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マレット型パターが合う人はどんな人?特徴と選び方を解説

マレット型パターが合う人はどんな人?特徴と選び方を解説 Column

こんにちは!ゴルフのスコアメイクについて日々研究している「19番ホール研究所」のthe19thです。

「マレット型パター 合う人」と検索してここにたどり着いたあなたは、きっと今のパッティングに何かしらの悩みや疑問を抱えているのではないでしょうか。特にショートパットが苦手だったり、ここぞという大事な場面で痛恨の引っかけや押し出しのミスが出てしまったり…。スコアの約4割を占めるとも言われるパッティングだからこそ、その悩みは本当に切実ですよね。

実は、私も以前は伝統的なピン型のパターを愛用していましたが、グリーンの速さやプレッシャーによって、どうしても距離感が安定しない時期がありました。時にはイップス気味になってしまい、1mのパットですらカップインするイメージが湧かなくなることも。「初心者だから仕方ないのかな…」と諦めかけていたんですが、藁にもすがる思いでマレット型パターに替えてみたところ、パッティングが驚くほど安定し、ゴルフがもっと楽しくなったんです。

この記事では、そんな私の実体験も詳しくお話ししながら、マレット型パターが持つ科学的なメリットや少し注意が必要なデメリット、そして永遠のライバルであるピン型との違いを、誰にでも分かりやすく徹底的に解説していきます。シニアゴルファーにおすすめしたい理由から、無数にあるモデルの中から自分に合った最高の1本を見つけ出すための選び方のコツ、さらにはその性能を100%引き出すための具体的な打ち方まで、あなたが知りたい情報をすべて詰め込みました。この記事を読み終える頃には、あなたが本当に「マレット型パターが合う人」なのか、そしてどうすれば長年のパッティングの悩みを根本から解決できるのか、きっと明確な答えが見つかるはずです。

  • マレット型が合う人の4つの具体的な特徴
  • ピン型パターとの性能と適性の決定的な違い
  • 上級者もこだわる失敗しないネック形状の選び方
  • 基本的な打ち方からよくあるミスの実践的な対処法まで
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  1. マレット型パターが合う人の共通点とは?
    1. メリットとデメリットを正直に解説
      1. マレット型パターの圧倒的なメリット
      2. 知っておくべきデメリットと注意点
    2. ピン型との違いとそれぞれの適性
    3. 初心者でもスコアが安定する理由
    4. ショートパットが苦手な人の救世主
      1. 視覚情報による絶大な安心感
      2. 迷いを消し去る優れたアライメント機能
    5. イップス気味の人にこそ試してほしい
    6. シニアやリズム重視のゴルファーにも
  2. マレット型パターが合う人の正しい選び方
    1. 選び方の鍵はネック形状にあった
      1. ダブルベント/シングルベント(フェースバランス)
      2. センターシャフト
      3. ショートスラントネック(最重要トレンド!)
    2. おすすめの人気モデルを厳選紹介
      1. Odyssey White Hot OG #7(オデッセイ #7・ツノ型)
      2. TaylorMade Spider シリーズ(テーラーメイド スパイダー)
      3. Scotty Cameron Phantom X シリーズ(スコッティキャメロン ファントム)
    3. 手首を使わない打ち方の基本
      1. イメージは「大きな古時計の振り子」
    4. 引っかけや距離感の悩みを解決
      1. 【悩み①】狙ったラインより左に外す「引っかけ」が止まらない
      2. 【悩み②】タッチが合わず「距離感」がまったく掴めない
    5. 結論:スコアが変わるマレット型パターが合う人
      1. こんなあなたにこそ、マレット型パターは最高の武器になる

マレット型パターが合う人の共通点とは?

