ゴルフを始めて20年、1,000ラウンドを超えるあいだに履きつぶしたゴルフシューズの数は、もう正確には数えられません。今でも年に2足は新しく買っていて、最近の足元はニューバランスとアディダスがお気に入り。こんにちは、19番ホール研究所のthe19thです。
これだけ履いてきて思うのは、失敗した一足ほど「見た目で選んだ靴」だったということ。店頭でひと目ぼれしたモデルが、後半の9ホールで小指をじわじわ締めつけてくる。春先の朝露で濡れた左足上がりのライで、踏ん張った瞬間にズルッといく。そんな苦い思いを何度もしてきました。
そこでたどり着いた答えが、ゴルフシューズはデザインより「足型」「グリップ」「疲れにくさ」の3つで選ぶということです。初めての一足なら扱いやすいスパイクレスが有力候補。雨の日や傾斜のきついコースを回ることが多いなら、タイプ名だけで決めず、アウトソールの形状やグリップ性能まで確認する。この順番で選ぶと、大きく外しにくくなります。
ここ数年は軽量でクッション性の高いシューズが増え、昔と比べて長時間歩きやすいモデルを選びやすくなりました。ただ、選択肢が増えたぶん迷いやすくなったのも確か。この記事では、ゴルフシューズのおすすめを「誰にでも合う一足」ではなく「あなたに合う一足」の探し方として、選ぶ順番からタイプ別の候補まで、私の経験を交えてお話しします。
- 足型・グリップ・疲れにくさで選ぶべき理由
- スパイクレスとソフトスパイクの使い分け
- 悩みやコース条件別に合うシューズのタイプ
- 買った後に後悔しない慣らし履きと手入れ
ゴルフシューズ選びはデザインより足型から
まずは土台の話から。そもそもなぜゴルフ専用の靴が必要なのか、靴底の種類で何が変わるのか、最初の一足はどちらを選べばいいのか。この3つを押さえておくと、お店で並んだシューズを見たときに「自分が見るべき場所」がはっきりしますよ。
ゴルフシューズが必要な理由とスニーカーとの差
ゴルフ場の芝は、見た目以上に滑ります。特に朝一番のスタートホールは芝が朝露を含んでいることがあり、傾斜が加わると足元が不安定になりやすいものです。普段履きのスニーカーでは、アウトソールの形状によって十分なグリップを得られない場合があります。
しかもゴルフは、ただ歩くだけのスポーツではないんですよね。スイングでは前後だけでなく横方向や回転方向にも力がかかります。ゴルフシューズは、こうした動きに対応するため、かかとや足の側面を支えやすい構造や、芝の上でグリップを得るためのアウトソールを採用したモデルが多くあります。一般的なスニーカーとの大きな違いはここです。
加えて、18ホールではかなりの距離を歩きます。徒歩でプレーした研究では、おおむね9〜11km前後を歩き、1万歩を超えるケースも多く報告されています。実際の距離はコースの長さやアップダウン、ボールの位置、カートの利用状況で変わりますが、足に合わない靴で長時間歩けば、後半に疲れや痛みが出やすくなるのは想像しやすいですよね。
多くのゴルフ場では、プレー時にソフトスパイクやスパイクレス仕様のゴルフシューズを推奨・指定しています。また、金属製スパイクを禁止しているゴルフ場も多くあります。規定はコースごとに違うため、初めて行くゴルフ場では公式サイトでプレー時のシューズ規定を確認してください。濡れた芝や傾斜では転倒のおそれもあるため、グリップ性能は安全面でも重要です。
スパイクレスとソフトスパイクの違い
今のゴルフシューズは、靴底の作りで大きく2種類に分けられます。靴底に樹脂製の鋲を付けた「ソフトスパイク」と、交換式の鋲を持たずアウトソールの凹凸でグリップを得る「スパイクレス」です。
ざっくり言うと、ソフトスパイクは濡れた芝や傾斜で高いグリップを得やすいのが持ち味で、スパイクレスは歩きやすさと手軽さが魅力です。ただし、最近は高グリップのスパイクレスも増えているため、「スパイクレスだから滑る」と単純には言えません。違いを表にまとめました。
| 比べる点 | スパイクレス | ソフトスパイク |
|---|---|---|
| 靴底の作り | アウトソールの凹凸で芝をつかむ | 交換式の樹脂製クリートを装着 |
| 滑りにくさ | モデルによる。乾いた芝では十分な性能を持つ製品が多い | 濡れた芝や傾斜では一般にグリップを得やすい |
| 歩きやすさ | スニーカーに近い履き心地のモデルが多い | 硬い路面ではクリートの感触が気になる場合がある |
