こんにちは!19番ホール研究所のthe19thです。
フジクラから登場したSPEEDER NX GOLD、めちゃくちゃ気になりますよね。黄金に輝くコスメは所有欲をそそりますし、何より「NXシリーズの最新作」というだけで期待が高まります。ただ、NXシリーズには初代のBLUE、叩けるGREEN、捕まるBLACKもあって、それぞれの違いが分かりにくいと感じていませんか?特に、実際に試打した人のリアルな感想や、振動数といった客観的なスペックデータを見てからじゃないと、高価なカスタムシャフトの購入にはなかなか踏み切れないものです。また、自分が今使っているエースドライバー、例えばPingのG430やTaylorMadeのQi10といったヘッドとの相性も絶対に外せないポイントですよね。さらに、カタログ上は中調子でも「実質、手元調子だから合わないかも…」という不安や、一部で聞かれる「思ったより捕まらない」「球がドロップする」といったネガティブな噂も気になるところかなと思います。
この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問や不安を解消するために、SPEEDER NX GOLDというシャフトの性能を、様々な角度から徹底的に深掘りしていきます。メーカーが公表している技術的な情報から、第三者の客観的なデータ、そして多くのゴルファーのリアルな試打評価までを網羅的に分析しました。この記事を最後まで読めば、あなたがNX GOLDを選ぶべきかどうかの、明確な判断材料がきっと見つかるはずです。
- NX GOLDの心臓部「VTC技術」とスペックの秘密
- NXシリーズ他モデル(BLUE/GREEN/BLACK)とのキャラクターの明確な違い
- Ping G430やQi10など、主要ドライバーヘッドとの具体的な相性診断
- リアルな試打評価からわかるメリット・デメリットと、ネガティブな噂の真相
speeder nx gold 評価|基本性能を徹底分析
まずは、SPEEDER NX GOLDが一体どんなシャフトなのか、その心臓部であるテクノロジーや具体的なスペック、そして他のNX兄弟たちとのキャラクターの違いを詳しく見ていきましょう。このシャフトのコンセプトである「黄金比」とは何を指すのか、その理由がきっと見えてくるはずです。ここを理解するだけで、シャフト選びの解像度がグッと上がりますよ。
スペックから読み解くVTC技術
NX GOLDを語る上で、絶対に外せないのがフジクラ独自のVTC(Variable Torque Core)というキーテクノロジーです。これはNXシリーズ共通の技術ですが、GOLDではさらに進化を遂げているんですよね。
ゴルフシャフトの設計において、伝統的に「曲げ剛性(硬さ)」と「ねじれ剛性(トルク)」は、カーボンシートの積層角度に依存するため、完全には切り離せない関係にありました。すごく簡単に言うと、「硬くすればねじれにも強くなる(トルクが締まる)」「柔らかくすればねじれにも弱くなる(トルクが緩む)」というのが、いわば物理的な常識だったわけです。
しかし、NX GOLDに搭載された最新世代のVTCは、この常識を覆すアプローチをとっています。具体的には、「手元側の剛性を下げてしなりやすくしつつ、中間部から先端にかけてのねじれ剛性は逆に高めてヘッドのブレを抑える」という、本来であれば相反する要素を両立させているんです。(出典:Fujikura 公式サイト)
VTC技術がもたらす二つの恩恵
この「振りやすさ(タイミング)」と「高初速・安定性」という、ゴルファーが永遠に追い求める二大テーマの黄金比率(Golden Ratio)を具現化したのが、このシャフトの正体であり、製品名「GOLD」の由来にもなっているわけですね。単なるスペックの羅列ではなく、その背景にある工学的な思想を理解すると、より一層このシャフトの凄さが実感できるかなと思います。
試打でわかる振動数と振り心地
テクノロジーの話も重要ですが、ゴルファーとしてはやはり「実際に振ってどうなのか」というフィーリングや、客観的な硬さの指標である「振動数(CPM)」が気になりますよね。
複数のメディアやショップで計測された実測データによると、NX GOLD 50Sの振動数はおよそ255cpm(45.25インチで組んだ場合)あたりが目安となるようです。この数値がどのくらいの硬さなのか、他の人気シャフトと比較してみると、そのキャラクターがより明確になります。