「マレット型って、なんとなくオートマチックで優しそうだけど、実際のところどうなの?」と感じている方も多いかもしれませんね。ここでは、どのようなタイプのゴルファーがマレット型パターの恩恵を最大限に享受できるのか、その共通点を物理的な側面と心理的な側面から深く、深く掘り下げていきます。メリット・デメリットの正直な解説から、他のパタータイプとの明確な違いまで、じっくりと見ていきましょう。

メリットとデメリットを正直に解説

どんなゴルフクラブにも、光り輝く長所と、少しだけ注意が必要な短所があります。もちろん、マレット型パターも例外ではありません。購入してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、まずはその両方の側面をしっかりと理解しておくことが、賢いパター選びの絶対的な第一歩になりますね。

マレット型パターの圧倒的なメリット

マレット型の最大の魅力、それは議論の余地なく、その「圧倒的な安定性」です。この安定性は、単なる感覚的なものではなく、物理学に基づいた明確な理由があります。

  • 異次元のミスヒット耐性
    マレット型、特に現代の「ネオマレット」と呼ばれるモデルは、高い慣性モーメント(MOI)を実現するように設計されています。(出典:テーラーメイド ゴルフ公式サイト)慣性モーメントとは、物体が回転しようとする動きに対する「抵抗力」のことで、この数値が高いほどヘッドがブレにくいことを意味します。フィギュアスケーターが腕を広げると回転がゆっくりになるのと同じ原理ですね。ヘッドの中心部に軽量なアルミニウムなどを使い、そこで生まれた余剰重量を、比重の重いタングステンなどにしてヘッドの外周後方に配置する。この「周辺重量配分」設計により、芯をわずか数ミリ外しただけでヘッドがグラっと回転してしまう「当たり負け」現象を劇的に抑制します。その結果、ボールの方向性が安定し、転がる距離のロスも最小限に抑えられるのです。
  • オートマチックな直進運動
    ヘッドの後方に重量があるため、「重心深度」が非常に深くなります。重心が深い物体は、物理的に直線的に動こうとする慣性が強く働きます。これは、直進安定性に優れる大型トラックと、小回りは利くがふらつきやすい軽自動車の違いをイメージすると分かりやすいかもしれません。この特性が、ストローク中にフェースを開閉させようとする手先の余計な動きに抵抗し、パター自体が「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す」という理想的な動きをガイドしてくれるのです。
  • ターゲットに吸い付くような構えやすさ
    ヘッドの投影面積が大きいため、ターゲットに対してスクエアに構えやすいという視覚的なメリットも絶大です。多くのモデルには、オデッセイの「TRIPLE TRACK」テクノロジーのように、複数のラインが引かれており、これが脳の視覚情報を補正し、正確なアライメントをサポートします。この「構えやすい」という安心感が、アドレス時の体のこわばりを解き、スムーズなストロークの始動を可能にするのです。

ポイント:物理法則で安定性を強制する精密機器

マレット型パターは、プレーヤーのその日の調子や感覚に頼るのではなく、「クラブの物理的な性能」によって安定したストロークを半ば強制的に実現してくれる、いわば精密機器のような存在と考えると、その本質を理解しやすいかもしれません。

知っておくべきデメリットと注意点

一方で、その素晴らしい安定性と優しさが、時にはデメリットとして顔を出すこともあります。これを理解しておくことも非常に重要です。

  • 繊細な距離感(タッチ)が出しにくい
    ミスヒットに強いということは、裏を返せば「ミスをしたことに気づきにくい」ということでもあります。ピン型パターの場合、芯を外すと「カツン」という硬い感触や不快な振動が手に伝わり、「あ、今のはミスヒットだ」と脳が学習します。しかし、マレット型は打感がソフトなモデルが多く、芯を外してもそこそこスムーズに転がってしまうため、自分のインパクトの強さがどれくらいだったのかという感覚的なフィードバックが得にくいのです。このため、繊細なタッチを磨くのには時間がかかる場合がある、という点は覚えておく必要があります。
  • 操作性が低く、ボールを操りにくい
    オートマチックに真っ直ぐ動くのが最大の長所ですが、これは意図的にフェースをコントロールしたい上級者にとっては足かせになることも。例えば、大きなフックラインに対して、少しフェースを開き気味に当ててボールの曲がりを相殺する、といった高度なテクニックは非常に使いにくいです。良くも悪くも「正直に、真っ直ぐ」しか動いてくれないのがマレット型の特性なのです。

注意:ピン型からの乗り換え直後は要注意!