| 練習場・移動 | そのまま履いて行きやすい | 施設のルールやマットとの相性を確認したい |
| 手入れ | 鋲交換は不要。アウトソール摩耗時は買い替えを検討 | 摩耗したクリートを交換できる |
| 向いている人 | 初心者、歩きやすさ重視、練習場でも使いたい人 | 雨でも回る人、傾斜の多いコースを回る人 |
ひと昔前は「スパイクレスは滑る」と言われることもありましたが、現在はアウトソール設計がかなり進化しています。乾いたフェアウェイなら十分なグリップを得られるモデルが多く、雨天でも高い性能を持つ製品があります。スパイクの有無だけで決めず、あなたが普段回るコースの条件と、候補モデルのアウトソール形状を見比べてください。
初めての一足にスパイクレスをすすめる理由
最初の一足で迷っているなら、私はスパイクレスを有力候補にします。理由は3つ。1つ目は、練習場でもコースでも同じ靴を使いやすいこと。練習と本番で足元の感覚をそろえやすくなります。
2つ目は、歩きやすさ。慣れないうちはボールを探して右へ左へと歩き回る場面も増えがちです。スニーカーに近い履き心地のスパイクレスなら、歩行時の負担を抑えやすいモデルを選べます。3つ目は、交換式クリートの管理がいらないこと。始めたばかりの時期に、覚えることがひとつ減るのは地味にありがたいはずです。
もちろん、雨の日も積極的に回る人や、山あいの傾斜がきついコースがホームになりそうな人は別。そういう方は、ソフトスパイクや高グリップのスパイクレスなど、グリップ性能を重視した一足を選んだほうが結果的に満足しやすいでしょう。スパイクの有無やサイズ合わせの基本をもっと詳しく知りたい方は、初心者向けゴルフシューズの選び方完全ガイドもあわせて読んでみてください。
自分に合うゴルフシューズの選び方
ここからが本題です。私がシューズを選ぶときは、足型、グリップ、疲れにくさの順番で見ていきます。締め方や防水性はそのあと。人気ランキングで上位の靴でも、あなたの足に合わなければ意味がありません。順番に見ていきましょう。
足長と足幅で合う一足を絞り込む
靴のサイズというと「26.5cm」のような足の長さ(足長)ばかり気にしがちですよね。でも、ゴルフシューズでは足の幅や甲の高さも重要です。長さが合っていても幅が合わなければ、スイング中に足が靴の中で動いたり、逆に圧迫されて痛くなったりします。
そこで知っておきたいのが「ワイズ(ウイズ)」という表記です。たとえばニューバランスでは、メンズ・ユニセックスの場合、Dが「やや細い」、2Eが「標準」、4Eが「幅広」、6E(G)が「超ワイド」という区分で案内されています(出典:ニューバランス公式「シューズサイズ&ウイズ ガイド」)。ただし、実際に選べるウイズはモデルによって異なります。
自分の足を知るには、実際に測るのが一番の近道です。紙の上に立って、かかとから一番長い指の先までを測れば足長。親指と小指の付け根付近を一周測れば足囲の目安になります。足は時間帯によってむくみ方が変わるため、実際にシューズを履く時間帯に近い午後から夕方に測る方法もあります。左右両方を確認し、大きいほうも考慮して選びましょう。ブランドごとに靴の型は違うので、同じサイズ表記でも履き心地は変わります。
試着で確かめたいサイズ感のチェック
試着のときは、普段の薄い靴下ではなくラウンドで実際に履くソックスを持っていきましょう。厚みが違うだけで、ぴったりだった靴が窮屈に変わることがあります。つま先については、特定の数字だけで決めるより、立った状態で指先が当たらず、歩行やスイング時に前へずれすぎないかを確認するのが大切です。
そして、立って終わりにしないこと。お店の中でアドレスの姿勢をとり、体をねじってフィニッシュの形まで動いてみてください。右打ちなら、フィニッシュで右足のかかとが浮いたときに、シューズの中でかかとが大きく抜けないかを確認します。少し歩いて、小指や甲に当たる場所がないかも確かめておくと安心ですよ。
近くにゴルフショップがなく、ネットで買う人も多いと思います。その場合は、測った足長や足囲をサイズ表と照らし合わせたうえで、サイズ交換に対応しているショップを選ぶのがおすすめです。届いたらまず室内で試着し、合わなければ交換する。外で履いてしまうと交換できないケースが多いため、返品・交換条件は事前に確認してください。