この表を見ると、NX GOLDの振動数はアフターマーケット用シャフトとしては「標準的か、少し柔らかめ」のカテゴリに入ることがわかります。「あれ、意外とハードじゃないんだ?」と感じるかもしれません。しかし、ここがこのシャフトの面白いところで、振動数という「硬さ」の指標だけでは語れない魅力があるんです。
前述の通り、NX GOLDはVTC技術によって「ねじれ」に対して非常に強い設計になっています。そのため、振動数(上下方向のしなり)はマイルドで振りやすさを演出しつつも、インパクトでのねじれ(左右のブレ)はしっかりと抑え込んでくれるのです。
この独特なチューニングによって生まれるのが、「ワッグルした時はしなやかで優しそうに感じるのに、いざスイングしてみるとインパクトでしっかり戻ってきて、力強くボールを押してくれる」という、良い意味でのギャップです。この「頼りなさ」を感じさせない「しっかり感」が、多くのテスターから「難しいことをしなくても、なぜか結果が良い」「ミート率が上がる」という評価を引き出している最大の要因だと私は分析しています。
nx blueとの違いは安定性の向上
NXシリーズの礎を築いた初代モデルであり、今なお多くのゴルファーに愛されているSPEEDER NX BLUE。このシャフトからNX GOLDへの乗り換えを検討している方は、おそらく最も多いのではないでしょうか。両者の違いを理解することは、GOLDの立ち位置を把握する上で非常に重要です。
NX BLUEの最大の特徴は、手元から先端までの一体感があり、シャフト全体が滑らかにしなる「クセのない中調子」であることです。誰が打っても振りやすく、タイミングが取りやすいことから「現代のスタンダード」と評されました。しかし、その「クセのなさ」が、裏を返せば「特徴がない」「インパクトで少し物足りない」と感じるゴルファーがいたのも事実です。特に、近年のようにドライバーヘッドが大型化し、高慣性モーメント(MOI)化が進むと、インパクトの衝撃に対してシャフトが負けてしまい、当たり負けやエネルギーロスを感じるケースも出てきました。
一方、NX GOLDは、そのNX BLUEが持つ「振りやすさ」や「タイミングの取りやすさ」というDNAを色濃く受け継ぎながら、ウィークポイントであったインパクトの安定性をVTC技術によって劇的に向上させています。
もしあなたが現在NX BLUEを使っていて、「振り心地は最高だけど、もう少しだけインパクトで押せる感覚が欲しい」「最近のドライバーに替えたら、少し頼りなく感じるようになった」といった悩みをお持ちなら、NX GOLDはまさに理想的なアップグレードモデル、「正当進化版」と言える存在になる可能性が非常に高いと思います。
nx blackとの違いは捕まり具合
「スライスを撲滅したい!」というゴルファーの強い味方として、根強い人気を誇るのがSPEEDER NX BLACKです。こちらは先中調子で、シャフト先端側が積極的に動く(走る)ことで、インパクトでフェースが返りやすくなり、ボールをしっかりと捕まえてくれるモデルですね。では、捕まりが良いとされるNX GOLDとの違いはどこにあるのでしょうか。
その答えは、「ボールを捕まえるメカニズム」と「ヘッドターンの仕方」にあります。
シャフトの挙動イメージの違い
- NX BLACK: ダウンスイングでしなったシャフトの先端部分が、インパクトゾーンでビュンッ!と急激にしなり戻るイメージ。この動きが強制的にフェースをターンさせ、ドローボールを打ちやすくします。スライス回転をドロー回転で上書きするような、積極的な捕まりが特徴です。
- NX GOLD: 手元側の大きなしなりが、ダウンスイングで自然な「間」を作り、振り遅れを防ぎます。BLACKのように先端だけが急激に走るのではなく、シャフト全体が一体感を持ってスムーズにしなり戻ることで、フェースがスクエアに戻りやすくなります。結果としてボールは捕まりますが、その挙動はBLACKに比べてはるかに穏やかです。
黄金比が生む安定した弾道とは
NX GOLDのコンセプトである「黄金比」。これは単なるキャッチコピーではなく、このシャフトがもたらす弾道性能そのものを的確に表現していると私は感じています。