特に長年ピン型パターを使ってきた人がマレット型に替えた直後は、ボールが思ったよりも強く転がってしまい、カップを大幅にオーバーするミスが出やすくなります。これはヘッドのエネルギー伝達効率が非常に高いためです。慣れるまでは、練習グリーンで「自分の振り幅と転がる距離の関係性」をしっかりと再構築することが何よりも大切になります。

ピン型との違いとそれぞれの適性

パター選びの際に、誰もが一度は悩むのが、伝統的でシャープな形状の「ピン型(ブレード型)」と、どっしりとして安定感のある「マレット型」のどちらを選ぶか、という問題でしょう。この二つのタイプの違いを深く理解することで、あなたのゴルフスタイルやパッティングの哲学に、どちらが本当に合っているのかが見えてきます。

この両者の関係性を最もシンプルに表現するならば、それは「究極の安定性を追求したマレット型」「繊細な操作性を極めたピン型」という対比になります。これは、乗り物に例えると非常に分かりやすいかもしれませんね。

  • マレット型:最新の運転支援システムをフル装備した、高速道路を得意とする大型高級セダンのような存在です。ドライバーが多少ラフな操作をしても、車自体が挙動を安定させ、レーンをキープしてくれます。誰が運転しても、目的地まで安全・快適にたどり着ける安心感がありますが、狭い路地での切り返しや、意のままに振り回すような運転の楽しみは少ないかもしれません。
  • ピン型:軽量で、エンジンや路面の状況がダイレクトに伝わってくるマニュアルのライトウェイトスポーツカーです。ドライバーの技術や感性がそのまま車の動きに反映されるため、乗りこなすには相応のスキルが求められます。しかし、一度手懐ければ、人馬一体となった自由自在なドライビングが可能になります。

このように、「安定性」と「操作性」は、残念ながらトレードオフ(二律背反)の関係にあるのです。どちらが優れている、劣っているということでは決してなく、あなたがパッティングという行為に何を最も重視するかによって、最適な選択は自ずと決まってくると言えるでしょう。

マレット型 vs ピン型 詳細特性比較表

比較項目 マレット型(特にネオマレット) ピン型(ブレード型)
ヘッド形状 大型、後方・周辺に重量配分、複合素材が多い 細長い長方形、伝統的、単一素材が多い
重心位置 低く、深い(フェースから遠い) フェースに近く、浅い
慣性モーメント 非常に高い(ブレに圧倒的に強い) 中程度(操作性を重視)
適したストローク 直線的(ストレート軌道) 曲線的(アーク軌道)
コンセプト オートマチック(クラブが仕事をする) マニュアル(プレーヤーが操作する)
打感・フィードバック ソフトで鈍感(ミスに気づきにくい) ソリッドで敏感(打点のズレが手に伝わる)
距離感の出し方 振り幅で機械的に決める インパクトの強弱と感覚で決める
適したグリーン 速くてきれいなグリーン 遅くて荒れたグリーン(強めに打てる)
主なターゲット 安定性重視、再現性を高めたい全ての人 操作性重視、フィーリングを大切にする人

初心者でもスコアが安定する理由

ゴルフを始めたばかりの方や、なかなかスコア100の壁を破れないアベレージゴルファーに、多くのインストラクターやショップ店員がマレット型パターを推薦するのには、極めて明確で科学的な理由があります。それは、マレット型が持つ「圧倒的な寛容性の高さ」が、技術がまだ成熟していないゴルファーのミスを物理的にカバーしてくれるからです。

このレベルのゴルファーが3パット、4パットを叩いてしまう最大の原因は、十中八九、打点のズレに起因する距離感の致命的なミスです。毎回パターフェースのど真ん中(芯)でボールを捉えるのは、長年の訓練を積んだツアープロでさえ至難の業。アマチュアゴルファーのインパクトは、トゥ寄り(先端側)やヒール寄り(手前側)に数ミリから1センチ以上ズレることがごく普通に起こります。ピン型のような慣性モーメント(MOI)が低いパターの場合、このわずかな打点のズレが、インパクトの衝撃でヘッドを回転させてしまい(当たり負け)、ボールに伝わるエネルギーが著しくロスします。その結果、「思ったより全然転がらなかった…」という悲しい大ショートが生まれるのです。

しかし、現代のネオマレット型パターなら、この問題を根本から解決してくれます。ヘッドの外周ぎりぎりに重量を配置した高MOI設計のおかげで、芯を大きく外してヒットした場合でも、ヘッドの回転が物理的に抑制されます。これは、インパクトのエネルギーが「ヘッドを回す」という無駄な仕事に使われず、効率よくボールを「前に押す」エネルギーに変換されることを意味します。結果として、「ちょっとしたミスヒットが、スコアに直結する大きなミスにならない」という奇跡のような現象が起こるのです。