「大きめを買って厚い靴下で調整」はおすすめしません。靴の中で足が動く状態が残ると、かかと浮きやマメの原因になりやすいですよ。
雨や傾斜が多い人はグリップ力を重視
足型の次に見たいのが、滑りにくさです。ここはあなたがどんな条件で回ることが多いかで答えが変わります。平らな河川敷のコースを晴れた日に回るのと、山あいの丘陵コースを雨の日に回るのとでは、靴に求めるものがまるで違いますからね。
私がホームにしている東北のコースは、春と秋の朝がとにかく冷えます。朝露どころか、うっすら霜が残っていることもあるくらい。そんな朝の傾斜地で、足元が滑った経験は一度や二度ではありません。雨の日や傾斜のきついコースが多い人には、ソフトスパイクだけでなく、アウトソールの凹凸が深く、横方向にもグリップを得やすいスパイクレスを含めて比較してほしいですね。
靴底を見るときは、凹凸の深さだけでなく配置や向きにも注目してみてください。前後だけでなく横方向にもトラクションを得られる形状を採用したモデルは、スイング中の横ずれ対策を意識して設計されています。スパイクレスは使うほどアウトソールが摩耗するため、「最近なんだか踏ん張れないな」と感じたら、腕前の問題を疑う前に靴底も確認してみてください。
疲れにくさは重さとクッションで見る
3つ目の軸が疲れにくさ。ここ数年で一番進化したと感じる部分です。20年前のゴルフシューズには重くて硬いモデルも多くありましたが、今はランニングシューズ系のクッション技術を採用したゴルフシューズも増え、軽量な製品を選びやすくなっています。
疲れにくさに関わるのは、主に靴の重さと、靴底の中間にあるクッション材(ミッドソール)、そして足へのフィット感です。軽い靴は足を運びやすく、クッション性の高い靴は着地時の衝撃をやわらげる助けになります。私自身、軽いシューズに替えてから、18番ホールでの足の重さが違うと感じることがあります。
ただ、ふかふかなら何でもいいわけではありません。柔らかさが強すぎると、スイングで踏ん張ったときに足元が不安定に感じる人もいます。歩くときの快適さと、振るときの安定感。この両方が釣り合っているかは、試着でアドレスやスイング動作をして確かめるのがわかりやすいですね。重さはメーカー公式サイトに掲載されている場合もあるので、候補比較の参考にしてください。
紐とダイヤル式で変わる締め心地
靴の締め方も、履き心地を左右します。現在は、昔ながらの靴紐タイプと、BOAなどのダイヤル式が代表的です。どちらにも良さがあります。
ダイヤル式の魅力は、着脱や締め直しがしやすいこと。BOAのシステムには、ダイヤルを押して作動させて回すタイプや、ダイヤルを引き上げて一気に緩めるタイプ、逆方向に回して微調整できるタイプなどがあります。操作方法は採用されているシステムによって違うため、購入時に確認してください。
一方の靴紐タイプは、場所ごとに締め具合を変えやすいのが持ち味。「つま先側はゆったり、足首まわりはしっかり」といった調整をしやすく、甲の高さに合わせやすい人もいます。紐が切れたときに交換しやすいのもメリットです。便利さを取るか、細かな調整のしやすさを取るかで選んでみてください。
季節で考える防水性と通気性
防水性というと雨の日だけの話に聞こえますが、朝露が多い季節にも重要です。朝のスタートで濡れた芝を歩くと、防水性の低い靴では内部まで湿ってくることがあります。一年を通してラウンドするなら、防水性能をうたうモデルを一足持っておくと心強いですよ。
メーカーによっては防水保証を付けている製品もありますが、保証期間や対象条件はモデルごとに異なります。購入前に商品ページや保証規定を確認してください。
逆に、真夏は足の蒸れとの戦いです。メッシュやニット系のアッパーを採用したモデルには通気性を重視したものがありますが、防水性とのバランスは製品ごとに異なります。ラウンド回数が多い人なら、防水性を重視した一足と、暑い季節に使いやすい一足を使い分けるのも手です。
雨の日は足元だけでなく、体全体の備えも欠かせません。レインウェアの考え方はユニクロでゴルフの雨対策は可能か?レインウェアの代用力を検証で詳しく書いているので、雨の多い時期の前に目を通しておくと安心ですね。
タイプ別に見るゴルフシューズのおすすめ
選ぶ順番がわかったところで、今度はあなたの状況に当てはめてみましょう。ここでは特定の品番ではなく、「どんなタイプの靴が合うか」をお伝えします。モデルは入れ替わるので、タイプさえ決まれば、店頭でもネットでも候補を絞り込みやすくなります。