ゴルフにおいて理想の弾道とは、多くのゴルファーにとって「飛距離」と「方向性」を高次元で両立させたものです。しかし、この二つは時としてトレードオフの関係になります。例えば、飛距離を求めてシャフトを走らせれば方向性が犠牲になりやすく、方向性を求めてシャフトを硬くすれば飛距離が出しにくくなる、といった具合です。
NX GOLDは、これまで解説してきたVTC技術による「しなやかな手元」と「強靭な先端」の組み合わせによって、このトレードオフを解消しようと試みています。
- 再現性の高いスイングを生む「手元しなり」: 手元のしなりが作る自然なタメは、毎回同じタイミングで切り返すことを助け、スイング軌道を安定させます。これがインパクトの再現性を高め、打ち出し方向のバラつきを抑えます。
- ミスの幅を狭める「先端剛性」: 少しぐらい芯を外しても、強靭な先端部がヘッドのブレを抑制。これにより、サイドスピンの発生が抑えられ、ボールが大きく曲がってしまうのを防ぎます。また、ボール初速の低下も最小限に食い止めてくれます。
この二つの相乗効果によって生まれるのが、「一発の最大飛距離は驚くほどではないかもしれないが、平均飛距離が確実に伸び、何より左右の曲がり幅が明らかに狭くなる」という、非常に実戦的な弾道です。
考えてみてください。ティーショットが20ヤード飛んでも、ラフに行ってしまえばセカンドショットの難易度は格段に上がります。逆に、飛距離はそこそこでも常にフェアウェイにあれば、どれだけゴルフが楽になるでしょうか。NX GOLDが提供するのは、まさにこの「スコアメイクに直結する安定性」であり、これこそがアマチュアゴルファーが最も価値を感じる「黄金比」の正体なのだと私は思います。
手元調子が合わないと感じる理由
ここで少しマニアックな話になりますが、シャフト選びで非常に重要な「調子(キックポイント)」について掘り下げてみましょう。NX GOLDのカタログスペック上の表記は「中調子」となっています。
しかし、実際の剛性分布(EI分布)のデータを見ると、手元側(グリップ側)が明確に柔らかく、中間部が硬く、先端も硬いという設計になっています。このため、実際にスイングした時にゴルファーが感じるフィーリングとしては、限りなく「中元調子」に近いものになります。これが、一部のゴルファーから「手元調子が合わない」という声が上がる理由だと考えられます。
なぜ「合わない」と感じる人がいるのか?
一般的に、シャフトのしなりをどこで感じるかによって、ゴルファーのスイングタイプとの相性が分かれます。
- 元調子系が合う人: ボディーターン主体のスインガータイプ。体の回転でクラブを動かし、シャフトの大きなしなりを活かして飛ばす人。
- 先調子系が合う人: 手や腕のリストワークを積極的に使い、ヘッドを走らせてボールを捕まえたい人。
NX GOLDの「中元調子」的なフィーリングは、前者(スインガータイプ)には非常にマッチしやすい一方で、後者(リストワークを使うタイプ)のゴルファーが使うと、切り返しで手元がグニャっとしなる感覚に違和感を覚えたり、自分のタイミングでヘッドを走らせにくいと感じたりする可能性があります。これが「合わない」という感覚の正体です。
結局のところ、こればかりは個人の感覚に依る部分が大きいので、先入観は禁物です。普段、先調子や中調子を使っている方でも、この「タメ」をオートマチックに作ってくれる感覚が、新たな発見に繋がる可能性も十分にありますよ。
失敗しないnx gold 評価|比較とヘッド相性
シャフトの基本的な性能やキャラクターが理解できたところで、次はより実践的な視点に移っていきましょう。ライバルとなるシャフトと比べてどうなのか、そして最も重要な、あなたのエースドライバーとの相性について詳しく解説します。ここをしっかりと読み解けば、あなたがNX GOLDを手に入れるべきか、その最終的な答えが見えてくるはずです。
nx greenとの違いはタメの作り方
NXシリーズの中でも、パワーヒッターやアスリート志向のゴルファーから絶大な支持を集めるSPEEDER NX GREEN。同じNXシリーズでありながら、このGREENとGOLDは、似ているようで全く異なるキャラクターを持っています。その違いを端的に表すキーワードが「タメを誰が作るか」です。
主体性のGREENか、オートマチックのGOLDか
| SPEEDER NX GREEN | SPEEDER NX GOLD | |
|---|---|---|
| コンセプト | VTC + 高強度カーボンによる「叩ける」シャフト | VTCによる「黄金比」(安定×優しさ) |