「完璧なパット」と「まあまあのパット」の結果の差が劇的に小さくなるため、グリーン上での精神的なプレッシャーが軽減され、平均パット数が自然と減少していきます。練習量が限られていても、道具の性能が、まだ発展途上の技術を強力にサポートしてくれる。これこそが、初心者の方でもマレット型パターを手にすることで、すぐにスコアが安定しやすくなる最大の理由なのです。

ショートパットが苦手な人の救世主

「もう大丈夫だと思ったのに、また1mのパットを外してしまった…」そんな、ショートパットに対する苦手意識や恐怖心を抱えているゴルファーにとって、マレット型パターはまさに暗闇を照らす一筋の光、救世主となり得る存在です。

このショートパットの悩みは、単なる技術的な問題以上に、「外したらどうしよう」という強烈なプレッシャーが引き起こす、精神的な問題が大きく影響しています。その不安が、グリップを握る手をこわばらせ、本来スムーズであるべきストロークのリズムを狂わせ、インパクトでヘッドを緩ませたり、逆にパンチを入れてしまったりするのです。この負のスパイラルを断ち切るには、技術練習と同時に、精神的な負担を軽減してくれる「何か」が必要です。そして、その「何か」こそが、マレット型パターの持つ優れた設計なのです。

マレット型パターは、主に2つの側面から、この心理的な負担を劇的に軽くしてくれます。

  1. 視覚情報による絶大な安心感

    ピン型に比べて大きく、どっしりとしたヘッドは、アドレスした際にゴルファーに強烈な安心感を与えます。ヘッドの存在感が大きいため、相対的にボールが小さく見え、「これならしっかりボールにコンタクトできそう」「簡単に真っ直ぐ向けられそう」というポジティブな感覚が生まれます。この視覚から得られる安心感が、脳の扁桃体の活動を抑制し、筋肉の余計な緊張を和らげてくれる効果があると考えられます。

  2. 迷いを消し去る優れたアライメント機能

    現代のマレット型パターの多くには、ターゲットに対して正確に構えるための、非常に効果的なアライメント機能が搭載されています。例えば、オデッセイの「2-Ball」や「TRIPLE TRACK」、テーラーメイドの「True Path Alignment」などがその代表例ですね。これらの補助線や図形は、人間の視覚認知の特性を利用して設計されており、「フェースの面をターゲットに合わせる」という三次元的で難しい作業を、「ヘッドに描かれた線を、ターゲットラインに重ねる」という二次元的でシンプルなタスクに変換してくれます。これにより、アドレス時の迷いが消え、ゴルファーはストロークそのものに集中できるようになるのです。

ショートパット成功の鍵は、いかに余計な思考を排除し、シンプルに体を動かせるかにかかっています。マレット型パターは、そのための最高のパートナーになってくれる可能性を秘めているのです。

イップス気味の人にこそ試してほしい

ショートパットの苦手意識が深刻化し、「テークバックがスムーズに上げられない」「インパクトで自分の意思とは関係なく、手がカクンと動いてしまう」といった、ゴルファーにとって最も辛い症状の一つである「イップス」に悩まされている方。そんな方にこそ、私は声を大にしてマレット型パターを試してみてほしい、とお伝えしたいです。

イップスは、技術的な問題というよりも、脳の指令系統に一時的な混乱が生じ、手先の細かい筋肉(小筋群)が意図しない不随意な動きをしてしまう、非常にデリケートな状態です。これを克服するためのアプローチは様々ですが、多くの専門家が指摘する有効な対策の一つが、「意識を手先から、もっと大きな筋肉(体幹や肩周り)へと移行させること」です。

ここで、マレット型パターの持つ「ヘッド重量」「高い慣性モーメント」が、強力な治療具として機能します。一般的にマレット型はピン型よりもヘッドが重く設計されています。物理の法則で、重い物体は一度動き出すと、その動きを維持しようとする力(慣性)が強く働きます。この特性を利用することで、自分の意思で無理にストロークを始動させようとしなくても、パターの重みが自然な振り子運動を誘発してくれるのです。

