ場がわかる
- 北海道ゴルフ特有のマナーや最適な服装がわかる
- 宿泊とセットになったお得なゴルフパックの情報もわかる
目的で選ぶ北海道のおすすめゴルフ場
まずは「どんなゴルフ体験がしたいか?」という、あなたの目的別にピッタリのゴルフ場を見ていきましょう。国内外からゴルファーが集まる格式高い名門コースから、ベストスコアを狙える初心者向けコース、そして北海道ならではの絶品グルメが自慢のコースまで、個性豊かなゴルフ場を厳選してご紹介しますね。あなたの「やりたいこと」を軸に選べば、満足度が格段にアップするはずです。
ランキング上位の絶対に外せない名門コース
「せっかく北海道へ行くなら、一度はプレーしてみたい憧れのコースで」と考える方は多いかなと思います。プロが戦うトーナメントコースや、世界的な設計家が手掛けた美しいコースは、プレーするだけで特別な高揚感を味わえますし、記憶に残る一日になることは間違いありません。特に、大切な方との接待ゴルフや、ゴルフ好き仲間との記念旅行で利用すれば、間違いなく喜ばれるコースばかりです。ここでは、評価・知名度ともにトップクラスの名門ゴルフ場を、その魅力の深層と共に詳しくご紹介します。
北海道クラシックゴルフクラブ
ゴルフの帝王、ジャック・ニクラスが設計した傑作として、国内のみならず海外からも高い評価を受けるコースです。まず訪れる者を圧倒するのが、クラブハウス。カナダ産ヒノキをふんだんに使ったログハウス調の建物は、一歩足を踏み入れた瞬間から木の香りに包まれ、非日常の世界へと誘ってくれます。この香りはレストランや浴場まで続き、心身ともにリラックスさせてくれますね。
コースメンテナンスは国内最高レベルで、フェアウェイもグリーンも寸分の隙なく管理されています。そして、このコースの象徴ともいえるのが、池に囲まれた17番パー3。美しい景観とは裏腹に、正確なショットが要求される高い戦略性を持つホールで、多くのゴルファーの挑戦意欲を掻き立てます。また、世界的な競走馬の産地であるノーザンファームに隣接しており、クラブハウス前には名馬ディープインパクトの像が飾られているのもユニーク。プレーだけでなく、滞在する時間すべてが特別な思い出になる、まさに北海道のラグジュアリーゴルフを体現する存在です。
札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
ゴルフコース設計の巨匠、井上誠一が手掛けた歴史ある名門コース。長年にわたり男子プロゴルフトーナメント「ANAオープン」の開催地として、数々のドラマを生み出してきました。テレビで見たプロたちの熱戦の舞台を、自分自身でラウンドできる感動は格別です。伝統的な林間コースで、戦略的に配置された木々や、井上誠一特有の美しい砲台グリーンがプレーヤーの技量を試します。
ここでは、ゴルフ本来のスタイルを重んじるキャディ付きの歩きプレーが基本。キャディさんの的確なアドバイスに耳を傾けながら、一打一打コースと向き合う時間は、ゴルフの奥深さを再認識させてくれるでしょう。クラブハウスのレストランで提供される「輪厚ラーメン」も、多くのゴルファーに愛される名物メニュー。歴史と伝統に裏打ちされた風格ある一日を過ごしたい方に、自信をもっておすすめできるコースです。
ザ・ノースカントリーゴルフクラブ
日本ゴルフ界のレジェンド、青木功プロが設計監修し、「セガサミーカップ」の開催コースとしても全国的に知名度が高いゴルフ場です。最大の特徴は、北海道では珍しいフェアウェイもグリーンも全て洋芝(ベント芝)で造成されていること。ボールが少し浮いたようなライから打てるため、プロのようなターフを取るショットが打ちやすいかもしれません。まるで絨毯の上を歩いているかのようなフカフカの感触もたまりませんね。
スコットランドの伝統的なリンクスコースのエッセンスと、アメリカの最新技術が融合したコースデザインは戦略性に富んでおり、風の読みがスコアを大きく左右します。完全セルフプレーのスタイルながら、トーナメント開催コースにふさわしい高いメンテナンスレベルを維持している点も素晴らしいです。新千歳空港から約15分というアクセスの良さも、遠方からのゴルファーには非常に嬉しいポイント。到着日にいきなりメジャー級の体験が可能です。