| 剛性分布 | 手元硬・中軟・先硬 | 手元軟・中硬・先硬 |
| タメの作り方 | プレイヤー自身が作る。 硬い手元を支点に、中間部を意図的にしならせることで強烈なタメを生み出す。 |
シャフトが作ってくれる。 柔らかい手元が、切り返しで自然にしなり、オートマチックにタメを形成する。 |
| ターゲット | 自分のパワーでシャフトを支配したいハードヒッター。ダウンブローに打ち込んでいくタイプ。 | シャフトに仕事を任せて安定させたいスインガー。レベルブローに振っていくタイプ。 |
このように、両者は設計思想の段階から全く異なるユーザーを想定しています。NX GREENは、硬い手元によって、速い切り返しや強い負荷にもシャフトがしっかりと耐え、プレイヤーが意図した通りにシャフトをコントロールできる操作性の高さが魅力です。自分のスイングで積極的にタメを作り、そのパワーを余すところなくボールに伝えたいゴルファーにとっては、最高の相棒となるでしょう。
一方でNX GOLDは、プレイヤーが意識しなくても、シャフトそのものが理想的なタメを作ってくれる「お助け機能」が最大の魅力です。力みがちなゴルファーや、切り返しのタイミングがバラつきがちなゴルファーにとっては、スイングの再現性を格段に高めてくれる強力な武器となります。
どちらが良い・悪いという話ではなく、あなたがスイングにおいて「シャフトに何を求めるか」によって、選択は自ずと決まってくるはずです。もしあなたが「もっと楽に、シンプルに、再現性高くスイングしたい」と願うなら、NX GOLDがその答えになる可能性は非常に高いと言えますね。
ventus blueとの比較レビュー
フジクラシャフトのもう一つの巨頭であり、特にPGAツアーでの圧倒的な使用率を誇るのが「Ventus」シリーズです。その中でも、クセのない中弾道で人気の高いVentus Blueは、多くのゴルファーにとって比較対象となる一本でしょう。
Ventusシリーズの核心技術は「VeloCore Technology」。これは、シャフト全長にわたって高弾性カーボンと特殊素材を配置することで、オフセンターヒット時のシャフトのねじれを極限まで抑制し、ボール初速を最大化するという技術です。特に先端部の剛性は非常に高く、これがツアープロが求める「叩いても左に行かない安心感」と「圧倒的なボール初速」を生み出しています。
フィーリングと弾道の違い
NX GOLDとVentus Blueを実際に打ち比べてみると、そのフィーリングの違いは明確に感じ取れます。
- Ventus Blue: シャフト全体が一本の棒のように感じられるほどの剛性感、特に先端の「動かなさ」はピカイチです。しなりを感じるというよりは、スイングのパワーをダイレクトにボールに伝えるような、金属的なハリのある打感が特徴。弾道は風に負けない強い中弾道になりやすいです。
- NX GOLD: 手元のしなりを明確に感じることができ、切り返しでタイミングが取りやすい、より有機的でマイルドな振り心地です。Ventusほどのハードさはないものの、インパクトではしっかりとボールを押し出し、高めの打ち出しでキャリーを稼ぐ弾道になりやすい傾向があります。
g430やqi10とのヘッド相性
さて、ゴルファーにとって最も関心が高いであろう、具体的なドライバーヘッドとの相性について見ていきましょう。どんなに優れたシャフトでも、ヘッドとの相性が悪ければその性能を100%引き出すことはできません。特に近年のトレンドである「高慣性モーメント(MOI)ヘッド」とのマッチングは重要なポイントです。
【Aランク】相性の良いヘッド
- TaylorMade Qi10シリーズ (特にMAX): Qi10 MAXも非常に高い慣性モーメントを持つヘッドです。Pingと同様の理由で、NX GOLDとの相性は抜群。ヘッドの直進性を、シャフトの安定性がさらに後押しし、「とにかく曲がらない」という安心感のあるセッティングが完成します。
- Titleist GT2 / TSR2: タイトリストの中でも寛容性の高いGT2やTSR2との組み合わせも良好です。ヘッドの持つオーソドックスな性能と、シャフトのオートマチックな挙動がマッチし、高弾道・低スピンの理想的な棒球が打ちやすくなります。
- Yamaha RMX VDシリーズ: ヤマハ特有の心地よい打感と、NX GOLDのマイルドなフィーリングが非常に良くマッチします。操作性と安定性を両立させたいゴルファーにおすすめです。