| あなたの状況 | 合うタイプ | 特に見たいところ |
|---|---|---|
| ゴルフを始めたばかり | 軽めのスパイクレス | 足型に合うか、歩きやすさ |
| 練習場に通うことが多い | スパイクレス | 施設ルール、靴底の減りにくさ |
| 雨の日も回る | 防水性・グリップ性能の高いモデル | 防水仕様、アウトソール、クリート |
| 山岳・丘陵コースが多い | ソフトスパイク、または高グリップのスパイクレス | 横方向のトラクション |
| 幅広・甲高で靴が痛くなりやすい | 幅広設定があるモデル | ウイズ表記、甲まわりのフィット |
| 後半に足が疲れやすい | 軽量でクッション性のあるモデル | 重さ、安定感、フィット |
初心者や練習場中心の人に合う一足
ゴルフを始めたばかりの人や、コースより練習場に行く回数が多い人には、軽めのスパイクレスが使いやすいでしょう。練習場へ履いていき、そのままコースでも使いやすい。この気軽さは、ゴルフを続けるうえで意外と大きなメリットです。
2026年時点では、ゴルフシューズの価格は1万円台後半〜3万円前後まで幅広く、型落ちやセール品では1万円前後まで下がることもあります。価格だけで性能は決まりませんが、長く使うならフィット感、クッション、防水性、アウトソールの作りまで確認して選びたいところです。価格は時期によって大きく変わるため、最新情報は各メーカーやショップで確認してください。
靴以外にも何をそろえればいいのか、全体の流れをつかんでおきたい方は、ゴルフ初心者は何から始める?3ステップでコースデビューも参考にしてみてください。靴を買うタイミングも含めて、準備の順番が見えてくると思いますよ。
雨の日や山岳コースが多い人に合う一足
雨でも予定どおり回る人、アップダウンの激しい山岳・丘陵コースがホームの人は、防水性とグリップ性能を優先してください。一般にはソフトスパイクが濡れた芝や傾斜でグリップを得やすい一方、高性能なスパイクレスにも雨天や傾斜を意識したモデルがあります。
ソフトスパイクのメリットは、摩耗したクリートを交換できることです。ただし、クリートには複数の取り付け方式があるため、交換品を買うときは対応規格を必ず確認してください。スパイクレスで選ぶ場合も、凹凸の深さだけでなく、横方向のトラクションを意識したアウトソールかどうかを見ると比較しやすくなります。
カート道や駐車場などの硬い路面では、ソフトスパイクのクリートが気になる人もいます。歩きやすさも重視するなら、ミッドソールのクッション性やアウトソール全体の硬さも試着時に確認しておくといいでしょう。
幅広や甲高で悩む人に合う一足
「どの靴を履いても小指の横が当たる」「甲が圧迫されて後半に痛くなる」。こういう悩みを持つ人は、まず複数のウイズを用意しているブランドや、幅広設定があるモデルから探すのが近道です。サイズの数字だけで選ぶより、足型に合う靴を見つけやすくなります。
締め方は、靴紐タイプのほうが部分ごとに調整しやすい場合があります。甲の部分だけ少しゆるめる、といった調整ができますからね。ダイヤル式が好きな人は、実際に締めたときに甲や小指まわりへ圧力が集中しないかを確認してください。同じ「幅広」でもブランドやモデルによって履き心地は違うため、複数の靴を履き比べるのが確実です。
外反母趾などで靴を選ぶたびに痛みが出る方は、靴選びだけで解決しようとせず、整形外科などの医療機関や足に詳しい専門家への相談も検討してください。インソールなどが役立つ場合もありますが、症状に応じた判断は専門家に確認しましょう。
愛用中のニューバランスとアディダス
参考までに、私の足元の話も少しだけ。最近のお気に入りはニューバランスとアディダスです。年に2足ほど買い替えるなかで、ここ数年はこの2ブランドを手に取ることが多くなりました。
ニューバランスの魅力のひとつは、モデルによって複数のウイズが設定されていること。足型に合わせて選べる余地があるのは、長く付き合う靴として大きなポイントだと感じています。アディダスもスパイクレスを含めて幅広いラインアップがあり、歩きやすさやクッション性を重視したモデルを選べます。
とはいえ、これはあくまで私の足に合ったという話です。20年いろいろ履いてきて、評判のいい靴がまったく合わなかったことも何度もあります。ブランド名は候補を広げるきっかけくらいにとどめて、最後は必ずあなたの足で確かめてください。展開モデルや仕様は毎年変わるため、最新情報は各メーカーの公式サイトで確認するのが確実です。