「自分で打つ」から「パターに打たせる」感覚へ

イップスに悩む人の多くは、「真っ直ぐ引かなきゃ」「インパクトをしっかりしなきゃ」と、過剰に自分の動きをコントロールしようとしています。マレット型パターの重さを感じながら、ただその重みに身を任せて連続で素振りをしてみてください。すると、手元の余計な「悪さ」が抑制され、肩を支点としたスムーズな振り子運動が生まれるはずです。「自分で打つ」という意識から、「パターが勝手に動いてくれる」「自分はそのリズムに同調するだけ」という感覚へとシフトできた時、イップスの呪縛から解放される大きな一歩となるでしょう。

シニアやリズム重視のゴルファーにも

年齢を重ね、若い頃のように手先の細かな感覚やコントロールが難しくなってきたと感じるシニアゴルファーの方々にとっても、マレット型パターはスコアメイクの強力な味方となります。また、年齢に関わらず、パッティングにおいて一定のリズムやテンポを何よりも重視するゴルファーにとっても、その恩恵は計り知れません。

その理由は、イップス対策のメカニズムと共通する部分が多いのですが、加齢に伴う身体的な変化を、クラブの物理的な性能が実にうまく補ってくれるからです。

手首や指先といった小さな筋肉(小筋群)に頼ったストロークは、繊細なタッチを出せる反面、その日の体調やプレッシャーによって動きが不安定になりやすいという弱点があります。特に、年齢と共に避けられないわずかな手の震えなどが、ストロークの再現性を大きく損なう原因にもなり得ます。しかし、ヘッド重量が重めに設計されているマレット型パターを使えば、自然と肩や背中、腹筋といった体の中心にある大きな筋肉(大筋群)を使った、ゆったりとした振り子のようなストロークがしやすくなります。

大きな筋肉は、小さな筋肉に比べて意図しない動きが少なく、動きが安定しているため、ストロークの再現性が格段に向上します。メトロノームが一定のリズムを刻むように、重いヘッドが行き来する動きが、理想的なテンポをゴルファーに教えてくれるのです。「手先で合わせにいく」パッティングから、「体のリズムでオートマチックにボールを運ぶ」パッティングへ。このスタイルの転換は、ゴルフを長く楽しむ上で、非常に大きなアドバンテージとなるはずです。力みが抜け、ゆったりとしたストロークが身につけば、パッティングだけでなく、ゴルフ全体が良い方向へ向かうかもしれませんね。

マレット型パターが合う人の正しい選び方

さて、ここまで読んで「なるほど、自分にはマレット型が合っているかもしれない」と感じてきた方も多いのではないでしょうか。しかし、次なる関門は「では、星の数ほどあるマレット型パターの中から、一体どのモデルを選べばいいのか?」という問題です。実は、同じ「マレット型」というカテゴリーの中でも、ネックの形状やヘッドのデザインによって、その性能や適性は驚くほど大きく変わるんです。ここでは、あなたにとって最高の1本となるパートナーを見つけ出すための、失敗しない選び方のポイントから、具体的なおすすめモデル、そしてその性能を120%引き出すための打ち方まで、超実践的な内容をお届けします。

選び方の鍵はネック形状にあった

「マレット型パターは、ストローク軌道が真っ直ぐな人向け」というのが、ゴルフ界の一般的な定説です。しかし、実はこれは半分正解で、半分は時代遅れの認識かもしれません。現代のパター選びにおいて、最も重要で、そして最も見過ごされがちなポイント、それが「ネック形状」なのです。このネックの違いを理解すれば、あなたのストロークタイプに本当にマッチした、まさに「運命の1本」を見つけ出すことができますよ。

ダブルベント/シングルベント(フェースバランス)

シャフトがヘッドに直接、あるいは1〜2回曲がって(ベントして)接続されている、マレット型では最もオーソドックスなタイプです。この形状の最大の特徴は、パターのシャフトを机の端などでバランスを取ると、フェース面が完全に真上を向く「フェースバランス」になる点です。これは、ストローク中にフェースを開閉させる動き(フェースローテーション)を物理的に抑制するように設計されている証拠。まさに「テークバックで真っ直ぐ引き、フォローでも真っ直ぐ出す」という、純粋なストレート軌道を理想とするゴルファーに最適なネック形状と言えます。「フェースの開閉はミスの元凶」と考え、肩の回転だけで振り子のようにストロークしたい方には、これ以上ない選択となるでしょう。