初心者が楽しめる広くて優しいコース
「まだゴルフを始めたばかりだから、難しいコースはちょっと…」「OBばかりだと楽しめないかも」そんな不安を抱える初心者の方でも、北海道なら心からゴルフを楽しめます。本州の山岳コースなどと比較して、北海道には広大な土地を活かしたフェアウェイが広く、高低差が少ないフラットなコースが多いのが大きな魅力。隣のホールを気にせず、思いっきりドライバーを振れる爽快感は格別ですよ。ここでは、ベストスコア更新も夢じゃない、初心者に特におすすめのゴルフ場をご紹介します。
サンパーク札幌ゴルフコース
「北海道の雄大さを体感できる」と評されるほど、とにかくフェアウェイが圧倒的に広く、そして平坦なコースです。ティーイングエリアに立つと、その視界いっぱいに広がる緑の絨毯に、思わず「広い!」と声が出てしまうかもしれません。OBゾーンが遠くに設定されているホールが多いので、ティーショットでのプレッシャーが格段に少ないのが特徴です。そのため、初心者がベストスコアを出しやすいコースとして有名で、地元ゴルファーからは練習ラウンドの場としても親しまれています。平日ならかなりリーズナブルな価格でプレーできるのも、ゴルフデビューの場として最高の条件ですね。
苫小牧ゴルフリゾート72 エミナゴルフクラブ
東・西・南の3コース、合計54ホールを誇る道内最大級のゴルフリゾートです。これだけの規模があるので、プレースタイルやレベルに合わせてコースを選べるのが嬉しいポイント。特に「南コース」は比較的距離が短くフラットな設計で、初心者や女性、シニアゴルファーに大人気です。また、2018年には西コースのレディースティーが増設・改修され、女性でもパーオンを狙いやすいように配慮されている点も高評価。カートのフェアウェイ乗り入れが可能な日も多いので、夏の暑い日でも体力的な負担を気にせずプレーに集中できます。レベル差のある仲間とのグループ旅行でも、誰もが楽しめる懐の深いゴルフ場です。
カップルに人気の2サム保証コース
「夫婦やカップル水入らずで、気兼ねなく2人だけでラウンドしたい」というニーズは、特にコロナ禍を経て非常に高まりましたよね。知らない人と組み合わせになるのは少し気を使うし、2人だけのペースで会話を楽しみながらプレーしたい、という気持ちはよく分かります。しかし、ゴルフ場によっては特に週末は3名以上でないと予約できなかったり、組み合わせになるのが原則だったりすることも。ここでは、そんな悩みを解消してくれる「2サム保証」のプランが充実しているゴルフ場を詳しくご紹介します。
全日2サム保証が魅力のコース
曜日を問わず2サムプレーヤーを歓迎してくれるゴルフ場は、カップルゴルファーにとって心強い味方です。
- 千歳空港カントリークラブ:27ホールの規模を活かし、土日祝日でも比較的2サム枠を確保しやすいのが魅力です。空港からのアクセスも良く、気軽に立ち寄れる雰囲気があります。
- 苫小牧ゴルフリゾート72 エミナGC:54ホールという圧倒的なキャパシティで、2サムの受け入れに非常に積極的です。カート乗り入れ可という快適さも、2人の時間をより豊かにしてくれます。
- ユニ東武ゴルフクラブ:リゾート感あふれる雰囲気で、カップルでの利用も多い人気のコースです。こちらも全日2サム保証に積極的で、予約が取りやすいのが特徴です。
平日や条件付きで2サム可能な名門コース
普段はなかなか2サムでのプレーが難しい名門コースも、平日や午後スタートなどの条件付きで2サムプランを開放していることがあります。憧れのコースを2人だけで回れる貴重な機会なので、見つけたらぜひ予約を検討してみてください。
- ニドムクラシックコース:平日は2サム保証プランが出ることが多いです。北海道屈指のリゾートコースを2人で独占できるなんて、最高の贅沢ですね。