【B+ランク】注意が必要なヘッド
- Callaway Paradym Ai Smokeシリーズ: Aiスマートフェースによる驚異的なミスヒットへの強さと、NX GOLDの安定性は相乗効果を生みます。ただし、キャロウェイのヘッドはモデルによって捕まりが良いものも多いため、組み合わせによっては少し捕まりすぎて左へのミスが出る可能性も。試打での確認が推奨されます。
- 低スピン系のヘッド (TSR3, Qi10 LSなど): これらの操作性が高く、スピン量が少ないヘッドとの組み合わせは、次のセクションで詳しく解説します。
捕まらない、ドロップする噂を検証
インターネットの口コミや試打レビューを見ていると、ごく稀に「思ったより捕まらない」とか「球が全然上がらずにドロップする」といった、ネガティブな評価を見かけることがあります。高性能なシャフトだけに、こうした声は気になりますよね。しかし、これには設計特性に起因する明確な理由があり、多くの場合、セッティングやスイングとのミスマッチが原因です。
Case1: 「捕まらない」という噂の真相
まず「捕まらない」という評価ですが、これは少し言葉足らずな部分があるかもしれません。NX GOLDは手元がしなることで、むしろ「捕まり系」に分類されるシャフトです。ではなぜ捕まらないと感じる人がいるのか?
考えられるのは、ヘッドスピードが速すぎるゴルファーが、アンダースペックの(柔らかすぎる)フレックスを使っているケースです。ヘッドスピードに対してシャフトが柔らかすぎると、ダウンスイングでのしなり量が大きくなりすぎて、インパクトでしなり戻りが間に合わず、フェースが開いたまま当たってしまうことがあります。これが「捕まらない」「右に抜ける」というミスの原因です。
逆に、適正なフレックスを使っているハードヒッターが強く振ると、手元のしなり戻りが急激になり、フェースが被って「左に巻く(捕まりすぎる)」というミスが出る可能性の方が高いです。いずれにせよ、適切なフレックス選びが極めて重要ということですね。
Case2: 「ドロップする」という噂の真相
こちらの「ドロップする」という現象は、より多くの方が経験する可能性のある、このシャフトの注意点です。これは、「先端剛性が非常に高いシャフト」と「ロフトが立った低スピン系ヘッド」を組み合わせた際に起こりやすい現象です。
総括|私のnx gold 評価とおすすめな人
さて、ここまでSPEEDER NX GOLDについて、テクノロジー、スペック、比較、相性と、あらゆる角度から徹底的に分析してきました。最後に、ここまでの情報を踏まえた私の総合的な評価と、このシャフトが一体どんなゴルファーにとって最高の選択肢となり得るのかをまとめて、この記事を締めくくりたいと思います。
最終的な私のnx gold 評価をひと言で表すなら、「最先端技術によって、安定性と振りやすさというアマチュアゴルファーの永遠の願いを、極めて高いレベルで両立させた傑作シャフト」です。
何かが突出して優れている、というタイプのシャフトではないかもしれません。例えば、Ventusのようにプロが叩いても絶対に左に行かないほどのハードさや、NX BLACKのようにスライスを強制的にドローに変えるほどの尖った性能を持っているわけではありません。しかし、多くのゴルファーが抱える「スイングの再現性の低さ」という根源的な課題に対して、シャフト側から優しく、しかし確実にアプローチしてくれる。この「平均点の高さ」と「ミスの許容範囲の広さ」こそが、NX GOLDの最大の価値だと私は感じています。一発の最大飛距離記録を更新するのではなく、ラウンドを通してOBの数をゼロに近づけ、フェアウェイキープ率を向上させる。そうした、スコアメイクに直結する実戦的な性能を求めるゴルファーにとって、これほど頼りになる相棒はいないでしょう。
この記事が、あなたのシャフト選びの長い旅に、一つの明確な道標となることができれば、これほど嬉しいことはありません。ただし、繰り返しになりますが、シャフトのフィーリングは個人の感覚やスイングに大きく左右されるものです。本記事で得た知識を基に、最終的にはぜひ練習場やショップで実際に試打をして、ご自身にとっての「黄金比」を見つけ出してくださいね。


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