センターシャフト

その名の通り、シャフトがヘッドの重心位置、つまりセンター付近に真っ直ぐ接続されているタイプです。最大のメリットは、シャフトの延長線上でボールをヒットする感覚が得られるため、非常に直感的で、ターゲットに対して構えやすい点にあります。打点のフィードバックも最もダイレクトに伝わります。しかし、その反面、重心点とシャフト軸が一致しているため、少しでも芯を外すとヘッドが最もブレやすいというデメリットも併せ持ちます。ミスヒットへの寛容性は他のネック形状より低くなるため、ボールを常に左目の真下に置いて、極めて正確なストレート軌道で、かつ芯で捉える技術に自信がある上級者やパッティング巧者向けの、やや玄人好みのモデルと言えるかもしれません。

ショートスラントネック(最重要トレンド!)

これが現代のマレット型パター選びにおける最重要キーワードであり、絶対に知っておくべきネック形状です。クランクネックよりも短く、斜め(スラント)に傾いたネックが特徴。この ingenious な設計により、マレット型の高い慣性モーメントを維持したまま、ヘッドに適度な「重心角(トゥハング)」が生まれます。これにより、フェースが自然に開閉しやすくなるのです。

つまり、「マレットのミスヒットへの強さや安定性は欲しい。でも、自分のストロークは完全なストレートではなく、少し円軌道(イン・トゥ・インのアーク)を描くんだよな…」という、大多数を占めるアマチュアゴルファーのジレンマに見事に応えてくれる、画期的な設計なのです!

以前はピン型を使っていたけれど安定性を求めてマレットに移行したい人や、意識は真っ直ぐでも結果的に少しアーク軌道になってしまう、という人にまさにピッタリです。「自分はアーク軌道だからマレットは合わない」という古い常識は、このショートスラントネックの登場によって完全に覆されたと言っても過言ではないでしょう。

おすすめの人気モデルを厳選紹介

市場には毎年、魅力的なマレット型パターが数多く登場しますが、その中でも特に長年にわたって多くのゴルファーから支持され、ツアープロの使用実績も豊富な「定番」とも言えるモデルが存在します。ここでは、「どれを選べばいいか分からない」という方のために、「これを選んでおけば、まず間違いない」と言われる、信頼性の高い人気モデルを3つ厳選してご紹介しますね。

紹介するモデルに関するご注意

ここで紹介する情報は、各モデルの一般的な特徴をまとめたものです。同じモデル名でも、発売年式やネック形状のバリエーションによって、性能や適合するゴルファーが異なる場合があります。ご購入を検討される際は、必ずメーカーの公式サイトで正確なスペックをご確認いただくか、ゴルフショップで専門のフィッターやスタッフに相談し、実際に試打されることを強くお勧めします。

Odyssey White Hot OG #7(オデッセイ #7・ツノ型)

ヘッドの後方に向かって2本のツノ(ファング)が伸びた、非常に特徴的で象徴的なデザインのパターです。プロツアーでの使用率、アマチュア市場での販売本数ともに常にトップクラスを走り続ける、まさに「マレットの王様」とも言うべき存在。この2本のツノがターゲットラインに対して平行なレールのような役割を果たし、驚くほどターゲットに対して真っ直ぐ構えやすいのが最大の特徴です。また、長年愛され続けている「ホワイト・ホット・インサート」が生み出すソフトでありながら芯を感じられる絶妙な打感も、多くのゴルファーを虜にしています。「とにかく方向性が定まらない」「アドレスに自信が持てない」という方に、まず最初に試していただきたい、失敗のない選択肢です。

TaylorMade Spider シリーズ(テーラーメイド スパイダー)

ダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイといった世界のトッププロが使用してPGAツアーを席巻し、「ネオマレット」という一大ジャンルを確立した立役者です。四角いヘッド形状をベースに、ヘッドの四隅ぎりぎりにウェイトを配置することで、物理的な限界に近いレベルまで慣性モーメント(MOI)を高めています。その結果もたらされるのは、特に1〜2mのショートパットにおける、異次元のヘッドの安定性。絶対に外したくない場面で、フェースのねじれを最小限に抑え、ボールをカップへと真っ直ぐ導いてくれます。「勝負どころのショートパットで、引っかけや押し出しのミスが多い」というゴルファーにとって、これほど心強い味方はいないでしょう。ショートスラントネックのモデルが豊富なのも、多くのアマチュアに支持される理由の一つです。