- 北海道ブルックスカントリークラブ:平日や、土日祝日の「午後スルー」に限り2サムプレーが可能な場合があります。優雅なクラブハウスと美しいコースを、落ち着いた雰囲気の中で楽しめます。
絶品ジンギスカンが味わえるゴルフ場
「北海道ゴルフの19番ホール(プレー後の楽しみ)は、やっぱりジンギスカンでしょ!」という方は本当に多いですよね。私もその一人です。爽やかな空気の中でのプレーで心地よく疲れた身体に、ジュージューと焼けるラム肉の香りとビール…まさに至福のひとときです。ここでは、ゴルフ場併設のレストランで本格的なジンギスカンが楽しめると評判の場所をピックアップしました。プレーとグルメ、両方を満喫してください。
ニドムクラシックコース
ここは「ニドムジンギスカン」としてブランド化されているほど、その味には定評があります。使用するのは厳選された臭みのないラム肉で、これを炭火でじっくり焼き上げ、秘伝のタレでいただくスタイルです。特筆すべきは、そのロケーション。深い森に囲まれた静かなテラス席で、鳥のさえずりを聞きながら味わうジンギスカンは、もはや単なる食事ではなく、高級リゾートならではの格別な体験と言えるでしょう。プレーの余韻に浸りながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
北海道ブルックスカントリークラブ
こちらのテラス席でいただくジンギスカンも大人気で、シーズン中は予約ですぐに埋まってしまうほどの人気ぶり。ゴルファーたちの口コミでも「ここの肉は本当に柔らかくてジューシー」と評判です。もしテラス席が取れなくても、レストラン内でジンギスカン定食を味わうこともできますよ。そして、このゴルフ場にはもう一つの名物が。それは、鉄板でジュージューと音を立てて運ばれてくる昔ながらの「ナポリタン」です。ボリューム満点の「麻婆ラーメン」も人気で、ジンギスカンとどちらを選ぶか、本気で悩んでしまうゴルファーが続出しています。
滝のカントリークラブ
クラブハウス2階のテラス席からは、池が絡む美しいコースや、遠く札幌市内まで一望できます。この絶景を眺めながら味わうジンギスカンは格別です。名物の「滝のラーメン」と並ぶ人気メニューとなっており、開放的な景色が最高のスパイスになりますね。
豪華な海鮮丼が名物のゴルフ場
ジンギスカンと並んで、北海道グルメの代表格といえばやはり新鮮な海の幸ですよね。「ゴルフ場で本格的な海鮮丼が食べられるの?」と思うかもしれませんが、北海道ではそれが可能なのです。単なる昼食ではなく、旅のハイライトにもなり得る「ご褒美ランチ」として、豪華な海鮮丼を提供しているゴルフ場があります。特に大切な方との接待や、記念日などの特別な日のゴルフで利用すれば、サプライズ演出としても喜ばれること間違いなしです。
ニドムクラシックコース
ジンギスカンでご紹介したニドムですが、実は海鮮メニューのレベルも規格外。苫小牧港が近いという立地を活かし、新鮮な魚介類をふんだんに使ったメニューが揃っています。中でも有名なのが、ウニ、カニ、イクラがキラキラと輝く宝石のように盛り付けられた「豪華三種の玉手箱」。その見た目のインパクトもさることながら、味ももちろん一級品です。さらに、メニューにあればラッキーなのが、時価1万円を超えることもあるという「ウニ丼」。お値段も規格外ですが、口に入れた瞬間に広がる濃厚な甘みと磯の香りは、それ以上の感動を与えてくれるかもしれません。
北海道クラシックゴルフクラブ
ラグジュアリーゴルフの頂点としてご紹介した北海道クラシックも、レストランのレベルが非常に高いことで知られています。こちらで提供される海鮮丼も、ネタの新鮮さと質の高さで多くのゴルファーから絶賛されています。美しいコースでのプレーの余韻に浸りながら、北海道の海の恵みを満喫する…これ以上ない贅沢な時間ですね。プレー以外の満足度をどこまでも高めてくれる、そんな姿勢が感じられます。
条件で探す北海道のおすすめゴルフ場
ここからは「どんな条件で探しているか?」という、より具体的なニーズに応えるゴルフ場をご紹介します。アクセスや予算、プレースタイルといった、あなたのゴルフ旅の計画に欠かせない、現実的なポイントをしっかり押さえていきましょう。効率よく、スマートに、そしてお得に。あなたのプランにピッタリのゴルフ場がきっと見つかりますよ。