軽くてクッション性の高いシューズが増えて、選びやすくなりました。20年前の自分に履かせてあげたいくらいです。
買った後に後悔しないための使い方
お気に入りの一足が決まっても、そこで終わりではありません。下ろし方と手入れの仕方で、履き心地も寿命も変わってきます。せっかく選んだ靴ですから、長く気持ちよく使いたいですよね。
慣らし履きとコースデビューの順番
新品の靴は、まだ足になじんでいません。買ったその日にいきなり18ホールで使うと、靴ずれや痛みが出る可能性があります。まずは練習場や短時間の歩行で履いてみて、当たりやかかとの浮きがないか確認しておくと安心です。
特に新しい靴で初めてコースへ出る日は、前半から足の違和感を確認しておきましょう。朝露の残る芝や傾斜では、どの程度グリップするかも確認できます。ただし、無理に滑りやすい場所で試す必要はありません。実際のプレーの中で安全に感触を確かめてください。
また、ゴルフ場へ行くときの靴については、コースごとのドレスコードを確認してください。スパイクレスには自宅から履いて行きやすいモデルもありますが、クラブハウスへの来場時の履物にルールを設けているゴルフ場もあります。行き帰りの服装や靴の考え方はゴルフのクラブハウスでの服装マナー(メンズ)でも詳しく解説しています。
買い替え時期の目安と長持ちの手入れ
ゴルフシューズの寿命は、履く回数や歩く路面、保管方法で大きく変わるため、「何年」と一律には言えません。目安になるのは靴からのサインです。スパイクレスの凹凸が大きくすり減った、アウトソールやアッパーに剥離が見られる、防水性が明らかに落ちた。こうした変化が出てきたら、買い替えを検討する時期です。
ソフトスパイクのクリートも消耗品です。交換時期は「年1回」のように期間だけで決めるのではなく、角が丸くなった、欠けた、高さが減った、以前より滑りやすく感じるといった摩耗状態を見て判断してください。交換できるのはソフトスパイクのメリットですが、ベース側まで傷んでいる場合はシューズ本体の買い替えも検討しましょう。
手入れの基本はシンプルです。プレー後はゴルフ場の設備などを利用して靴底の芝や泥を落とし、帰宅後は素材に合った方法で汚れを落とします。濡れた場合は中敷きを外せるモデルなら取り外し、風通しのよい日陰でしっかり乾燥させましょう。強い熱を直接当てると素材や接着部分を傷める可能性があるため、ドライヤーの熱風や炎天下での急速乾燥は避けたほうが安心です。
夏の車内は非常に高温になります。高温環境はシューズの素材や接着部分に負担をかける可能性があるため、プレー後はできるだけ車内に長時間置きっぱなしにせず、風通しのよい場所で保管しましょう。久しぶりに履く靴は、ラウンド前にアウトソールや接着部分の状態を確認しておくと安心です。
ゴルフシューズのおすすめに関するよくある質問
最後に、ゴルフシューズを選ぶときによく聞かれる質問にまとめて答えておきますね。
まとめ
ゴルフシューズのおすすめは、人によって答えが変わります。だからこそ、見た目や人気だけではなく、あなたの足型と、普段回るコースの条件に合わせて選ぶことが大切です。最後に要点をおさらいしておきましょう。
- ゴルフシューズはデザインより足型、グリップ、疲れにくさの順で選ぶ
- 初心者には扱いやすいスパイクレスが有力候補
- 雨や傾斜が多い人はタイプ名ではなくグリップ性能まで確認する
- 足長だけでなく足幅や甲の高さまで確かめる
- 試着ではソックスを合わせ、歩行とスイング動作まで確認する
- 新品は短時間の練習や歩行で違和感がないか確認してからラウンドする
- 靴底の摩耗や剥離、防水性能の低下が買い替えのサイン
20年履き続けてきても、靴選びは今でも楽しい悩みです。軽量でクッション性の高いモデルや、高グリップのスパイクレスが増えた今は、自分の足に合う一足を見つけやすくなりました。ぜひ、足元から気持ちよくゴルフを楽しんでください。
なお、この記事でお伝えした価格や数値は一般的な目安です。各モデルの仕様や価格、防水保証、ゴルフ場ごとの靴のルールは変更されることがあります。購入前や予約前には、各メーカーやゴルフ場の公式サイトで最新情報をご確認ください。足の痛みなど体に関わる不安がある場合は、医療機関など専門家へご相談ください。