Scotty Cameron Phantom X シリーズ(スコッティキャメロン ファントム)

タイトリストが誇る世界最高峰のパターブランド、スコッティキャメロンが手掛けるハイテクマレットシリーズです。航空機グレードのアルミニウムと、精密に削り出された303ステンレススチールを組み合わせた複合素材構造により、高いMOIと、キャメロンならではのソリッドで心地よい打音・打感を両立させています。芸術品のような美しいデザインと仕上げは、ゴルファーの所有欲を最高に満たしてくれます。高価ではありますが、それは最高の性能と品質の証です。「マレットの機能性や安定性は欲しいけれど、樹脂インサートのぼやけた打感は好きになれない」「ボールがフェースに当たる音で距離感を判断したい」という、感性も重視する上級者やこだわり派のゴルファーに最適な、至高の一本と言えるでしょう。

手首を使わない打ち方の基本

せっかく自分のスイングタイプに合った、最新テクノロジー満載のマレット型パターを手に入れたとしても、その打ち方が間違っていては、まさに「宝の持ち腐れ」です。マレット型パターの性能を100%、いや120%引き出すための絶対的な鉄則は、驚くほどシンプルです。それは、「徹底的に、手首を使わないこと」。これに尽きます。

マレット型パターは、そのヘッド重量と高い慣性モーメントという物理的な特性を最大限に利用して打つことで、真価を発揮する道具です。手先でこねるように操作したり、インパクトでパンチを入れたりする動きは、クラブが本来持っている安定性を自ら壊してしまう行為に他なりません。目指すべきは、両肩と両腕でできる三角形(あるいは両肘まで含めた五角形)を、アドレスからフォローまで一切崩さずに、体幹(背骨)を回転軸として、体とパターを一体化させてストロークする「ショルダーストローク」です。

イメージは「大きな古時計の振り子」

具体的なイメージとしては、大きな古時計の振り子が、規則正しく左右に揺れ続ける様子を思い浮かべてください。振り子は、誰かが力を加えなくても、重力と慣性だけで一定のリズムを刻み続けますよね。パッティングもこれと同じです。バックスイングでクラブを振り上げたあとは、ヘッドの重みに任せて自然に下ろしてくるだけ。インパクトでボールを「打ちにいく」意識は不要です。転がす距離は、インパクトの強弱で調整するのではなく、振り子の幅、つまりバックスイングの大きさだけでシンプルにコントロールする。この原則を徹底するだけで、あなたのパッティングの再現性は劇的に向上するはずです。

この感覚を身につけるには、太めのグリップ(スーパーストロークなどが有名ですね)に交換するのも非常に効果的です。太いグリップは物理的に手首を使いにくくしてくれるので、理想的なショルダーストロークを習得するのを助けてくれますよ。

引っかけや距離感の悩みを解決

「よし、これでパットの悩みも解決だ!と思ってマレット型に変えたのに、なぜか左への引っかけが止まらない…」「前よりも距離感がバラバラになってしまった…」そんな、予期せぬトラブルに見舞われてしまうケースも少なくありません。でも、安心してください。それらの問題のほとんどは、明確な原因があり、正しい対処法を知ることで必ず解決できます。ここでは、マレット型パターで陥りやすい代表的な2つの悩みについて、その原因と具体的な解決策を詳しく解説します。

【悩み①】狙ったラインより左に外す「引っかけ」が止まらない

考えられる原因:

  • 道具とスイングのミスマッチ: 最も多い原因です。あなた自身のストロークが、イントゥインのアーク軌道を描いているにもかかわらず、フェースの開閉を抑制する「フェースバランス」のパターを使っている可能性があります。アーク軌道の人がフェースバランスのパターを使うと、インパクトでフェースが自然に戻りきらず、被った(左を向いた)状態で当たりやすくなります。
  • アドレスの問題: ボールを必要以上に左足寄りに置きすぎていると、スイング軌道の最下点を過ぎて、ヘッドがインサイドに入りながら当たるため、引っかけの原因になります。また、右肩が前に突っ込むようなアドレスも、アウトサイドイン軌道を助長します。