新千歳空港近くでアクセス抜群のコース
北海道ゴルフの最大のメリットと言っても過言ではないのが、空の玄関口・新千歳空港のすぐ周辺に、世界レベルの素晴らしいゴルフ場が密集していることです。このエリアは親しみを込めて「ゴルフ銀座」とも呼ばれ、その利便性は計り知れません。例えば、午前中に北海道に到着し、空港からタクシーで15分移動して、午後から1ラウンドプレーする「到着日ゴルフ」。あるいは、最終日に朝からスループレーを楽しみ、シャワーを浴びてから余裕をもって空港へ向かう「最終日ゴルフ」。こんな無駄のないスケジュールが組めるのは、このエリアならではの特権です。
| ゴルフ場名 | 空港からの所要時間(目安) | 送迎バス | こんな人におすすめ! |
|---|---|---|---|
| シャムロックカントリー倶楽部 | 車で約5分~10分 | あり(要予約) | フライト時間ギリギリまで楽しみたい、最も効率を重視する人 |
| 新千歳カントリークラブ | 車で約10分~15分 | なし | コストパフォーマンスとアクセスの両立を求める人 |
| ザ・ノースカントリーゴルフクラブ | 車で約15分 | なし | 到着後すぐに本格的なトーナメントコースを体験したい人 |
| 北海道ブルックスカントリークラブ | 車で約15分~20分 | なし | アクセスは譲れないが、優雅なリゾート感も欲しい人 |
| ニドムクラシックコース | 車で約20分 | あり(要予約) | 到着後そのままリゾートステイに移行したい滞在型の人 |
※上記はあくまで一般的な目安です。交通状況や季節によって変動しますので、特に最終日のプレーは時間に十分な余裕を持った計画をおすすめします。
レンタカー不要!送迎ありの便利なコース
「グループ旅行だけど、運転できるのが自分だけ…」「プレーの後はみんなで気兼ねなくビールで乾杯したい!」「そもそも運転免許がない」…そんなゴルファーにとって、送迎バスの有無はゴルフ場選びの最重要ポイントになりますよね。クラブバスを利用すれば、重いゴルフバッグを持っての移動のストレスから解放され、空港や最寄り駅から楽々アクセスできます。ここでは、特に送迎サービスが充実している、レンタカーなし派に優しいゴルフ場をご紹介します。
空港発着の送迎バスがあるコース
空港とゴルフ場を直接結んでくれるバスは、遠方からのゴルファーにとってこれ以上ない便利な足です。
- ニドムクラシックコース:新千歳空港から完全予約制の送迎バスを運行しています。事前に予約さえしておけば、空港の到着ロビーからスムーズに送迎してくれるので、まるでプライベートリゾートに直行するような感覚を味わえます。大きなバスでゆったりと移動できるのも嬉しいですね。
- シャムロックカントリー倶楽部:こちらも空港発着の送迎バスがあり、複数の便が設定されているため、自分のフライト時間に合わせて利用しやすいのが大きなメリット。空港から最も近いゴルフ場の一つということもあり、利便性は抜群です。
札幌市内から送迎バスがあるコース
札幌市内に宿泊し、そこを拠点にゴルフを楽しむプランの方には、市内から送迎してくれるゴルフ場が便利です。札幌南ゴルフクラブ 駒丘コースは、札幌市営地下鉄南北線の「真駒内駅」からクラブバスを運行しており、札幌中心部からのアクセスが非常に良いのが特徴です。
平日も格安でプレーできる安いコース
「とにかくコストを抑えて、北海道のゴルフを何度も楽しみたい!」「上達のために、練習ラウンドを重ねたい」というアクティブなゴルファーの皆さん。北海道には、チャンピオンコースだけでなく、驚くほどリーズナブルな価格でプレーできるコストパフォーマンス抜群のゴルフ場もたくさんあります。特に平日を狙えば、信じられないような価格で1日楽しめることも。賢くゴルフ場を選んで、お得に北海道ゴルフを満喫しましょう。
安くプレーするための戦略
まずは、格安でプレーするためのいくつかのテクニックを知っておくと便利です。
- 時期を選ぶ:ゴルフシーズンの始まりである4月や、終わり際の11月は「オフシーズン料金」となり、名門コースですら大幅に安くなることがあります。防寒対策は必須ですが、狙い目の時期です。
- 時間帯を選ぶ:早朝スタートの「アーリーバード」や、午後スタートの「薄暮プレー」は、通常の昼間の時間帯よりも割安に設定されていることがほとんど。特に夏の早朝スルーは、涼しく、安く、プレー後の時間も有効に使えるので一石三鳥です。
- 予約サイトのプランを活用する:楽天GORAやじゃらんゴルフなどの予約サイトでは、サイト限定の割引プランや直前割などが頻繁に出ています。こまめにチェックするのがおすすめです。
道央エリアの格安コース
特に札幌や千歳周辺には、平日4,000円~5,000円台でプレーできるコースが点在しています。
- 平取カントリー倶楽部:価格の安さでは道内でもトップクラス。平日なら3,000円台からプレーできることも。クラブハウスなどの設備は年季が入っていますが、コース自体はしっかり整備されており、「安かろう悪かろう」ではありません。
- ちとせインターゴルフクラブ:新千歳空港ICからすぐという抜群の立地ながら、平日4,000円台~という驚異的な価格設定。アクセス重視、コスパ重視派にとっては最強の選択肢の一つと言えるでしょう。
- 新千歳カントリークラブ:知名度のあるコースですが、早朝や午後のスループレープランを活用すれば、かなり格安で回ることができます。コースメンテナンスも行き届いており、コストパフォーマンス満足度は非常に高いです。
宿泊とセットでお得なゴルフパック
ゴルフ旅行の計画で意外と手間がかかるのが、ゴルフ場の予約と、人数分のホテルの手配。特に複数日にわたってプレーする場合、それぞれの予約管理は結構大変ですよね。そんな面倒をスマートに解決してくれるのが、宿泊とプレーがセットになった「ゴルフパック」です。旅行代理店やホテルの公式サイトで提供されており、個別に予約するよりも割安になるケースが多いのが最大の魅力。さらに、プランによってはホテルからゴルフ場への送迎が含まれていることもあり、移動の心配もなくなります。
空港周辺のホテル拠点型パック
このスタイルは、毎日違うコースでプレーしたいというアクティブなゴルファーに特におすすめです。新千歳空港周辺の「クイーンズホテル千歳」や「千歳第一ホテル」などは、近隣のゴルフ場と提携した宿泊パックを数多く提供しています。
これらのパックのメリットは、その選択肢の豊富さ。北海道クラシックやブルックスカントリークラブといった名門から、カジュアルなコースまで、10以上の提携コースの中から自分のレベルや好みに合わせて自由に組み合わせられるプランもあります。仲間内で「明日はどこ行く?」と相談しながら決めるのも、旅の楽しみの一つになりますね。ホテルからの送迎が含まれているパックを選べば、レンタカーなしのグループ旅行にとって最強のソリューションとなるでしょう。
リゾートホテル直結・隣接型パック
移動のストレスから完全に解放され、ゴルフだけに集中したい、あるいはゴルフ以外の時間もリゾートで満喫したいという方には、このスタイルが最適です。
- ニドム(ニドムクラシックコース):深い森の中に本格的なログコテージが点在し、そこに宿泊しながら目の前のチャンピオンコースでプレーするという、まさに夢のような滞在が可能です。天然温泉やサウナも完備されており、「森の隠れ家」で過ごす時間は格別です。
- ルスツリゾート:「ウェスティン ルスツリゾート」などのホテルに滞在し、タワー、いずみかわ、リバー、ウッドという個性豊かな4コース72ホールを堪能できます。夏には遊園地やプール、冬にはスキーと、一年中楽しめるアクティビティが満載なので、家族旅行や3世代旅行にも完璧に対応できます。
- ヒルトンニセコビレッジ:雄大な羊蹄山を望むラグジュアリーなホテルに滞在し、隣接するニセコビレッジゴルフコースでリゾートゴルフを満喫できます。プレー後は源泉かけ流しの温泉で疲れを癒せるのも魅力ですね。