具体的な対策:

  1. まずはボールの位置を見直し、スタンスの中央、あるいはそこからボール1個分左くらいの位置に置いてみましょう。
  2. それでも改善しない場合は、道具とのミスマッチを疑い、フェースの開閉がしやすい「ショートスラントネック」のモデルを試打してみることを強くお勧めします。驚くほど簡単に問題が解決することがあります。

【悩み②】タッチが合わず「距離感」がまったく掴めない

考えられる原因:

  • フィードバックの欠如: 特に打感が非常にソフトな樹脂系インサートのモデルの場合、インパクトの音や手に伝わる振動が希薄になります。人間の脳は、これらの感覚的なフィードバックを元に距離感を学習しているため、情報が少ないとタッチを合わせるのが難しくなります。
  • 感覚への過度な依存: ピン型を使っていた時のように、インパクトの強弱で距離感を調整しようとする癖が抜けていない可能性があります。マレット型は、その打ち方だと距離が安定しません。

具体的な対策:

  1. 感覚に頼るのを一度やめ、「振り幅で距離を決める」という機械的な練習を徹底します。歩測しながら、「スタンス幅の振り幅なら5ヤード」といったように、自分だけの基準(ものさし)を作る練習が必須です。
  2. 道具を見直すのも有効です。金属の塊から削り出された「ミルドフェース」のパターに替えたり、打感が硬めのゴルフボールを使ったりすることで、インパクトのフィードバックを増やし、距離感を養いやすくすることができます。

結論:スコアが変わるマレット型パターが合う人

さて、ここまでマレット型パターの物理的な特性から、メリット・デメリット、選び方、そして打ち方に至るまで、非常に長い時間をかけて詳しく解説してきました。この長い旅の終わりに、もう一度、この記事の核心である「結局、マレット型パターが本当に合う人とは、どんな人なのか?」という問いに対する、私の結論を述べたいと思います。

それは、単に「初心者だから」とか「パットが下手だから」といった、漠然とした括りではありません。もっと具体的で、切実な悩みや、明確な目的意識を持っている、次のようなゴルファーです。

こんなあなたにこそ、マレット型パターは最高の武器になる

  • その日の調子に左右されない、物理法則に基づいた再現性の高いパッティングを手に入れたい人。
  • 打点が多少ズレても、方向性や距離感のロスを最小限に抑えてくれる「保険」のような安心感が欲しい人。
  • 「また外すかも…」というショートパットのプレッシャーや恐怖心から、今すぐにでも解放されたい人(イップス気味の人を含む)。
  • 手先の余計な動きを徹底的に排除し、体幹を使った、ゆったりと大きなリズムのストロークを身につけたい人。
  • 複雑なことを考えず、ヘッドのガイド機能を使って、シンプルにターゲットに構え、シンプルに打ちたい人。

もし、あなたがこの中のどれか一つでも、強く「これだ!」と感じる項目があったなら、マレット型パターは、あなたのゴルフ人生を劇的に、そして良い方向に変えるだけのポテンシャルを間違いなく秘めています。今のパターに少しでも不安や不満があるのであれば、どうか食わず嫌いをせず、ぜひ一度、お近くのゴルフショップで最新のマレット型パターを手に取り、試打してみてください。

その、地面に置いた瞬間にターゲットを向く構えやすさと、まるでヘッドがレールの上を滑るかのように、勝手に真っ直ぐ動いてくれる不思議な感覚に、きっとあなたは驚き、そして感動するはずです。この記事が、長年のグリーン上での悩みからあなたを解放し、スコアメイクを大きく変える最高の一本を見つけ出す、その最初のきっかけになれば、私にとってこれほど嬉しいことはありません。

the19th

40代、ゴルフ歴20年の「ギアオタク」サラリーマンです。ベストスコアは73( HC10)。「シングル」の称号まであと一歩のところで、長年足踏みしています。
「その1打は、ギアで縮まる」を信念に、これまで試打してきたクラブは数知れず。給料のほとんどは最新ギアに消えていきます。
このブログは、20年間こだわり続けた「ギア選び」の記録です。

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