服装は?北海道ゴルフの常識とマナー
本州のゴルフに慣れている方にとって、北海道のゴルフにはいくつかの「常識の違い」や、特に注意すべき点があります。特に気候の違いはスコアや体調に直結する重要な要素。快適でスマートなプレーのために、事前に知っておくと絶対に役立つポイントを詳しく解説します。
文化の違い:「スループレー」がスタンダード
まず驚くのがこれかもしれません。北海道のゴルフ場の多くは、9ホールを終えた後の昼食休憩を挟まず、そのまま後半の9ホールへと進む「スループレー」が基本スタイルです。これは、特に春や秋の日没が早い時期でも、日照時間を最大限に活用してスムーズにラウンドを終えるための、北海道ならではの知恵なんですね。朝8時にスタートすればお昼過ぎにはプレーが終了。午後の時間を観光や移動、あるいは「1.5R(追加ハーフ)」に充てられるという大きなメリットがあります。
気候の違い:季節別・服装完全ガイド
北海道の気候は、月によって劇的に変わります。特に春先と秋は、天気予報の気温だけを見て本州の感覚でウェアを選ぶと、寒さで体が動かず、プレーどころではなくなるリスクがあります。実際の気温データも参考に、万全の準備をしましょう。(出典:気象庁 過去の気象データ)
- 春(4月~5月):コースにはまだ残雪があることも。朝晩の気温は5℃以下になることも珍しくありません。日中暖かくなっても風は冷たいので、冬のゴルフウェアが基本です。長袖の高機能インナー、厚手のセーターやフリース、そして風を完璧にシャットアウトするウィンドブレーカーや薄手のダウンは必須アイテム。ニット帽やネックウォーマー、カイロも必ずバッグに入れておきましょう。
- 夏(6月~8月):最高のゴルフシーズンです。湿度が低く爽やかですが、近年は30℃を超える真夏日もあります。基本は半袖ポロシャツでOKですが、朝晩の冷え込み対策や、厄介な虫(ブヨなど)刺され対策として、薄手の長袖アウターやアームカバーは持っていくべきです。短パンやミニスカートでプレーする場合は、ハイソックスやレギンスの着用が推奨されます。
- 秋(9月~10月):9月後半から一気に秋が深まり、気温も急降下します。10月は紅葉が美しいですが、朝は霜が降りるほど冷え込むことも。レイヤリング(重ね着)が重要になります。半袖ポロ+長袖インナー+ベスト+アウターなど、体温調節がしやすい服装を心がけましょう。10月以降はダウンベストや中綿入りのジャケットが必要になる日が多いです。
また、北海道クラシックや輪厚などの名門コースでは、来場時のジャケット着用が推奨されるなど、伝統的なドレスコードが定められている場合があります。予約の際に公式サイトで服装規定を必ず確認しておくのが、スマートなゴルファーのマナーですね。
最高の北海道おすすめゴルフ場を見つけよう
ここまで、本当にたくさんのゴルフ場を様々な角度からご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。あなたの心に響くゴルフ場は見つかりましたか?
広大な北海道には、この記事だけでは紹介しきれないほど、まだまだ多種多様な魅力を持つゴルフ場がたくさんあります。でも、難しく考える必要はありません。ゴルフ場選びの基本は、「誰と、どんなゴルフがしたいか」という目的と、「アクセスや予算、プレースタイル」といった条件、この2つの軸で絞り込んでいくことです。そうすれば、無数にある選択肢の中から、あなたにとって最高のゴルフ場がきっと浮かび上がってくるはずです。
名門コースで自分の腕を試すもよし、初心者向けの広いコースでベストスコアを狙うもよし。プレーの後にジンギスカンや海鮮丼に舌鼓を打つのも、リゾートホテルでのんびり過ごすのも、すべてが北海道ゴルフの醍醐味です。この記事で紹介した情報を、あなたのゴルフ旅行計画の頼れる羅針盤として活用していただけたら、これ以上に嬉しいことはありません。あなたの北海道でのラウンドが、忘れられない素晴らしい思い出になることを、心から願っています!


